User guide
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動作モード
スキャン モード
スキャナーは、複数のスキャン モードのうちの 1 つで動作するように設定できます。以下のオプショ
ンのどれかに関する詳しい情報および設定については、『HP Wireless Barcode Scanner Programming
Reference Guide』(HP 無線バーコード スキャナー プログラミング リファレンス ガイド)を参照してく
ださい。
1 回トリガー(初期設定):このモードは、一般的なハンドヘルド スキャナーの動作に関連付けられ
ています。動作の検出が有効になっていてスキャナーが動作を検出すると、照準パターンがオンにな
ります。トリガーが引かれると、照射がオンになり、スキャナーによってラベルの読み取りが試みら
れます。スキャンは以下のどれかが発生するまで有効になっています。
●
プログラム可能な「最大スキャン時間」
1
が経過した
●
ラベルが読み取られた
●
トリガーが解放された
トリガー操作で複数読み取り:トリガーが引かれるとスキャンが開始され、トリガーの解放後も継続
されます。このスキャンは、再びトリガーが引かれるかまたはプログラム可能な「最大スキャン時
間」
1
が経過するまで継続されます。ラベルの読み取りが行われても、スキャンは無効になりません。
二重読み取りのタイムアウト
1
を使用すると、不適切な複数回の読み取りが行われないように設定で
きます。
トリガー保持で複数読み取り:トリガーが引かれるとスキャンが開始され、トリガーが解放される
か、または「最大スキャン時間」
1
が経過するまで継続されます。ラベルの読み取りが行われても、
スキャンは無効になりません。二重読み取りのタイムアウト
1
を使用すると、不適切な複数回の読み
取りが行われないように設定できます。
常にオン:照射は常時オンになっていて、スキャナーでいつでもコードを読み取ることができる状態
になっています。二重読み取りのタイムアウト
1
を使用すると、不適切な複数回の読み取りが行われ
ないように設定できます。
点滅:トリガーの状態とは無関係にスキャナーの照射が点滅します。コード読み取りは、フラッシュ
がオン
2
のときにのみ実行されます。二重読み取りのタイムアウト
1
を使用すると、不適切な複数回
の読み取りが行われないように設定できます。
1
これらのモードおよびその他のプログラム可能な機能については、製品リファレンス ガイドを参照
してください。
2
フラッシュ オン時間およびフラッシュ オフ時間によって制御されます。製品リファレンス ガイド
を使用して、これらのオプションをプログラムします。
スタンド モード:スタンド モードでは、読み取りが正常に完了した後、特定の長さの時間だけ照射が
継続されます。この時間の長さは設定可能です。スキャナーでは、動作が検出されるとスタンド モー
ドが終了されます。スタンド モードからトリガーが有効になると、スキャナーはトリガーを使用する
モードのどれか 1 つに移行します。
モード選択:照準パターンの中心を起点として設定可能な距離の外にあるバーコードが認識されな
い、またはホストに送信されない場合に、デコードおよび送信プロセスを指定します。モード選択
は、スキャナーが 1 回トリガー モードになっている間にのみ有効になります。スキャナーが異なる読
み取りモードに切り替わると、モード選択は自動的に無効になります。
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第 6 章 動作モード