HP Workstation Maintenance and Service Guide

NUMA では、両方のプロセッサーソケットにプロセッサーを取り付ける必要があります。最大限のパ
フォーマンスを得るためには、取り付けるメモリを両方のプロセッサーで均等にします。
NUMA は、メモリノードインターリーブがシステム BIOS で無効になっている場合に有効になりま
す。そのためには、起動中に F10 キーを押し、コンピューターセットアップ (F10) ユーティリティ
を開始します。[Advanced] (詳細設定)[Chipset/Memory] (チップセット/メモリ) の順に
選択します。矢印キーを使用して、[Memory Node Interleave] (メモリノードインターリーブ)
[Disable] (無効) に設定します。メニューを終了するには、F10ーを押し、[File] (ファイル)
[Save Changes and Exit] (変更を保存して終了) の順に選択します。変更した内容は、次回
ワークステーションを起動したときに有効になります。
BIOS ROM
BIOS ROM には、ファームウェア (機械語アプリケーション) が格納されています。ここには、POST
(電源投入時のセルフテス)PCI デバイスの初期化機能、プラグアンドプレイのサポート機能、省電
力管理機能、コンピューターセットアップ (F10) ユーティリティなどが含まれています。
最新の BIOS ROM 仕様を確認するには、
http://www.hp.com/go/quickspecs/ (英語サイト) を参照し
てください。
コンピューターセットアップ (F10) ユーティリティ
コンピューターセットアップ (F10) ユーティリティは、以下の操作を行う場合に使用します。
工場出荷時の設定の変更
システムの日付と時刻の設定
システム構成 (プロセッサー、グラフィックス (ビデオ)、メモリ、オーディオ、記憶装置、通信
ポート、入力装置など) の表示、設定の変更、または確認
起動可能なデバイスの起動順序の変更。起動可能なデバイスとしては、ハードディスクドライ
ブ、オプティカルドライブ、USB フラッシュメディアデバイスなどがあります。
クイックブートの有効化。クイックブートでは、ワークステーションをすばやく起動できます
が、フルブートで実行される診断テストの一部が省略されます。以下のように設定できます。
常にクイックブート (初期設定)
定期的にフルブート (毎日30 日まで指定可)
常にフルブート
POST (Power-On Self-Test) メッセージの有効/無効の選択によるメッセージの表示状態の変更。
非表示状態では、メモリカウント、製品名、エラーでないその他のテキストメッセージなど、
とんどの POST メッセージが表示されません。POST エラーが発生した場合には、選択した設定
に関係なくエラーメッセージが表示されます。POST 中に手動で POST メッセージを有効にする
には、いずれかのキー (F1F12 は除く) を押します
オーナーシップタグの設定。オーナーシップタグを設定しておくとシステムを起動または再起
動するたびにワークステーションの所有者に関する情報が画面上に表示されます。
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2 章 システム管理