HP Workstation Maintenance and Service Guide

オーディオ
すべての HP ワークステーションには、オーディオハードウェアが内蔵されています。オーディオ
ハードウェアは、最近のすべての Linux ディストリビューションに含まれている Advanced Linux
Sound Architecture (ALSA) ドライバーによってサポートされます。
オーディオハードウェアは、基本的な再生および録音機能を提供します。アプリケーションや CD
どの複数のソースからのオーディオ同時再生機能は、オーディオミキシングが可能な ALSA ドライ
バーで提供されます。ソフトウェアオーディオミキシングと再生機能のパフォーマンスは、ALSA
バージョン 1.0.13 以降のドライバーで大幅に向上しています。
このドライバーがインストールされると、HP ワークステーションでサポートされているオプションの
NVIDIA®および AMD®グラフィックスカードでも HDMI 経由のオーディオ機能が提供されます。
DisplayPort コネクターを通して、オーディオ機能を持つモニターに信号をパススルーできます。ベン
ダードライバーをインストールする必要があります。そのような構成では、2 つのオーディオハード
ウェアから選択できます。スピーカーから音が聞こえない場合は、オーディオ出力として DisplayPort
ではなく、グラフィックスカード (初期設定) が選択されている可能性があります。オーディオ設定
を確認してください (とえば、gnome-control-center [Sound])
一部のシステムでは、組み込みインテル HD グラフィックスも、DisplayPort インターフェイス経由で
同様な HDMI オーディオデバイスを提供することがあります。この場合は、カーネルが十分に新しけ
れば、デバイス純正のドライバーは必要ありません。
ネットワークカード
すべての HP ワークステーションには、1 つまたは 2 つの内蔵ネットワークインターフェイスコント
ローラーが搭載されています。一部のモデルはオプションの NIC をサポートしています。ほとんど
Linux ディストリビューションには、これらのインターフェイス用のドライバーがあります。
ハイパースレッディングテクノロジー
お使いのワークステーションは、プロセッサーが複数のタスクを同時に実行できるようにすることで
プロセッサーパフォーマンスを向上させるインテルテクノロジーである、ハイパースレッディングテ
クノロジー (HTT) をサポートしています。オペレーティングシステムは、HTT 対応プロセッサーを 2
つの仮想的なプロセッサーとして扱い、可能な場合はワークロードをプロセッサー間に分配します。
この機能は、オペレーティングシステムが複数のプロセッサーをサポートし、かつ HTT 専用に最適化
されている場合にのみ使用できます。
HTT を有効にするには、以下の操作を行います。
1.
起動中に、F10 キーを押してコンピューターセットアップ (F10) ユーティリティを実行します。
2.
[Advanced] (カスタム)[Device Options] (デバイスオプション) を選択します。
3.
[Hyper-Threading] (ハイパースレッディング)[Enable] (有効) に設定し、F10 キーを押
してメニューを終了します。
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