HP Workstation Maintenance and Service Guide

System Software Manager
System Software Manager (SSM) は、複数のシステムに対してシステムレベルのソフトウェアを同時
にアップデートできる、Windows ベースのワークステーションのユーティリティです。SSM PC
ライアントシステムで実行すると、SSM はハードウェアとソフトウェアのバージョンを検出し、ファ
イルストアと呼ばれる中央リポジトリからソフトウェアを選択してアップデートします。SSM でサ
ポートされているドライバーのバージョンは、ドライバーのダウンロード Web サイト、およびサポー
トソフトウェア CD に独自のアイコンで示されています。
ユーティリティのダウンロードと SSM の詳細情報については
http://www.hp.com/go/ssm/ (英語
サイト) を参照してください
ROM フラッシュ機能
BIOS 設定はフラッシュ ROM に格納されています。コンピューターセットアッ(F10) ユーティリ
ティでセットアップパスワードを設定すると、許可のないユーザーが BIOS 設定を変更できないよう
に保護できます。
BIOS をアップグレードするには、
http://www.hp.com/support/workstation_swdrivers/ (英語サイト)
から最新の SoftPaq イメージをダウンロードしてください。
リモート ROM フラッシュ機能
Remote ROM Flash (リモート ROM フラッシュ) を使用すると、管理者は、リモートの HP ワークス
テーションの ROM を中央のネットワーク管理コンソールから安全にアップグレードできます。これ
により、整合性を伴った配備が可能となり、ネットワーク上の HP PC ROM イメージを完全に制御
できます。
Remote ROM Flash (リモート ROM フラッシュ) を使用するには、ワークステーションに電源を入れ
ておくか、Remote Wakeup (リモートウェイクアップ) 機能を使用して電源を入れる必要があります。
HPQFlash
HPQFlash ユーティリティは、Windows オペレーティングシステムから PC のシステム ROM をロー
カルでアップデートまたは復元するのに使用します。HPQFlash の詳細については、
http://www.hp.com/go/ssm/ (英語サイト)お使いのワークステーション名を入力してください。
フェイルセーフブートブロック
フェイルセーフブートブロック機能により、ROM フラッシュに万一障害が発生した場合に、ROM
復旧できます。たとえば、ROM のアップグレード中に停電などの電源異常が発生した場合、ブート
ブロックは、ROM がフラッシュされる際に保護される部分で、ワークステーションに電源が投入さ
れたときにシステム ROM フラッシュを検証します。
システム ROM が有効な場合は、ワークステーションを通常の方法で起動します。
システム ROM が検証チェックで障害になった場合は、SoftPaq から作成した BIOS イメージ CD
ワークステーションを起動します。BIOS イメージ CD によって有効なイメージのシステム ROM
プログラムされます。
デスクトップマネジメント 43