About Desktop Management (September 2009)
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ROM フラッシュ機能
お使いのコンピューターでは、オペレーティング システムとの情報のやりとりなどを行う基本入出力
システム(BIOS)がプログラム可能なフラッシュ ROM(読み取り専用メモリ)に記憶されていま
す。[コンピューター セットアップ(F10)ユーティリティ]でセットアップ パスワードを設定してお
けば、ROM の不用意な更新や上書きを防止できます。これは、コンピューターの動作の整合性を確
保するために重要です。BIOS のアップグレードが必要な場合は、最新の BIOS イメージを HP のドラ
イバーとサポートのページ
http://www.hp.com/(英語サイト)からダウンロードできます。
注意: ROM を最大限に保護するために、必ずセットアップ パスワードを設定してください。セッ
トアップ パスワードによって、ROM の不正なアップグレードを防止できます。[HP System Software
Manager]を使用すると、システム管理者が、複数のコンピューターに同時にセットアップ パスワー
ドを設定することができます。詳しくは、
http://www.hp.com/go/ssm/(英語サイト)を参照してくだ
さい。
リモート ROM フラッシュ機能
リモート ROM フラッシュ機能を利用すると、システム管理者は、ネットワーク管理端末からリモー
トでコンピューターの BIOS を安全に書き換えることができます。複数の HP のコンピューターに対
してこのような作業をリモートで行うことができるので、ネットワーク上のコンピューターの BIOS
を適切にアップグレードすることができます。さらに、生産性が向上し TCO(総所有コスト)を低減
できます。
注記: Windows BitLocker Drive Encryption が有効になっていて、TPM 測定を使用しているシステ
ム
では
、BIOS をフラッシュ
すると
、BitLocker がプラットフォーム
用に作成した信頼署名が無効にな
ります。そのため、このような
システムの場合
、BitLocker キー
を保護するために
、SSM では
現在リ
モート ROM フラッシュがサポート
されていません
。システム BIOS をフラッシュ
するには
、グルー
プ ポリシー
で
BitLocker を無効にしてください。
リモート ROM フラッシュを使用
するには
、リモート ウェイク アップ機能を
使用して
、お使いの
コン
ピューターの電源
を入れておくか
、再起動しておく
必要があります
。
リモート ROM フラッシュについて詳しくは、http://www.hp.com/go/ssm/(英語サイト)で[HP Client
Manager Software]または[HP System Software Manager]を参照してください。
HPQFlash
HPQFlash ユーティリティは、Windows オペレーティング システムで個別のコンピューター上でシス
テム BIOS のアップデートや復元を行う場合に使用します。
HPQFlash について詳しくは、
http://www.hp.com/にアクセスし、コンピューターのモデル番号を入力
します。
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第 5 章 ROM フラッシュ
機能 JAWW