HP Workstation Maintenance and Service Guide
System Security (システ
ムセキュリティ) (続
き
)
OS Management of Embedded Security Device (OS による内蔵
セキュリティデバイス管理
):有
効/無効に
設定します
。このオプション
を設定すると
、内蔵セキュリティデバイス
の
OS による
制
御を制限できます。初期設定では有効になっています。[Trusted Execution Technology] を有効
に
すると、このオプションは自動的に無効になります。
●
Reset of Embedded Security Device through OS (OS による内蔵
セキュリティデバイスの
リセット):有効/無効に
設定します
。このオプション
を使用すると
、内蔵セキュリティデバ
イスの工場出荷時設定へのリセットを要求するオペレーティングシステム
の機能を制限でき
ます。初期設定
では無効になっています
。
注記: このオプションを有効にするには、セットアップパスワードを設定する必要があり
ます。
●
No PPI provisioning (物理的介入のないプロビジョニング) (Windows 8 のみ)
:このオプショ
ンを使用すると、PPI (物理的介入) の要件を回避
し
、初回ブート時に
直接
TPM を有効にして
その所有権
を取得することができます
。TPM が所有または
初期化された場合は
、TPM を
リ
セットするまでこの
設定は変更できません
。初期設定
では
、Windows 8 以外の
システムでは
無効
に
、Windows 8 では有効
になっています
。
●
Allow PPI policy to be changed by OS (OS による PPI ポリシー
の変更を許可
):この
オプ
ション
を有効にすると
、物理的介入
なしで
、オペレーティングシステム
で
TPM 操作
を実行で
きます。初期設定では無効になっています。
注記: このオプションを有効にするには、セットアップパスワードを設定する
必要があり
ます。
DriveLock Security (ド
ライブロックセキュリ
ティ)
ハードディスクドライブにマスターパスワードまたはユーザーパスワードを割り当てたり、パス
ワードを変更したりします。この機能が有効の場合は、POST 実行中にどちらかのドライブロック
パスワードを入力するよう求められます。どちらのパスワードも正常に入力されなかった場合
は、次のコールドブートシーケンスの間にどちらかのパスワードが入力されるまで、ハードディ
スクドライブにはアクセスできません。
注記: この項目
は
、ドライブロック機能をサポートするハードディスクドライブ
が少なくとも
1 台のシステムに
接続されている場合にのみ表示されます
。
Secure Boot
Configuration (セキュア
ブートの設定)
●
Legacy Support (レガシーサポート):有効/無効に設定します。DOS のブート、レガシーグ
ラフィックスカードの
実行
、レガシーデバイスのブート
など
、すべてのレガシーサポート
を
ワークステーション
上で無効にできます
。無効に
設定すると
、[Storage] (ストレージ) →
[Boot Order] (起動順序) の順に選択したときにレガシーブートオプション
が表示されな
くなります。初期設定では有効になっています。
●
Secure Boot (セキュアブート):有効/無効に設定します。オペレーティングシステム
を起動
する
前に
、そのオペレーティングシステム
が正規のものであることを確認できるようにしま
す。これにより、OS のブート前からブート完了までの間に悪意
のある変更が
Windows で行
われないようにし、ファームウェアへの攻撃を
防ぎます
。UEFI および Windows のセキュア
ブート
では
、事前に承認された
デジタル証明書によって署名されたコードのみ
、ファームウェ
アおよび OS のブートプロセス中の実行が許可されます。初期設定では無効になっています
が、Windows 8
システムではこの設定は有効になっています。セキュアブートを有効
にする
と、[Legacy Support] も無効
に設定されます
。
●
Key Management (キーの管理):このオプションを使用
すると
、カスタムキー設定を管理
で
きます。
◦
Clear Secure Boot Keys (セキュアブートキーの
消去
):[Don't Clear] (消去しない)/
[Clear] (消去
する
) に設定
します
。以前にロード
されたカスタムブートキーを削除でき
ます。初期設定
では
[Don't Report] になっています。
◦
Key Ownership (キーの所有者):[HP Keys] (HP キー)/[Custom Keys] (カスタムキー) に
設定
します
。カスタムモード
を選択すると
、セキュアブート
署名データベースの内容お
よびシステム起動時にカーネルを検証するプラットフォームキー (PK) を変更して、代
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第 2 章 システム管理