Hardware Reference Guide - HP Compaq 6000 Pro Microtower Model
DIMM ソケットへの取り付け
システム ボードには 4 つの DIMM ソケットがあり、1 つのチャネルについて 2 つのソケットがありま
す。ソケットには DIMM1、DIMM2、DIMM3、および DIMM4 の番号が付けられています。ソケット
DIMM1 および DIMM2 はメモリ チャネル A で動作し、ソケット DIMM3 および DIMM4 はメモリ チャ
ネル B で動作します。
図 2-7 DIMM ソケットの位置
表 2-1 DIMM ソケットの位置
番号 説明 ソケットの色
1
DIMM1 ソケット、チャネル A(最初に取り付ける) 黒
2
DIMM2 ソケット、チャネル A(3 番目
に取り付ける
) 白
3 DIMM3 ソケット、チャネル B(2 番目に取り付ける) 白
4 DIMM4 ソケット、チャネル B(4 番目に取り付ける) 白
注記: DIMM は、黒
い
DIMM1 ソケット
に取り付ける必要があります
。正
しいソケッ
トに
取り付けなければ
、メモリ モジュール
が間違ったソケットに取り付けられている
ことを示
す
POST エラー メッセージが表示
されます
。
取り付けられている DIMM に応じて、システムは自動的にシングル チャネル モード、デュアル チャ
ネル モード、またはフレックス モードで動作します。
●
1 つのチャネルの DIMM ソケットにのみ DIMM が取り付けられている場合、システムはシング
ル チャネル モードで動作します。
●
チャネル A の DIMM の合計メモリ容量とチャネル B の DIMM の合計メモリ容量が等しい場合、
システムはより高性能なデュアル チャネル モードで動作します。両方のチャネルで、取り付け
る DIMM の性能やデバイス自体の幅が異なっても構いません。たとえば、チャネル A に 512 MB
の DIMM が 2 つ取り付けられていて、チャネル B に 1 GB の DIMM が 1 つ取り付けられている
場合、システムはデュアル チャネル モードで動作します。
●
チャネル A の DIMM の合計メモリ容量とチャネル B の DIMM の合計メモリ容量が異なる場合、
システムはフレックス モードで動作します。フレックス モードでは、最も容量の小さいメモリ
が取り付けられているチャネルがデュアル チャネルに割り当てられるメモリの総量を表し、残
りはシングル チャネルに割り当てられます。速度を最高にするには、最大のメモリ容量が 2 つ
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第 2 章 ハードウェア
のアップグレード