RAID ユーザ ガイド
© Copyright 2008 Hewlett-Packard Development Company, L.P.
目次 1 はじめに 2 RAID 技術の概要 RAID の用語 ......................................................................................................................................... 2 サポートされる RAID モード ............................................................................................................... 3 サポートされる RAID モードの利点 .................................................................................................... 5 3 サポートされるオペレーティング システムおよびデバイス サポートされるオペレーティング システム ..................................
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1 はじめに 最近まで、ノートブック コンピュータのユーザがハードドライブの障害によるデータの損失を防ぐた めの選択肢は、限られたものしかありませんでした。バックアップ ドライブへのファイルの手動コ ピーや、操作が簡単とは限らないバックアップ ソフトウェアの使用などです。ハードドライブに障害 が発生する前にこれらの対策を講じておかなかった場合、障害が起きたドライブに保存していたデー タの一部でも回復するためには、多くの時間と費用が必要となりました。サーバおよびデスクトッ プ コンピュータのユーザはこれまで長い間、ドライブ障害時のデータの復元に RAID(Redundant Array of Independent Disks)技術のセキュリティと利点を活用してきました。 現在、HP では、ドライブ障害やウィルス攻撃に備えて SATA(Serial ATA)ディスク上のデータを保 護する必要のあるノートブック コンピュータのユーザに、簡単な RAID ソリューションを提供してい ます。HP の RAID ソリューションは、大きなサイズのファイルで頻繁に作業したり、コンピュータ のストレージのパフォーマンスを
2 RAID 技術の概要 この章では、このガイドで使用される用語を定義し、一部の HP Business Notebook PC 製品でサポー トされる RAID 技術を説明します。 RAID の用語 以下の表の用語には、より広範な意味を持つものもありますが、ここではこのガイドで説明される RAID 実装との関係で定義されています。 用語 定義 耐障害性 1 つのドライブに障害があった場合でも操作を続行できるコンピュータの能力。耐障害 性は、信頼性と同じように使用される場合もありますが、この 2 つの用語は異なります HDD RAID アレイでの 1 つの物理的なハードドライブ オプション ROM システム BIOS 内部のソフトウェア モジュールで、ハードウェアの特定の部分に対する 拡張サポートを提供します。RAID オプション ROM は、システム上の RAID ボリューム を管理および構成するためのユーザ インタフェースを提供するだけでなく、RAID ボ リュームからのブートもサポートしています プライマリ ドライブ ノートブック コンピュータのメイン内部 HDD RAID ア
サポートされる RAID モード HP Business Notebook PC 製品でサポートされる RAID モードには、次に説明するように、RAID 0、 RAID 1、および Intel® Rapid Recover Technology(RAID 1 拡張)があります。各 RAID モードには 2 つの SATA HDD が必要です。これは、2 番目の SATA ハードドライブをノートブック コンピュータ アップグレード ベイまたは eSATA コネクタ(利用可能な場合) 、または HP アドバンスド ドッキン グ ステーション(6 ページの 「サポートされるデバイス」を参照)の SATA スワップ可能ベイに 挿入することで実現します。RAID 5 および RAID 10 はサポートされていません。 RAID 0 RAID 0 は、両方のドライブにデータをストライピング、つまり分散させます。データを両方のドラ イブから同時に読み取るため、これによって、特に大きなサイズのファイルのデータをより高速に読 み取ることができます。ただし、RAID 0 には耐障害性がなく、1 つのドライブの障害時にはアレイ
RAID のレベル 機能やアプリケーション 利点と欠点 RAID 1 機能: 利点: 同一(ミラーされた)データ が 2 つのドライブに格納され ます 高い耐障害性を提供します アプリケーション: 全体のドライブ容量の半分し かストレージに使用できませ ん RAID IRRT ● 会計 ● 給与支払い ● 財務 欠点: プライマリとリカバリ HDD の容量が異なる場合、スト レージ容量が無駄になる場合 があります(6 ページの 「HP SATA ドライブ オプショ ン キット」を参照) 機能: 利点: 同一(ミラーされた)データ が 2 つのドライブに格納され ます 高い耐障害性を提供します 便利な機能を付加して RAID 1 の機能を高めます アプリケーション: ユーザは連続的または要求に 応じたデータのミラーリング を選択できます データの復元が迅速で簡単で す 簡単なデータ保護方法を必要 ミラーされたドライブ (eSATA またはドッキング ス とするアプリケーション テーション HDD 付属)の ホット プラグを可能にします 非 RAID への簡単な移
サポートされる RAID モードの利点 耐障害性およびパフォーマンスは、RAID モードの選択時に理解する必要のある重要な用語です。 耐障害性 耐障害性とは、RAID アレイがドライブ障害から復元し障害に耐える能力です。耐障害性は、冗長性 によって実現されます。したがって、RAID 0 では別の HDD にデータをコピーしないため耐障害性が ありません。RAID 1 と IRRT では、1 つのドライブに障害が発生してもアレイ全体の障害にはなりま せん。ただし、IRRT の方が、単一ファイルや全体の HDD の復元が、RAID 1 のみ使用した場合より もかなり簡単です。 パフォーマンス パフォーマンスは理解しやすいですが、このガイドの範囲を超えるような複数の要因が含まれるた め、計測が困難です。全体のストレージ パフォーマンスは、書き込みパフォーマンスと読み取りパ フォーマンスで決定され、どちらも選択された RAID 技術によって異なります。 ● RAID 0(ストライピング)では、データは 2 つの HDD を同時に書き込みおよび読み取り可能な ため、全体のストレージ パフォーマンスを向上させます。
3 サポートされるオペレーティング システ ムおよびデバイス サポートされるオペレーティング システム HP RAID は Microsoft® Windows® XP Professional(SP1、SP2 および SP3)および Windows Vista® SP1 オペレーティング システムの 32 ビットと 64 ビットのバージョンをサポートしています。 サポートされるデバイス ここでは、SATA ドライブ、コンピュータ、およびドッキング ステーションなど RAID 移行でサポー トされるデバイスについて説明します。サポートされるデバイスを以下の表にまとめ、詳しい説明は その後に記載しています。コンピュータ本体またはドッキング ステーションに接続された外付け USB 2.
eSATA HDD(一部のモデルのみ) 外付け SATA とも呼ばれる eSATA は、SATA ドライブのデータ転送速度を、通常の USB 2.0 インター フェース経由の場合に比べて最大 6 倍にする外付けインタフェースです。下の図は、プライマリ HDD (1)を搭載したノートブック コンピュータと eSATA コネクタ(一部のモデルのみ)に接続した eSATA ドライブ(2)での IRRT 構成を表します。eSATA ドライブはプライマリ HDD と同じ容量かそれよ り大きい容量のものを使用します。無駄なく使用するためには、両方のドライブを同じ容量にするこ とをおすすめします。 HP Business Notebook PC 製品 一部の HP Business Notebook PC 製品では、[Intel Matrix Storage Manager]ソフトウェア(v8.0.
HP アドバンスド ドッキング ステーション IRRT では、ドッキング ステーションへのコンピュータのドッキングとドッキング解除がサポートさ れます。これは、ノートブックコンピュータ本体のプライマリ HDD(1)と HP アドバンスド ドッキ ング ステーションの SATA スワップ可能ベイに取り付けられたオプション HDD とのミラーリングを 実装する場合に使用できます。 下の図は、プライマリ HDD(1)を搭載したノートブック コンピュータと HP アドバンスド ドッキン グ ステーションのスワップ可能ベイに取り付けられたセカンダリ(リカバリ)SATA ドライブ(2) での IRRT 構成を表します。 8 第 3 章 サポートされるオペレーティング システムおよびデバイス
4 [Intel Matrix Storage Manager]の機能 [Intel Matrix Storage Manager]は、以下の機能をサポートします。 Advanced Host Controller Interface AHCI(Advanced Host Controller Interface)はストレージ ドライバで Native Command Queuing や ホット プラグ機能などの高度な SATA 機能を可能にする仕様です。これらの機能を適用するには、シ ステム BIOS で AHCI を有効にする必要があります(12 ページの 「システム BIOS(f10)からの RAID の有効化」を参照)。AHCI は、サポートされる HP Business Notebook PC 製品では、初期設定 で有効に設定されています。 Native Command Queuing 読み取り/書き込みドライブ ヘッドは、書き込み要求が受信された順番に、データを同心円(トラッ ク)状に HDD プラッタに書き込みます。プラッタに書き込まれた時と同じ順番でアプリケーション がデータを要求する
Intel Rapid Recover Technology [Intel Matrix Storage Manager]は、以下の IRRT 機能をサポートします。 ミラーリングの更新ポリシー IRRT では、ミラーリング HDD の更新頻度を連続的、または要求時のどちらかに決定できます。連続 更新ポリシーを使用する場合、プライマリ ドライブのデータは、両方のドライブがシステムに接続さ れている限り、ミラー ドライブに同時にコピーされ続けます。ドッキング ステーションのリカバリ ドライブを使用中にコンピュータのドッキングを解除した場合、プライマリ HDD のすべての新しい または更新されたデータは、ノートブックが再びドッキングされたときに自動的にリカバリ HDD に コピーされます。このポリシーでは、ノートブックのドッキング解除によって中断されて未完了に なったミラーリング処理を完了させることもできます。 要求に応じて更新するポリシーを使用する場合、IRRT で[Update Recovery Volume](リカバリ ボ リュームの更新)を選択して要求されたときだけ、プライマリ HDD のデータがミラー
5 RAID ボリュームのセットアップ 以下の図では、サポートされる HDD がコンピュータ本体のアップグレード ベイ、ドッキング ステー ションの SATA スワップ可能ベイまたはノートブック コンピュータ本体の eSATA コネクタに取り付 。 けられていると仮定します(6 ページの 「サポートされるデバイス」を参照) 基本的な RAID 移行は、以下の手順に沿って行います。 ● RAID をシステム BIOS で有効にします。 ● [Intel® Matrix Storage Console]を使用して RAID 移行を開始します。 注意: 以下の手順を開始する前に、ノートブック コンピュータが外部電源に接続されていることを 確認します。RAID 移行中に電源が切れると、データが消失する場合があります。 11
システム BIOS(f10)からの RAID の有効化 注記: 以下の手順は、コンピュータの出荷時にインストールされていた HDD イメージを使用して いると仮定しています。コンピュータに別のイメージがインストールされている場合、まず RAID を システム BIOS(f10)で有効にする必要があります。次に、オペレーティング システムおよび Intel Matrix Storage ドライバを含むすべての必要なドライバをインストールします。その 後、14 ページの 「[Intel Matrix Storage Console]を使用した RAID 移行の開始」の手順に沿って操 作します。 SATA ホスト コントローラを RAID 用に切り替えるには、システム BIOS から RAID 機能を有効にす る必要があります。以下の手順に沿って操作します。 1. コンピュータの電源を入れるか再起動します。 2.
4. [Device Configurations]ウィンドウで、[SATA Device Mode](SATA デバイス モード)の右の [RAID](RAID)を選択します。以下のメッセージが表示されたら、[Yes](はい)をクリックし ます。[Changing this setting may require reinstallation of your operating system. Are you sure you want to proceed?](この設定を変更するにはオペレーティング システムの再インストールが必要 な場合があります。続行しますか?) 注記: ノートブック コンピュータの出荷時にインストールされていた HDD イメージには、オ ペレーティング システムを再インストールしないで AHCI モードと RAID モードを切り替えられ るドライバが含まれています。別の HDD イメージを使用している場合は、オペレーティング シ ステムの再インストールが必要な場合があります。 5.
[Intel Matrix Storage Console]を使用した RAID 移行の開始 1.
択し、手順に沿って操作します。上級ユーザで、他のオプションが必要な場合 は、22 ページの 「[Intel Matrix Storage Console]の高度な機能」を参照してください。 RAID 1 への移行 1. 左側の枠内で、[Protect data from a hard drive failure with RAID 1](RAID 1 でハードドライ ブ障害からデータを保護する)を選択し、右側の枠内の[Create a RAID 1 volume](RAID 1 ボ リュームの作成)の横のアイコンをクリックします。確認メッセージが表示されたら、[Yes] (はい)をクリックして移行を開始するか、[No](いいえ)をクリックして移行をキャンセルし ます。 2.
3. 移行の完了時に、ハードドライブとボリュームのステータスが表示されます。 4. コンソール ウィンドウを閉じ、開いているファイルを保存して、コンピュータを再起動します。 RAID 0 への移行 注記: RAID 0 に移行するには、追加の外付け USB HDD へのデータのコピーなど、追加の手順を 実行する必要があります。操作を開始する前に、RAID 0 移行手順全体をお読みください。 1.
2. RAID 0 移行の進行状況が別のウィンドウに表示されます。移行プロセス中に、コンソールと進 捗ウィンドウを最小化し、コンピュータを使用できます。 3.
4. [次へ]をクリックします。 5. [プライマリ パーティション]を選択し、[次へ]をクリックします。 パーティション サイズの初期設定が最大になります。 6. [次へ]をクリックします。 7. ドライブ文字を割り当てた後、[次へ]をクリックします。 8. [NTFS]フォーマットを選択し、ボリューム名を入力して、[次へ]をクリックします。 9. 選択内容を確認し、[完了]をクリックしてフォーマットを完了します。 Windows Vista をお使いの場合は、以下の手順に沿って操作します 1. [スタート]を選択し、[コンピュータ]を右クリックしてドロップ ダウン メニューから[管理]をク リックします。[コンピュータの管理]ウィンドウが表示されます。 2. ストレージの下の左側の枠内で、[ディスクの管理]をクリックします。[ディスクの管理]ウィンド ウでは、未割り当て領域と 3 つのパーティション[(C:) ]、[HP_TOOLS]、[HP_RECOVERY]が表 示されます。 注記: ドライブ文字はシステム構成によって変わる場合があります。 3.
11. [ディスクの管理]ウィンドウに戻り、[HP_RECOVERY]パーティションを 選択 します。メ ニュー バーで削除アイコンをクリックします。[HP_TOOLS]パーティションに対してこの手順を 繰り返します。未割り当ての容量が増大します。 12. [(C:)]ドライブを右クリックし、ドロップ ダウン メニューから[ボリュームの拡張]を選択しま す。[ボリュームの拡張ウィザード]が開きます。 13. [次へ]をクリックします。 14. (C:)ドライブを拡張するために使用可能な未割り当ての容量(MB 単位)が[ディスク領域 (MB) を選択]の横に表示されます。表示された数字から、10 GB に等しい 10240 MB を引きます。た とえば、67584 MB(66 GB)が表示された場合、10240 MB を引いて、57344 MB(56 GB)に なります。表示容量を計算で出た容量で書き換えるか、計算値が表示されるまで下矢印を押しま す。 15.
BCDEDIT.EXE -store D:¥Boot¥BCD -create {572bcd55-ffa7-11d9-aae0-0007e994107d} -d "HP Recovery Environment" -application OSLOADER BCDEDIT.EXE -store D:¥Boot¥BCD -set {572bcd55-ffa7-11d9-aae0-0007e994107d} device ramdisk=[D:]¥sources¥winre.wim,{ramdiskoptions} BCDEDIT.EXE -store D:¥Boot¥BCD -set {572bcd55-ffa7-11d9-aae0-0007e994107d} path ¥windows¥system32¥boot¥winload.exe BCDEDIT.EXE -store D:¥Boot¥BCD -set {572bcd55-ffa7-11d9-aae0-0007e994107d} osdevice ramdisk=[D:]¥sources¥winre.
ブック コンピュータ本体の eSATA コネクタ(一部のモデルのみ)に接続されている場合、選択可能 な RAID オプションは IRRT だけです。 1. 左側の枠内[Protect data using Intel® Rapid Recover Technology](Intel Rapid Recovery Technology でデータを保護する)を選択し、右側の枠内の[Create a recovery volume](リカバ リ ボリュームの作成)横のアイコンをクリックします。確認メッセージが表示されたら、[Yes] (はい)をクリックして移行を開始するか、[No] (いいえ)をクリックして別の RAID ボリュー ムに変更します。 2.
3. RAID 移行の完了後、通知メッセージが表示されます。コンソール ウィンドウは、ボリュームの ステータスを表示します。 4. RAID ボリュームの作成後、コンピュータを再起動することをおすすめします。 [Intel Matrix Storage Console]の高度な機能 この構成手順の実行は任意で、上級ユーザ向けです。 1.
2. [Advanced Mode]では、コンソールに[Actions](操作)メニューも含まれています。これは、手 動で RAID やリカバリ ボリュームを構成できる高度な RAID オプションにアクセスする場合に使 用できます。 3.
[Intel Matrix Storage Console]の IRRT 機能の使用 ボリューム更新ポリシーの変更 IRRT 使用時、リカバリ HDD の更新頻度を連続的、または要求時のどちらかから選択できます。連続 更新は、初期設定の更新ポリシーです(10 ページの 「ミラーリングの更新ポリシー」を参照)。更新 ポリシーを要求時に変更するには、以下の手順に沿って操作します。 24 1. 左側の枠内で[Modify Volume Update Policy](ボリューム更新ポリシーの変更)を選択しま す。現在の更新ポリシーが右側の枠内に表示されます。 2. 右側の枠内の[Disable Continuous Updates](連続更新の無効化)の横のアイコンを選択しま す。Basic モードで、要求時更新ポリシーが表示されます。 3.
4. [Modify Volume Update Policy] (ボ リ ュ ー ム 更 新 ポ リ シ ー の 変 更)を選択し、[Enable Continuous Updates](連続更新の有効化)の横のアイコンを選択することで、いつでも連続更 新モードに復元できます。 5. コンソールを閉じます。 リカバリ ドライブのファイルへのアクセス(IRRT のみ) IRRT の使用時、Windows の[エクスプローラ]でリカバリ ドライブにアクセスしてファイルを表示す ることができます。ただし、リカバリ ドライブのファイルにアクセスした場合、連続更新ポリシーを 再び有効にするまでリカバリ ボリュームは更新されません。 注記: リカバリ ドライブのファイルにアクセスすると、リカバリ ドライブのステータスは読み取 り専用に変更されます。リカバリ ドライブからプライマリ ドライブまたは別のストレージ メディア へのファイルのコピーのみができます。 リカバリ ドライブのファイルにアクセスするには、以下の手順に沿って操作します。 1.
26 2. リカバリ ドライブのファイルへのアクセスを確認するために、[OK]をクリックします。これで Windows の[エクスプローラ]を開いて、ファイルを表示できるようになります。更新ポリシーが 要求時に変更され、リカバリ ボリュームがコンソール画面で赤色に光ります。 3.
6 RAID ドライブの非 RAID への再設定 以下の手順に沿って操作し、Intel Option ROM にアクセスして両方のドライブを非 RAID ステータス に再設定することで、RAID 1 または IRRT ボリュームを 2 つの非 RAID ドライブに再設定できます。 RAID リカバリ ドライブをノートブック コンピュータ本体のアップグレード ベイからドッキング ス テーションのベイに移動する必要がある場合は、両方のドライブを非 RAID に再設定する必要があり ます。 注記: RAID 0 ボリュームの容量はプライマリ HDD の容量より大きい可能性があるため、RAID 0 ボリュームは RAID 1 ボリュームや非 RAID プライマリ HDD に移行できません。RAID 0 ボリューム のプライマリ HDD を非 RAID 状態に戻したい場合、まずすべてのデータを十分な容量のある外付け ドライブにバック アップする必要があります。その後、以下の手順に沿って、RAID 0 ドライブを非 RAID に再設定します。手順を完了した後、プライマリ ドライブにオペレーティング システムを再イ ン
28 2. メイン メニューで、上矢印キーや下矢印キーを使用して[3. Reset Disks to Non-RAID](3. 非 RAID へのディスクの再設定)を選択して、enter キーを押します。[Reset RAID Data](RAID データのリセット)ウィンドウが表示されます。 3. space バーを押して、最初のドライブを選択してから、下矢印キーと space バーを押して 2 番目 のドライブを選択します。 4. enter キーを押してから y キーを押して選択を確認します。 5. 下矢印キーを使用して[5. Exit](5.
7 FAQ(よくある質問) 複数の RAID ボリュームをコンピュータにインストールできま すか? いいえ、コンピュータには 1 つの RAID ボリュームのみ可能です。 Matrix RAID は、単一の RAID ボリュームで RAID 0 と RAID 1 の両方をサポートしますか? いいえ。 リカバリ HDD がドッキング ステーションの SATA スワップ 可能ベイにある場合、コンピュータはドッキング解除できます か? はい。 「連続更新」ポリシーが選択されている場合、コンピュータが再ドッキングされたときに、デー タが自動的にドッキング ステーションのリカバリ ドライブにコピーされます。 「要求時に更新」ポリ シーが選択されている場合、コンピュータの再ドッキング時には、通常の手順に沿ってデータをリカ バリ HDD にコピーする必要があります。 複数の RAID ボリュームをコンピュータにインストールできますか? 29
索引 記号/数字 [Intel Matrix Storage Console]の IRRT 機能 24 [Intel Matrix Storage Console]の高 度な機能 22 [Intel Matrix Storage Manager] 9 A Advanced Host Controller Interface 9 E eSATA HDD 7 F FAQ(よくある質問) 29 H HDD 2 HP Business Notebook PC 7 HP SATA ドライブ オプション キッ ト 6 HP アドバンスド ドッキング ステー ション 8 I Intel Rapid Recover Technology 3, 10 IRRT 3 IRRT への移行 20 N Native Command Queuing R RAID 0 3 RAID 0 への移行 16 RAID 1 3 RAID 1 への移行 15 RAID アレイ 2, 5 30 索引 RAID ドライブの非 RAID への再設 定 27 RAID の移行 6, 11, 14 RAID の有効化 12 RAID の用語 HDD