HP DreamColor Z27x ディスプレイ ユーザー ガイド
© 2014 Hewlett-Packard Development Company, L.P.
このガイドについて このガイドでは、モニターの特長、モニターの設置方法、および技術仕様について説明します。 警告! その指示に従わないと、人体への傷害や生命の危険を引き起こすおそれがあるという警告事 項を表します。 注意: その指示に従わないと、装置の損傷やデータの損失を引き起こすおそれがあるという注意事 項を表します。 注記: 重要な補足情報です。 iii
iv このガイドについて
目次 1 製品の特長 ...................................................................................................................................................... 1 HP Z27x モニター ............................................................................................................................... 1 2 安全および保守に関するガイドライン ........................................................................................................... 3 安全に関する重要な情報 ............................................................
ディスクからのインストール ............................................................................................ 26 Web サイトからのダウンロード ....................................................................................... 26 ファームウェアのアップデート ......................................................................................................... 26 色空間プリセットの選択 .................................................................................................................... 28 輝度の調整 ................................
ベゼル ボタンのランプの調整 ........................................................................................................... 40 自動スリープ モードの使用 .............................................................................................................. 40 オンスクリーン ディスプレイ(OSD)メニューの使用 ................................................................... 41 [色空間]メニュー ................................................................................................................ 42 [ビデオ入力]メニュー ......................
Korean Notice(韓国向け) .............................................................................................................. 65 電源コードの要件 ............................................................................................................................... 65 日本国内での電源コードの要件 ........................................................................................ 65 製品環境に関するご注意 ....................................................................................................................
1 製品の特長 HP Z27x モニター 液晶ディスプレイ(LCD)では、アクティブ マトリクス方式の薄膜トランジスタ(TFT)パネルを採 用しています。このモニターの特長は以下のとおりです。 ● 2560×1440 以下の解像度をフル サポートする、表示領域 27 インチ(対角長 68.6 cm)のディ スプレイ (さまざまな表示方式によって 4096×2160 または 3840×2160 の解像度をサポートす るカスタム スケール機能を含む) ● ワイドなカラー ガマットによって、AdobeRGB と sRGB の両方の色空間を 100%、DCI-P3 の 色空間を 98%カバー ● モニターの色領域を正確に再マッピングできる機能(パネルがサポートしているカラー ガマッ トの範囲内)によって、色空間を選択したり、RGB プライマリを高精度に設定することが可能 になり、一貫性と再現性の高い色を実現 ● 色と輝度の安定性が非常に高い(通常の使用条件下) ● 工場出荷時設定の調整済み色空間として、sRGB、AdobeRGB、DCI-P3、BT.709、BT.
2 ● HP サポートへの問い合わせに必要な情報が記載された、簡単に取り出せる引き出し式情報カー ド ● 2 つのコネクタで DisplayPort デジタル ビデオ入力信号をサポート(ケーブルが 1 本付属) ● HDMI デジタル ビデオ入力信号をサポート(ケーブルが付属) ● アナログ オーディオ出力により、ヘッドフォンまたは別売の HP スピーカー バーをサポート ● SPDIF デジタル オーディオ出力 ● RJ-45 ネットワーク コネクタ ● 色補正ツールの接続やファームウェアのアップデートが可能な DreamColor USB 2.0 ポート ● USB 3.
2 安全および保守に関するガイドライン 安全に関する重要な情報 お使いのモニターには電源コードが付属しています。この製品を日本国内で使用する場合は、製品に 付属している電源コードのみをお使いください。モニターに接続する適切な電源コードについては、 65 ページの「電源コードの要件」を参照してください。 警告! 感電や装置の損傷を防ぐため、必ず以下の注意事項を守ってください。 • 電源コードは常に、製品の近くの手が届きやすい場所にある電源コンセントに差し込んでくださ い。 • コンピューターへの外部電源の供給を完全に遮断するには、電源を切った後、電源コンセントから 電源コードのプラグを抜いてください。 • 電源コードに 3 ピンのアタッチメント プラグがある場合は、コードを 3 ピンのアースされた電源 コンセントに接続してください。必ず電源コードのアース ピンを使用して接地してください。アー ス ピンは重要な安全機能です。 安全のために、電源コードや電源ケーブルの上には物を置かないでください。また、コードやケーブ ルは、誤って踏んだり足を引っかけたりしないように配線してください。電源コードや電源ケーブル を
保守に関するガイドライン モニターの性能を向上させ長く使用するために、以下のガイドラインを参考にしてください。 ● モニターのキャビネットを開けたり自分で修理したりしないでください。このガイドに記載さ れている調整機能のみを使用してください。正常に動作しない場合や、モニターを落としたり破 損したりした場合には、HP のサポート窓口にお問い合わせください。 ● 外部電源は、モニター裏面のラベルに記載された条件に適合するものを使用してください。 ● コンセントに接続する機器の定格電流の合計がコンセントの許容電流を、またコードに接続する 機器の定格電流の合計がコードの許容電流を超えないようにしてください。各機器の定格電流 (AMPS または A)は本体に貼付された電源のラベルに記載されています。 ● モニターは、手が届きやすい場所にあるコンセントの近くに設置します。電源コードをコンセン トから外すときは、必ずプラグをしっかりと持って抜きます。コードの部分を引っぱって抜かな いでください。 ● モニターを使用していないときには、モニターの電源を切るようにしてください。スクリーン セーバー プログラム
3 モニターの設置 モニターをセットアップするには、モニター、コンピューター システム、およびコンピューターに 接続されているその他の装置の電源がオフになっていることを確認してから、以下の作業を行いま す。 注記: モニターの背面にある主電源スイッチが OFF の位置にあることを確認してください。主電 源スイッチを切るとモニターのすべての電源がオフになります。 モニターを設置する際の注意 モニターの損傷を防止するため、LCD パネルの表面には触れないでください。パネル面への圧力に よって、液晶に色むらや歪みが発生する場合があります。このような状態になった場合、画面を元に 戻すことはできません。 スタンドを取り付ける場合は、モニターの前面を下向きにして、保護用のシートまたは研磨剤が入っ ていない布を敷いた、安定した平らな場所に置きます。これにより、画面を傷つけたり、汚したりす ることや、フロント パネルのボタンを損傷したりすることを防止できます。 注記: お使いのモニターの外観は、この図のモニターと多少異なる場合があります。 モニターを設置する際の注意 5
スタンドの取り付け 注意: LCD パネルの表面には触れないでください。パネル面への圧力によって、液晶に色むらや歪 みが発生する場合があります。このような状態になった場合、画面を元に戻すことはできません。 HP クイック リリース 2 を使用して、モニター パネルの取り付けや取り外しが簡単に行えます。パ ネルをスタンドに取り付けるには、以下の操作を行います。 1. モニター パネルの前面を下向きにして、清潔な乾いた布を敷いた、安定した平らな場所に置き ます。 2. スタンドのマウント プレート上部(1)を、パネル背面にあるくぼみの上部の縁の下にスライド させます。 3. スタンドのマウント プレート下部(2)をくぼみに挿入し、カチッという音がするまで押し込み ます。 4.
背面の各部 名称 機能 1 USB 3.0 ダウンストリーム ポー ト(サイド パネル) 別売の USB デバイスをモニターに接続します 2 主電源スイッチ モニターのすべての電源をオフにします 注記: モニターを使用していないときにこのスイッチを OFF の 位置にすると、モニターの消費電力が最も低い状態になります 3 外部電源コネクタ 外部電源コードをモニターに接続します 4 デジタル オーディオ出力 デジタル オーディオ機器をモニターに接続します 5 アナログ オーディオ出力 ヘッドフォンまたは別売の HP スピーカー バーをモニターに接 続します 6 DisplayPort 1 DisplayPort ケーブルをモニターに接続します 7 HDMI HDMI ケーブルをモニターに接続します 8 DisplayPort 2 DisplayPort ケーブルをモニターに接続します 9 RJ-45 ネットワーク コネクタ ネットワーク ケーブルをモニターに接続します 10 DreamColor USB 2.
ケーブルの接続 8 1. コンピューターの近くの作業がしやすく通気の良い場所にモニターを置きます。 2.
3.
4. 付属の USB ハブ ケーブルの一方の端をコンピューターの背面の USB ハブ ポートに接続して、 もう一方の端をモニターの USB アップストリーム コネクタに接続します。 注記: このモニターは USB 3.0 をサポートしています。最適なパフォーマンスを得るには、 使用可能であれば、USB ケーブルをコンピューターの USB 3.0 ポートに接続します。 5.
6.
フロント パネルの各部 名称 機能 1 機能ボタン オンスクリーン ディスプレイ(OSD)メニューを操作するときに使用します。 OSD メニューを開くと、それぞれのボタンの横に、操作に関するインジケーター が表示されます 2 メニュー表示ボタン OSD の表示/非表示を切り替えます 注記: メニュー表示ボタンおよび機能ボタンを有効にするには、これらのボタ ンのどれかを押します。ボタンを押すと、ボタンのラベルが画面の右側に表示さ れ、ボタンのランプが点灯します。なお、このガイドでは、機能ボタンとメニュー 表示ボタンを合わせて「ベゼル ボタン」と表記することがあります 3 電源ボタン モニターの電源のオン/オフを切り替えます 注記: モニターのリア パネルにある主電源スイッチがオンの位置になっている ことを確認して、モニターの電源を入れます 注記: HP Customer Self Repair Services Media Library(http://www.hp.
モニターの調整 1. モニターのパネルを前または後ろに傾けて、見やすい位置に設定します。 2.
3. モニターの高さを、作業環境に合った見やすい位置に調整します。モニター パネルの上端は、 目の高さを超えないようにしてください。眼鏡やコンタクト レンズなどを使用している場合 は、モニターの位置を低くし、傾ける方が作業しやすい場合があります。作業時の姿勢を調整し た場合は、モニターの位置も必ず調整しなおしてください。 4. 必要に応じて、モニターの表示方向を横向きから縦向きに回転できます。 a. モニターが最も高い位置になるように調整してから、完全に後方に傾いた位置まで傾斜角度 を調整します(1) 。 b.
注記: 画面に表示されている OSD を縦向きから横向きに回転させるには、オペレーティング システムのディスプレイ設定を使用してください。OSD を縦向きから横向きに回転させるに は、OSD を表示し、[画像の調整]→[オンスクリーン メニューの回転]→[縦]の順に選択しま す。 モニターの電源投入 1. モニターの背面にある主電源スイッチをオンの位置に設定します。 2. 電源ボタンを押してコンピューターの電源を入れます。 3.
しみおよび画像の焼き付きに関する HP のポリシー IPS モデルのモニターは、非常に広い視野角と高画質を実現する IPS(In-Plane Switching)ディスプ レイ技術で設計されています。IPS モニターはさまざまな高画質用途に適しています。ただし、この パネル技術は、静止画像、停止画像、または固定画像を長時間スクリーンセーバーを使用しないで表 示するような用途には向いていません。そのような用途には、カメラによる監視、ビデオゲーム、 マーケティングロゴ、画面に長時間表示されるテンプレートなどがあります。静止画像は、汚れやし みのように見える画像の焼き付きをモニター画面上に発生させることがあります。 1 日中使い続けたために画像の焼き付きが発生したモニターは、HP の保証の対象外です。画像の焼き 付きが発生しないようにするには、モニターを使用しないときは常にモニターの電源を切断するか、 電源管理設定を使用して、システムがアイドル状態になるとディスプレイの電源が切断されるように します(システムでサポートされている場合)。 USB デバイスの接続 4 つの USB ダウンストリーム ポートがあります
モニター スタンドの取り外し モニターを壁掛け式にしたり、またはスイング アームやその他の固定器具を取り付けたりするため に、モニター パネルからスタンドを取り外すことができます。 注意: モニター スタンドの取り外し作業を始める前に、モニターの電源が切られていること、お よび電源ケーブル、ビデオ ケーブル、ネットワーク ケーブルのすべてが電源コンセントやコン ピューターから取り外されていることを確認してください。また、モニターに接続されているすべて の USB ケーブルを取り外してください。 1. モニターからすべてのケーブルを取り外します。 2. モニターの前面を下向きにして、清潔な乾いた布を敷いた、安定した平らな場所に置きます。 3. モニター下部の中央近くにあるラッチを押して、HP クイック リリース 2 のロックを解除します (1)。 4. スタンドの下部を上方向に回転させ、マウント プレートに隠れていたパネルのくぼみが完全に 見えるようにします(2) 。 5.
HP クイック リリース 2 の取り付け器具を使って取り付ける場合 HP クイック リリース 2 の取り付け器具を使ってモニター パネルを固定器具に取り付けるには、以 下の操作を行います。 18 1. マウント プレートをスタンドの先端部に固定している 4 つのネジを取り外します。 2.
3. モニター パネル背面にある VESA 基準の取り付け穴から 4 つのネジを取り外します。 4.
5.
HP フード キット(別売)の取り付け HP LCD フード キットは、天井の照明からの光を防止するように設計されたモニター オプション製 品です。フードを使用すると、天井に明るい照明が設置されている部屋で、モニターの色およびコン トラストを向上させることができます。 ● 周辺光からディスプレイを遮蔽します ● 周囲のオフィスの照明や窓からディスプレイに届く光を減少します ● モニターの色およびコントラストを向上させます 1. キットに付属の説明書に沿って、フードを組み立てます。 2. フードのネジ穴を覆っているプラグを取り外します。 注記: 3.
シリアル番号と製品番号の位置 シリアル番号と製品番号は、モニター本体の背面にあるラベルに記載されています。お使いのモデル のモニターについて HP にお問い合わせになるときに、これらの番号が必要になる場合があります。 注記: 場合によっては、ラベルを読むためにモニター本体をある程度回転させる必要があります。 情報カードの位置 識別情報は、引き出し式カードに記載されています(モニター背面のラベルにも記載されています)。 このカードは、パネルの左側面にある USB ポートの裏側から引き出します。保証サポート情報(モ デル番号、シリアル番号、製品番号)はカード(およびラベル)の前面に、規定情報はカードの背面 に記載されています。 22 第 3 章 モニターの設置
モニター背面へのデバイスの取り付け モニターの背面にある 40 mm × 40 mm VESA 基準の取り付け穴を使用して、デバイスを取り付け ることができます。 1. モニター背面にある VESA 基準の取り付け穴からプラグを取り外します。 注記: 2.
ロック ケーブルの取り付け 別売のロック ケーブルを使用して、モニターを固定物に固定できます。 24 第 3 章 モニターの設置
4 モニターの操作 ソフトウェアおよびユーティリティ モニターに付属のディスクには、コンピューターにインストール可能な以下のファイルが収録されて います。 ● .INF(情報)ファイル ● .ICM(Image Color Matching)ファイル(調整済みの色空間ごとに 1 つ) ● Z27x の Web インターフェイスでリモート管理を行うためのクライアント証明書およびサー バー証明書 ● Linux、Windows、および Mac 用 Z27x USB ソフトウェア開発キット(SDK) ● サンプルの StudioCal XML 調整ファイル 注記: モニターにディスクが付属していない場合は、上記のファイルやキットを HP のサポート サ イトからダウンロードできます。この章の26 ページの「Web サイトからのダウンロード」を参照 してください。 情報ファイル .
.INF および.ICM ファイルのインストール .INF および.ICM ファイルを更新する必要がある場合は、これらのファイルをディスクからインス トールするか、Web サイトからダウンロードしてインストールできます。 ディスクからのインストール .INF および.ICM ファイルをディスクからコンピューターにインストールするには、以下の操作を行 います。 1. ディスクをコンピューターのオプティカル ドライブに挿入します。ディスクのメニューが表示 されます。 2. [HP Monitor Software Information](HP モニター ソフトウェア情報)ファイルを読みます。 3. [Install Monitor Driver Software](モニター ドライバー ソフトウェアをインストールする) を選択します。 4. 画面の説明に沿って操作します。 5. Windows の[画面のプロパティ]に適切な解像度およびリフレッシュ レートが表示されているこ とを確認します。 注記: インストール時にエラーが発生した場合は、デジタル署名されているモニターの.
USB 経由でファームウェアをアップデートするには、以下の操作を行います。 1. 現在のファームウェアのバージョンを確認します。 a. フロント パネルにあるボタンのどれかを押します。 b. [メニュー表示]ボタンを押して OSD を表示します。 c. [情報]を選択して、現在のファームウェアのバージョンを表示します。 ヒント: Z27x の出荷時設定では、[ディスプレイ情報…]ベゼル ボタン ショートカットが 4 番目のベゼル ボタンに設定されています。ベゼル ボタンが再マッピングされていなけ れば、このショートカットを使用してこの情報ページにアクセスできます。 2. 最新のファームウェアを Web で検索します。 a. http://www.hp.com/support/ にアクセスし、国または地域を選択します。 b. [ドライバー&ダウンロード]リンクを選択し、[検索]フィールドに「Z27x」と入力して、[検 索]ボタンをクリックします。 c. お使いのモデルを選択し、言語およびオペレーティング システムを選択します。 d.
色空間プリセットの選択 Z27x には出荷時調整済みの色空間プリセットが用意されており、視覚効果、アニメーション、オン セット デイリー、プロ写真家の作業、製品設計、印刷/プリプレス、グラフィックス アートなど、色 が非常に重要となるさまざまな作業に適しています。業界標準の 5 つの色空間が用意されているほ か、2 つの異なる方法でディスプレイのネイティブ カラー ガマットにアクセスできます。以下の表 に、あらかじめ用意されている 5 つの標準の色空間に関する情報を示します。 プリセット名 赤のプライマリ (u’v’ ) 緑のプライマリ (u’v’ ) 青のプライマリ 白色点 ガンマ 輝度 (u’v’) sRGB 0.451, 0.523 0.125, 0.563 0.175, 0.158 D65 sRGB 250 cd/m2 AdobeRGB 0.451, 0.523 0.076, 0.576 0.175, 0.158 D65 2.2 250 cd/m2 BT.709 0.451, 0.523 0.125, 0.563 0.175, 0.
4. [上]/[下]ボタンを使用して[輝度の調整]オプションに移動し、[選択]ボタンを押してそのオプ ションを有効にします。 5. [上げる]/[下げる]ボタンを使用して、輝度を目的のレベルに調整します。 注記: [輝度の調整]オプションでは、現在の輝度の値がメニュー オプションの右側に表示されま す。 Z27x の画像調整オプションについて Z27x には、メディア業界やエンターテインメント業界に特有の作業に合わせて設計された特別な画 像調整オプションが数多く用意されています。以下のセクションでは、これらの作業の用途から見た 各機能について説明します。 ビデオレベルの使用(16-235) このオプションは、黒より下のフットルームと白より上のヘッドルームを含むビデオ信号を正確に表 示できるように設計されています。このような種類の信号は、ITU-R BT.709 または ITU-R BT.
フレームのオーバースキャン 初期設定では、Z27x は画像内のすべてのピクセルを表示しますが、映画のデイリーや編集版を確認 する場合には、一般ユーザー向けのデジタル テレビで表示したときと同じようなオーバースキャン モードで画像を表示することが必要になる場合があります。[フレームを 5%オーバースキャン]オプ ションを使用すると、画像が拡大され、アクション セーフ ゾーン内にあるその部分のフレームだけ が表示されるようになります。アクション セーフとは、フレームの端から 5%内側に入った部分から 始まる領域のことです。 ビデオレベルを使用するには、以下の操作を行います。 1. フロント パネルにあるボタンのどれかを押します。 2. [メニュー表示]ボタンを押して OSD を表示します。 3. [画像の調整]を選択して、調整オプション画面を表示します。 4.
ソースの縦横比に合わせる(均等) このオプションは、ソース入力の縦横比を維持しながら、画像をモニターの中央に配置してできるだ け大きく表示し、画面の未使用領域を 0%の黒色で塗りつぶします。たとえば、16×9 より幅の狭い ソース入力は画面の上下いっぱいに表示され、ソース画像の左右に黒色の帯が表示されます。また、 16×9 より幅の広いソース入力は画面の左右いっぱいに表示され、ソース画像の上下に黒色の帯が表 示されます。 [ソースの縦横比に合わせる]は初期設定のオプションで、多くの作業に最も適しています。 スクリーン全体に合わせる(不均等) このオプションは、16×9 ではないソースの縦横比を変更し、強制的にモニターの縦横比(16×9)内 に収まるように表示します。その結果、画像はディスプレイ全体に表示され、横方向(幅の狭い縦横 比の場合)または縦方向(幅の広い縦横比の場合)に引き伸ばされます。 [スクリーン全体に合わせる]は、ソースの縦横比が重要でなく、画像が変形されたとしても画面全体 に表示されるようにしたい場合に使用します。 画面の幅に合わせる(均等) このオプションは、モニターのネイティブの縦横比
「合わせる」オプションの例 以下の図は、4×3 のソース画像が各「合わせる」オプションによってどのように表示されるかを示し たものです。[画面の高さに合わせる]オプションはこのソースの縦横比に適さないため、図はありま せん。 図 4-1 4×3 の入力ソース 32 図 4-2 ソースの縦横比に合わせる 図 4-3 スクリーン全体に合わせる 第 4 章 モニターの操作
図 4-4 画面の幅に合わせる 図 4-5 ドットバイドット ソース ビデオが画面に表示される方法を変更するには、以下の操作を行います。 1. フロント パネルにあるボタンのどれかを押します。 2. [メニュー表示]ボタンを押して OSD を表示します。 3. [画像の調整]を選択して、調整オプション画面を表示します。 4. [縦横比表示]を選択して、表示オプションを表示します。 5.
2K/4K Digital Cinema 画像フォーマットの使用 Z27x は、DCI(Digital Cinema Initiatives)の Digital Cinema System Specification で規定された 2048×1080 および 4096×2160 の画像フォーマット(コンテナー)をあらかじめサポートしています。 以下の表に、サポートされるフォーマットを示します。 DCI レベル 水平ピクセル数 垂直ピクセル数 フレーム レート 1 4096 2160 24.00 2 2048 1080 48.00 3 2048 1080 24.00 未定* 2048 1080 60.00 * このガイドのリリース時点で、60.00 fps の 2K フォーマットは DCI で正式に明文化されていません。Z27x では、将来明 文化されて使用できるようになったときのために、このフォーマットをサポートしています。 さらに、このディスプレイは、DCI 画像コンテナー内の 2 種類の標準の縦横比(1.85:1 および 2.
Digital Cinema ディスプレイ オプションにアクセスするには、以下の操作を行います。 1. コンピューターまたはビデオ デバイスを、2048×1080 または 4096×2160 の解像度で出力する ように設定されたモニターに接続します。 2. フロント パネルにあるボタンのどれかを押します。 3. [メニュー表示]ボタンを押して OSD を表示します。 4. [画像の調整]を選択して、調整オプション画面を表示します。 5. [縦横比表示]を選択して、表示オプションを表示します。 6. [Digital Cinema オプション]を選択して、Digital Cinema オプションを表示します。 [Digital Cinema オプション]ページの[画像領域]セクションで、以下の DCI 縦横比オプションを使用で きます。 DCI コンテナー全体の表示 これは初期設定のオプションで、DCI の 2048×1080 または 4096×2160 のフレーム全体を表示しま す。 DCI 1.
4096×2160 または 3840×2160 信号がモニターに入力されている場合は、[Digital Cinema オプショ ン]ページの 4K ソースのセクションから以下のスケール オプションを使用できます。DCI 縦横比の 切り取りが選択されている場合、これらのオプションは、切り取られた画像に対して適用されます。 縦横比表示オプションに従う これは初期設定のオプションで、選択されている縦横比表示の「合わせる」オプションに従って画像 を表示します。これらのオプションについて詳しくは、30 ページの「Z27x の縦横比管理オプション の使用」を参照してください。 中央部分を抽出して表示 このオプションを選択すると、フレーム中央の 16×9 の領域が表示され、前のセクションで説明した [画面の高さに合わせる]オプションと同じように、この領域からはみ出す部分が切り取られます。中 央部分の抽出によって画像がどの部分まで表示されるかは、コンテナー全体が表示されるか縦横比に 従って表示されるかによって決まります。 フレームの左側に合わせて表示 このオプションを選択すると、フレームの左端から 16×9 の領域が表
4K 領域のスクロール 4K ソースをドットバイドットで表示している場合、[4K 領域のスクロール]ボタンを押すと移動用の 矢印が表示され、フレームを目的の場所に移動できます。 PIP(Picture-In-Picture)および PBP(Picture-BesidePicture)の使用 このモニターは、1 つのソースをもう 1 つのソースに重ねて表示する PIP と、1 つのソースともう 1 つのソースを水平(横向きの場合)または垂直(縦向きの場合)に並べて表示する PBP の両方をサ ポートしています。 PIP または PBP を使用するには、以下の操作を行います。 1. 2 番目の入力ソースをモニターに接続します。 2. フロント パネルにある 5 つのボタンのどれかを押してボタンを有効にしてから、[メニュー表 示]ボタンを押して OSD を表示します。 3. OSD で、[PIP コントロール]→[PIP オン/オフ]の順に選択し、[PIP (Picture-in-Picture)]また は[PBP (Picture-beside-Picture)]を選択します。 4.
PIP 内でのオーバースキャン このオプションは、ビデオ出力が一般ユーザー向けのテレビでどのように表示されるかを確認する場 合に使用します。ローワー サードのグラフィックスのマージンが適切で、一般ユーザー向けのテレ ビで欠けてしまわないことを確認するときには、このオプションが特に便利です。 Digital Cinema オプション 2048×1080 の信号を PIP として表示する場合、DCI コンテナー全体を表示するか、PIP を 1.85:1 ま たは 2.
● PIP のオン/オフ:PIP のオン/オフをすばやく切り替えることができます。このコマンドは、PIP をコンフィデンス モニターとして使用するためのものです。このコマンドを無効にすると「PIP オン」と表示され、有効にすると「PIP オフ」と表示されます。この使用方法について詳しく は、37 ページの「コンフィデンス モニターとしての PIP の使用」を参照してください。 ● プライマリ入力と PIP 入力の入れ替え:このオプションを使用して、プライマリ入力と PIP 入力 をすばやく切り替えることができます。このオプションを使用するために PIP を有効にする必 要はなく、PIP 入力が設定されているだけで使用できます。したがって、2 つの入力をすばやく 切り替えるもう 1 つの方法としてこのオプションを使用することもできます。 ● 次の PIP コーナー:このオプションを使用して、画面上で PIP を表示する場所を移動できます。 このコマンドを使用するたびに、PIP が左上、右上、左下、右下の順に移動します。 ● ディスプレイ情報の表示:このコマンドは、ディスプレイ モード、アクティブな
ベゼル ボタンのランプの調整 ベゼル ボタンのランプは、自動フェードアウト機能が初期設定で有効になっています。ランプは、 オンスクリーン ディスプレイ(OSD)メニューのタイムアウト時間が過ぎるとフェードアウトしま す。このランプの動作を変更し、ランプがフェードアウトしないようにすることができます。また、 フェードアウト機能が無効になっている場合は、ランプの明るさを調整できます。 ベゼル ボタンのフェードアウト機能を無効にするには、以下の操作を行います。 1. フロント パネルにある 5 つのボタンのどれかを押してボタンを有効にしてから、[メニュー表 示]ボタンを押して OSD を表示します。 2. OSD で、[メニューおよびメッセージ制御]→[ベゼル ボタンの自動フェード]→[無効(常にオ ン)]の順に選択します。 ベゼル ボタンのフェードアウト機能が(上記のように)無効になっている場合、フロント パネルの ボタンの明るさをさまざまな明るさの周辺光に合わせて調整できます。 ベゼル ボタンの明るさを変更するには、以下の操作を行います。 1.
オンスクリーン ディスプレイ(OSD)メニューの使用 OSD メニューを使用して、ユーザーの好みに応じて画面表示を調整します。OSD にアクセスするに は、以下の操作を行います。 1. フロント パネルの右側にある 5 つのボタンのどれかを押して、ボタンを有効にします。 2. [メニュー表示]ボタンを押して OSD を表示します。 3.
[色空間]メニュー レベル 1 レベル 2 色空間 [Color Space 1 Name] レベル 3 [Color Space 2 Name] [Color Space 3 Name] [Color Space 4 Name] [Color Space 5 Name] [Color Space 6 Name] [Color Space 7 Name] 輝度の調整 輝度の値を設定 戻る 色空間情報 [現在の色空間の名前] プライマリ(u'v' / xy) ● 赤:x.xxx x.xxx ● 青:x.xxx x.xxx ● 緑:x.xxx x.xxx 白色点(u'v' / xy) ● x.xxx x.xxx ● 白色点の名前(例: D65) ガンマ(x.
[ビデオ入力]メニュー レベル 1 レベル 2 ビデオ入力 DisplayPort 1 レベル 3 レベル 4 DisplayPort 2 HDMI ソース自動切り換え 有効にする 無効にする 戻る 戻る [画像の調整]メニュー レベル 1 レベル 2 画像の調整 縦横比表示 レベル 3 レベル 4 ソースの縦横比に合わせる (均等) スクリーン全体に合わせる (不均等) 画面の幅に合わせる(均等) 画面の高さに合わせる(不均 等) ドットバイドット Digital Cinema オプション 画像領域: DCI コンテナー全体の表示 DCI 1.85:1 の縦横比に切り 取る DCI 2.
レベル 1 画像の調整(続き) レベル 2 レベル 3 レベル 4 ビデオレベルの使用 (16-235) フレームを 5%オーバース キャン 青のチャンネルのみ表示 オンスクリーン メニューの 回転 横 縦 戻る 詳細設定 オーバー ドライブ オーバードライブによってリ フレッシュ速度が向上し、画 像のスミアが除去されること がありますが、特定の入力解 像度に対して PIP などの他 の機能が無効になります 有効にする 無効にする 戻る インターレース解除機能 インターレースされたソース (1080i など)を使用する場合 はインターレース解除機能を 有効にする必要があります。 プログレッシブソースのイン ターレースエンコードエラー を検査する場合は無効にしま す 有効にする 無効にする 戻る ケーデンス検出 ケーデンス検出機能により、 ビデオレートソースのフィル ムケーデンスを読み取ります (例:2:3 プルダウン)。ソー スのケーデンスエラーを検査 する場合は無効にします 有効にする 無効にする 戻る 戻る 戻る ディスプレイ モード情報 44 第 4 章 モニターの操作
[PIP コントロール]メニュー レベル 1 レベル 2 レベル 3 PIP コントロール PIP オン/オフ PIP(Picture-in-Picture) レベル 4 PBP(Picture-Beside-Picture) オフ 戻る PIP のサイズ 拡大 縮小 最大サイズに設定 最小サイズに設定 初期設定サイズにリセット 戻る PIP の位置 左上 右上 左下 右下 位置の微調整 戻る PIP 入力 DisplayPort 1 DisplayPort 2 HDMI プライマリ入力と PIP 入力 の入れ替え 戻る プライマリ / PIP ソース情 報 ビデオレベルの使用 (16-235) PIP 内でのオーバースキャン Digital Cinema オプション 画像領域: DCI コンテナー全体の表示 DCI 1.85:1 の縦横比に切り 取る DCI 2.
[言語]メニュー レベル 1 レベル 2 言語 ドイツ語 繁体字中国語 簡体字中国語 英語 スペイン語 フランス語 イタリア語 日本語 オランダ語 ポルトガル語 46 第 4 章 モニターの操作 レベル 3 レベル 4
[管理]メニュー レベル 1 レベル 2 レベル 3 管理 Auto-Sleep(自動電源オフ) アクティブなビデオ入力がな い場合にディスプレイをス リープ モードにしますか? レベル 4 有効にする 無効にする 戻る 再開時に電源オン 予期しない電源障害後に、 ディスプレイに自動的に電源 が入れ直されるようにします か? 有効にする 無効にする 戻る DDC/CI 通信 ホストから DDC/CI 経由で発 行されたコマンドに対して ディスプレイで応答するよう にしますか? 有効にする 無効にする 戻る 自動 EDID アップデート 色空間を切り替えたとき、 ディスプレイが EDID を自動 更新するようにしますか? 有効にする 無効にする 戻る ホット プラグの開始 色空間を切り替えたとき、 ディスプレイがホット プラ グ イベントを開始するよう にしますか? 有効にする 無効にする 戻る オンスクリーン ディスプレイ(OSD)メニューの使用 47
レベル 1 レベル 2 レベル 3 管理(続き) DisplayPort の互換性 すべてのディスプレイが DisplayPort 1.2 接続と同期 できるわけではありません。 接続されたディスプレイに対 して、DisplayPort 入力 1 が それ自体をバージョン 1.1 と して認識するようにします か? DisplayPort 1.1 互換モード DisplayPort 1.
レベル 1 レベル 2 レベル 3 レベル 4 管理(続き) リモート管理サービス サーバーの有効化/無効化 内部リモート管理 Web サー バーを有効にしますか? 有効にする 無効にする 戻る IP 設定モード DHCP 手動 IPv4 アドレス: xxx.xxx.xxx.xxx IPv4 サブネットマスク: xxx.xxx.xxx.xxx IPv4 ゲートウェイ: xxx.xxx.xxx.
[メニューおよびメッセージ制御]メニュー レベル 1 レベル 2 レベル 3 メニューおよびメッセージ制 御 メニューおよびメッセージ位 置 ボタンを使用してメニューの 位置を調整します。完了した ら、[戻る]を押します メニューおよびメッセージの 不透明度 不透明度の値を設定 メニューおよびメッセージの タイムアウト タイムアウト値を設定 メッセージの有効化/無効化 ディスプレイの電源をオンに したときに情報を表示する 戻る 戻る 入力ソースが変更されたとき に情報を表示する 色空間が変更されたときに情 報を表示する ウォームアップ時間を通知す る 再調整の期限が来たら通知す る 戻る 50 第 4 章 モニターの操作 レベル 4
レベル 1 レベル 2 レベル 3 レベル 4 メニューおよびメッセージ制 御(続き) 機能ボタンの設定 機能ボタン 1 の設定 色空間の選択 機能ボタン 2 の設定 輝度の調整 機能ボタン 3 の設定 ビデオ入力の選択 機能ボタン 4 の設定 次にアクティブなビデオ入力 への切り替え 縦横比表示 ビデオレベル(16-235)のオ ン/オフ オーバースキャンのオン/オ フ 青色限定モードのオン/オフ 4K 領域のスクロール 次の 4K コーナー PIP オン/オフ プライマリ入力と PIP 入力 の入れ替え 次の PIP コーナー ディスプレイ情報の表示 色空間情報の表示 テスト パターン ジェネレー ター 空き(機能なし) 戻る 機能ボタン モード ボタン ラベルを最初に開く 最初に押したときにコマンド を実行する 戻る ベゼル ボタンの色 常に白 常に赤 70 cd/m2 で赤に自動切り替 え 戻る ベゼル ボタンの明るさ 明るさの値を設定 戻る メニューおよびメッセージ制 御(続き) ベゼル ボタンの自動フェー ド 有効(メニューのタイムアウ トに従う) 無効
[情報]メニューおよび[出荷時設定にリセット]メニュー レベル 1 レベル 2 レベル 3 情報 ディスプレイ モード:ディス プレイ モード レベル 4 色空間:色空間 現在のビデオ パイプライン 遅延:xx ミリ秒 シリアル番号:シリアル番号 ファームウェアのリビジョ ン:ファームウェアのリビ ジョン ID 前回の調整:xxxxx 時間 バックライト動作時間: xxxxx 時間 リモート管理サーバー:有効/ 無効 IPv4 アドレス: xxx.xxx.xxx.
ディスプレイは使用するにつれてバックライトが経年劣化し、光の出力が変化します。そのため、色 が非常に重要なディスプレイでは、必要に応じて再調整を行い、色が正確に再現されるようにする必 要があります。Z27x では、1000 時間使用するたびに再調整することをおすすめします。調整を行っ てから経過した時間を表示するには、オンスクリーン ディスプレイ(OSD)で[メイン メニュー]→ [ディスプレイ情報の表示]オプションの順に選択するか、ディスプレイ情報コマンドを使用します。 HP では、数万円で購入できる安価なソリューションから数百万円する測色器や分光放射計まで、さ まざまな色測定機器をサポートしています。サポートされている測定機器は以下のとおりです。 ● HP DreamColor キャリブレーション キット(X-Rite i1 を使用した測色器) ● Klein K10-A 測色器 ● Photo Research PR-655 SpectraScan 分光放射計 ● Photo Research PR-670 SpectraScan 分光放射計 ● Photo Research PR-6
注意: 調整は、暗い部屋で行うことを強くおすすめします。迷光がモニターに反射すると、調整の 精度に悪影響を及ぼします。 オンスクリーン メニューによる Z27x の調整 内蔵プロセッサが起動したら、Z27x の下部にある DreamColor USB ポートのどちらかに測定機器を 接続します。 モニターを調整する方法を尋ねるメッセージが、15~60 秒後に(測定機器によって異なります)表 示されます。 現在のプリセットを再調整する このオプションは、現在の設定を使用してアクティブな色空間を再調整します。決められた方法で色 空間を再調整する必要がある場合は、このオプションをおすすめします。このオプションを選択する と、ディスプレイに補正ターゲットが表示されます。測定機器を十字型の記号の中心部分に合わせ、 [調整を開始]ベゼル ボタンを押します。 注記: HP DreamColor キャリブレーション キットを使用する場合は、周辺光フィルターを邪魔に ならない位置まで回転させてからキットを使用してください。その他の機器の場合は、調整前にレン ズのキャップを取り外してください。 使用する機器によっては、調整に
選択できる標準オプションは以下のとおりです。 ● ● ● ● カラー ガマット ◦ sRGB/BT.709:一般的なコンピューターおよび高解像度(HD)ビデオ用の標準のカラー ガ マットです ◦ AdobeRGB:プロの写真家がよく使用するガマットで、sRGB と比べて緑色のガマットが広 くなっています ◦ BT.601:NTSC および PAL の標準画質(SD)ビデオ用の標準カラー ガマットです ◦ BT.
自動 EDID アップデート 初期設定では、色空間を切り替えるとディスプレイ EDID が自動更新されます。 自動 EDID アップデートが有効になっている場合、アクティブな色空間プリセットを変更するたびに EDID がすべての入力に対して更新されます。自動 EDID アップデートが無効になっている場合、各 入力はネイティブ色空間用の工場出荷時の値に設定されます。 オンスクリーン ディスプレイ(OSD)メニューで自動 EDID アップデートの有効/無効を切り替える には、以下の操作を行います。 56 1. フロント パネルの右側にある 5 つのボタンのどれかを押してボタンを有効にします。 2. [メニュー表示]ボタンを押して OSD を表示します。 3.
A 技術仕様 注記: 以下の仕様はすべて、HP 製品の各コンポーネントの製造元から提供された標準的な仕様を 表しています。このため、実際の動作時の数値とは異なる場合があります。 Z27x モデル ディスプレイ 27 インチ(68.6 cm)ワイドスクリーン 種類 TFT LCD 表示可能画像サイズ 68.6 cm / 27 インチ(対角方向) 最大質量(非梱包時) 8.8 kg 寸法(スタンドを含む) 高さ(最も高い位置のとき) 53.6 cm 高さ(最も低い位置のとき) 44.3 cm 奥行き 24.1 cm 幅 64.
プリセット ディスプレイ解像度について 以下の表に示すディスプレイ解像度はこのモニターで使用される最も標準的なもので、工場出荷時設 定として設定されています。モニターによってこれらのプリセット モードが自動的に認識され、正 しいサイズの画像が画面の中央に表示されます。 Z27x モデル 58 付録 A プリセット ピクセル フォーマット 画面比率 垂直周波数(Hz) 1 640×480 4:3 60(p) 25.175 2 720×480 4:3 60(i) 27.000 3 720×480 4:3 60(p) 27.000 4 720×480 16:9 60(i) 27.000 5 720×480 16:9 60(p) 27.000 6 720×576 4:3 50(i) 27.000 7 720×576 4:3 50(p) 27.000 8 720×576 16:9 50(i) 27.000 9 720×576 16:9 50(p) 27.000 10 800×600 4:3 60.
プリセット ピクセル フォーマット 画面比率 垂直周波数(Hz) ピクセル クロック (MHz) 27 2048×1080 1.89.1 24(p) 58.2382 48(p) 117.1123 60(p) 147.1853 1.85.1 2.39.1 28 2048×1080 1.89.1 1.85.1 2.39.1 29 2048×1080 1.89.1 1.85.1 2.39.1 30 2560×1440 16:9 48(p) 192.3149 31 2560×1440 16:9 50(p) 200.4640 32 2560×1440 16:9 60(p) 252.000 33 2560×1600 16:10 59.97 268.500 34 3840×2160 16:9 24(p) 209.7600 35 3840×2160 16:9 25(p) 218.6000 36 3840×2160 16:9 30(p) 262.9200 37 4096×2160 1.89.
B サポートおよびトラブルシューティング 一般的なトラブルの解決方法 以下の表に、発生する可能性のあるトラブル、考えられる原因、および推奨する解決方法を示しま す。 60 付録 B トラブル 原因 解決方法 画面に何も表示されない か、画像が点滅する 電源コードが外れている 電源コードを接続します モニターのフロント パネルにある 電源ボタンがオフになっている フロント パネルの電源ボタンを押します ビデオ ケーブルが正しく接続され ていない ビデオ ケーブルを正しく接続します。詳しくは、 5 ページの「モニターの設置」を参照してください システムがスリープ モードになっ ています キーボードの任意のキーを押すかマウスを動かして、画 面表示を消すユーティリティを無効にします ビデオカードの互換性に問題があ る オンスクリーン ディスプレイ(OSD)メニューを開い て、ビデオ入力を選択します。入力ソースの自動切り替 え機能を無効にするに設定し、手動で入力を選択します モニターの電源が入らない モニターのリア パネルにある主電 源スイッチがオフになっている 主電源スイッチ
トラブル 原因 解決方法 ベゼル ボタンのランプが 常に点灯しているが、明る すぎるかまたは暗すぎる ベゼル ボタンの自動フェードが OSD で無効になっていて、明るさ の調整が必要である OSD メニューを開き、メニューおよびメッセージ制御→ ベゼル ボタンの明るさの順に選択して、明るさの値を調 整します 色が正しく表示されない モニターが調整されていない モニターを再調整するか、工場出荷時の調整設定を復元 します 調整ができない セットアップが正しくないか、機器 調整をやりなおします が故障している ボタンのロックアウト プライマリのオンスクリーン ディスプレイ(OSD)またはボタンのラベルが表示されていないとき に特定のボタンを 10 秒間押し続けると、OSD の機能のさまざまな部分がロックアウトされます。機 能を復元するには、その特定のボタンをもう一度 10 秒間押し続けます。この機能は、ディスプレイ の電源が入っていて、アクティブな信号が表示されている場合にのみ使用できます。 以下の表に、使用可能なロックアウト機能、およびロックアウトの有効/無効を切り替えるために 10 秒間押
製品サポート オールインワン コンピューターの使用方法について詳しくは、http://www.hp.com/support/ を参照し てください。国または地域を選択し、[製品サポート/保守情報]を選択してから、お使いのモデルを検 索フィールドに入力して、[検索]ボタンをクリックします。 注記: モニターの説明書、リファレンス ガイド、およびドライバーは、http://www.hp.com/support/ から入手できます。 このガイドに記載されている情報では問題に対処できない場合は、HP のサポート窓口にお問い合わ せください。日本でのサポートについては、http://www.hp.com/jp/contact/ を参照してください。日 本以外の国や地域でのサポートについては、http://welcome.hp.com/country/us/en/wwcontact_us.
C 規定に関するご注意 Federal Communications Commission Notice(米国向け) This equipment has been tested and found to comply with the limits for a Class B digital device, pursuant to Part 15 of the FCC Rule. These limits are designed to provide reasonable protection against harmful interference in a residential installation. This equipment generates, uses, and can radiate radio frequency energy and, if not installed and used in accordance with the instructions, may cause harmful interference to radio communications.
Or, call 1-800-HP-INVENT (1-800 474-6836) For questions regarding this FCC declaration, contact: Hewlett Packard Company P. O. Box 692000, Mail Stop 510101 Houston, Texas 77269-2000 Or, call (281) 514-3333 To identify this product, refer to the Part, Series, or Model number found on the product. Canadian Notice(カナダ向け) This Class B digital apparatus meets all requirements of the Canadian Interference-Causing Equipment Regulations.
日本向け この装置は、クラス B 情報技術装置です。この装置は、家庭環境で使用することを目的としています が、この装置がラジオやテレビジョン受信機に近接して使用されると、受信障害を引き起こすことが あります。取扱説明書に従って正しい取り扱いをして下さい。 VCCI-B Korean Notice(韓国向け) 電源コードの要件 このモニターの電源には自動ライン電圧切替機能(ALS)が付属しています。この機能によって、モ ニターは 100~120 V または 200~240 V の AC 電圧で動作します。 このモニターに付属の電源コードおよびプラグは、電気用品安全法に適合しており、日本国内でご使 用いただけます。 お買い上げの製品を海外でお使いになる場合は、その国で認定された電源コードをお買い求めくださ い。 電源コードは、製品のラベルに記載された電圧と電流の定格に適合したものでなければなりません。 ラベルに記載されている値より大きい定格のコードを使用してください。また、導体の断面積は 0.75 mm²/18 AWG 以上、コードの長さは 1.8~3.
製品環境に関するご注意 国際エネルギー スター プログラムへの適合 当社は、国際エネルギー スター プログラムの事業参加者として、本製品が国際エネルギー スター プログラムの基準に適合していることを保証するために、EPA の拡張された製品準拠および認定プロ セスに従っています。 以下のマークは正規のエネルギー スター認定のすべてのディスプレイに貼付されています。 ディスプレイおよびコンピューター用のエネルギー スター プログラムの仕様は、家庭、オフィス、 工場などで使用する装置のエネルギー効率を向上させることで、省エネルギー/省資源を促進するとと もに大気汚染を防止することを目的として作成されたものです。このため、HP の製品には、Microsoft Windows の電源管理機能によって、製品を使用していないときにエネルギー消費を削減する省電力機 能が搭載されています。 電源管理機能によって、一定の時間使用していない状態が続くと、コンピューターが省電力モードま たは「スリープ」モードに切り替わります。また、エネルギー スター プログラムの認定を受けた外 部ディスプレイを接続して電源管理機能を使用する場合、
Disposal of Waste Equipment by Users in Private Household in the European Union(欧州連合向け) This symbol on the product or on its packaging indicates that this product must not be disposed of with your household waste. Instead, it is your responsibility to dispose of your waste equipment by handing it over to a designated collection point for the recycling or waste electrical and electronic equipment.
China Restriction of Hazardous Substances(中国向け) 11363-2006 11363-2006 Turkey EEE Regulation(トルコ向け) In Conformity with the EEE Regulation EEE Yönetmeliğine Uygundur Ukraine Restriction of Hazardous Substances(ウクライナ向け) The equipment complies with requirements of the Technical Regulation, approved by the Resolution of Cabinet of Ministry of Ukraine as of December 3, 2008 No. 1057, in terms of restrictions for the use of certain dangerous substances in electrical and electronic equipment.
D LCD モニターの品質およびピクセルに関 する方針 この TFT モニターは、トラブルが発生しない高い性能を保証するために、高精度の技術を使用し、 HP の製造基準に基づいて製造されています。それでもなお、ディスプレイに小さな輝点、暗点、ま たは黒点が現れるという外見上の欠陥が発生する場合があります。これはどのメーカーから提供さ れる LCD ディスプレイにも共通するもので、HP 製の LCD に特有の問題ではありません。1 つまたは 複数のピクセルやサブピクセルに欠陥がある場合、この問題が発生します。 ● 1 つのピクセルは、赤、緑、青のそれぞれ 1 つずつのサブピクセルで構成されています。 ● 欠陥のあるピクセルは、常に点灯している(暗い画面に輝点が表示される)場合と、常に消灯し ている(明るい画面に暗点が表示される)場合があります。点灯しているピクセルは、よりはっ きりと確認できます。 ● 欠陥のあるサブピクセル(欠陥ドット)は、欠陥のあるピクセルより見えづらくなっています。 これは、サブピクセルが小さく、特定の背景画面のときにしか確認できない場合があるためで す。 欠陥のあるピクセル