バックアップおよび復元 ユーザ ガイド
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目次 1 概要 2 リカバリ ディスクの作成 3 情報のバックアップ バックアップが必要なとき .................................................................................................................. 5 バックアップの方法 ............................................................................................................................. 6 システムの復元ポイントの使用 ........................................................................................................... 7 復元ポイントを作成するとき .....................................................................
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1 概要 障害が発生した後にシステムの復元を実行すると、最後にバックアップを行ったときの状態が復元さ れます。システムを導入後、最初のソフトウェアのセットアップが終了したら、すぐにリカバリ ディ スクを作成することをおすすめします。その後も、新しいソフトウェアやデータ ファイルの追加に応 じて定期的にシステムをバックアップし、適切な新しいバックアップを作成しておくようにしてくだ さい。 オペレーティング システムに組み込まれているツールおよび[HP Recovery Manager](HP リカバリ マネージャ)ソフトウェアは、システムに障害が発生した場合に以下のタスクによって情報を保護お よび復元できるように設計されています。 ● リカバリ ディスクを作成します([HP Recovery Manager]ソフトウェアの機能)。システムに障 害が発生した場合または動作が不安定になった場合に、リカバリ ディスクを使用して、お使い のコンピュータを起動(ブート)し、オペレーティング システムとソフトウェアを修復するこ とができます。 ● 重要なシステムファイルを保護するために定期的に情報をバックアップし
2 リカバリ ディスクの作成 システムに重大な障害が発生した場合や動作が不安定になった場合にシステムを工場出荷時の状態に 復元できるように、リカバリ ディスクを作成しておくことをおすすめします。リカバリ ディスク は、コンピュータを最初にセットアップした後、なるべく早く作成してください。 リカバリ ディスクは慎重に取り扱い、安全な場所に保管してください。ソフトウェアを使用して作成 できるリカバリ ディスクは 1 セットのみです。 注記: お使いのコンピュータにオプティカル ドライブが内蔵されていない場合は、外付けオプティ カル ドライブ(別売)を使用してリカバリ ディスクを作成するか、または HP の Web サイトからお 使いのコンピュータに適切なリカバリ ディスクを購入できます。 リカバリ ディスクを作成するには、事前に以下のガイドラインを確認してください。 ● 高品質な DVD-R、2 層記録 DVD-R、DVD+R、2 層記録 DVD+R、BD-R(書き込み可能なブルー レイ ディスク) 、または CD-R ディスクを用意する必要があります。これらのディスクは、すべ て別売です。DVD および
3. [Recovery disc creation](リカバリ ディスクの作成)→[Next](次へ)の順に選択します。 4.
3 4 情報のバックアップ 第 3 章 情報のバックアップ
バックアップが必要なとき ● 定期的な間隔 注記: 情報を定期的にバックアップするようにリマインダを設定します。 ● コンピュータを修復または復元する前 ● ハードウェアまたはソフトウェアを追加/変更する前 バックアップが必要なとき 5
バックアップの方法 ● [HP Recovery Manager](HP リカバリ マネージャ)を使用してリカバリ ディスクを作成しま す。 ● Windows®の[システムの復元]機能を使用してシステムの復元ポイントを作成し、定期的にディス クにコピーします。 ● 個人用ファイルを[ドキュメント]フォルダに保存し、このフォルダを定期的にバックアップしま す。 ● 関連付けられたプログラムに保存されているテンプレートをバックアップします。 ● カスタマイズされているウィンドウ、ツールバー、またはメニュー バーの設定のスクリーン ショット(画面のコピー)を撮って保存します。設定をリセットする必要がある場合、画面のコ ピーを保存しておくと時間を節約できます。 画面をコピーしてワープロ文書などに貼り付けるには、以下の操作を行います。 a. 画面を表示します。 b.
システムの復元ポイントの使用 システムをバックアップする場合は、システムの復元ポイントを作成します。システムの復元ポイン トによって、特定の時点でのハードドライブのスナップショットに名前を付けて保存できます。復元 ポイント作成後にシステムに加えた変更を破棄したい場合に、そのポイントまで戻ってシステムを回 復できます。 注記: 以前の復元ポイントに復元しても、最後の復元ポイント後に作成されたデータ ファイルや電 子メールには影響がありません。 また、追加の復元ポイントを作成して、システム ファイルおよび設定の保護を強化できます。 復元ポイントを作成するとき ● ソフトウェアやハードウェアを追加または大幅に変更する前 ● システムが最適な状態で動作しているとき(定期的に行います) 注記: 復元ポイントまで戻した後に考えが変わった場合は、その復元を取り消すことができます。 システムの復元ポイントの作成 1. [スタート]→[コントロール パネル]→[システムとメンテナンス]→[システム]の順に選択します。 2. 左側の枠内で、[システムの保護]をクリックします。 3.
4 復元の実行 注記: ファイルの復元は、以前バックアップを行ったファイルに対してのみ可能です。お使いのコ ンピュータをセットアップしたらすぐに、[HP Recovery Manager](HP リカバリ マネージャ)を使 用してドライブ全体のバックアップを作成することをおすすめします。 システムに障害が発生した場合やシステムが不安定になった場合、[HP Recovery Manager]ソフトウェ アを使用してシステムを修復または復元できます。[HP Recovery Manager]は、リカバリ ディスクま たはハードドライブ上の専用の復元用パーティション(一部のモデルのみ)から実行できます。ただ し、お使いのコンピュータに SSD(Solid State Drive)が搭載されている場合、復元用パーティショ ンがない可能性があります。その場合、コンピュータにはリカバリ ディスクが付属しています。オペ レーティング システムおよびソフトウェアを復元するには、これらのディスクを使用します。 注記: Windows は、[システムの復元]機能やドライバを元に戻す機能など、独自の修復機能を備え ています。こ
専用の復元用パーティションからの復元(一部のモデルの み) 注記: お使いのコンピュータに SSD(Solid State Drive)が搭載されている場合、復元用パーティ ションが存在しない可能性があります。以下の手順による復元はできません。パーティションがない コンピュータには、リカバリ ディスクが付属しています。オペレーティング システムおよびソフト ウェアを復元するには、これらのディスクを使用します。 一部のモデルでは、[スタート]ボタンをクリックするか、f11 キーを押して、ハードドライブ上のパー ティションから復元を実行できます。この操作によって、コンピュータが工場出荷時の状態に戻りま す。 復元用パーティションからシステムを復元するには、以下の操作を行います。 1.
索引 F f11 復元 システム 1, 8 プログラムまたはドライバの復 元 1 9 R Recovery Manager 1, 8 S SSD(Solid State Drive) 9 1, 8, さ サポートされるディスク 2 し システム全体の復元 1 システムに障害が発生した場合や動 作が不安定になった場合 1 システムの復元 1, 8 システムの復元の使用 7 システム復元ポイント 1, 7 情報の保護 1 せ 専用の復元用パーティションからの 復元 9 は バックアップ カスタマイズされているウィン ドウ、ツールバー、およびメ ニュー バーの設定 6 個人用ファイル 6 テンプレート 6 方法 6 ふ 復元の実行 8 復元ポイント 7 復元用パーティション 10 索引 1 り リカバリ ディスクからの復元 リカバリ ディスク 1, 2 8