HP ワークステーション メンテナンスおよびサービスガイド
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このガイドについて このガイドでは、お使いのワークステーションのサービスおよびメンテナンス、技術的な詳細、およ び構成ガイダンスについて説明します。 重要: 取り外しと取り付けの手順は、HP の Web サイトのビデオでご覧いただけるようになりま した。 http://www.hp.com/go/sml/ (英語サイト) をご覧ください。 ガイドのトピック 1 ページの「ハードウェアの概要」 20 ページの「システム管理」 56 ページの「コンポーネントの交換についての情報とガイドライン」 76 ページの「診断とトラブルシューティング」 106 ページの「パスワードセキュリティの構成と CMOS のリセット 」 110 ページの「Linux テクニカルノート」 114 ページの「RAID デバイスの構成」 120 ページの「システムボードのコンポーネント名」 注記: お使いのワークステーションについて詳しくは、http://h50146.www5.hp.com/doc/manual/ workstation/hp_workstation.
iv このガイドについて
目次 1 ハードウェアの概要 ............................................................................................................. 1 省スペース型ワークステーションのコンポーネント ................................................................... 1 フロントパネルのコンポーネント .............................................................................. 2 リアパネルのコンポーネント .................................................................................... 3 シャーシコンポーネント ................................................................................
コンピューターセットアップ (F10) ユーティリティ:[Advanced] (詳細設定) ............. 36 デスクトップマネジメント ..................................................................................................... 39 ワークステーションの初期設定と配備 ..................................................................... 40 リモートシステムによるインストール ..................................................................... 40 別のワークステーションへのセットアップ構成のコピー ........................................... 41 ソフトウェアのアップデートと管理 ...........................................................
障害通知および復旧機能 ......................................................................................... 54 ドライブ保護システム ............................................................................. 54 ECC 故障予測 ......................................................................................... 55 温度センサー .......................................................................................... 55 プログラム可能電源ボタン (Windows のみ) .............................................................
タワー型ワークステーションの場合の DIMM の取り付け順序 ..................... 71 電源装置 ................................................................................................................ 72 電源装置の仕様 ....................................................................................... 72 電力消費と熱量 ....................................................................................... 73 電源装置のリセット ................................................................................ 73 システムボード ...................................
USB デバイスへの [HP PC Hardware Diagnostics] (UEFI) のダウンロード ................. 96 診断表示とエラー .................................................................................................................. 96 診断 LED とビープ音の意味 ..................................................................................... 96 LED の色の意味 .................................................................................................... 100 POST エラーメッセージ ...........................................................................
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1 ハードウェアの概要 ここでは、ワークステーションのハードウェアコンポーネントの概要について説明します。 トピック 1 ページの「省スペース型ワークステーションのコンポーネント」 9 ページの「タワー型ワークステーションの各部」 18 ページの「動作環境」 19 ページの「適切な通気の確保」 省スペース型ワークステーションのコンポーネント 省スペース型 (SFF) ワークステーションでサポートされているオプション製品およびコンポーネン トの最新情報については、http://partsurfer.hp.
フロントパネルのコンポーネント 1 オプティカルドライブ 5 マイクまたはヘッドフォンコネク ター (ソフトウェアで選択可能、初期 設定モードはマイク) 2 2 電源ボタン 6 ヘッドフォンコネクター 3 ハードディスクドライブまたはオプ ティカルドライブの状態ランプ 7 別売のメモリカードリーダーまたは オプションのセカンダリハードディ スクドライブ 4 USB 3.0 ポート (×2) 8 USB 2.
リアパネルのコンポーネント 注記: リアパネルのコネクターのラベルには、業界標準のアイコンおよび色が使用されています。 1 PS/2 マウスコネクター 8 電源コードコネクター 2 RJ-45 Ethernet コネクター 9 PS/2 キーボードコネクター 3 デュアルモード DisplayPort (DP+ +) (×3) 10 USB 2.0 ポート (×2) 4 セキュリティロック用スロット 11 シリアルポート (モニター) 5 USB 2.0 ポート (×2) 12 USB 3.
シャーシコンポーネント お使いのワークステーションでサポートされているオプション製品およびコンポーネントの最新情 報については、http://partsurfer.hp.
システムボードコンポーネント 次の図と表は、省スペース型ワークステーションのシステムボードコンポーネントを示したもので す。 I/O 1 デュアルモード DisplayPort 2 SATA 16 電源 22 バッテリ DisplayPort 23 プロセッサー 3 フロントオーディオ 24 フロント電源ボタン/LED 4 フロントスピーカー 25 主電源 5 フロント USB 2.0 17 PCIe3 x16 26 電源 COMM 6 フロント USB 3.0 18 PCIe2 x4 (1) 27 SATA 電源 7 内部 USB 2.0 19 PCIe2 x1 8 内部 USB 3.
9 29 キーボード/マウス 10 ネットワーク/リア USB 2.0 11 パラレル (オプション) 12 リアオーディオ 13 リア USB 2.0/3.
システムボードアーキテクチャー 次の図は、一般的なシステムボードのブロック図を示しています。 注記: PCIe コンポーネント名は、拡張スロットの機械的なコネクターのサイズと電気的な PCIe レー ンの数を示しています。たとえば、x16(4) は、拡張スロットが機械的に x16 の長さのコネクターで あり、4 つの PCIe レーンがサポートされていることを示しています。 省スペース型ワークステーションのコンポーネント 7
ワークステーションの仕様 省スペース型 以下の機能を搭載した Intel シリーズ C226 チップセット ● Intel Xeon Processor E3 v3 ファミリ、最大 95 W の第 3 世代 Intel Core™プロセッサー、また は Intel Pentium®プロセッサーをサポート プロセッサーテ クノロジー ● 内蔵 2 チャネルメモリコントローラー ● マイクロアーキテクチャーの向上 ● 統合グラフィックス (一部モデル) ● 浮動小数点性能を向上させる Advanced Vector Extensions (AVX) ● プロセッサーと I/O コントローラーを接続する Intel DMI2 インターフェイス ● ENERGY STAR®バージョン 5.2 の要件に適合する、240 W、効率 92%の 80PLUS プラチナレ ベル電源装置 電源装置 ● European Union ERP Lot 6 tier 2 の電力制限 0.
省スペース型 以下をサポートします。 ● PCIe Gen3 (PCIe3) バス速度、機械的に PCIe x16 スロットで 2 枚の PCIe Gen2 グラフィック スカードをサポート可能 ● 総使用電力が 45 W を越えない範囲で、複数のグラフィックスカードをサポート ● 統合 Intel HD グラフィックスで、ディスプレイを 2 つまでサポート (プロセッサーの種類に依 存) グラフィックス カード ● 最大 6 つの 2D ディスプレイまたは 4 つの 3D ディスプレイ 注記: サポートされている大部分の Intel Core プロセッサーは、Intel HD グラフィックス 4400/4600 を提供します。末尾が「---5」の識別名を持つモデルの Xeon プロセッサーは、Intel HD グラフィックス P4600 を提供しています。 注記: 4 台以上のディスプレイを使用するには、コンピューターセットアップ (F10) ユーティリ ティを使って統合 Intel HD グラフィックスとディスクリートグラフィックスカードを混在させます (3 台以上のディスプレイ
フロントパネルのコンポーネント 1 2 10 オプティカルドライブ 2 つ目のオプティカルドライブまたは オプションのコンポーネント 6 USB 2.0 (常時給電が有効) ポート (×1) 7 USB 2.0 ポート (×1) 3 スリムオプティカルドライブ 8 USB 3.
リアパネルのコンポーネント 1 電源装置のビルトイン自己診断テスト (BIST) ランプ 2 電源コードコネクター 10 RJ-45 Ethernet コネクター 3 PS/2 キーボードコネクター 11 デュアルモード DisplayPort (DP++) (×2) 4 USB 2.0 ポート (×2) 12 ユニバーサルシャーシクランプ開口部 5 DVI-I コネクター 13 セキュリティロック用スロット 6 USB 3.0 ポート (×2) 14 施錠用ループ 7 マイクコネクター 15 USB 2.
シャーシコンポーネント 以下の図に、標準的なタワー型ワークステーション構成のシャーシコンポーネントを示します。ドラ イブの構成は、モデルによって異なる場合があります。 番号 12 説明 番号 説明 1 サイドアクセスパネル 6 スリムオプティカルドライブ 2 電源装置 7 フロントパネル 3 シャーシ 8 ハードディスクドライブ (HDD) 4 オプティカルドライブ 9 ソリッドステートドライブ (SSD) 5 別売のメディアリーダーまたは セカンダリハードディスクドラ イブ 第 1 章 ハードウェアの概要 10 システムボード
システムボードコンポーネント 次の図と表は、タワー型ワークステーションのシステムボードコンポーネントを示したものです。 I/O SATA 1 デュアルモード DisplayPort 15 2 シングルリンク DVI-I 3 フロントオーディオ 4 フロントスピーカー 16 PCIe2 x4 (1) 5 フロント USB 2.0 17 PCIe3 x16 6 フロント USB 3.
7 内部 USB 2.0 19 PCIe2 x16 (4) 8 内部 USB 3.0 20 PCI 32/33 9 キーボード/マウス 30 CMOS クリアボタン 10 ネットワーク/リア USB 2.0 31 障害回復ジャンパー 11 パラレル (オプション) 32 ME/AMT フラッシュオーバーラ 冷却 29 フードセンサー サービス イド 12 リアオーディオ 21 プロセッサーファン 13 リア USB 2.0/3.
システムボードアーキテクチャー 注記: PCIe コンポーネント名は、拡張スロットの機械的なコネクターのサイズと電気的な PCIe レー ンの数を示しています。たとえば、x16(4) は、拡張スロットが機械的に x16 の長さのコネクターで あり、4 つの PCIe レーンがサポートされていることを示しています。 タワー型ワークステーションの各部 15
ワークステーションの仕様 タワー型 以下の機能を搭載した Intel シリーズ C226 チップセット プロセッサーテ クノロジー ● Intel Xeon Processor E3 v3 ファミリまたは最大 95 W の第 3 世代 Intel Core プロセッサー ● 内蔵 2 チャネルメモリコントローラー ● マイクロアーキテクチャーの向上 ● 統合グラフィックス (一部モデル) ● 浮動小数点性能を向上させる Advanced Vector Extensions (AVX) ● プロセッサーと I/O コントローラーを接続する Intel DMI2 インターフェイス ● ENERGY STAR バージョン 5.2 の要件に適合する、400 W、効率 92%の 80PLUS プラチナレベ ル電源装置 電源装置 メモリテクノロ ジー 16 第 1 章 ● European Union ERP Lot 6 tier 2 の電力制限 0.
タワー型 以下をサポートします。 ● PCIe Gen3 (PCIe3) バス速度、機械的に PCIe x16 スロットで 2 枚の PCIe Gen2 グラフィック スカードをサポート可能 ● 総使用電力が 150 W を越えない範囲で、複数のグラフィックスカードをサポート ● 統合 Intel HD グラフィックスで、ディスプレイを 2 つまでサポート (プロセッサーの種類に依 存) グラフィックス カード ● 最大 6 つの 2D ディスプレイまたは 4 つの 3D ディスプレイ 注記: サポートされている大部分の Intel Core プロセッサーは、Intel HD グラフィックス 4400/4600 を提供します。末尾が「---5」の識別名を持つモデルの Xeon プロセッサーは、Intel HD グラフィックス P4600 を提供しています。 注記: 4 台以上のディスプレイを使用するには、コンピューターセットアップ (F10) ユーティリ ティを使って統合 Intel HD グラフィックスとディスクリートグラフィックスカードを混在させます (3 台以上のディスプレイを
動作環境 動作時:5~35℃ (40~95°F) 温度 非動作時:-40~60℃ (-40~140°F) 注記: 1,524 m (5,000 フィート) を超えたら、高度 305 m (1,000 フィート) ごとに 1°C (1.8°F) 下がります。 動作時:8%~85%相対湿度 (RH)、結露なきこと 湿度 非動作時:8%~90%相対湿度 (RH)、結露なきこと 動作時:0~3,048 m (10,000 フィート) 高度 非動作時:0~9,144 m (30,000 フィート) 動作時:正弦半波:40g、2~3 ms (~62 cm/sec) 非動作時: 衝撃 ● 正弦半波:160 cm/s、2~3 ms (~105 g) ● 方形波:422 cm/s、20 g 注記: 値は 1 回の衝撃に対するものであり、繰り返し衝撃に対しては当てはまりません。 動作時ランダム:0.5g (rms)、5~300 Hz (最大 0.0025 g²/Hz) 振動 非動作時:ランダム:2.0g (rms)、5~500 Hz (最大 0.
適切な通気の確保 適度な通気はワークステーションの動作にとって重要です。以下のガイドラインをよくお読みくだ さい。 ● ワークステーションは安定した平らな場所で操作してください。 ● ワークステーションの前後に 15 cm 以上の空間を確保してください(ワークステーションのモデ ルによって外観等は異なります)。 ● 周囲温度がこのガイドに記載されている環境の仕様の範囲内にあることを確認してください。 注記: 周囲温度の上限である 35°C (95°F) は、高度 1524 m (5000 フィート) までのみ有効 です。1524 m を超えると、304.8 m ごとに 1.
2 システム管理 ここでは、ワークステーションのシステム管理を可能にする各種ツールとユーティリティについて、 次の項目を説明します。 トピック 20 ページの「電源管理およびパフォーマンス機能」 22 ページの「BIOS ROM」 22 ページの「コンピューターセットアップ (F10) ユーティリティ」 39 ページの「デスクトップマネジメント」 電源管理およびパフォーマンス機能 ERP 準拠モード このワークステーションは、ERP 準拠モードに対応しています。 有効にすると、できるだけ最小限の電力状態になるようにワークステーションがシャットダウンされ ます。その後、ワークステーションを起動するには、電源ボタンを押す必要があります。 「ウェイク オン LAN」機能が無効になることは、ERP 準拠モードを有効にした結果の 1 つです。 無効にすると、従来どおりの状態でワークステーションの電源が切れます。 1. 起動中に F10 キーを押します。 2.
ハイパースレッディングテクノロジー (HTT) このワークステーションは、処理を並列化 (複数のタスクを一度に実行) することでプロセッサーパ フォーマンスを向上させる、インテル固有のテクノロジーである HTT をサポートしています。 オペレーティングシステムは、HTT 対応プロセッサーを 2 つの仮想的なプロセッサーとして扱い、可 能な場合はワークロードをプロセッサー間に分配します。この機能では、オペレーティングシステム が複数のプロセッサーをサポートしていることが必要であり、HTT 用に特に最適化されている必要が あります。 HTT を有効にするには、コンピューターセットアップ (F10) ユーティリティを使用します。 お使いの CPU で HTT がサポートされているかどうかを確認するには、http://www.hp.
NUMA では、両方のプロセッサーソケットにプロセッサーを取り付ける必要があります。最大限のパ フォーマンスを得るためには、取り付けるメモリを両方のプロセッサーで均等にします。 NUMA は、メモリノードインターリーブがシステム BIOS で無効になっている場合に有効になりま す。そのためには、起動中に F10 キーを押し、コンピューターセットアップ (F10) ユーティリティ を開始します。[Advanced] (詳細設定) → [Chipset/Memory] (チップセット/メモリ) の順に 選択します。矢印キーを使用して、[Memory Node Interleave] (メモリノードインターリーブ) を [Disable] (無効) に設定します。メニューを終了するには、F10 キーを押し、[File] (ファイル) → [Save Changes and Exit] (変更を保存して終了) の順に選択します。変更した内容は、次回 ワークステーションを起動したときに有効になります。 BIOS ROM BIOS ROM には、ファームウェア (機械語アプリケーション) が格納されています。ここには、
● 会社によって割り当てられたアセットタグまたは資産 ID 番号の設定 ● システムの起動時だけではなく、再起動時の電源投入時パスワード入力画面の有効化 ● セットアップパスワードの設定。セットアップパスワードは、コンピューターセットアップ (F10) ユーティリティ、およびこのガイドで説明する設定にアクセスする場合に使用します。 ● シリアルコネクター、USB コネクター、パラレルコネクター、オーディオ、内蔵 NIC (ネット ワークインターフェイスコントローラー) などの内蔵 I/O 機能の使用禁止/許可の設定 ● リムーバブルメディアからの起動の有効/無効の設定 ● POST で検出されて自動修復できなかったシステム構成のエラーの解決 ● システムのセットアップ情報の複製。システムの設定情報を USB デバイスに保存して、1 台以上 のワークステーションにコピーすることができます。 ● 特定の ATA ハードディスクドライブのセルフテストの実行 (ドライブでサポートされている場 合) ● ドライブロックセキュリティの有効/無効の設定 (ドライブでサポートされている場合)
注意: コンピューターセットアップ (F10) ユーティリティによる変更を保存している間は、ワーク ステーションの電源を切らないでください。CMOS の不揮発性記憶領域の内容が破壊される場合が あります。コンピューターセットアップ (F10) ユーティリティの終了後にのみ、安全にワークステー ションの電源を切ることができます。 説明 表 File (ファイル) 24 ページの「コンピューターセットアップ (F10) ユーティ リティ:[File] (ファイル)」 26 ページの「コンピューターセットアップ (F10) ユーティ Storage (ストレージ) リティ:[Storage] (ストレージ)」 28 ページの「コンピューターセットアップ (F10) ユーティ Security (セキュリティ) リティ:[Security] (セキュリティ)」 34 ページの「コンピューターセットアップ (F10) ユーティ Power (電源) リティ:[Power] (電源)」 36 ページの「コンピューターセットアップ (F10) ユーティ Advanced (詳細設定) リティ:[Adv
About (バージョン情報) 著作権情報を表示します。 Set Time and Date (日 システムの時刻と日付を設定できます。 付と時刻) Flash System ROM (フ リムーバブルメディアに収録された BIOS イメージファイルを使用してシステム ROM を更新で ラッシュシステム ROM) きます。 Replicated Setup (複製 Save to Removable Media (リムーバブルメディアに保存) セットアップ) フォーマットされた USB フラッシュメディアデバイスにシステム設定値を保存します。 Restore from Removable Media (リムーバブルメディアから復元) USB フラッシュメディアデバイスに保存されているシステム設定値を復元します。 Default Setup (初期設定 値の設定) Save Current Settings as Default (現在の設定を初期設定値として保存) 現在のシステム構成の設定を初期設定として保存します。 Restore Factory Settings as Defau
コンピューターセットアップ (F10) ユーティリティ:[Storage] (ストレージ) 注記: コンピューターセットアップ (F10) ユーティリティのオプションは、ハードウェアの構成に よって異なる場合があります。 オプション 説明 Device Configuration 取り付けられているストレージデバイスのうち、BIOS で制御されるものをすべて表示します。 (デバイス構成) デバイスを選択すると、そのデバイスに関する詳細情報およびオプションが表示されます。以下 のような項目が表示されます。 ● Hard Drive (ハードディスクドライブ):サイズ、モデル、ファームウェアのバージョン、 シリアル番号、およびコネクターの色です。 Translation mode (変換モード) (ATA ディスクのみ) デバイスで使用する変換モードを選択します。これによって BIOS は、他のシステム上で パーティション分割およびフォーマットされたディスクにアクセスできます。これは、旧 バージョンの UNIX (SCO UNIX バージョン 3.
Storage Options (スト レージオプション) eSATA Port (eSATA ポート) SATA ポートを eSATA ポートとして設定して、外付けドライブで使用できるようにします。初期 設定では有効になっています。 この設定が反映されるのは、システムボード上にある「eSATA」というラベルが貼られた、黒色 のコネクターが付いたポートのみです。このポートには、eSATA ドライブを使用するために eSATA バックパネルコネクターが取り付けられています。詳細は、http://www.hp.
Boot Order (起動順序) 以下の項目を設定します。 ● EFI Boot Sources (EFI ブートソース):EFI ブートソース (内蔵ハードディスクドライブ、 USB ハードディスクドライブ、USB オプティカルドライブ、内蔵オプティカルドライブなど) に起動可能なオペレーティングシステムのイメージがあるかどうかをチェックする順序を指 定します。一覧上の各デバイスは、起動可能オペレーティングシステムのソースとして個別 にチェック対象から除外したり、チェック対象に含めたりできます。 EFI ブートソースは、レガシーブートソースより常に優先されます。 ● Legacy Boot Sources (レガシーブートソース):レガシーブートソース (ネットワークイ ンターフェイスカード、内蔵ハードディスクドライブ、USB オプティカルドライブ、内蔵オ プティカルドライブなど) に起動可能なオペレーティングシステムのイメージがあるかどう かをチェックする順序を指定します。一覧上の各デバイスは、起動可能オペレーティングシ ステムのソースとして個別にチェック対象から除外したり、チェック対象に含めた
Password Options (パ 以下の項目を有効または無効にできます。 スワードオプション) ● (電源投入時パスワード またはセットアップパ スワードが設定されて いる場合にのみ表示さ れます) Lock Legacy Resources (レガシーリソースをロック):Windows のデバイスマネージャーに よるシリアルおよびパラレルポートのリソース設定の変更を許可するかどうかを決定しま す。 ● Stringent security (厳重なセキュリティ):厳重なパスワードを有効にすると、システムボード 上のジャンパーを動かしてパスワードをリセットすることができなくなります。初期設定で は無効になっています。 注意: 厳重なセキュリティ機能を有効にしている場合に、セットアップパスワードまたは 電源投入時パスワードを忘れてしまうと、ワークステーションはアクセス不能となり、二度 と使用できなくなります。 パスワードをなくしたり忘れたりした場合は、システムボードを交換する必要があります。 このような事態は保証の対象外です。 ワークステーションが恒久的に使用不能にならないようにするため、設
USB Security (USB セ 次のデバイスで [Enabled] (有効)/[Disabled] (無効) を設定できます (初期設定では有効になって キュリティ) います)。 ● Front USB Ports (フロント USB ポート) ● Rear USB Ports (リア USB ポート) ● Accessory USB Ports (オプション製品用 USB ポート) Slot Security (スロット スロットごとに [Option ROM Download] (オプション ROM のダウンロード) の有効/無効を設 のセキュリティ) 定できます。不要なオプション ROM のダウンロードを無効にすることで、限られた Option ROM スペースを上手に管理できます。PCIe 周波数を Gen1、Gen2、Gen3 に制限します。スロットを Gen1、Gen2、または Gen3 周波数で動作させます。 Network Boot (ネット ワークブート) ネットワークサーバーにインストールされたオペレーティングシステムからワークステーション を起動する機
System Security (システ ● ムセキュリティ) (これ らのオプションはハー ドウェアに依存します) Data Execution Prevention (データ実行防止):有効/無効に設定します。オペレーティングシ ステムのセキュリティの侵害を防止できます。初期設定では有効になっています。 ● SVM CPU Virtualization (SVM CPU 仮想化):有効/無効に設定します。プロセッサーの仮想 化機能を制御します。この設定を変更するには、ワークステーションの電源を切ってから再 び電源を入れる必要があります。初期設定では無効になっています。 ● Virtualization Technology (VTx) (仮想化技術 (VTx)):有効/無効に設定します。プロセッサー の仮想化機能を制御します。この設定を変更するには、ワークステーションの電源を切って から再び電源を入れる必要があります。初期設定では無効になっています。 ● Virtualization Technology Directed I/O (VTd) (I/O 仮想化技術 (VTd)):有効/無
System Security (システ ムセキュリティ) (続き) OS Management of Embedded Security Device (OS による内蔵セキュリティデバイス管理):有 効/無効に設定します。このオプションを設定すると、内蔵セキュリティデバイスの OS による制 御を制限できます。初期設定では有効になっています。[Trusted Execution Technology] を有効に すると、このオプションは自動的に無効になります。 ● Reset of Embedded Security Device through OS (OS による内蔵セキュリティデバイスの リセット):有効/無効に設定します。このオプションを使用すると、内蔵セキュリティデバ イスの工場出荷時設定へのリセットを要求するオペレーティングシステムの機能を制限でき ます。初期設定では無効になっています。 注記: ます。 ● このオプションを有効にするには、セットアップパスワードを設定する必要があり No PPI provisioning (物理的介入のないプロビジョニング) (Windows 8 の
替のオペレーティングシステムを使用できるようになります。[HP Keys] を選択する と、プリロードされた HP 固有のブートキーを使用してワークステーションが起動され ます。初期設定では [HP Keys] になっています。 ● Fast Boot (高速起動):有効/無効に設定します。高速起動を使用すると、オペレーティング システムがロードされる前に F キーを押して項目にアクセスする機能など、起動を中断する 機能を無効にできます。初期設定では無効になっています。 注記: Windows 8 は、重大なエラーを検出すると、ブートプロセスを自動的に中断し、詳 細なブートオプションを表示します。 スタート画面で Shift キーを押しながら [再起動] を選択してデバイスを起動するか、ワー クステーションのトラブルシューティングを行うことができます。 コンピューターセットアップ (F10) ユーティリティ 33
コンピューターセットアップ (F10) ユーティリティ:[Power] (電源) 注記: コンピューターセットアップ (F10) ユーティリティの [Power] オプションは、ハードウェ アの構成によって異なる場合があります。 オプション 説明 OS Power ● Management (OS 電源 Runtime Power Management (実行時の電源管理):有効/無効に設定します。現時点でロード されているソフトウェアがプロセッサーの最大能力を必要としない場合に、特定のオペレー ティングシステムでプロセッサーの電圧および周波数を下げることができます。初期設定で は有効になっています。 管理) ● Idle Power Savings (アイドル時省電力):[Extended] (拡張)/[Normal] (通常) に設定します。 プロセッサーがアイドル状態のときに、特定のオペレーティングシステムでプロセッサーの 電力消費量を下げることができます。初期設定では [Extended] になっています。 ● ACPI S3 PS2 Mouse Wake Up (ACPI S3 P
Hardware Power ● Management (ハード ウェア電源管理) SATA Power Management (SATA 電源管理):SATA バスおよびデバイスの電源管理を有効/ 無効に設定します。初期設定では有効になっています。 ● S5 Maximum Power Savings (S5 最大省電力):システムがオフになっているときに重要でな いすべてのハードウェアの電源をオフにし、0.
コンピューターセットアップ (F10) ユーティリティ:[Advanced] (詳細設定) 注記: コンピューターセットアップ (F10) ユーティリティでサポートされる機能は、お使いのハー ドウェアの構成によって異なる場合があります。 オプション 説明 Power-On Options (電 以下の項目を設定します。 源投入時オプション) ● POST messages (POST メッセージ):有効/無効に設定します。この機能を使用すると、シス テムから POST のエラーメッセージが表示されます。このエラーメッセージは、ワークス テーションの起動中に BIOS で何らかの問題が発生した場合、電源投入時のセルフテスト中 にモニターに表示されます。POST のエラーメッセージが表示されるのは、ワークステーショ ンがこの段階まで起動できる場合のみです。POST がこの段階になる前にエラーを検出した 場合は、代わりにビープコードが生成されます。初期設定では無効になっています。 ● [Press ESC for Startup Menu] (Esc キーを押して [スタートアップメニュー] を表示
BIOS Power-On (BIOS この機能を使用すると、ワークステーションが自動的に起動する時間を指定できます。 電源投入) Onboard Devices (オン ボードデバイス) レガシーデバイスのリソースを設定したり無効に設定したりできます。 レガシーデバイスの IRQ、DMA、および I/O 範囲を選択します。一部のオペレーティングシステ ムではこの設定が有効にならない場合があります。オペレーティングシステムからデバイスを認 識できないようにするには、[Security] (セキュリティ) → [Device Security] (デバイスセキュリ ティ) を参照してください。 Bus Options (バスオプ ション) 以下の項目を有効/無効に設定できます。 ● PCI SERR# Generation (PCI SERR#生成):有効/無効に設定します。初期設定では有効になっ ています。 ● PCI VGA Palette Snooping (PCI VGA パレットスヌーピング):有効/無効に設定します。PCI コンフィギュレーションスペースに VGA パレットスヌーピン
Slot Settings (スロッ トの設定) スロットごとに [Option ROM Download] (オプション ROM のダウンロード) の有効/無効を設 定できます。不要なオプション ROM のダウンロードを無効にすることで、限られた Option ROM スペースを上手に管理できます。PCIe 周波数を Gen1、Gen2、Gen3 に制限します。スロットを Gen1、Gen2、または Gen3 周波数で動作させます。 VGA Configuration アドインのビデオカードがシステムにある場合にのみ表示されます。VGA コントローラーのブー (VGA コンフィギュレー トまたはプライマリ VGA コントローラーの設定を行います。 ション) Management Operations (管理操作) 以下の項目を設定します。 ● AMT:有効/無効に設定します。AMT (Active Management Technology) など組み込まれた ME (Intel Management Engine) の機能を有効/無効に設定できます。無効に設定すると、ME は一時的に無効状
● ● ◦ PCI Bus:Device:Function (PCI バス:デバイス:機能) ◦ Link Status (リンクステータス):有効/無効に設定します。 ◦ Factory MAC Address (工場出荷時 MAC アドレス) NIC Configuration (NIC 構成) ◦ Link Speed (リンク速度) ◦ Wake on LAN (ウェイクオン LAN):有効/無効に設定します。 Blink LEDs (ランプの点滅):0~15 秒の範囲に設定します。 デスクトップマネジメント ここでは、ワークステーションの管理機能と主要コンポーネントについての概要を説明します。 トピック 40 ページの「ワークステーションの初期設定と配備」 40 ページの「リモートシステムによるインストール」 41 ページの「別のワークステーションへのセットアップ構成のコ ピー」 41 ページの「ソフトウェアのアップデートと管理」 42 ページの「HP Client Management Solutions」 42 ページの「Altiris Client Managemen
ワークステーションの初期設定と配備 ワークステーションには、システムソフトウェアイメージがプリインストールされています。簡単な ソフトウェアのバンドル解除を行うと、すぐにワークステーションを使用できます。 プリインストールされたソフトウェアイメージの代わりに、任意のシステムやアプリケーションをイ ンストールしたい場合は、以下の方法でカスタマイズしたソフトウェアイメージを配備できます。 ● プリインストールされたソフトウェアイメージをバンドル解除した後、追加するアプリケーショ ンソフトウェアをインストールする。 ● 別のワークステーションのハードディスクドライブの内容を複製し、対象のワークステーション のハードディスクドライブにコピーする。 ハードディスクドライブベースの HP Recovery Manager、ROM ベースのセットアップ、および ACPI 対応ハードウェアにより、システムソフトウェアのリカバリ、構成管理、トラブルシューティング、 および電力管理機能が利用できます。 このガイドで説明されている各機能は、ワークステーションのモデルまたはソフトウェアバージョン によって異なる場合があります
別のワークステーションへのセットアップ構成のコピー ここでは、ワークステーションのセットアップの複製について説明します。 注意: セットアップ構成情報はモデルに固有になっています。コピー先とコピー元のワークステー ションのモデルが異なっていると、ファイルシステムが破壊されることがあります。 セットアップ構成をコピーするには、以下の操作を行います。 1. コピーするセットアップ設定情報を選択し、次にワークステーションを再起動します。 2. ワークステーションを起動または再起動したら、すぐに F10 キーを押し、コンピューターセッ トアップ (F10) ユーティリティが起動されるまで押し続けます。必要に応じて、Enter キーを押 してタイトル画面をスキップします。 注記: 適切なタイミングで F10 キーを押せなかった場合は、ワークステーションを再起動し、 もう一度 F10 キーを押してユーティリティにアクセスします。 PS/2 キーボードを使用している場合は、キーボードエラーメッセージが表示されることがあり ますが、無視してください。 3.
HP Client Management Solutions HP Client Management Solutions (CMS) (http://www.hp.
System Software Manager System Software Manager (SSM) は、複数のシステムに対してシステムレベルのソフトウェアを同時 にアップデートできる、Windows ベースのワークステーションのユーティリティです。SSM を PC ク ライアントシステムで実行すると、SSM はハードウェアとソフトウェアのバージョンを検出し、ファ イルストアと呼ばれる中央リポジトリからソフトウェアを選択してアップデートします。SSM でサ ポートされているドライバーのバージョンは、ドライバーのダウンロード Web サイト、およびサポー トソフトウェア CD に独自のアイコンで示されています。 ユーティリティのダウンロードと SSM の詳細情報については、http://www.hp.
ブートブロックによって無効なシステム ROM が検出されると、ワークステーションの電源 LED は、 8 回赤く点滅し、8 回ビープ音が鳴った後、ワークステーションが 2 秒間停止します。モデルによっ ては、Boot Block Recovery (ブートブロックリカバリ) モードのメッセージが表示されます。 システムリカバリの準備として、SoftPaq の BIOS CD メディアファイルを使用し、BIOS イメージ CD または USB キーを作成します。 FailSafe Boot Block (フェイルセーフブートブロックリカバリ) モードからのワークス テーションの復元 Boot Block Recovery (ブートブロックリカバリ) モードに入り、以下の操作を行ってシステム ROM を復元します。 1. オプティカルディスクドライブから、USB キーやディスクなどのメディアを取り外します。 2. BIOS イメージ CD を DVD ドライブに挿入するか、HP DriveKey などの USB BIOS イメージフ ラッシュドライブを USB ポートに挿入します。 3.
さらに、HP では、ワークステーションとデータを不正なアクセスから保護するための機能を提供して います。 ● HP ProtectTools Embedded Security は、データへの不正アクセスを防止し、システムの完全性を チェックし、システムにアクセスしようとしている第三者ユーザーを認証します。 ● ProtectTools やスマートカバーセンサー (サイドアクセスパネルセンサー) などのセキュリティ 機能は、データやワークステーションの内部コンポーネントに対する不正アクセスの防止に有用 です。 ● パラレルポート、シリアルポート、USB ポートを無効にしたり、リムーバブルメディアのブート 機能を無効にしたりすることにより、貴重なデータ資産を保護できます。 ● メモリ脱着センサーとサイドアクセスパネルセンサー (スマートカバーセンサー) からの警告 は、予防目的の通知としてシステム管理アプリケーションに転送可能で、ワークステーションの 内部コンポーネントへの不正アクセスを防止することができます。 ProtectTools、スマートカバーセンサー、およびサイドアクセスパネルソレノイ
警告! DriveLock (ドライブロック) を有効にして、マスターパスワードを見失ったり、忘れたりす ると、SATA ハードディスクドライブは永久にアクセス不能になります。パスワードを復元したり、 データにアクセスしたりする方法はありません。 DriveLock (ドライブロック) は、コンピューターセットアップ (F10) ユーティリティに拡張機能とし て実装されています。DriveLock (ドライブロック) は、ATA Security コマンドセットをサポートして いるハードディスクドライブが検出された場合にだけ使用可能です。HP ワークステーションでは、 SATA エミュレーションモードを RAID+AHCI または RAID に設定している場合には使用できません。 DriveLock (ドライブロック) は、データのセキュリティを最重視するお客様のために用意されていま す。このようなお客様にとっては、内容に不正にアクセスされることによって生じる損害を考えれ ば、ハードディスクドライブやそこに格納されているデータを失わないようにするための手間は問題 ではありません。 このセキュリティレベルと、パ
コンピューターセットアップ (F10) ユーティリティと DriveLock (ドライブロック) へのアクセスは、 セットアップパスワードで制限することができます。セットアップパスワードを設定し、それをユー ザーには知らせないようにすることで、システム管理者はユーザーには DriveLock (ドライブロック) を有効にさせないようにすることができます。 ドライブロックの使用法 ATA Security コマンドセットをサポートするハードディスクドライブが検出されると、コンピュー ターセットアップ (F10) ユーティリティメニューの [Security] (セキュリティ) メニューに、 [DriveLock] (ドライブロック) が表示されます。マスターパスワードを設定したり、DriveLock (ドライ ブロック) を有効にしたりするためのオプションが表示されます。DriveLock (ドライブロック) を有 効にするには、ユーザーパスワードの入力が必要です。DriveLock (ドライブロック) の初期設定は通 常システム管理者が行うので、最初にマスターパスワードを設定するのが望ましいです。 システム管
5. [Enable/Disable Drive Lock] (ドライブロックを有効/無効に設定) オプションで、[Enable] (有 効) を選択し、F10 キーを押して、特定のドライブの DriveLock (ドライブロック) を有効にしま す。 注記: DriveLock (ドライブロック) のマスターパスワードを設定するには、[Master] (マス ター) を選択します。 注意: DriveLock (ドライブロック) のパスワードを忘れると、ドライブは使用不能になります。 6. 新しいユーザーパスワード (1~32 文字) を入力し、F10 キーを押して確認します。 7. [Enter New Password Again] (新しいパスワードを再入力) フィールドで、もう一度パスワード を入力します。このパスワードを忘れると、ドライブは永久に使用不能になります。 8.
ネットワーク全体のセットアップパスワードを設定すれば、システム管理者は Power-On Password (電源投入時パスワード) を知らなくてもネットワーク上のすべてのシステムにログインでき、メンテ ナンスを実行できます。 コンピューターセットアップ (F10) ユーティリティを使用したセットアップパスワードの設定 コンピューターセットアップ (F10) ユーティリティを使用してセットアップパスワードを設定する ことにより、パスワードを入力するまではワークステーションの再構成 (コンピューターセットアッ プ (F10) ユーティリティを使用) ができないようになります。 コンピューターセットアップ (F10) ユーティリティメニューでセットアップパスワードを設定する には、以下の操作を行います。 1. ワークステーションの電源を入れるか再起動します。 2.
時パスワード) を設定する必要があります。このオプションを使用すると、Power-On Password (電源 投入時パスワード) の入力を求めずにワークステーションを起動できますが、Power-On Password (電 源投入時パスワード) を入力するまでキーボードおよびマウスはロックされます。システムがロック モードの場合、キーボード LED の点灯が次々に移っていきます。 コンピューターセットアップ (F10) ユーティリティメニューで Password (電源投入時パスワード) を設定するには、以下の操作を行います。 1. ワークステーションの電源を入れるか再起動します。 2.
セットアップパスワードを入力するには、以下の操作を行います。 1. ワークステーションを再起動します。 2. ワークステーションの電源が入ったら、すぐに F10 キーを押し、コンピューターセットアップ (F10) ユーティリティが起動されるまで押し続けます。必要であれば、Enter キーを押すと、タ イトル画面をスキップできます。 適切なタイミングで F10 キーを押せなかった場合は、ワークステーションを再起動し、もう一度 F10 キーを押してユーティリティにアクセスします。 PS/2 キーボードを使用している場合は、キーボードエラーメッセージが表示されることがあり ますが、無視してください。 3.
Power-On Password (電源投入時パスワード) とセットアップパスワードは、コンピューターセット アップ (F10) ユーティリティの [Security] (セキュリティ) オプションを使っても変更できます。 Power-On Password (電源投入時パスワード) またはセットアップパスワードの削除 Power-On Password (電源投入時パスワード) またはセットアップパスワードを削除するには、以下の 操作を行います。 1. ワークステーションの電源を入れるか再起動します。 2.
* 言語 区切り記号 言語 区切り記号 言語 区切り記号 ドイツ語 - ポルトガル語 - U.S.
3. [Security] (セキュリティ) → [Smart Cover] (スマートカバー) → [Cover Removal Sensor] (カバー取り外しセンサー) の順に選択し、画面の説明に沿って操作します。 4.
ECC 故障予測 ワークステーションは、過大な数の ECC (Error Checking and Correcting) メモリエラーを検出する と、ローカルに警告メッセージを表示します。このメッセージにはエラーを起こした DIMM に関する 情報が含まれているので、致命的なメモリエラーが発生する前に対策を講じることができます。この ワークステーションには ECC DIMM が標準装備されています。 温度センサー HP ワークステーションには複数の温度センサーがあり、許容内の効率的なシャーシ温度を維持できる ように、ワークステーションのファンを制御します。 プログラム可能電源ボタン (Windows のみ) ACPI (Advanced Configuration and Power Interface) が有効な場合、電源ボタンをカスタマイズし て、電源を停止する代わりに、ワークステーションをスリープモード (省電力状態) または休止モード (極省電力状態) になるように指定できます。この機能を使えば、アプリケーションを終了しないでス タンバイし、データを損失することなく同じ動作状態に復帰できます。
3 コンポーネントの交換についての情報と ガイドライン この章では、取り外しおよび交換手順についての警告、注意、情報、ガイドラインについて説明しま す。順を追った手順については説明していません。 重要: 取り外しと取り付けの手順は、HP の Web サイトのビデオでご覧いただけるようになりま した。 HP Customer Self Repair Services Media Library (http://www.hp.
警告! 操作する人の健康を損なわないようにするため、『快適に使用していただくために』をお読 みください。正しい作業環境の整え方や、作業をする際の姿勢、および健康上/作業上の習慣につい て説明しており、さらに、重要な電気的/物理的安全基準についての情報も提供しています。このガ イドは、HP の Web サイト http://www.hp.
静電放電 (ESD) の影響 発生する静電気量 静電放電 (ESD) により発生する静電気量は、作業者の行動によって異なります。また、静電気は 湿度が低いほど増加します。 注意: 静電気量 700 ボルトで製品が劣化することがあります。 相対湿度 イベント ESD (静電気放電) による装置の損傷防 止 身体の接地方法と装 置 55% 40% 10% カーペット上の歩行 7,500 V 15,000 V 35,000 V ビニールの床上の歩行 3,000 V 5,000 V 12,000 V ベンチ作業者の動作 400 V 800 V 6,000 V PCB からバブルパックを取り出す 7,000 V 20,000 V 26,500 V 発泡プラスチック内張りの箱に PCB を詰める 5,000 V 11,000 V 21,000 V 多くの電子部品は、ESD (静電気放電) 対策が必要です。回路設計と構造によって、影響を受ける 度合いが異なります。電子コンポーネントとアクセサリの損傷を避けるには、以下の梱包と接地 の予防措置を取る必要があります。 ●
静電シールド材 静電気を防止するた めの作業エリアの接 地 各静電シールド材で可能な保護レベルは以下のとおりです。 ● ● ● 方法 電圧 静電防止プラスチック 1,500 V カーボン入りプラスチック 7,500 V メタライズラミネート 15,000 V 作業台の上を静電気拡散性材で覆いま す。作業台の上に接続したアースバンド と、適切に接地された工具および機器を 使用します。 静電気拡散性材のマット、フットスト ラップ、またはエアーイオナイザーを 使ってさらに保護を確実にします。 静電気に弱いコンポーネント、部品、お よびアセンブリは、ケースまたは PCB ラ ミネートに入れて取り扱います。必ず、 静電気の発生しない作業エリアで作業し ます。 推奨する ESD (静電 気放電) 防止材と機 器 ● 電源と入力信号を切断した後、コネクターや テスト装置の挿入や取り外しを行います。 ● 治工具を拡散性の表面に直接接触させざる を得ない場合は、静電防止型のものを使用し ます。 ● 作業エリアには、アセンブリの周りに使われ ているプラスチックや発泡スチロールなど の導電
重要: 取り外しと取り付けの手順は、HP の Web サイトのビデオでご覧いただけるようになりま した。 HP Customer Self Repair Services Media Library (http://www.hp.
● ヒートシンクのような熱源部と直接触れないよう、ケーブルを離してください(一部のエアフ ローガイドには、ヒートシンク周りに安全にケーブルを配置するためのケーブルガイドがありま す)。 ● 拡張カードや DIMM の上面にケーブルを詰め込まないでください。回路カードと DIMM には過 度の圧力をかけないようにしてください。 ● コンポーネントが通常の位置より下がったときに、ケーブルが切断されたり妨害されたりしない ように、電源装置やドライブケージなど、可動部や回転部にはケーブルを配置しないでくださ い。 ● どのような場合でも、ケーブルを曲げたりねじったりしないでください。ケーブルを強く曲げな いでください。きつく折り曲げると内部のワイヤが断線するおそれがあります。 ● SATA データケーブルは、折り曲げたときの半径が 30mm (1.
注意: CPU を取り外すか交換するときは、次の注意事項に従ってください。 — 2 番目の CPU を取り付ける場合、最初の CPU と同じタイプである必要があります。 — ワークステーションがオフの場合でも、内部コンポーネントは通電している場合があります。機器 の損傷を防ぐため、コンポーネントを取り外したり取り付けたりするときは、まずワークステーショ ンの電源コードを抜いてください。 — CPU ソケットの接点とパッド部は非常に壊れやすい部分です。CPU ソケットの接点と CPU の下の 金色のパッド部には触らないでください。CPU の取り扱いには十分に注意し、取り扱うときは端を持 ちます。 — CPU ソケットの接点は非常に壊れやすく曲がりやすい部分です。ソケットに CPU を取り付けると きは、接点が折れ曲がらないように十分に注意してください。 — プロセッサーを適切に取り付けないと、システムボードが損傷するおそれがあります。プロセッ サーの取り付けについては、認定された販売代理店またはサービスプロバイダーに相談してくださ い。自分でプロセッサーを取り付ける場合は、作業開始前に、取り外しと取り付けに関す
● カードは、そのインターフェイステクノロジーと最も適合するスロットに挿入します。 ◦ PCIe Gen1 x16 または PCIe Gen1 x8 カードは、PCIe Gen3 x16 スロットに挿入します。 ◦ PCIe Gen1 x4 カードは、PCIe Gen2 x4 スロットに挿入します。 ◦ PCIe Gen1 x1 カードは、PCIe Gen2 x1 スロットに挿入します。 ◦ PCI カードは、PCI スロットに挿入します。 ◦ 可能であれば、PCIe x1 カードは、x1 スロットに挿入します。 ● 熱が効率的に放散するように、カード同士の距離はできるだけ空けてください (特にグラフィッ クスカード)。 ● 最大の運用効率を得るため、次の基準に基づいてスロットを選択します。 ● ◦ 電気的に PCIe カードレーンの数と一致するスロット (たとえば、x1 スロットに x1 カード を挿入します)。 ◦ 電気的にレーンの数が多いスロット ◦ レーンの数が少ない場合、カードのレーン数に最も近いスロット(たとえば、x16 カードを x4 スロットに、x4
省スペース型ワークステーションのスロットの識別と説明 すべてのスロットの合計消費電力は、合計システム電力を超えず、構成の制限に従う必要がありま す。 スロット タイプ 機械的互換性 電気的互換性 1 PCIe2x16(4) x16 x4 2 PCIe2x1 x1 x1 3 PCIe2x4(1) x4 x1 4 PCIe3x16 x16 x16 注記: PCIe コンポーネント名は、拡張スロットの機械的なコネクターのサイズと電気的な PCIe レー ンの数を示しています。たとえば、x16(4) は、拡張スロットが機械的に x16 分の長さのコネクター であり、4 つの PCIe レーンがサポートされていることを示しています。 64 第 3 章 コンポーネントの交換についての情報とガイドライン
省スペース型ワークステーションの推奨取り付け順序 取り付 け順序 1 2 カードの説明 (PCIe3x16) スロット 1 スロット 2 スカード ここのみ 3 PCIe オーディオカード 1 番目 2 番目 4 PCIe NIC カード 1 番目 2 番目 5 PCIe 1394a カード 1 番目 2 番目 6 セカンドシリアルポート キット 1 番目 2 番目 7 パラレルポートキット 1 番目 2 番目 8 eSATA バルクヘッドキット 1 番目 2 番目 注記: スロッ ト4 ここの み PCIe グラフィックカード 2 番目の PCIe グラフィック スロッ ト3 3 番目 スロットの順序は、ボードエッジ方向が先、リア I/O 開口部が後です。 コンポーネント交換のガイドライン 65
タワー型ワークステーションのスロットの識別と説明 すべてのスロットの合計消費電力は、合計システム電力を超えず、構成の制限に従う必要がありま す。 スロット タイプ 機械的互換性 電気的互換性 1 PCI PCI PCI 2 PCIe2x16(4) x16 x4 3 PCIe2x1 x1 x1 4 PCIe3x16 x16 x16 5 PCIe2x4(1) x4 x1 注記: PCIe コンポーネント名は、拡張スロットの機械的なコネクターのサイズと電気的な PCIe レー ンの数を示しています。たとえば、x16(4) は、拡張スロットが機械的に x16 分の長さのコネクター であり、4 つの PCIe レーンがサポートされていることを示しています。 スロット 4 はプライマリグラフィックススロットであり、スロット 2 はセカンダリグラフィックスス ロットです。 スロット 5 はオープンエンドの PCIe コネクターを使用しているため、PCIe x16 カードの挿入が可能 です。 66 第 3 章 コンポーネントの交換についての情報とガイドライン
タワー型ワークステーションの推奨取り付け順序 取り付 け順序 1 カードの説明 スロッ ト1 スロット 2 スロット 3 PCIe グラフィックカード スロット 5 ここのみ 2 番目の PCIe グラフィック 2 スロット 4 ここのみ スカード 3 PCIe NIC カード 3 番目 1 番目 2 番目 4 PCIe 1394 カード 2 番目 3 番目 1 番目 5 PCIe オーディオカード 2 番目 3 番目 1 番目 6 eSATA バルクヘッドキット 1 番目 2 番目 3 番目 7 パラレルポートキット ここの み 8 セカンドシリアルポート キット 1 番目 注記: 2 番目 スロットの順序は、ボードエッジ方向が先、リア I/O 開口部が後です。 ハードディスクドライブとオプティカルディスクドライブ ハードディスクドライブの取り扱い 注意: 仕事のロスや、ワークステーションまたはドライブへの損傷を避けるため、ハードディスク ドライブを扱うには注意が必要です。 ● ハードディスクドライブを保管するとき、出荷時
● ハードディスクドライブは、液体や高温にさらさないようにしてください。また、モニターやス ピーカーなどの磁気を発生する装置から遠ざけてください。 ● ドライブを郵送する場合は、エアー梱包材などで梱包し、 「割れ物:取扱い注意」とラベルを貼っ てください。 取り外しと取り付けのヒント ● ワークステーションに取り付けられているストレージデバイスの種類、サイズ、および容量を確 認するには、コンピューターセットアップ (F10) ユーティリティを実行します。 ● 新しいドライブの追加により、システムボードへの新しいドライブ接続が必要な場合がありま す。次の点に注意してください。 ◦ 最初に取り付けるシリアル ATA (SATA) ハードディスクドライブは、システムボード上の SATA0 と書かれている濃い青色のプライマリ SATA コネクタに接続します。 ◦ セカンダリハードディスクドライブを SATA に接続します。 ◦ SATA オプティカルドライブを黒色の SATA2 コネクターに接続します。 ◦ オプションの eSATA アダプターケーブルを、システムボードの黒色の ESATA
構成/PCA SATA コネ クター SATA 0 SATA 1 SATA 2 SATA 3 SATA 5 HDD x2 ODD x2 HDD 1 HDD 2 ODD 1 ODD 2 e-SATA HDD x3 ODD x1 HDD 1 HDD 2 HDD 3 ODD 1 e-SATA HDD x3 ODD x2 HDD 1 HDD 2 HDD 3 ODD 1 ODD 2 メモリ サポートしている DIMM 構成 注記: ミラーリングと DIMM のスペアリングはサポートされていません。 プラットフォー ム 省スペース型 タワー型 構成 ● 4 基の DIMM スロット ● アンバッファード ECC/nECC DIMM のみ ● 最大容量:32 GB ● 4 基の DIMM スロット ● アンバッファード ECC/nECC DIMM のみ ● 最大容量:32 GB BIOS のエラーと警告 無効なメモリ構成については、BIOS で警告/エラーが発生します。 ● BIOS がプラグインされたメモリを無効にすることで有効なメモリ構成を
DIMM 取り付け時のガイドライン ● HP 認定の DDR3 DIMM のみを取り付けてください。 注意: HP は、電気的、熱量的にこのワークステーションに適合している DIMM のみを出荷し ています。サードパーティ製の DIMM は電気的または熱量的に適合しないことがあるので、HP はサポートしていません。 ● HP 認定の DDR3 DIMM のみを取り付けてください。ワークステーションに適合している DIMM については、http://www.hp.
省スペース型ワークステーションの場合の DIMM の取り付け順序 DIMM は以下の順序で取り付けてください。 注記: 異なるサイズの DIMM を取り付ける場合は、最も大きなものを最初に取り付け、最も小さな ものを最後に取り付けます (最も大きなものを DIMM 1 に、最も小さなものを最後の DIMM に取り付 けます)。 タワー型ワークステーションの場合の DIMM の取り付け順序 DIMM は以下の順序で取り付けてください。 注記: 異なるサイズの DIMM を取り付ける場合は、最も大きなものを最初に取り付け、最も小さな ものを最後に取り付けます (最も大きなものを DIMM 1 に、最も小さなものを最後の DIMM に取り付 けます)。 コンポーネント交換のガイドライン 71
電源装置 電源装置の仕様 すべての電源装置の仕様は以下のとおりです。 ● ワイドレンジ、アクティブ電圧自動補正 (PFC) ● ENERGY STAR 適合 (構成に依存) ● 115V 時は FEMP Standby Power 適合 (電源オフ時、S5 モードで 1W 未満) ● 耐サージ (最大 2000V の電源サージに耐える) 省スペース型 タワー型 240 W 92% 400 W 92% 効率 効率 90~264 VAC 90~269 VAC 100~240 100~240 VAC VAC 定格入力電源周波数 50~60 Hz 50~60 Hz 動作入力電源周波数の範囲 47~63 Hz 47~66 Hz 4A 240 VAC の場 電源装置 動作電圧範囲 定格電圧の範囲 6A (100~ 定格入力電流 合) 熱量 (通常) (構成とソフトウェアに依存) 熱量 (最大) (構成とソフトウェアに依存) 電源装置ファン すべてのファンが可変速度 ビルトイン自己診断テスト LED スリープモードでの消費電力 80 PLUS 適合 72 第
電力消費と熱量 電力消費と熱量の仕様は、複数の構成で用意されています。使用可能な仕様を確認するには、 http://www.hp.com/go/quickspecs/ (英語サイト) を参照してください。 消費電力を 0 にするためには、ワークステーションを電源コンセントから外すか、テーブルタップを 使って電源をオン/オフする必要があります。省電力機能の詳細については、お使いのオペレーティ ングシステムのインストール手順を参照してください。 この製品は、米国大統領令 13221 に準拠しています。 電源装置のリセット 過負荷により電源装置の過負荷保護機能が働くと、電源がすぐに切断されます。 次のようにして電源装置をリセットします。 1. 電源コードをワークステーションから外します。 2. 過負荷の原因を調べて、問題を解決します。トラブルシューティングについて詳しくは、 76 ページの「診断とトラブルシューティング」を参照してください 3.
ケーブル 終端 システムボード上のケーブルコン ポーネント名 SATA 電源ケーブル その他のドライブ P14 (黒) SATA 電源ケーブル HDD/SSD P15 (黒) SATA 電源ケーブル HDD 1 P16 (黒) スピーカー PCA P6 (白) 冷却ファンケーブル PCA P9 (白) フロントオーディオケーブ ル PCA P23 (青) LED/電源ボタンケーブル PCA P5 (黒) フロント USB 2.
ケーブル 終端 システムボード上のケーブルコン ポーネント名 PSU ケーブル オプティカルドライブ 1 (ベイ 1) P12 (黒) PSU ケーブル その他のドライブ (ベイ 2) P13 (白) PSU ケーブル オプティカルドライブ 2 (ベイ 3) P14 (黒) PSU ケーブル グラフィックスカード 1 P6 (黒) スピーカー PCA P6 (白) 冷却ファンケーブル PCA ZP9 (茶色) システムファンケーブル PCA P11 (茶色) フロントファンケーブル(オ PCA P9 (茶色) フロントオーディオケーブ ル PCA P23 (黒) フロント LED/電源ボタン PCA P5 (黒) フロント USB 2.0 ケーブル PCA P24 (黄色) フロント USB 3.
4 診断とトラブルシューティング この章では、システム関連の問題の診断とトラブルシューティングに利用できるツールについて説明 します。 トピック 76 ページの「サポートへのお問い合わせ」 77 ページの「ID ラベルの貼付位置」 77 ページの「保証に関する情報」 78 ページの「診断のガイドライン」 79 ページの「トラブルシューティングチェックリスト」 79 ページの「HP トラブルシューティングのリソースとツール」 79 ページの「HP トラブルシューティングのリソースとツール」 95 ページの「[HP PC Hardware Diagnostics] (UEFI) の使用」 96 ページの「診断表示とエラー」 サポートへのお問い合わせ サポートが必要となる問題が発生することがあります。サポートにお問い合わせになるときは、次の 準備をしてください。 ● ワークステーションに簡単にアクセスできるようにします。 ● ワークステーションのシリアル番号、製品番号、モデル名、モデル番号をメモして前に置いてお きます。 ● 該当するエラーメッセージをメモします。 ● アドオンオプションをメモしま
注記: ほとんどのモデルで、シリアル番号ラベルおよび製品番号ラベルは、ワークステーションの 上面または側面のパネルおよび背面 (縦置きおよび横置きモデル)、またはディスプレイの側面にある 引き出し式製品情報タグ (オールインワンモデル) に貼付されています。 日本でのサポートについては、日本向け製品に付属の小冊子、 『サービスおよびサポートを受けるに は』または HP の Web サイト、http://www.hp.com/jp/contact/を参照してください。日本以外の国 や地域でのサポートについては、http://welcome.hp.com/country/us/en/wwcontact_us.
標準の製品保証を延長するには、http://h50146.www5.hp.
● 新しいハードウェアを取り付けてから問題が発生した場合は、そのハードウェアを取り外して、 ワークステーションが正しく機能するか確認します。 ● 新しいソフトウェアをインストールしてから問題が発生した場合は、そのソフトウェアをアンイ ンストールして、ワークステーションが正しく機能するか確認します。 ● 画面に何も表示されない場合は、モニターのケーブルを他のビデオコネクターに接続します (使 用できる場合)。または、正しく機能するモニターと交換します。 ● BIOS をアップグレードします。新しい機能のサポートや問題の修正プログラムが含まれた BIOS の新しいリリースが発表されている可能性があります。 ● Caps Lock キーを押します。Caps Lock の LED のオンとオフが切り替われば、キーボードは正常 に動作しています。 トラブルシューティングチェックリスト 診断ユーティリティを実行する前に、以下の条件が満たされていることを確認してください。 ● ワークステーションが、正常に機能している電源コンセントに接続され、電源が入っており、電 源ランプが点灯している。 ● モニ
以下の Web サイトも使用できます。 ● http://www.hp.com/jp/ — 役立つ製品情報を提供します。 ● http://www.hp.com/support/workstation_manuals (英語サイト) — 最新のオンラインマニュア ルを提供します。 ● http://www.hp.com/go/workstationsupport/(英語サイト) — ワークステーションの技術サポー ト情報を提供します。 ● http://www.hp.com/support — 世界各地のテクニカルサポートの電話番号を掲載しています。 電話番号を調べるには、この Web サイトにアクセスして国または地域を選択し、左上にある [HP へのお問い合わせ] をクリックします。 ● http://www.hp.
顧客アドバイス、Customer Bulletin と Security Bulletin、および顧客通知 アドバイス、報告、および通知を検索するには、以下の操作を行います。 1. http://www.hp.com/go/workstationsupport/ (英語サイト) にアクセスします。 2. 目的の製品を選択します。 3. [Resources for ] (<選択した製品>のリソース) で、[See more…] (参照情報) を選択します。 4.
動作中 82 ● ワークステーション上の点滅しているランプを確認します。点滅の仕方によって、問題を特定で きる場合があります。診断ランプとビープ音の意味については、このマニュアルの「診断 LED と ビープ音の意味」を参照してください。 ● キーボードの任意のキーを押し続けます。ビープ音が鳴った場合、キーボードは正常に機能して います。 ● 接続が緩んでいたり、間違っていたりしないか、すべてのケーブルを確認します。 ● キーボードの任意のキーまたは電源ボタンを押して、ワークステーションを起動します。システ ムが一時停止モードのままの場合は、電源ボタンを 4 秒以上押し続けることによって、システム をシャットダウンします。その後、電源ボタンを再び押して、システムを再起動します。システ ムがシャットダウンしない場合は、電源コードを抜き、数秒経ってから再び差し込みます。再起 動しない場合は、電源ボタンを押してワークステーションを起動する必要があります。 ● プラグアンドプレイに対応していない拡張ボードや他のオプションを取り付けた場合は、ワーク ステーションを再構成します。手順については、 『メ
カスタマーセルフリペアプログラム カスタマーセルフリペアプログラムでは、交換用部品を購入し、HP のサポート担当者を呼ばずに部品 を取り付けることができます。一部のコンポーネントでは、カスタマーセルフリペアが必要になる場 合があります。このプログラムについて詳しくは、http://www.hp.com/go/selfrepair/ (英語サイト) を参照してください。 注記: 一部のコンポーネントは、カスタマーセルフリペアが許可されていないため、HP に返却して 修理する必要があります。詳しくは、これらのコンポーネントの取り外しまたは修理を行う前に HP サポートにお問い合わせください。 トラブルシューティングの状況および方法 ここでは、Windows ベースのシステムを対象に、トラブルシューティングのシナリオと可能な解決策 を示します。 軽微なトラブルの解決方法 トラブル 原因 解決方法 ワークステーションがフリー ズしているようで、電源ボタ ンを押してもシャットダウン できない。 電源スイッチのソフトウェアに よる制御機能が働いていない。 1.
トラブル 原因 十分なパフォーマンスが得ら れない。 プロセッサが高温に達している。 1. ワークステーションの電源が 自動的に切れ、電源 LED が 1 秒間隔で 2 回赤く点灯、2 秒 間休止、続けてビープ音が 2 回聞こえた。 84 第 4 章 解決方法 ワークステーションの通気が妨げられていないか確 認します。 2. シャーシファンが接続され、正しく機能していること を確認します。一部のファンは、必要なときのみ動作 します。 3. プロセッサーヒートシンクが正しく取り付けられて いることを確認します。 ハードディスクドライブに十分 な空き領域がない。 ハードディスクドライブからデータを移動して空き領域を 増やします。 プロセッサのサーマル保護機能 が作動した。 1. ワークステーションの換気が妨げられていないか確 認します。 ファンの動きが阻害されている か、回転していない。 2. アクセスパネルを開いて、ワークステーションの電源 ボタンを押します。 または 3.
トラブル 原因 システムに電源が入らず、 ワークステーション前面の LED が点滅しない。 システムに電源が入らない。 解決方法 電源ボタンを 4 秒より短い時間押し続けます。ハードディ スクドライブの LED が緑に点灯したら、以下の操作を行い ます。 1. 不良デバイスを突き止めるため、すべてのデバイスを 一度に 1 つずつ取り外します。 a. ワークステーションの AC 電源を切ります。 b. デバイスを 1 つ取り外します。 c. AC 電源を再接続し、ワークステーションの電源 を入れます。 2. 不良デバイスが特定できるまで、この手順を繰り返し ます。グラフィックスカードは、最後に取り外しま す。不良デバイスを交換します。 3. 不良デバイスが見つからなかった場合は、システム ボードを交換します。 または 1. 電源ボタンを 4 秒より短い時間押し続けます。ハー ドディスクドライブの LED が点灯しないときは、以下 のことを行います。 a. 通電している AC コンセントにワークステー ションが接続されていることを確認します。 b.
ハードディスクドライブに関するトラブルの解決方法 トラブル 原因 解決方法 ハードディスクドライブエラー ハードディスクドライブに不 良セクターまたは障害があ る。 不良セクターの位置を特定して、利用できないようにブ ロックします。必要に応じて、ハードディスクドライブを フォーマットしなおします。 ドライブが BIOS で検出されている場合には、DPS 自己診 断テストを実行します。 ディスク操作でエラーが発生し た。 ディレクトリ構造またはファ イルに問題がある。 1. Windows エクスプローラーを開き、ドライブを選択 します。 2. ドライブを右クリックし、[プロパティ] → [ツー ル] を選択します。 3.
トラブル 「Non-system disk or NTLDR missing」というメッセージが表示 される。 原因 解決方法 システムを、ブート可能でな いメディアから起動しようと している。 オプティカルディスクまたは USB ドライブを取り外しま システムを、損傷したハード ディスクドライブから起動し ようとしている。 1. す。 ブート可能なシステムオプティカルディスクまたは USB ドライブを挿入して、ワークステーションを再 起動します。 2. ハードディスクドライブに相変わらずアクセスでき ず MBR セキュリティが有効になっている場合には、 コンピューターセットアップ (F10) ユーティリ ティを開始し、[Security] (セキュリティ) → [Restore Master Boot Record] (マスターブー トレコードの復元) を選択して、前に保存された MBR イメージを復元します。 システムファイルが存在しな いか正しくインストールされ ていない。 ワークステーションが起動しな い。 1.
ディスプレイモニターに関するトラブルの解決方法 これらの指示が有効なのは、デスクトップおよびタワー構成に接続されているモニター、およびオー ルインワン構成に接続されている外部モニターです。 トラブル 原因 解決方法 モニター画面に何も表示されな い。 モニターケーブルが正しく接 続されていない。 モニターからワークステーションへのケーブル接続、およ び通電しているコンセントにケーブルが接続されている かチェックします。 モニターの電源が入っていな い。 スクリーンセーバーユーティ リティがインストールされて いるか、省電力機能が有効に なっている。 モニターの電源をオンにします (LED が点灯)。LED 信号 の説明は、モニターのマニュアルを参照してください。 どれかキーを押すかマウスボタンをクリックします。パ スワードが設定されていたら、自分のパスワードを入力し ます。 システム ROM 不良。FailSafe システムが SoftPaq を使用して ROM を再フラッシュし Boot Block モードで動作して ます。 いる (8 つのビープ音で知ら せる)。 指定した解像度で
トラブル 原因 解決方法 電源 LED が 1 秒間隔で 6 回赤く プレビデオのグラフィックス エラー グラフィックスカードが挿入されている場合は、以下の操 作を行います。 点滅、2 秒休止し、ワークステー ションが 6 回ビープ音を発生す る。 1. グラフィックスカードを接続しなおします。 2. カードに外部電源が必要な場合には、電源コードが 正しく接続されていることを確認します。 3. グラフィックスカードを交換します。 4.
トラブル 原因 解決方法 フォーカスが甘い、筋が出る、ゴー ストが出る、線が水平スクロール する、薄い縦線が出る、表示を画 面中央に調整できない (フラット フラットパネルモニターの内 部デジタル変換回路は、グラ フィックスカードの同期出力 を正しく変換できない場合が ある。 1. パネルモニターでアナログ VGA モニターの画面に表示されるメニューから、[AutoAdjustment] (モニターの自動調整) オプションを選 択します。 2. モニターの画面に表示されるメニューで、[Clock and Clock Phase] (クロックとクロック位相) を手 入力を使用している場合のみ)。 動で同期します。 3.
オーディオに関するトラブルの解決方法 トラブル 原因 解決方法 スピーカーまたはヘッドフォンか ら音が出ない。 ソフトウェアで設定するス ピーカーのボリュームが低 い。 タスクバーの [スピーカー] アイコンをダブルクリック し、ボリュームスライダーを使用して音量を調節します。 外付けスピーカーがオフに なっている。 外付けスピーカーをオンにします。 外付けスピーカーが間違った コネクターに接続されてい る。 スピーカーの接続については、サウンドカードのマニュア ルを参照してください。 デジタル CD オーディオが無 以下の操作を行って、デジタル CD オーディオを有効に設 効に設定されている。 定します。 1. [コントロール パネル] から、[システム] を選択し ます。 2. [ハードウェア] タブで、[デバイス マネージャー] ボタンを選択します。 3. 4.
トラブル 原因 スピーカーまたはヘッドフォンか らノイズも音も出ない。 解決方法 1. ステレオジャック付きのデジタルスピーカーを使っ ていて、システムが自動的にデジタルに切り替わる ようにしたい場合、ステレオからモノラルに変換す るアダプターによる自動認識機能を使うか、または マルチメディアデバイスのプロパティを使ってオー ディオ信号をアナログからデジタルに切り替えま す。 2.
プリンターに関するトラブルの解決方法 トラブル 印字しない。 原因 解決方法 プリンターの電源が入ってお らず、オンラインの状態に なっていない。 プリンターの電源を入れ、オンライン状態にします。 実行中のアプリケーションに 合ったプリンタードライバー がインストールされていな い。 1. アプリケーションに合ったプリンタードライバーを インストールします。 2. 以下の MS-DOS コマンドを実行して印字してみま す。 [DIR C:\> [printer port]] [printer port] には、ご使用のプリンターのアドレス を入力します。プリンターが動作するようであれ ば、プリンタードライバーをロードしなおします。 プリンターの電源が入らない。 ネットワーク上のプリンター の場合、プリンターをネット ワークに接続していない。 プリンターを正しくネットワークに接続します。 プリンターが故障している。 プリンターのセルフテストを実行します。 ケーブルが正しく接続されて いない。 電源装置に関するトラブルの解決方法 ここでは、電源装置に関するトラブルシューティングシナ
このマニュアルの「リアパネルのコンポーネント」を参照して、本ワークステーションの BIST LED の 位置を確認します。 トラブル 原因 解決方法 PSU が断続的に停止する。 電源装置の障害。 PSU を交換します。 ワークステーションの電源が切 れ、電源 LED が 1 秒間隔で 2 回赤 プロセッサのサーマル保護機 能が作動した。 1. ワークステーションの通気が妨げられていないか確 認します。 ファンの動きが阻害されてい るか、回転していない。 2. アクセスパネルを開いて、ワークステーションの電 源ボタンを押します。 または 3. システムファンが回転していることを確認します。 プロセッサーヒートシンク ファンアセンブリが、プロ セッサーに正しく取り付けら れていない。 4.
トラブル 原因 解決方法 c. 障害の原因になっているデバイスを交換しま す。 d. 一度に 1 つずつデバイスを追加し続け、すべて のデバイスが機能することを確認します。 2. 電源装置の動作を確認します (タワーのみ)。 a. AC 電源を切断します。 b. システムボードの電源ケーブルをすべて取り 外します。 c.
注記: 診断テストを停止する必要がある場合は、Esc キーを押します。 USB デバイスへの [HP PC Hardware Diagnostics] (UEFI) のダウンロー ド 注記: [HP PC Hardware Diagnostics] (UEFI) のダウンロード手順は、英語でのみ提供されます。 1. http://www.hp.com/jp/ にアクセスします。 2. [サポート] をクリックし、[ドライバー & ダウンロード] をクリックします。 3. テキストボックスに製品名を入力し、[検索] をクリックします。 4. お使いのワークステーションのモデルを選択し、オペレーティングシステムを選択します。 5.
動作 考えられる原因 推奨する対処方法 青色の電源 LED*が点灯し ワークステーションの ている。ビープ音はなし。 電源が入っている。 青色の電源 LED*が 2 秒ご とに点滅する。*ビープ音 はなし。 ワークステーションが スリープ (S3-サスペン ドツー RAM) モードに なっている。一部のモ デルのみ。 青色の電源 LED*が消灯し ている。*ビープ音はな し。 ワークステーションが 休止 (S4-サスペンド ツーディスク) モードに なっているか、またシス テムの電源がオフに なっている (S5)。 青色の電源 LED*が 1 秒間 に 1 回ずつ、3 回*点滅す ワークステーションが スリープ (S3-サスペン る。*ビープ音はなし。 ドツー RAM) モードに なし なっている。一部のモ デルのみ。 青色の電源 LED*が 1 秒間 に 1 回ずつ、4 回*点滅す ワークステーションが 休止 (S4-サスペンド る。*ビープ音はなし。 ツーディスク) モードに なっている。 詳しくはユーザーが選択可能。 LED とビープ音が次の状態の場合、ビープ音はシャ
動作 考えられる原因 電源 LED が赤く、1 秒間に CPU が取り付けられて 1 回ずつ、3 回点滅し、そ いない (CPU の不良で の後 2 秒間停止する。 はない)。 推奨する対処方法 1. CPU が存在することを確認します。 2. CPU を装着しなおします。 ビープ音が 3 回鳴る。 電源 LED が赤く、1 秒間に 電源の障害が発生した 1 回ずつ、4 回点滅し、そ (電源装置の過負荷)。 の後 2 秒間停止する。 ビープ音が 4 回鳴る。 注意: ワークステーションがオフの場合でも、内部コンポーネ ントは通電している場合があります。機器の損傷を防ぐため、コ ンポーネントを取り外すときは、まずワークステーションの電源 コードを抜いてください。 1. アクセス パネルを開き、すべての電源接続がシステムボー ド上で固定されていることを確認します。 2.
動作 考えられる原因 電源 LED が赤く、1 秒間に システムボードの障害 1 回ずつ、7 回点滅し、そ (ROM がビデオに優先し の後 2 秒間停止する。 推奨する対処方法 1. CMOS メモリをクリアします。 注記: て検出した障害)。 CMOS のクリアについて詳しくは、ワークステー ションモデルの『メンテナンスおよびサービスガイド』を参 照してください。 ビープ音が 7 回鳴る。 2. システムボードに問題があることが考えられます。HP サ ポートにお問い合わせください。 電源 LED が赤く、1 秒間に チェックサムの不良に 1 回ずつ、8 回点滅し、そ よる ROM の障害。 の後 2 秒間停止する。 ビープ音が 8 回鳴る。 注意: ワークステーションがオフの場合でも、内部コンポーネ ントは通電している場合があります。機器の損傷を防ぐため、コ ンポーネントを取り外すときは、まずワークステーションの電源 コードを抜いてください。 1.
動作 考えられる原因 システムの電源が入らず、 システムの電源を入れ ることができない。 LED は点滅しない。ビー プ音はなし。 推奨する対処方法 注意: ワークステーションがオフの場合でも、内部コンポーネ ントは通電している場合があります。機器の損傷を防ぐため、コ ンポーネントを取り外すときは、まずワークステーションの電源 コードを抜いてください。 問題を解決するには、次のいずれかを実行します。 電源ボタンを 4 秒より短い時間押し続けます。ハードディスク ドライブランプが緑色に点灯したら、以下の操作を行います。 1. 拡張カードを 1 枚ずつ取り外し、再度電源ボタンを 4 秒よ り短く押し続けます。 2. システムボードに問題があることが考えられます。HP サ ポートにお問い合わせください。 電源ボタンを 4 秒より短い時間押し続けます。ハードディスク ドライブランプが緑色に点灯しない場合は、以下の操作を行いま す。 1. ワークステーションが、問題なく機能している AC コンセン トに接続されていることを確認します。 2.
LED の状態 LED の色 点灯または点滅 赤 システムの状態 システムにエラー発生(101 ページの「POST エラーメッ セージ」を参照してください)。 なし 消灯 システムが休止モードまたは電源がオフ POST エラーメッセージ POST (電源投入時のセルフテスト) は、ワークステーションの電源をオンにしたときに自動的に実行 される診断テストです。 POST は、問題を検出すると、オペレーティングシステムの起動前に、サウンドおよびテキストのメッ セージで通知します。POST は以下の項目をチェックして、ワークステーションのシステムが正常に 機能していることを確認します。 ● キーボード ● DIMM ● フロッピーディスクドライブ ● すべての大容量ストレージデバイス ● CPU ● コントローラー ● ファン ● 温度センサー ● ケーブル (フロント/リアパネル、オーディオ、および USB ポート) 次の表に、POST エラーメッセージを示します。 画面メッセージ エラー内容 102—System Board Failure 推奨する対処
画面メッセージ エラー内容 推奨する対処方法 1. 162—Systems Options Error コンピューター セットアップ (F10) ユーティ リティを実行して、初期設定を適用します。 163—Time and Date Not Set ● ● コンフィギュレーションメモリ の日付および時刻が無効。 2. CMOS の電池を交換します。 3. システムボードを交換します。 1. アップ (F10) ユーティリティで日付と時刻を設 リアルタイムクロック (RTC) の 定します。 電池交換が必要。 ● CMOS ジャンパーが正しく設定 2.
画面メッセージ エラー内容 推奨する対処方法 304—Keyboard or System キーボードの障害。 1. ワークステーションの電源を切り、キーボードを 接続しなおします。 2. キーボードをワークステーションに (スイッチ Unit Error ボックスを経由せずに) 直接接続します。 510—Splash Screen image corrupted 511—CPU Fan not detected 512—Rear chassis fan not detected 513—Front Chassis fan not detected 514—Power supply wattage insufficient for hardware configuration 515—Power supply fan not detected 517—Memory fan not detected 518—PCI fan not detected detected 押されたままになっているキーがないか確認し ます。 4. キーボードを交換します。 5.
画面メッセージ エラー内容 推奨する対処方法 521—Memory fan (3) not メモリファン (3) が見つからないか 1. ファンケーブルを取り付けなおします。 detected 取り外されている、または故障してい る。 2. ファンを取り付けなおします。 3. ファンを交換します。 522—Memory fan (4) not メモリファン (4) が見つからないか 1. ファンケーブルを取り付けなおします。 detected 取り外されている、または故障してい る。 2. ファンを取り付けなおします。 3. ファンを交換します。 523—CPU fan (2) not CPU ファン (2) が見つからないか取 1. ファンケーブルを取り付けなおします。 detected り外されている、または故障してい る。 2. ファンを取り付けなおします。 3. ファンを交換します。 524—Rear chassis fan(2) not リアシャーシファン (2) が見つから 1.
画面メッセージ エラー内容 推奨する対処方法 922—Front USB 2 Not フロント USB 2 機構が見つからない 1. Connected か、接続されていない。 2. 923—Fatal IRPP error 見つからないフロント USB 2 機構をシステム ボードに接続しなおすか交換します。 見つからない機構のケーブルを装着しなおすか 交換します。 システムに問題がある可能性があります。HP サポー トにお問い合わせください。 924—Fatal IIO error システムに問題がある可能性があります。HP サポー トにお問い合わせください。 925—Fatal Misc.
5 パスワードセキュリティの構成と CMOS のリセット この章では、パスワードセキュリティの構成と CMOS のリセットについて以下の項目を説明します。 ● 106 ページの「パスワードの設定の準備」 ● 107 ページの「パスワードジャンパーのリセット」 ● 108 ページの「CMOS のクリアとリセット」 パスワードの設定の準備 セットアップと電源投入時パスワードは、コンピューターセットアップ (F10) ユーティリティで作成 できます。 パスワードの設定には、次の 3 つが考えられます。 ● セットアップパスワードのみを定義する。コンピューターセットアップ (F10) ユーティリティ を開始するにはパスワードが必要ですが、ワークステーションを起動するためにパスワードは不 要です。 ● 電源投入時パスワードのみを定義する。このパスワードを使用して、ワークステーションを起動 したり、セットアップユーティリティを開始できます。 ● 上記の両方のパスワードを定義する。この場合、セットアップパスワードを使用して、ワークス テーションを起動したり、セットアップユーティリティを開始できます。
パスワードジャンパーのリセット 電源投入時パスワードまたはセットアップパスワード機能を無効にしたり、電源投入時パスワードと セットアップパスワードをクリアするには、以下の操作を行います。 警告! 感電したり、高温部品に触って火傷をしないように、必ず壁コンセントから電源コードを抜 き、システムの内部コンポーネントの温度が下がるまでは触らないでください。 注意: ワークステーションの電源コードが接続されているときは、ワークステーションの電源が切 れていても、電源装置からシステムボードに電圧がかかっています。電源コードを抜き取っておかな いと、システムが損傷することがあります。 注意: 静電気の放電によって、ワークステーションやオプションの電子部品が破損することがあり ます。作業を始める前に、アースされた金属面に触れるなどして、身体にたまった静電気を放電して ください。 1. 以下のようにしてジャンパーにアクセスします。 a. オペレーティングシステムをシャットダウンしてから、ワークステーションと外部デバイス の電源を切り、ワークステーションと外部デバイスの電源コードを電源コンセントから抜き ます。 b.
CMOS のクリアとリセット ここでは、CMOS のクリアとリセットを正しく行う手順を説明します。ワークステーションの CMOS には、パスワード情報とワークステーションの設定情報が保存されています。 CMOS ボタンを使用した CMOS のリセット 「Clear CMOS」(CMOS クリア) ボタンを使用して CMOS をクリアするには、以下の操作を行いま す。 警告! 感電したり、高温部品に触って火傷をしないように、必ず壁コンセントから電源コードを抜 き、システムの内部コンポーネントの温度が下がるまでは触らないでください。 注意: ワークステーションの電源コードが接続されているときは、ワークステーションの電源が切 れていても、電源装置からシステムボードに電圧がかかっています。電源コードを抜き取っておかな いと、システムが損傷することがあります。 静電気の放電によって、ワークステーションやオプションの電子部品が破損することがあります。作 業を始める前に、アースされた金属面に触れるなどして、身体にたまった静電気を放電してくださ い。 1.
コンピューターセットアップ (F10) ユーティリティを使用した CMOS のリ セット 1. コンピューターセットアップ (F10) ユーティリティメニューにアクセスします。 2. コンピューターセットアップ (F10) ユーティリティのメッセージが画面の右下に表示された ら、F10 キーを押します。必要に応じて、Enter キーを押してタイトル画面をスキップします。 メッセージの表示中に F10 キーを押せなかった場合は、ワークステーションを再起動してやり直 す必要があります。 3. コンピューターセットアップ (F10) ユーティリティのメニューで、[File] (ファイル) → [Default Setup] (初期設定値の設定) を選択します。 これで、起動順序と他の工場設定情報を含む設定情報が復元されます。ただし、ハードウェアの 再検索は行われません。 4. [Restore Factory Settings as Default] (工場出荷時の設定を初期設定値として復元) を選 択し、F10 キーを押して承認します。 5.
A Linux テクニカルノート HP では、HP ワークステーションのユーザー向けに、以下のようなさまざまな Linux ソリューション を提供しています。 ● HP は、HP ワークステーションで Red Hat Enterprise Linux (RHEL) を認証およびサポートしてい ます。 ● HP のワークステーション上の SUSE®Linux Enterprise Desktop (SLED) を認定しています。 ● 一部のワークステーションで SLED プリロードをサポートしています。 Linux のセットアップおよび復元手順については、http://www.hp.
オーディオ すべての HP ワークステーションには、オーディオハードウェアが内蔵されています。オーディオ ハードウェアは、最近のすべての Linux ディストリビューションに含まれている Advanced Linux Sound Architecture (ALSA) ドライバーによってサポートされます。 オーディオハードウェアは、基本的な再生および録音機能を提供します。アプリケーションや CD な どの複数のソースからのオーディオ同時再生機能は、オーディオミキシングが可能な ALSA ドライ バーで提供されます。ソフトウェアオーディオミキシングと再生機能のパフォーマンスは、ALSA バージョン 1.0.
4. [File] (ファイル) → [Save Changes and Exit] (変更を保存して終了) を選択します。 5. システムを再起動します。 注記: 最近のほとんどの Linux ディストリビューション (RHEL 6、SLED 11、およびそれらストリー ムへのアップデートを含みます) では、カーネルにより、HTT が有効で正しく動作していることが自 動的に検出されます。 NVIDIA グラフィックスワークステーション 一部の HP Workstation 構成には、NVIDIA Quadro グラフィックハードウェアが搭載されています。 Linux システムで最善の結果を得るには、NVIDIA ドライバーを使用することをおすすめします。 HP では、RHEL と SLED のディストリビューション向けに、RPM 互換の推奨されるバージョンのドラ イバーを提供しています。これらのドライバーは、Linux 用 HP インストーラー キットと、hp.
オープンソースの RADEON ドライバーと RADEONHD ドライバーは、ブートプロセスで早めにハー ドウェアを要求することにより、AMD グラフィックスドライバーと競合することがあります。AMD ドライバーのインストーラーは通常、競合するドライバーをブラックリスト化し、初期の RAM イメー ジ内でカーネルモード設定をオフにします。 管理者は、ディスプレイ属性や AMD グラフィックスドライバー環境のその他さまざまな側面を、次 のコマンドでカスタマイズできます。このコマンドは Catalyst Control Center を起動します。 /usr/bin/amdcccle /etc/X11/xorg.
B RAID デバイスの構成 この付録では、ワークステーションで RAID アレイを構成する方法を説明します。 トピック 114 ページの「ハードディスクドライブの最大数および関連付けられたスト レージコントローラーオプション」 115 ページの「サポートしている RAID 構成」 115 ページの「Intel SATA RAID の構成」 117 ページの「ソフトウェア RAID ソリューション」 RAID 構成について詳しくは、http://www.hp.
サポートしている RAID 構成 以下の RAID 構成がサポートされています。 RAID 構成の詳細 構成 説明 RAID 0 ● 少なくとも 2 台のドライブが必要です。 統合ストライプ化ディ スクアレイ ● I/O パフォーマンスが向上します。 ● フォールトトレランスは提供されません。 ● アレイ内のいずれかのディスクが故障すると、 すべてのデータが失われます。 ● ディスクパフォーマンスが向上します。 RAID 1 ● 少なくとも 2 台のドライブをサポートします。 ミラー化ディスクアレ イ ● 100%の冗長性が提供されます。1 つのドライ コントローラー Intel と RST Intel と RST ブの全データが 2 台目のドライブに複製されま す。 ● 一方のドライブに障害が発生しても復旧が可能 です。 ● 優れたエントリーレベルの冗長化システムとし て機能します。 RAID 5 ● 3 台以上のドライブをサポートします。 ディスクアレイのスト ライプ化と分散パリ ティ ● フォールトトレランスが提供され、特に書き込 み負荷の大
内部 SATA ハードディスクドライブおよび eSATA ドライブ (オプションの eSATA バルクヘッド ケーブルを使用している場合) を、お使いのワークステーションがサポートしている最大数まで使っ て SATA RAID アレイを作成できます。 Intel SATA のオプション ROM の構成ユーティリティは、SATA エミュレーションモードとして [RAID] を選択すると実行されます。 オプション ROM を実行するには、コントローラーに 2 台以上のハードディスクドライブを接続する 必要があります。 システム BIOS の設定 RAID 構成を設定するには、コンピューターセットアップ (F10) ユーティリティでエミュレーション モードを [RAID] に設定する必要があります。これは初期設定です。モードを変更していた場合は、 以下の操作を行ってモードを戻します。 1. 起動中に、Esc キーを押して使用言語をリストから選択してから、コンピューターセットアップ (F10) ユーティリティを選択します。 2.
Intel ユーティリティでの RAID の設定 RAID ボリュームを作成するには、以下の操作を行います。 1. プロンプトが表示されたら、Ctrl + I キーを押して、Intel Rapid Storage Technology (RST) ユー ティリティを開始します。矢印キーとスペースバーを使用して移動し、オプションを選択しま す。 注記: ハードディスクドライブが 1 台しか接続されていない場合、ユーティリティは開きませ ん。 2. [Create RAID Volume] (RAID ボリュームの作成) を選択し、Enter キーを押します。 3. RAID ボリュームの名前を [Name] (名前) フィールドに入力し、Tab キーを押します。 4. [RAID Level] (RAID レベル) フィールドでレベルを選択し、Tab キーを押します。 5. 3 台以上のハードディスクドライブが取り付けられている場合は、次の操作を行います。 a. Enter キーを押して、[Select] (選択) ダイアログボックスを表示します。 b.
かります。ディスク集約型のワークロードでは、CPU のオーバーヘッドが約 2 倍になります (たとえ ば、15%から 30%になります)。ほとんどのアプリケーションでは、プロセッサーに余裕を持たせる ことで、このオーバーヘッドに容易に対処できます。しかし、ディスクと CPU のパフォーマンスが高 度にバランスされ、ほぼボトルネックレベルに近づいている一部のアプリケーションでは、この追加 の CPU オーバーヘッドが問題になることがあります。 ハードウェア RAID には、その大容量のハードウェアキャッシュと、操作を高度に並列化してスケ ジューリングできるという利点があります。ただし、ソフトウェア RAID では、ディスクとディスク コントローラーを柔軟に設定できます。また、ハードウェア RAID では、データ損失を避けるために、 障害になった RAID コントローラーを同じモデルのものと交換する必要がありますが、ソフトウェア RAID ではそのような要件はありません。 一部のソフトウェア RAID 方式では、ミラーリング (1 台のディスクが障害になった場合に備えて複数 のディスクにデータをコピーすること)
Open Source および HP における Linux について詳しくは、http://h10018.www1.hp.com/ wwsolutions/linux/index.
C システムボードのコンポーネント名 省スペース型ワークステーションのシステムボードのコン ポーネント名 コンポーネント シルクスクリーン コンポーネント/説明 E15 E15 障害回復ヘッダー/ジャンパー E49 E49 クリアパスワードヘッダー/ジャンパー J9 RJ45/USB LAN/DUAL USB 2.0 J10 J10 デュアル USB 3.0/デュアル USB 2.
コンポーネント シルクスクリーン コンポーネント/説明 P126 PAR フライングパラレルポート (黒) P150 MEDIA メディアカードリーダー P152 MEDIA2 USB 3.0 メディアカードリーダー P26 FRONT USB フロント I/O USB 3.0 (青) P160 SATAPWR1 HDD 電源 (黒) XBT1 XBT1 BAT 電池ホルダー XMM1 - XMM4 XMM1 - XMM4 メモリスロット DIMM1 - DIMM4 XU1 XU1 CPU ソケット タワー型ワークステーションのシステムボードのコンポーネ ント名 コンポーネント シルクスクリーン コンポーネント E15 E15 障害回復ヘッダー/ジャンパー E49 E49 クリアパスワードヘッダー/ジャンパー J9 J9 RJ/USB LAN/DUAL USB J10 J10 QUAD USB デュアル USB3.0/デュアル USB2.
コンポーネント シルクスクリーン コンポーネント P3 P3 CPU PWR CPU 電源コネクター (4 ピン) P5 P5 電源ボタン/HDD LED/電源 LED スイッチ/サイ ドアクセスパネルセンサー/温度ヘッダー P6 SPKR スピーカー P8 CPU ファン CPU ファンヘッダー P9 P9 フロントファンヘッダー P11 CHF ファン 背面のシステムファン P23 P23 FRONT AUD フロントオーディオヘッダー P24 P24 FRONT USB フロントパネル USB ヘッダー P26 P26 FRONT USB3 フロントパネル USB3 ヘッダー (青) P52 COM シリアルポートヘッダー P60~P63 SATA0-SATA3 SATA コネクター P64 SATA5 eSATA コネクター P124 P124 HOOD LOCK サイドアクセスパネルソレノイドロックヘッ ダー P126 PAR パラレルポートヘッダー P152 MEDIA2 USB 3.
索引 B BIOS ROM 22 C CMOS 106 クリアとリセット 108 D DIMM 構成、サポート 69 DIMM の取り付け順序 省スペース型ワークステーショ ン 71 タワー型ワークステーション 71 H [HP PC Hardware Diagnostics] (UEFI) 使用 95 ダウンロード 96 R RAID デバイスの構成 114 SATA RAID 115 許可されるハードディスクドラ イブの最大数 114 お オペレーティングシステムのセッ トアップ 110 か 拡張カードスロットの識別 省スペース型ワークステーショ ン 64 タワー型ワークステーション 66 け ケーブルの管理 60 こ コンポーネントの交換 CPU (プロセッサー) と CPU ヒートシンク 61 ガイドライン 59 拡張カードスロット 62 警告および注意 56 ケーブルの管理 60 コンポーネントの位置 5, 13 情報とガイドライン 56 電源装置 72 ハードディスクドライブ 67 バッテリ 60 保守上の考慮事項 57 メモリ 69 し システム管理 20 システムボードコンポーネント 5 シ
と トラブルシューティング 76 は パスワード構成 106 パスワードジャンパー リセット 107 め メモリ DIMM 取り付け時のガイドライ ン 70 わ ワークステーションのセットアッ プ 適切な通気の確保 19 124 索引