Hardware Reference Guide

SODIMM ソケットについて
取り付けられている SODIMM に応じて、システムは自動的にシングル チャネル モード、デュアル
チャネル モード、またはフレックス モードで動作します。SODIMM チャネルの位置ついては、以下
の表を参照してください。
2-2 SODIMM の位置の確認
位置 システム ボード上の表記 チャネル
下部ソケット
SODIMM1
チャネル A
上部ソケット
SODIMM3
チャネル B
1 のチャネルの SODIMM ソケットにのみ SODIMM が取り付けられている場合、システムはシ
ングル チャネル モードで動作します。
チャネル A SODIMM メモリ容量とチャネル B SODIMM のメモリ容量が異なる場合、シ
ステムはフレックス モードで動作します。フレックス モードでは、最も容量の小さいメモリが
取り付けられているチャネルがデュアル チャネルに割り当てられるメモリの総量を表し、残り
はシングル チャネルに割り当てられます。1 つのチャネルのメモリ容量が他方よりも多い場合
は、多い方をチャネル A に割り当てる必要があります。
チャネル A SODIMM 合計メモリ容量とチャネル B SODIMM の合計メモリ容量が等しい
場合、システムはより高性能なデュアル チャネル モードで動作します。
どのモードでも、最高動作速度はシステム内で最も動作の遅い SODIMM によって決定されます。
SODIMM の取り付け
システム ボードには 2 つのメモリ ソケットがあります。メモリ モジュールを着脱するには、以下
の操作を行います。
1. オプティカル ディスクや USB フラッシュ ドライブなどのすべてのリムーバブル メディアを
コンピューターから取り出します。
2. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンしてコンピューターの電源を切り、
外付けデバイスの電源もすべて切ります。
3. 電源コードを電源コンセントから抜き、コンピューターからすべての外付けデバイスを取り外し
ます。
注意: メモリ モジュールの取り付けまたは取り外しを行う場合は、電源コードを抜いて電力
が放電されるまで約 30 秒待機してから作業する必要があります。コンピューターが電源コンセ
ントに接続されている場合、電源が入っているかどうかに関係なく、メモリ モジュールには常
に電気が流れています。電気が流れている状態でメモリ モジュールの着脱を行うと、メモリ モ
ジュールまたはシステム ボードを完全に破損するおそれがあります。
4. コンピューターが開かれないように保護しているセキュリティ デバイスをすべて取り外しま
す。
5. コンピューターの前面を下向きにして安定した平らな場所に置きます。パネルおよび画面を傷
やその他の損傷から守るため、下に毛布やタオル等の柔らかい布を敷くことをおすすめします。
6. コンピューターの底部にある 2 つのネジ ラッチを左に回して1アクセス パネルの下端の固
定を解除します。
メモリの取り外しおよび取り付け
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