HP Z200 Workstation Maintenance and Service Guide
Table Of Contents
- 製品の概要
- オペレーティングシステムのセットアップ
- オペレーティングシステムの復元
- システム管理
- BIOS ROM
- コンピュータ セットアップ (F10) ユーティリティ
- デスクトップマネジメント
- コンピューターの初期設定と導入
- リモートシステムのインストール
- セットアップの複製
- ソフトウェアのアップデートと管理
- HP Client Manager Software
- Altiris Client Management Solutions
- HP SoftPaq Download Manager
- System Software Manager
- ROM フラッシュ機能
- FailSafe Boot Block ROM (フェイルセーフブートブロック ROM)
- ワークステーションのセキュリティ
- 障害通知と復旧
- デュアルステート電源ボタン
- コンポーネントの交換
- 診断とトラブルシューティング
- RAID デバイスの構成
- パスワードセキュリティの設定と CMOS の再設定
- コネクターのピン
- システムボードのコンポーネント名
- 日常のお手入れ
- HP リソースの参照場所
- 索引

ESD (静電気放電) による装置の損傷防止
多くの電子部品は、ESD (静電気放電) に対策が必要です。回路設計と構造によって、影響を受ける
度合いが異なります。電子コンポーネントとアクセサリの損傷を避けるには、以下の梱包と接地の予
防措置を取る必要があります。
●
手が製品に触れないようにチューブ、袋、箱などの静電防止コンテナーに製品を入れて運搬す
る。
●
静電気対策が必要な部品とアセンブリは、非導電性または専用のコンテナーや梱包箱に入れて保
護する。
●
静電気対策が必要な部品は、元のコンテナーに入れたままで静電気が発生しない場所まで運ぶ。
●
コンテナーの部品は、コンテナーを接地された表面に置いてから取り出す。
●
静電気対策が必要な部品またはアセンブリを取り扱ったり触れるときは、シャーシに触れて身体
を接地する。
●
ピン、リード、または回路には触れない。
●
アセンブリの静電気対策が必要な部品で再使用できるものは、保護パッケージまたは非導電性フ
ォームの中に置く。
身体の接地方法と装置
ESD (静電気放電) による損傷を防ぐには、以下のストラップ類を使用します。
●
アースバンド – 柔軟性のあるリストストラップで、抵抗が最大 1MΩ ±10% の接地用コードで
す。接地を適切に行うには、このバンドを皮膚に接触させて着用します。接地コードは、接地マ
ットまたはコンピューターのバナナプラグコネクターにしっかり接続する必要があります。
●
ヒールストラップ、トーストラップ、フットストラップ – コンピューターを床に設置して使用
している場合に使用します。たいていの場合、どのような靴にも対応します。導電性の床または
静電気拡散性フロアマット上で、オペレーターと接地間の抵抗が最大 1MΩ±10% のストラップ
を両足に付けます。
次の表は、静電シールド材で可能な保護レベルを示したものです。
表 5-1 静電シールドの保護レベル
方法 電圧
静電防止プラスチック
カーボン入りプラスチック
メタライズラミネート
1,500V
7,500V
15,000V
このセクションでは、ESD (静電気放電) による装置の損傷を防止するためのガイドラインについて
説明します。
作業エリアの接地
作業エリアでの静電気は、以下の方法で防止します。
●
作業台の上を静電気拡散性材で覆います。作業台の上に接続したアースバンドと適切に接地さ
れたツール、機器を使用します。
●
静電気拡散性材のマット、フットストラップ、またはエアーイオナイザーを使ってさらに保護を
確実にします。
JAWW
保守上の考慮事項
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