Troubleshooting Guide
POST 時のフロント パネルのランプおよびビープ音の診断
ここでは、フロント パネルのランプおよび POST(Power-On Self Test)実行前または POST 実行中
に発生するビープ音について説明します。ビープ音には、エラー コードやテキスト メッセージが関
連付けられていないものもあります。
警告! コンピュータ
が電源コンセントに接続されていると
、電源が入
っていなくてもシステム
ボー
ドには常
に電気が流れています
。感電や火傷
の危険がありますので
、電源コード
が電源コンセントか
ら抜き取ってあること、および本体内部の温度が下がっていることを確認
してください
。
注記: PS/2 キーボード
のランプが点滅している場合は
、コンピュータ
のフロント
パネル
のランプ
が点滅していないか
確認し
、フロント パネルのランプの
動作を基に以下の解決方法を参照してくださ
い。
以下の表の解決方法
は
、実行する順に示されています。
一部のランプやビープ音の診断を使用できないモデル
もあります
。
表 A-2 キーボードやフロント パネルのランプおよびビープ音の診断
動作 ビープ
音
考えられる
原因
対処方法
電源ランプが
緑色に点灯
不具合
では
ありません
コンピュータの
電源が入っ
ている
不具合ではありません
電源ランプが 2 秒間隔で緑色
で点滅
不具合では
ありません
RAM のサスペンド モード
(一部のモデルのみ)か、
正常なサスペンド モード
不具合ではありません。サスペンド モードから
復帰するには、任意のキーを押すかマウスを移動
します
電源ランプ
が
1 秒間隔
で
2 回
赤色で点滅した後に、2 秒間休
止する。一連のビープ
音は
5
回繰り返された後停止するが、
電源ランプは問題
が解決するま
で点滅し続ける
2
本体内部の温度
が以下の理
由により動作範囲
を超えて
いたためサーマル保護機能
が働いた
ファンの動作が妨げられて
いるかファンが回転してい
ない
または
ヒートシンク/ファン アセ
ンブリが正しく
プロセッサ
に取り付けられていない
1.
コンピュータの通気口
がふさがれていない
ことと、プロセッサの冷却用
ファンが稼動
していることを確認します
2.
カバーを開けて電源ボタンを押し、プロセ
ッサ ファンが回転するか確認します。プロ
セッサ ファンが回転しない場合は、ファン
のケーブルがシステム ボード ヘッダに接続
されていることを
確認します
3.
ファンおよびケーブルが取り付けられてい
ても回転しない場合は、ヒートシンク/ファ
ン アセンブリを交換します
4.
上記の方法で問題が
解決しない場合は
、修
理受付窓口に問
い合わせます
電源ランプが 1 秒間隔で 3 回
赤色で点滅した後に、2 秒間休
止する。一連のビープ
音は
5
回繰り返された後停止するが、
電源ランプは問題
が解決するま
で点滅し続ける
3
プロセッサが取り付けられ
ていない(プロセッサ
の不
具合という意味ではありま
せん)
1.
プロセッサが取り付けられていることを確
認します
2.
プロセッサを取り付けなおします
電源ランプ
が
1 秒間隔
で
4 回
赤色で点滅
した後に
、2 秒間休
止する。一連のビープ音は 5
回繰り返された
後停止するが
、
電源ランプは問題が解決するま
で点滅し
続ける
4
電源の障害が
発生した
(電
源装置の過負荷)
または
USDT に不適切な外部電源
装置が使用されている
1.
カバーを
開けて
、4 線または 6 線の電源
ケー
ブルがシステム ボードのコネクタ
に接続さ
れているか確認します
2.
トラブルの原因になっているデバイスを検
出するため、取り付けられているすべての
デバイス(ハードディスク ドライブ、ディ
スケット ドライブ、オプティカル ドライ
ブ、拡張カード
など
)を取り外して
システ
ムの電源を
入れます
。POST が起動したら
電
源を切
り
、障害が発生するまで
デバイスを
1
つずつ取り付けなおします。障害の原因
に
なっているデバイス
を交換します
。デバイ
ス
を
1 つずつ追加
して
、すべての
デバイス
が正しく機能することを確認します
JAWW
POST 時のフロント パネルのランプおよびビープ音の診断
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