User guide
ディスプレイは使用するにつれてバックライトが経年劣化し、光の出力が変化します。そのため、色
が非常に重要なディスプレイでは、必要に応じて再調整を行い、色が正確に再現されるようにする必
要があります。Z27x では、1000 時間使用するたびに再調整することをおすすめします。調整を行っ
てから経過した時間を表示するには、オンスクリーン ディスプレイ(OSD)で[メイン メニュー]→
[ディスプレイ情報の表示]オプションの順に選択するか、ディスプレイ情報コマンドを使用します。
HP では、数万円で購入できる安価なソリューションから数百万円する測色器や分光放射計まで、さ
まざまな色測定機器をサポートしています。サポートされている測定機器は以下のとおりです。
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HP DreamColor キャリブレーション キット(X-Rite i1 を使用した測色器)
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Klein K10-A 測色器
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Photo Research PR-655 SpectraScan 分光放射計
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Photo Research PR-670 SpectraScan 分光放射計
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Photo Research PR-680/PR-680L SpectraDuo 分光放射計
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Photo Research PR-730/735 SpectraScan 分光放射計
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Photo Research PR-740/745 SpectraScan 分光放射計
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Konica Minolta CA-210 Display Color Analyzer 測色器
HP DreamColor キャリブレーション キットは、HP の Web サイトおよび HP 製品販売店から直接購
入で
きます
。他のサポートされている機器の価格や入手方法については、製造元にお問い合わせくだ
さい。
注記: Z27x への接続は USB 経由で行われるため、Photo Research および Konica Minolta 製機器
の一部のモデルでは、オプションとなっている USB 接続が必要です。
以下の 2 つの調整方法がサポートされています。
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オンスクリーン メニュー方式の調整
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HP StudioCal XML 方式の調整
このユーザー ガイドでは、オンスクリーン メニュー方式の調整オプションについてのみ説明しま
す。XML 方式のオプションについては、『HP DreamColor Z27x Advanced User Guide』(HP
DreamColor Z27x アドバンスド ユーザー ガイド)を参照してください。
調整の準備
調整を行うには、Z27x の内蔵プロセッサを有効にする必要があります。国際エネルギー スター 6.0
の省電力要件を満たすために、内蔵プロセッサは工場出荷時に無効にされています。
Z27x の内蔵プロセッサを有効にするには、以下の操作を行います。
1. フロント パネルにある 5 つのボタンのどれかを押してボタンのラベルを表示してから、[メ
ニュー表示]ボタンを押してオンスクリーン ディスプレイ(OSD)を
表示します。
2. OSD で、[管理]→[内
蔵プロセッサの管理]の順に選択します。
3. [有効にする]を選択し、[選択]を押してプロセッサを有効にします。
4. [終了]を押して、OSD を終了します。
有効にしたら、内蔵プロセッサが完全に起動するまで 1 分程度待機してから、調整を開始してくださ
い。
色補正の概要
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