hp jetdirect 175x 310x 380x en3700 200m 250m 280m 610n 615n 620n 680n 管理者用ガイド
管理者用ガイド HP Jetdirect プリント サーバー モデル : 175x 200m 610n 310x 250m 615n 380x 280m 620n en3700 680n
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目次 1. HP Jetdirect プリント サーバーの紹介 はじめに .......................................................................................... 7 サポートしているプリント サーバー ............................................... 8 サポートしているネットワーク プロトコル ..................................... 9 セキュリティ プロトコル ............................................................... 11 提供されるマニュアル ................................................................... 14 HP サポート .................................................................................
. LPD 印刷用の設定 はじめに ...................................................................................... 155 LPD の設定の概要 ...................................................................... 157 UNIX システムでの LPD ........................................................... 159 Windows NT/2000 システムでの LPD ....................................... 163 Windows XP システムでの LPD ................................................ 168 Mac OS システムでの LPD ........................................................ 171 6.
B. HP Jetdirect 802.11b ワイヤレス プリント サーバー はじめに ...................................................................................... 247 HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーのコンセプト .......... 248 インストールの概要 ..................................................................... 258 C. HP Jetdirect のコントロール パネルのメニュー はじめに ...................................................................................... 271 従来のコントロール パネル ......................................................... 272 グラフィック コントロール パネル ..................
1 HP Jetdirect プリント サーバーの紹介 はじめに HP Jetdirect プリント サーバーを使用すると、プリンタや他のデバイスを 直接ネットワークに接続できます。デバイスをネットワークに直接取り付け ることによって、使いやすい場所にインストールし、複数のユーザーで共有 できます。さらに、ネットワークに接続することで、ネットワーク速度でデー タの送受信が可能になります。 HP Jetdirect 内蔵プリント サーバーは、互換性のある入出力 (I/O) スロッ トのある HP プリンタに取り付けられます。HP Jetdirect 外付けプリント サーバーは、プリンタの USB ポートとネットワークとをつないでネット ワークへの接続を実現します。 注記 このマニュアルでは特に指定のない限り、プリント サー バーという用語は、プリント サーバー ソフトウェアを実 行中の個別のコンピュータではなく、HP Jetdirect プリン ト サーバーを指すものとします。 ネットワークにワイヤレス接続する場合は、HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーを使用することで、ネット ワーク
サポートしているプリント サーバー このマニュアルで説明されている機能は、指定のバージョンのファームウェ アが搭載されている下記の HP Jetdirect プリント サーバーでサポートされ ています。 表 1.1 サポートされている製品 モデル 製品番号 プリンタ 接続 ネットワーク 接続 ネットワーク プロ トコルのサポート ファームウェアの バージョン 175x J6035C USB 1.1 10/100TX 一部 * M.25.xx シリーズ *** Q.25.xx シリーズ 310x J6038A USB 1.1 10/100TX すべて ** en3700 J7942A USB 2.0 10/100TX すべて ** A.25.xx シリーズ 380x J6061A USB 1.1 802.11b すべて ** S.25.xx シリーズ 10/100TX 一部 * P.25.xx シリーズ *** 10/100TX すべて ** N.25.xx シリーズ すべて ** T.25.xx シリーズ すべて L.25.
注記 サポート対象のプリント サーバーをアップグレードする 場合、ファームウェアが X.24.00 より前のバージョンであ れば、アップグレードを 2 回実行する必要があります。ま た、プリント サーバーが英語以外の言語で管理ツール ( た とえば、内蔵 Web サーバー ) をサポートするように設定 する際も、アップグレードが 2 回必要な場合があります。 サポートしているネットワーク プロトコル 注記 HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーをお使いの場 合、この項では、ネットワークへのワイヤレス接続はすで に確立されているものとして説明していきます。 HP Jetdirect プリント サーバーがサポートしているネットワーク プロトコ ル、およびそれらのプロトコルを使用する一般的なネットワーク印刷環境を 表 1.2 に示します。 表 1.2 サポートしているネットワーク プロトコル (1/2) サポートしてい るネットワーク プロトコル ネットワーク印刷環境 * サポートされる製品 TCP/IP Microsoft Windows 98/Me/NT4.
表 1.2 サポートしているネットワーク プロトコル (2/2) サポートしてい るネットワーク プロトコル ネットワーク印刷環境 * サポートされる製品 IPX/SPX および Novell NetWare J6035C (175x)*** 互換 Microsoft Windows 98/Me/NT4.
サポートされているシステム用の HP ネットワーク設定および管理ソフト ウェアが本製品に添付されていない場合は、次の HP サポートから入手でき ます。 http://www.hp.
認証 ( ワイヤレス プリント サーバー ) サーバーベースの認証 HP Jetdirect 802.11b ワイヤレス プリント サーバーは、IEEE 802.1x Extensible Authentication Protocol (EAP) によるネットワーク アクセス 用に、一般的な認証サーバーベースの方法をサポートしています。その方法 には、次のものがあります。 ● LEAP (Lightweight Extensible Authentication Protocol) - LEAP と は、Cisco Systems, Inc.
認証サーバーなし 認証サーバーのない小規模なオフィス ネットワーク向けに、HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーでは事前共有キーを使った Extensible Authentication Protocol (EAP/PSK) によるネットワーク認証をサポート しています。プリント サーバーは、ユーザーが入力したパスフレーズを使用 して、ネットワークへのアクセスや通信を行うのに使用する事前共有キーを 生成します。 EAP/PSK 認証を行うよう設定されている場合、プリント サーバーではワイ ヤレス通信を行うのに Wi-Fi Protected Access (WPA) 動的暗号化プロトコ ルを使用します。 暗号化 HP Jetdirect 802.
提供されるマニュアル 以下のマニュアルは、プリント サーバー、または出荷前にプリント サーバー が取り付けられているプリンタに添付されています。 ● 『Getting Started Guide』 、『User Guide』、またはそれに相当するプリ ンタのマニュアル ( 工場出荷時に HP Jetdirect プリント サーバーがイン ストールされたプリンタに添付 ) ● 本マニュアル、 『HP Jetdirect プリント サーバー管理者用ガイド』 ● 『HP Jetdirect Setup Guide』(615n/620n プリント サーバーのみ、単体 で販売されているプリント サーバーに付属の CD-ROM に収録 ) ● 『HP Jetdirect Wireless Print Server Setup Guides』 (680n および 380x プリント サーバーのみ、単体で販売されているプリント サーバーに付属 ) ● 『HP Jetdirect Print Server User's Guides』(175x/310x/en3700 およ び 200m/250m/280m プリント サーバ
ファームウェア インストール用ツール ファームウェア アップグレードがサポートされている HP Jetdirect プリン ト サーバーでは、次のファームウェア インストール用ツールのいずれかを 使用して、ネットワークを介してインストールできます。 ● HP Jetdirect Download Manager (Windows)。HP Jetdirect Download Manager は、次のサイトの HP オンライン サポートからダウンロードで きます。 http://www.hp.com/go/dlm_sw ● HP Web Jetadmin は、サポートされているシステムであれば利用可能 です。HP Web Jetadmin の詳細については、次の Web サイトを参照し てください。 http://www.hp.com/go/webjetadmin/ ● ファームウェアのバージョンが x.24.
電話による HP サポート 充分にトレーニングを積んだ技術者が対応いたします。世界各国 / 各地域に ある HP サポートの最新の電話番号と、利用できるサービスについては、次 のサイトで確認してください。 http://www.hp.com/support/support_assistance 注記 米国およびカナダでのフリーダイヤルによるサポートは、 1-800-HPINVENT または 1-800-474-6836 までお電話く ださい。 注記 電話料金はお客様のご負担となり、料金は変動する場合が あります。現在の料金については、最寄りの電話会社にお 問い合わせください。 製品登録 HP Jetdirect プリント サーバーの登録には、次のサイトの HP Web ページ をご使用ください。 http://www.hp.
2 HP ソフトウェア ソリューションの概要 はじめに HP では、HP Jetdirect を接続したネットワーク デバイスの設定あるいは 管理用にさまざまなソフトウェア ソリューションを提供しています。使用し ているシステムに最適なソフトウェアがどれかを判断するには、表 2.1 をお 役立てください。 注記 このソリューションおよび他のソリューションの詳細につ いては、次のサイトの HP オンライン サポートで確認して ください。 http://www.hp.com/support/net_printing 表 2.1 ソフトウェア ソリューション (1/3) 動作環境 機能 備考 HP Jetdirect Wireless Setup ウィザード (Windows) Windows 98、Me、NT 4.
表 2.1 ソフトウェア ソリューション (2/3) 動作環境 機能 備考 HP Jetdirect Printer Installer for UNIX HP-UX 10.x-10.20、11.x Solaris 2.6、7、8 (SPARCsystems のみ ) TCP/IP HP Jetdirect に接続されたプ ● HP Jetdirect CD-ROM に 収録、HP の Web サイト からもダウンロード可能 ● イントラネット上の任意 の位置で複数台のプリン タを現行のまま管理およ びインストールする場合 に HP が推奨するソリュー ション ● ブラウザベースの管理 ● インターネットを介して 高品質のハードコピー文 書を安価で配布できるた め、ファックス、郵便、翌 朝配達便 ( 宅配便 ) のかわ りになる ● HP Jetdirect プリント サー バー ( ファームウェア バー ジョン x.20.
表 2.1 ソフトウェア ソリューション (3/3) 動作環境 機能 備考 HP IP/IPX Printer Gateway for NDPS NetWare 5.x、6.0 (IPX のみ ) Novell Distributed Print Ser vices (NDPS) での HP Jetdirect 接続プリンタの インストール、印刷、双方向管 理が簡単 ● ユーザーライセンスを開放 ● ネットワーク トラフィック を減らすために SAP を使 用不可にすることが可能 ● HP Jetdirect ファーム ウェア バージョン x.20.00 以降が必要 ● HP Jetdirect ワイヤレス IPX を介した HP Jetdirect 接 続プリンタの自動ディスカバ リと NDPS へのインストール が可能 HP WPS Assistant (Mac OS X) Mac OS X 10.1.5 以降 HP Jetdirect ワイヤレス プリ ント サーバーをネットワーク に接続するように設定 プ リント サーバーには、 ファームウェアのバージョ ン x.
HP Jetdirect Wireless Setup ウィザード HP Wireless Setup ウィザードは、HP Jetdirect ワイヤレス プリント サー バーをネットワークにワイヤレス接続できるよう設定するソフトウェア ユーティリティです。 HP Wireless Setup ウィザードでは、システムへのプリンタのインストール は行われません。ワイヤレス ネットワーク接続が確立されたら、別の HP プ リンタ インストール ユーティリティを使用するか、あるいはオペレーティ ング システムに標準で付属しているツールを使用して、ネットワーク シス テムにプリンタをインストールする必要があります。システムにプリンタを インストールすると、ネットワーク上の他のプリンタと同じようにそのワイ ヤレス プリンタも認識できるはずです。 HP Wireless Setup ウィザードは、各 HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーに同梱されている CD-ROM に収録されています。このウィザード は、HP Jetdirect プリント サーバーと通信を行うようあらかじめ設定され ている、HP
HP Install Network Printer ウィザード (Windows) HP Install Network Printer ウィザードは、TCP/IP、IP/SPX ネットワー ク上に素早く簡単にプリンタをインストールするためのソフトウェア モ ジュールです。このウィザードにより、TCP/IP ネットワークの IP パラメー タを使用してプリンタを設定したり、Novell NetWare IPX/SPX ネットワー クの NDS/バインダリ オブジェクトでプリンタを設定したりすることができ ます。 H P I n s t a l l N e t w o r k P r i n t e r ウィザードは、スタンドアロンの HP Jetdirect 製品に付属する HP Jetdirect CD-ROM に収録されていま す。このウィザードは、Jetdirect CD-ROM インタフェースで [ インストー ル ] を選択すると実行されます。このウィザードは CD-ROM から実行しま すが、いくつかのファイルが一時的にシステム ディスクに保存され、システ ム再起動後に削除されます。 また、通常
HP Jetdirect Printer Installer for UNIX HP Jetdirect Printer Installer for UNIX には、HP-UX および Solaris シ ステムに対するサポートが備えられています。このソフトウェアを使用する ことで、多機能 HP Jetdirect プリント サーバーを介して TCP/IP ネット ワークに接続された HP プリンタに診断機能がインストールおよび設定さ れ、利用できるようになります。175x や 200m などの価格重視型のプリン ト サーバーはサポートされていません。 このソフトウェアは次の方法で配布されます。 ● HP Jetdirect プリント サーバーに付属する HP Jetdirect CD-ROM ● ftp.hp.com にある匿名 FTP サイト ( ディレクトリ:/pub/networking /software) ● 次の URL の HP オンライン サポート http://www.hp.
HP Web Jetadmin HP Web Jetadmin は、標準の Web ブラウザを使うだけでさまざまな HP 製および他社製印刷デバイスをリモートでインストール、設定、管理できる エンタープライズ向け管理ツールです。HP Web Jetadmin は、個々のデバ イスおよびデバイス群の積極的な管理を行うのに使用できます。 HP Web Jetadmin では、一般的な管理を行うために Standard Printer MIB (Management Information Base) オブジェクトが搭載されているデバ イスをサポートしており、高度な管理機能を実現できるよう、HP Jetdirect プリント サーバーおよび HP プリンタとの親和性が高められています。 HP Web Jetadmin を使用するには、ソフトウェアに同梱されているオンラ イン ヘルプおよびマニュアルを参照してください。 システム要件 HP Web JetAdmin ソフトウェアは、Microsoft Windows NT 4.
HP Web Jetadmin をインストールする HP Web Jetadmin ソフトウェアをインストールするには、ローカル システ ムに対する管理者またはスーパーユーザー (root) のアクセス権が必要となり ます。 1. HP オンライン サポート (http://www.hp.com/go/webjetadmin/) から インストール ファイルをダウンロードします。 2. 画面上の指示に従い、HP Web Jetadmin ソフトウェアをインストール します。 注記 HP Web Jetadmin インストール ファイルには、インス トールについての説明も含まれています。 インストールを確認し、アクセスできるようにする ● ブラウザで HP Web Jetadmin にアクセスし、正しくインストールされ て い る こ と を 確 認 し ます。次のような URL を指定して HP Web Jetadmin にアクセスしてみてください。 http://systemname.domain:port/ systemname.
デバイスを設定および変更する ブラウザで HP Web Jetadmin の URL にアクセスします。 例: http://systemname.domain:port/ 使用しているプリンタを設定または修正するには、該当するホームページの 説明に従います。 注記 systemname.
Internet Printer Connection ソフトウェア 多機能 HP Jetdirect プリント サーバー ( ファームウェア バージョン x.20.
2. このソフトウェアをインストールしてプリンタの印刷経路を設定するに は、ソフトウェアに付属している説明の指示に従ってください。設定に 必要なプリンタの IP アドレスまたは URL は、ネットワーク管理者に確 認してください。 HP ソフトウェアのシステム要件 ● Microsoft Windows NT 4.0 (Intel ベース ) または Windows 2000 が動 作しているコンピュータ ● IPP が使用可能な HP Jetdirect プリント サーバー ( ファームウェアのリ ビジョンは x.20.00 以降でなければなりません ) HP ソフトウェアでサポートされるプロキシ HTTP v1.
4. [ インターネット上のプリンタに接続 ] を選択し、プリント サーバーの URL を次のように入力します。 http://IP_address[/ipp/port#] ここで、IP_address は HP Jetdirect プリント サーバーで設定されて いる IP アドレスで、[/ipp/port#] はプリンタの接続先となる、マルチ ポート HP Jetdirect 外付けプリント サーバー上のポート番号を識別す るオプションのパラメータ (port1、port2、または port3) です (デフォ ルトは /ipp/port1)。 例: http://192.160.45.40 IP アドレスが 192.160.45.40 である HP Jetdirect 610N/615N 内蔵プリント サーバーへの IPP 接続 (「/ipp/port1」が指定されたものとみなされるので、 この指定は必要ありません )。 http://192.160.45.39/ipp/port2 IP アドレス 192.160.45.
HP IP/IPX Printer Gateway for NDPS IP/IPX Printer Gateway NDPS (Novell Distributed Print Services) は、 Hewlett-Packard の協力のもとに、Novell 社が開発したプリンティング アーキテクチャです。NDPS を使用することで、ネットワーク印刷の管理を 単純化し、能率を高めることができます。プリント キュー、プリンタ オブ ジェクト、プリント サーバーの設定やリンクの作成は必要ありません。管理 者は NDPS を使用して、サポートされている NetWare 環境下でネットワー ク上のプリンタを管理できます。 HP IP/IPX Printer Gateway は、Novell の NDPS の相関性および互換性 を実現するために、HP が多機能 HP Jetdirect プリント サーバー向けに開 発した NetWare Loadable Module (NLM) です。175x や 200m などの価 格重視型のプリント サーバーはサポートされていません。 HP Gateway により、HP J
ソフトウェアを入手するには HP IP/IPX Printer Gateway は NDPS の現行のすべてのバージョンに組み 込まれています。Novell NetWare 5.x および 6.0 には NDPS が含まれてい ます。最新のソフトウェア バージョンや関連マニュアルを入手する方法は、 次のとおりです。 ■ ■ http://www.hp.
HP WPS Assistant (Mac OS X) このユーティリティを使用すると、Mac OS ネットワークに接続された HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバー (WPS) の設定を行えます。 このユーティリティを使用するには、HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーが、工場出荷時のデフォルト値に設定されている必要があります。 設定手順は次のとおりです。 1. Mac OS システム ( バージョン X 10.1.5 以降 ) に CD-ROM を挿入します。 2. [HPJETDIRECT CD-ROM] アイコンを選択して開きます。 3. リリース ノートがある場合は、その中の更新情報を参照してください。 4. HP WPS Assistant フォルダを選択して開きます。 5. HP WPS Assistant ユーティリティを実行して、画面に表示される指示 に従います。 注記 Mac OS 9.
HP LaserJet Utilities for Mac OS HP LaserJet Utilities for Mac OS を使用すると、AppleTalk ネットワー クの HP Jetdirect 接続プリンタを設定および管理できます。この項では、 HP LaserJet Utilities のソフトウェア インストールと使用方法を説明しま す。さらに、セレクタを使用して Mac OS コンピュータで HP プリンタへ の印刷ができるように選択、設定を行う方法についても説明します。 プリンタ ソフトウェアをインストールする 使用しているプリンタの CD-ROM に HP LaserJet Utility が収録されてい た場合は、プリンタのマニュアルに記載されているインストールについての 説明を参照した上で次の項に進み、プリンタの設定を行ってください。 HP Jetdirect CD-ROM から HP LaserJet Utility をインストールする場合 は、以下の説明に従ってください。 注記 HP LaserJet Utility を CD-ROM 以外の場所からインス トールする
プリンタを設定する HP LaserJet Utility を使うと、プリンタ名や優先ゾーンなどのプリンタ設 定を Mac OS システム上で設定できます。このユーティリティを使用したプ リンタの設定は、ネットワーク管理者のみが行うことをお勧めします。 プリンタをプリント スプーラで管理する場合は、スプーラがプリンタをキャ プチャするよう設定する前に、プリンタの名前とゾーンを設定してください。 HP LaserJet Utility を起動する 1. プリンタの電源が入っていてオンライン状態であることと、プリント サーバーがプリンタとネットワークに接続されていることを確認し、 [HP LaserJet Utility] アイコンをダブルクリックします。 2.
プリンタの名前を変更する プリンタには工場出荷時にデフォルトの名前が付けられています。 ネットワーク上に類似した名前を持つ複数のプリンタが存在するような状態 を避けるために、Hewlett-Packard では、プリンタの名前を変更するこ とを強くお勧めします。 注意 プリンタの名前を変更してプリンタにプリント キューを 設定している場合に、もう一度プリンタ名を変更する場合 は注意が必要です。プリンタの名前をもう一度変更すると、 そのプリンタに設定されたキューは機能しなくなります。 注記 名前の長さは 32 文字までです。無効な文字を入力すると、 警告音が鳴ります。無効な文字については、HP LaserJet Utility に組み込まれているヘルプ システムを参照してく ださい。 プリンタには、たとえば「Michael's LaserJet 4000」など任意の名前を付 けることができます。HP LaserJet Utility では、ローカル ゾーンだけでな く、別 の ゾ ー ン に あ る デ バ イ ス の 名 前 を 変 更 す る こ と も で き ま す (HP LaserJet
7.
3. AppleTalk がアクティブでない場合、アラート用のダイアログ ボックス が開きます。 [OK] を選択します。[ アクティブ ] ボタンがオンになります。 使用するネットワークが他のネットワークにリンクされている場合は、 AppleTalk ゾーン リストのダイアログ ボックスがセレクタの中に表 示されます。 4. 必要に応じて、プリンタが所属するゾーンを [AppleTalk ゾーン ] スク ロール リストから選択します。 5.
設定を確認する 1. [ ファイル ] メニューから [ ウインドウのプリント ] を選択するか、開い たウィンドウがない場合は、[ デスクトップのプリント ] を選択します。 [ プリント ] ダイアログボックスが表示されます。 2.
3 TCP/IP の概要 はじめに HP Jetdirect プリント サーバー を TCP/IP ネットワーク上で正しく動作さ せるには、ネットワークで有効な IP アドレスを指定するなど、TCP/IP ネッ トワーク設定パラメータを正しく設定する必要があります。TCP/IP ネット ワークの概要については、付録 A を参照してください。 サーバーベースの TCP/IP 設定および手動の TCP/IP 設定 工場出荷時のデフォルト状態で電源を入れると、HP Jetdirect プリント サー バーは BOOTP/TFTP、DHCP/TFTP、RARP などのサーバーベースの方 法で TCP/IP 設定を取得しようとします。サーバーベースの方法については 本章で後述します。 プリント サーバーは手動で設定することもできます。手動で設定を行うツー ルには、Telnet や Web ブラウザ、プリンタのコントロール パネル、arp お よび ping コマンド ( デフォルト IP アドレスが 192.0.0.
デフォルト IP アドレス 工場出荷時のデフォルト状態 ( たとえば工場出荷時やコールドリセット後な ど ) では、HP Jetdirect プリント サーバーには IP アドレスは割り当てられ ていません。デフォルト IP アドレスが割り当てられるかどうかはネットワー ク環境に依存します。 デフォルト IP アドレスが割り当てられない場合 サーバーベースの TCP/IP 設定 (BOOTP や DHCP など ) が正しく行われ た場合、デフォルト IP アドレスは割り当てられません。その後プリント サー バーの電源を切って入れ直すと、再び同じサーバーベースの方法で IP 設定 の取得が行われます。この方法による IP 設定の取得に今度は失敗した場合 ( たとえば BOOTP や DHCP サーバーが使用できなくなっていた場合など )、 デフォルト IP アドレスは割り当てられません。そしてプリント サーバーは いつまでも IP 設定要求を送信し続けます。この動作を変更するには、プリ ント サーバーをコールドリセットする必要があります。 また、ネットワーク ケーブルが有線プリント サーバーに接続されていな
リンクローカル アドレスはローカル リンクの外部へルーティングされ ないため、インターネット接続は利用できません。デフォルト ゲート ウェイ アドレスもリンクローカル アドレスと同じです。 アドレスの重複が検出された場合、HP Jetdirect プリント サーバーは 自動的にアドレスを割り当て直します。その際、必要に応じて標準のリ ンクローカル アドレッシング方法に従います。 ● 大規模な IP ネットワークやエンタープライズ IP ネットワークでは、サ ポートされている TCP/IP 設定ツールで有効なアドレスが設定し直され るまで、一時アドレス 192.0.0.192 が割り当てられます。このアドレス は Legacy Default IP として参照されます。 ● 混合環境ネットワークでは、プリント サーバーが自身に割り当てるデ フォルト IP アドレスは 169.254/16 と 192.0.0.
DHCP リクエストの有効 / 無効 デフォルト IP アドレスが割り当てられると、DHCP リクエストを定期的に 送信するかしないかを選択できます。DHCP リクエストは、ネットワーク上 の DHCP サーバーから IP 設定を取得するのに使用されます。デフォルトで は、このパラメータは有効になっており、DHCP リクエストの送信が可能に なっています。しかし、このパラメータは Telnet や Web ブラウザ、SNMP 管理アプリケーションといった、サポートされている設定ツールを使って無 効にすることもできます。 HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバー 最 初 に 電 源 を 入 れ る と、 ネットワークに接続されていない、工場出荷時のデフォルト状態のワイヤレ ス プリント サーバーは、自身に対してリンクローカル IP アドレスを割り当 てます。DHCP サーバーベースのネットワークへの接続が確立されると、プ リント サーバーの DHCP リクエストがデフォルトで有効になるため、IP ア ドレスは設定し直されます。 ワイヤレスおよび有線のプリント サーバーのデフォルト IP 有線
TCP/IP 設定ツール プリンタおよびオペレーティング システムに応じて、次のような方法で、 ネットワークに合った有効な TCP/IP パラメータを HP Jetdirect プリント サーバーに対して設定できます。 ● ソフトウェアを使用する。プリンタのインストール用ソフトウェアを使用 するか、システムでサポートされていれば HP Jetdirect プリント サー バーのインストール用ソフトウェアを使用できます。詳細については、第 2 章「HP ソフトウェア ソリューションの概要」を参照してください。 ワイヤレス接続が確立される前にワイヤレス プリント サーバーに有効 な IP アドレスを設定するには、HP Jetdirect Wireless Setup ウィザー ド (Windows) または内蔵 Web サーバーを使用します。プリンタのイン ストール用ソフトウェアは、ネットワークに接続されているプリンタの IP 設定にのみ使用できます。 ● BOOTP/TFTP。プリンタがオンになるたびに、BOOTP (Bootstrap Protocol) および TFTP (Trivial File T
● RARP。ネットワーク上のサーバーで RARP (Reverse Address Resolution Protocol) を使用して、プリント サーバーからの RARP リ クエストに応えて IP アドレスを割り当てることができます。RARP を 使った方法では IP アドレスの設定のみが可能です。詳細については、 「RARP の使用」を参照してください。 ● arp および ping コマンド。( 一般的なデフォルト IP アドレス 192.0.0.
BOOTP/TFTP の使用 注記 HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーをお使いの場 合、この項では、ネットワークへのワイヤレス接続はすで に確立しているものとして説明していきます。 BOOTP (Bootstrap Protocol) および TFTP (Trivial File Transfer Protocol) を使用すると、HP Jetdirect プリント サーバーを TCP/IP ネッ トワーク上で動作するよう自動的に設定できます。プリント サーバーの電源 がオンになると、Jetdirect プリント サーバーはネットワークに対して BOOTP リクエスト メッセージを送信します。ネットワーク上にある正しく 設定された BOOTP サーバーはそれに対し 、Jetdirect プリント サーバー の基本的なネットワーク設定データが格納されたメッセージを返します。こ の BOOTP サーバーからの応答には、そのプリント サーバーの他の設定デー タが格納されたファイルを示す情報を含めることもできます。Jetdirect プ リント サーバーはこのファイルを TFTP を使用して
BOOTP/TFTP を使用する利点 BOOTP/TFTP を使用して設定データをダウンロードすることには次のよう な利点があります。 ● HP Jetdirect プリント サーバーの高度な設定が可能。プリンタのコン トロール パネルを使用するといった他の設定方法では、パラメータを選 択することしかできません。 ● 設定の管理が簡単。この方法では、ネットワーク全体のネットワーク設 定パラメータを 1 箇所に格納しておくことが可能です。 ● HP Jetdirect プリント サーバーの設定が簡単。プリント サーバーの電 源がオンになるたびに完全なネットワーク設定が自動的にダウンロード されます。 注記 BOOTP の動作は DHCP の動作に類似していますが、電 源を切って入れ直した場合でも返される IP パラメータは 変わらない点が異なります。DHCP では IP 設定パラメー タはリースされるため、リース時間が過ぎると変更される ことがあります。 工場出荷時の状態のままで電源を入れると、HP Jetdirect プリント サー バーはいくつかの動的な方法で自身の設定を自動的に行おうと試み
BOOTP サーバーの設定 HP Jetdirect プリント サーバーが自身の設定データをネットワークを介し て取得できるようにするには、BOOTP/TFTP サーバーに適切な設定ファイ ルがセットアップされている必要があります。プリント サーバーでは、 BOOTP サーバー上にある /etc/bootptab ファイル内のエントリを取得 するのには BOOTP を使用し、TFTP サーバー上の設定ファイルから追加設 定情報を取得するのには TFTP を使用します。 HP Jetdirect プリント サーバーの電源がオンになると、Jetdirect プリント サーバーは自分の MAC ( ハードウェア ) アドレスが格納された BOOTP リ クエストをブロードキャストします。BOOTP サーバー デーモンはその MAC アドレスに該当するものがないかどうか /etc/bootptab ファイルを 検索します。そして見つかれば、該当する設定データを BOOTP 応答として Jetdirect プリント サーバーに送信します。そのため、/etc/bootptab ファ イル内のこの設定データは正しく入力され
bootptab ファイルのエントリ HP Jetdirect プリント サーバー で使用される /etc/bootptab ファイルの エントリの例を次に示します。 picasso:\ :hn:\ :ht=ether:\ :vm=rfc1048:\ :ha=0001E6123456:\ :ip=192.168.40.39:\ :sm=255.255.255.0:\ :gw=192.168.40.1:\ :lg=192.168.40.3:\ :T144="pnp/picasso.cfg": 設定データには、各種の HP Jetdirect パラメータとその設定を識別できる よう「タグ」が含まれている点に注意してください。HP Jetdirect プリント サーバー ( ファームウェアのバージョン x.24.00 以降 ) でサポートされてい るエントリとタグの一覧を表 3.1 に示します。 表 3.
表 3.
表 3.
表 3.
# # Example of an HP Jetdirect TFTP Configuration File # # Allow only Subnet 192.168.10 access to peripheral. # Up to 10 'allow' entries can be written through TFTP. # Up to 10 'allow' entries can be written through Telnet # or embedded Web server. # ëallowí may include single IP addresses. # allow: 192.168.10.0 255.255.255.0 # # # Disable Telnet # telnet-config: 0 # # Enable the embedded Web server # ews-config: 1 # # Detect SNMP unauthorized usage # auth-trap:on # # Send Traps to 192.168.10.
サ ポ ー ト さ れ て い る T F T P パラメータの一覧を 表 3 . 2 に示します (HP Jetdirect ファームウェアのバージョン x.25.00 以降 )。 表 3.3 では TFTP パラメータについて説明します。 表 3.
表 3.
表 3.
表 3.
表 3.3 TFTP 設定ファイルのパラメータ (3/10) TCP/IP raw 印刷ポート raw-port: TCP ポート 9100 への印刷用にさらに追加するポートを指定します。有効なポートは 3000 から 9000 までですが、実際にどのポートが指定可能かはアプリケーションによって異なり ます。 TCP/IP アクセスの制御 allow: netnum [mask] HP Jetdirect プリント サーバーに格納されているホスト アクセス リストにエントリを作 成します。各エントリには、プリンタに接続可能な、ホストやホストのネットワークが指定 されます。このコマンドのフォーマットは「allow: netnum [mask]」で、netnum はネッ トワーク番号またはホストの IP アドレス、mask は、アクセスを確認するのに使用される、 ネットワーク番号やホスト アドレスに適用されるアドレス ビット マスクです。アクセス リ ストに指定可能なエントリは最大 10 までです。エントリがない場合は、すべてのホストで アクセスが許可されます。たとえば、 allow: 192.0.0.
表 3.
表 3.
表 3.3 TFTP 設定ファイルのパラメータ (6/10) default-ip-dhcp: 一般的なデフォルトの IP アドレス 192.0.0.192 またはリンクローカル IP アドレス 169.254.x.
表 3.
表 3.
表 3.
表 3.
DHCP の使用 注記 HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーをお使いの場 合、この項では、ネットワークへのワイヤレス接続はすで に確立しているものとして説明していきます。 Dynamic Host Configuration Protocol (DHCP、RFC 2131/2132) は、 HP Jetdirect プリント サーバーで使用される自動設定機能の 1 つです。ネッ ト ワ ー ク に DHCP サ ーバーがある場合、WINS (Windows Internet Naming Service) サーバーの IP アドレスが指定されている場合を除き、 HP Jetdirect プリント サーバーは自動的に DHCP サーバーから IP アドレ スを取得し、RFC 1001 および 1002 準拠の動的ネーム サービスにプリント サーバー名を登録します。 DHCP で TFTP (Trivial File Transfer Protocol) 設定ファイルを使用して、 他のパラメータをさらに設定することもできます。TFTP パラメータの詳細 については、「BOOTP/TFTP
UNIX システム UNIX システム上に DHCP をセットアップする方法については、bootpd の man ページを参照してください。 HP-UX システムの場合、サンプルの DHCP 設定ファイル (dhcptab) が /etc ディレクトリに用意されています。 HP-UX では現在のところ、DHCP にダイナミック DNS (Dynamic Domain Name Services: DDNS) が実装されていないため、すべてのプリント サー バーのリース期間を「無制限」に設定することをお勧めします。ダイナミッ ク DNS が提供されるまでは、このように設定してプリント サーバーの IP アドレスを静的アドレスにしておくことができます。 Windows システム HP Jetdirect プリント サーバーでは、Windows NT や 2000 の DHCP サー バーからの IP 設定をサポートしています。この項では、IP アドレスの要求 があったときに要求元に対して Windows サーバーが割り当てたりリースし たりできる IP アドレスのプール、つまり「スコープ」を設定する方法につ い
Windows NT 4.0 サーバー Windows NT 4.0 サーバーで DHCP スコープをセットアップする手順は次 のとおりです。 1. Windows NT サーバーで [ プログラム マネージャ ] ウィンドウを開き、 [ ネットワーク管理者 ] アイコンをダブルクリックします。 2. [DHCP マネージャ ] アイコンをダブルクリックして [DHCP マネージャ ] ウィンドウを開きます。 3. [ サーバー ] を選択し、それから [ サーバー追加 ] を選択します。 4. サーバーの IP アドレスを入力して [OK] をクリックし、[DHCP マネー ジャ ] ウィンドウに戻ります。 5. DHCP サーバーの一覧に表示されている、今追加した DHCP サーバーを クリックします。それから [ スコープ ] を選択し、[ 作成 ] を選択します。 6.
8. 前の手順で無期限リースに設定した場合はこの手順はスキップしてくだ さい。そうでない場合は、[ スコープ ]、[ 予約追加 ] の順に選択し、プリ ンタを予約済みクライアントとしてセットアップします。各プリンタにつ いて [ 予約済みクライアントの追加 ] ウィンドウで以下の手順を実行し、 プリンタに対して予約のセットアップを行います。 a. 選択された IP アドレスを入力します。 b. 構成ページから MAC アドレスつまりハードウェア アドレスを取 得し、そのアドレスを [ 一意の識別子 ] ボックスに入力します。 c. クライアント名を入力します ( 任意の名前を指定可能です )。 d. [ 追加 ] を選択して予約済みクライアントを追加します。予約を削 除するには、[DHCP マネージャ ] ウィンドウで [ スコープ ] を選 択し、[ アクティブ リース ] を選択します。[ アクティブ リース ] ウィンドウで、削除する予約をクリックして [ 削除 ] を選択します。 9. [ 閉じる ] を選択し、[DHCP マネージャ ] ウィンドウに戻ります。 10.
● d. アドレスが IP アドレスの一覧にが表示されたら、[OK] を選択 します。これで [DHCP オプション ] ウィンドウに戻ります。 追加したアドレスが IP アドレスの一覧 ( ウィンドウの下のほう ) に表示されたら、手順 10d に戻ります。表示されない場合は手 順 10c を繰り返します。 [DHCP オプション ] ウィンドウで、[ 使用されていないオプショ ン ] リストから [WINS/NBT Node Type (046)] を選択します。 [ 追加 ] を選択して [ アクティブ オプション ] リストにノード タ イプを追加します。[ バイト ] ボックスに混在ノードを示す 0x4 を 入力し、[OK] を選択します。 11. [ 閉じる ] をクリックして終了し、[ プログラム マネージャ ] に戻ります。 Windows 2000 サーバー Windows 2000 サーバーで DHCP スコープをセットアップする手順は次の とおりです。 1.
7. 必要であれば、スコープ内の、サーバーで除外する IP アドレスの範囲を 入力します。それから [ 次へ ] をクリックしてください。 8. DHCP クライアントに対する IP アドレスのリース期間を設定します。そ れから [ 次へ ] をクリックしてください。 すべてのプリンタに予約済み IP アドレスを割り当てることをお勧めし ます。この設定はスコープのセットアップ後に行うことができます ( 手 順 11 を参照してください )。 9. このスコープの DHCP オプションを後で設定する場合は、[ いいえ ] を 選択します。それから [ 次へ ] をクリックしてください。 すぐに DHCP オプションを設定するには、[ はい ] を選択して [ 次へ ] をクリックします。 a. 必要であれば、クライアントで使用するルータ ( あるいはデフォル ト ゲートウェイ ) の IP アドレスを指定します。それから [ 次へ ] をクリックしてください。 b.
NetWare システム NetWare 5.x サーバーでは、HP Jetdirect プリント サーバーなどのネット ワーク クライアントに対して DHCP 設定サービスを提供します。NetWare サーバー上に DHCP サービスをセットアップする方法については、Novell 提供のマニュアルおよびサポートを参照してください。 DHCP による設定を中断するには 注意 HP Jetdirect プリント サーバーの IP アドレスを変更す る場合、クライアントやサーバーでプリンタやシステムの 印刷設定を更新する必要が生じることがあります。 HP Jetdirect プリント サーバーを DHCP で設定しない場合は、別の設定方 法でプリント サーバーを設定し直してください。 1. ( 内蔵プリント サーバーの場合 ) プリンタのコントロール パネルを使用 して手動設定あるいは BOOTP 設定にセットすると DHCP は使用され ません。 2. また、Telnet を使用して手動設定 ( ステータスは [ ユーザー指定 ]) や BOOTP 設定にセットしても DHCP は使用されません。 3.
注記 DHCP 設定をもう一度有効にするように選択すると、プリ ント サーバーは設定情報を DHCP サーバーから取得しま す。つまり、DHCP を選択して (Telnet を使用するなど して ) 設定セッションを完了すると、プリント サーバーの TCP/IP プロトコルは再初期化され、現在の設定情報はす べて削除されます。その後、プリント サーバーではネット ワーク上の DHCP サーバーに対して DHCP リクエストを 送信して新しい設定情報を取得しようと試みます。 Telnet による DHCP 設定については、本章の「Telnet の使用」を参照し てください。 JAWW TCP/IP の概要 71
RARP の使用 注記 HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーをお使いの場 合、この項では、ネットワークへのワイヤレス接続はすで に確立しているものとして説明していきます。 この項では、UNIX および Linux システムで RARP (Reverse Address Resolution Protocol) を使用してプリント サーバーを設定する方法について 説明します。 このセットアップ手順を実行することで、システム上で RARP デーモンを 動作させ、HP Jetdirect プリント サーバーからの RARP リクエストに応答 してそのプリント サーバーに対して IP アドレスを返すよう設定できます。 1. プリンタをオフにします。 2. UNIX や Linux システムにスーパーユーザーとしてログオンします。 3. システム プロンプトで次のコマンドを入力し、RARP デーモンがシステ ム上で動作していることを確認します。 ps -ef | grep rarpd (UNIX) ps ax | grep rarpd (BSD や Linux) 4.
7. /etc/ethers ファイル (HP-UX 10.20 では /etc/rarpd.conf ファイ ル ) を編集し、HP Jetdirect プリント サーバーの ( 構成ページに記述さ れている ) LAN ハードウェア アドレス / ステーション アドレスとノード 名を追加します。 例: 00:01:E6:a8:b0:00 laserjet1 注記 システムで Network Information Service (NIS) を使用 している場合は、変更内容を NIS の host および ethers データベースに反映させる必要があります。 8. プリンタをオンにします。 9. カードの IP アドレスの設定が正しいことを確認するには ping ユーティ リティを使用します。プロンプトで次のように入力してください。 ping この は RARP を使って割り当てられたアドレスです。 10.
arp および ping コマンド 注記 HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーをお使いの場 合、この項では、ネットワークへのワイヤレス接続はすで に確立しているものとして説明していきます。 システムでサポートされていれば、ARP (Address Resolution Protocol) コ マンドを使用して HP Jetdirect プリント サーバーの IP アドレスを設定で きます。このプロトコルはルーティングできません。つまり、設定元となる ワークステーションは HP Jetdirect プリント サーバーと同じネットワーク セグメントになければなりません。 HP Jetdirect プリント サーバーで arp および ping コマンドを使用するに は以下のものが必要となります。 ● TCP/IP が動作するよう設定された Windows NT/2000/XP または UNIX システム ● HP Jetdirect ファームウェア バージョン x.20.00 以降 ● 一般的なデフォルト IP アドレス 192.0.0.
システムによっては、LAN ハードウェア アドレスのフォーマットが異なる 場合があります。 例: ● Windows NT 4.0、2000、XP の場合 arp -s 192.168.45.39 00-01-E6-a2-31-98 ping 192.168.45.39 ● UNIX の場合 arp -s 192.168.45.39 00:01:E6:a2:31:98 ping 192.168.45.
Telnet の使用 注記 HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーをお使いの場 合、この項では、ネットワークへのワイヤレス接続はすで に確立しているものとして説明していきます。 この項では、Telnet を使用してプリント サーバー ( ファームウェアのバー ジョン x.25.
route コマンドを使用するには、ワークステーションの IP アドレスも必要 となります。この IP アドレスを表示するには、コマンド プロンプトで次の ように適切なコマンドを入力します。 C:\> ipconfig (Windows NT/2000/XP の場合 ) C:\> winipconfig (Windows 98 の場合 ) ルートの作成をシステムのコマンド プロンプトから行うには、次のコマンド を入力します。 route add ここで は HP Jetdirect に対して設定された IP アドレス、 はプリント サーバーと同一の物理 LAN に接続されているワークステーションのネットワーク カードの IP ア ドレスです。 たとえば、IP アドレスが 169.254.2.1 のワークステーションから、デフォ ルト IP アドレス 192.0.0.
一般的な Telnet セッション Telnet セッションを開始したときの図を以下に示します。 JAWW TCP/IP の概要 78
設定パラメータをセットするには、システムから HP Jetdirect プリン ト サーバーへの Telnet セッションを確立する必要があります。 1. システム プロンプトで次のように入力してください。 telnet ここで、 は Jetdirect 構成ページに表示されている IP アドレスです。第 9 章を参照してください。 2. HP Jetdirect プリント サーバーへの接続が表示されます。 サーバーから 「connected to IP address」という応答が返ってきたら、Enter キー を 2 回押して Telnet 接続が初期化されていることを確認してください。 3. ユーザー名とパスワードを入力するよう求めるプロンプトが表示された ら、適正な値を入力してください。 デフォルトでは、Telnet インタフェースではユーザ名やパスワードは必 要ありません。管理者パスワードが設定されている場合は、Telnet コマ ンド設定の入力と保存が可能になる前に、ユーザー名とこの管理パス ワードを入力するよう求められます。 4.
コマンド ライン インタフェース ( デフォルト ) Telnet コマンド ライン インタフェースを使用して設定パラメータをセット する手順は次のとおりです。 注記 Telnet セッション中に「?」と入力すると、使用可能な設 定パラメータ、コマンドの正しい形式、そしてコマンドの 一覧が表示されます。 追加の ( 拡張 ) コマンドの一覧を表示するには、コマンド 「advanced」と入力してから「?」と入力します。 現在の設定情報を表示するには、「 /」と入力します。 1. Telnet プロンプト「>」で次のように入力します。 : それから Enter キーを押してください。 は定義する設定 パラメータ、 はそのパラメータに割り当てる定義値です。各パ ラメータのエントリの最後には改行復帰文字が続きます。 設定パラメータについては、表 3.4 を参照してください ( ファームウェ アのバージョン x.25.00 以降 )。 2.
Telnet のコマンドとパラメータ 表 3.4 は、使用可能な Telnet コマンドと パラメータの一覧です。 注記 パラメータを ( たとえば BOOTP サーバーや DHCP サー バーなどから ) 動的に指定する場合は、最初に手動設定に セットしておかないと Telnet を使って値を変更すること はできません。手動設定にセットする方法については、 ip-config コマンドの項を参照してください。 IP アドレスを手動で変更した場合は必ず、サブネット マ スクとデフォルト ゲートウェイも同時に設定し直す必要 があります。 表 3.
表 3.4 Telnet のコマンドとパラメータ (2/18) sys-location 通常はシステムのロケーションを識別するのに使用される、英数字 で構成される文字列 ( 最大 255 文字 )。 sys-contact 通常はネットワークやデバイスの管理者の名前を識別するのに使 用される、英数字で構成される文字列 ( 最大 255 文字 )。 ssl-state Web 通信を行う際のプリント サーバーのセキュリティ レベルを 設定します。 1 ( デフォルト ): HTTPS ポートへの強制ルート変更。HTTPS (Secure HTTP) 通信のみを使用できます。 2: HTTPS への強制ルート変更は使用できません。HTTP と HTTPS 通信は使用できます。 security-reset プリント サーバーのセキュリティ設定を、工場出荷時のデフォル ト値にリセットします。0 ( デフォルト ) の場合はリセットしませ ん。1 の場合はセキュリティ設定をリセットします。 Wireless 802.
表 3.
表 3.4 Telnet のコマンドとパラメータ (4/18) server-auth こ の コ マ ン ド を 使 用 す る 場 合 は、動 的 暗 号 化 オ プ シ ョ ン (dynamic-encrypt コ マ ン ド ) お よ び EAP 802.1x 認 証 (wpa-auth-type コマンド ) を指定する必要があります。このコ マンドは、ネットワークで使用されるサーバーベースの認証方法を 指定するのに使用します。サポートされている認証プロトコルの簡 単な説明については、「第 1 章」を参照してください。 None: ( デフォルト ) サーバーベースのネットワーク認証は使用さ れません。 EAP_MD5: こ の 認 証 方 法 で は、802.
表 3.4 Telnet のコマンドとパラメータ (5/18) svr-auth-id 認証サーバーの識別や検証に使用する、CA 証明書の文字列を指定 します。この文字列は、認証サーバーから受信した識別文字列と比 較されます。文字列比較では、次のように正確に一致するかどうか を指定します。 RIGHT_MOST ( デフォルト ): 文字列エントリは、CA 証明書文 字列の右端の文字列と比較されます。 USE_EXACT: 文字列エントリは、認証サーバーの文字列と全く 同一である必要があります。 wpa-auth-type このコマンドは、auth-type コマンドの Shared Key 認証オプ ションとは互換性がありません。このコマンドは、サポートされて いる EAP 認証タイプを指定するのに使用します。 802.1x: 認証サーバーを使用する EAP ネットワークではこのオプ シ ョ ン を 使 用 し ま す。ネ ッ ト ワ ー ク 上 で 使 用 さ れ て い る EAP/802.
表 3.4 Telnet のコマンドとパラメータ (6/18) 802.
表 3.4 Telnet のコマンドとパラメータ (7/18) subnet-mask 受信したメッセージに示されている IP アドレスの中の、ネット ワークおよびホストを示す部分を認識するのに使用する ( ドット区 切り表記の ) 値。たとえば、 subnet-mask 255.255.255.0 と指定すると、サブネット マスク値 255.255.255.0 がプリント サーバーに格納されます。値を 0.0.0.0 と指定するとサブネット マ スクは無効になります。詳細については、付録 A を参照してくだ さい。 default-gw デフォルト ゲートウェイの IP アドレスをドット区切り表記で指定 します。たとえば、 default-gw 192.168.40.1 と指定すると、プリント サーバーのデフォルト ゲートウェイの IP アドレスとして 192.168.40.
表 3.
表 3.
表 3.4 Telnet のコマンドとパラメータ (10/18) TCP/IP Other Settings コマンド 説明 syslog-config プリント サーバー上での syslog サーバーの動作の有効 / 無効を切 り替えます。0 の場合は無効に、1 ( デフォルト ) の場合は有効に なります。(UDP ポート 514) syslog-svr syslog サーバーの IP アドレスをドット区切り表記で指定します。 ここで指定されたサーバーに HP Jetdirect プリント サーバーから syslog メッセージが送信されます。たとえば、 syslog-svr: 192.168.40.1 と指定すると 192.168.40.
表 3.4 Telnet のコマンドとパラメータ (11/18) mDNS Domain Name ( 読み取り専用パラメータ ) デバイスに割り当てられている mDNS ドメイン名を .
表 3.
表 3.
表 3.
表 3.
表 3.
表 3.4 Telnet のコマンドとパラメータ (17/18) usb-mode HP Jetdirect プリント サーバーの USB ポートで使われる通信 モードを指定します。 ● Auto ( デフォルト ): 自動でネゴシエーションを行い、取り付け られているプリンタやデバイスで使用可能な最善の通信モー ドを設定します。 ● MLC: (Multiple Logical Channels) 複数のチャンネルを使用 して印刷、スキャン、ステータス通信を同時に行うことを可能 にする、HP 独自の通信モード。 ● BIDIR: プリンタとプリント サーバー間の双方向通信をサポー トしている標準の接続。プリント サーバーは印刷データを送信 し、プリンタからはステータスを受信します。 ● UNIDIR: データを ( プリンタへの ) 1 方向にのみ転送する標準 の接続。 usb-speed ( 読み取り専用パラメータ、USB 2.
表 3.4 Telnet のコマンドとパラメータ (18/18) support-url このデバイスについての製品情報が掲載されている、インターネッ トあるいはイントラネットの Web URL アドレス。 tech-support-url テクニカル サポート情報が掲載されている、インターネットある いはイントラネットの Web URL アドレス。 メニュー インタフェース Telnet のコマンド プロンプトで「menu」と入力すると、オプションのメ ニュー インタフェースが表示されます。メニュー インタフェースを使用す ればコマンドを覚えなくてもすみ、そして設定パラメータにアクセスしやす い構造的なメニュー一覧を利用できます。 メニュー インタフェースの例として、TCP/IP メニューを使用したときの図 を 図 3.
図 3.1 例:メニュー インタフェースの使用 Main Menu ------------------------------1. General Menu 2. TCP/IP Menu... 3. SNMP Menu... 4. IPX/SPX Menu 5. AppleTalk Menu 6. DLC/LLC Menu 7. Other Settings 8. Support Settings 9. Wireless Settings ?. Help e. Exit Menu 0. Exit Telnet Enter Selection => 2 [2] を選択して [TCP/IP Menu] を選 びます。 TCP/IP Menu ------------------------------1. 2. 3. 4. 5. 6. 0.
Telnet を使用して既存の IP 設定を消去する Telnet セッション中に IP アドレスを消去するには、コマンド ラインで次の ように入力します。 1. cold-reset と入力し、Enter を押します。 2. quit と入力し、Enter を押して Telnet を終了します。 3.
プリンタのコントロール パネルの使用 プリンタでサポートされていれば、HP Jetdirect 内蔵プリント サーバーで は、プリンタのコントロール パネルからアクセスできる設定メニューを利用 できます。このメニューを使用すると、ネットワーク プロトコルの有効 / 無 効を切り替えたり、基本的なネットワーク パラメータをセットしたりできま す。HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーの場合は、基本的なワイヤ レス ネットワーク接続パラメータの設定を行うこともできます。利用可能な メニュー項目の概要については、付録 C を参照してください。 注記 プリンタのコントロール パネルの使用方法の詳細につい ては、プリンタのマニュアルを参照してください。 プリンタのコントロール パネルから HP Jetdirect メニューにアクセスする と、以下の TCP/IP ネットワーク設定パラメータをセットできます。 ● IP ホスト名 ● DHCP リースの動作 ( リリースまたは延長 ) ● プリント サーバーの IP アドレス ● サブネット マスク ● デフォルト ゲートウェイ アドレス ● sy
他のネットワークへの移動 注記 HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーをお使いの場 合、この項では、ネットワークへのワイヤレス接続はすで に確立しているものとして説明していきます。 HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーを他のネット ワークに移動させる場合は、移動先のネットワークに対し て新しいワイヤレス接続を確立する必要があります。 IP アドレスが設定されている HP Jetdirect プリント サーバーを新しい ネットワークへ移動させる場合、IP アドレスが新しいネットワーク上のアド レスとコンフリクトすることがないように注意してください。新しいネット ワークで使用可能な IP アドレスにプリント サーバーの IP アドレスを変更 するか、現在の IP アドレスを消去し、プリント サーバーを新しいネット ワークにインストールした後で新しいアドレスを設定することができます。 プリント サーバーを工場出荷時のデフォルト設定にリセットする方法につ いては、第 8 章、「HP Jetdirect プリント サーバーの トラブルシューティ ング」を参照してください。 現在
4 内蔵 Web サーバーの使用 はじめに HP Jetdirect プリント サーバーには、互換性のある Web ブラウザからイン トラネットを通じてアクセスできる内蔵 Web サーバーが用意されています。 内蔵 Web サーバーを使用すると、HP Jetdirect プリント サーバーや接続さ れているネットワーク デバイス ( プリンタや、多機能のオールインワン デバ イスなど ) の構成および管理ページにアクセスできます。 ブラウザ ウィンドウ上部のタブを使用すると、デバイスおよびネットワーク ページにアクセスできます。表示されるタブと機能は、Jetdirect プリント サーバーに接続されているデバイスの機能によって異なります。 ● 接続されているデバイスの独自の Web ページを表示できる場合は、その デバイスの使用可能なタブと機能が、Jetdirect プリント サーバーの [Networking] タブと併せて表示されます。 ● 接続されているデバイスの Web ページを利用できない場合は、Jetdirect プリント サーバーによって [Home] と [Networking] という
HP Jetdirect の [Home] タブ 図 4.1 HP Jetdirect の標準的な [Home] タブ [Networking] タブ 左側にメニュー 項目 図 4.
必要な条件 互換性のある Web ブラウザ 内蔵 Web サーバーにアクセスするには、互換性のある Web ブラウザを使用 する必要があります。一般的に、内蔵 Web サーバーは HTML 4.01 および カスケーディング スタイル シートをサポートしている Web ブラウザで使用 できます。 Hewlett-Packard では、最新および旧バージョンの多くのブラウザのテス トをさまざまなシステムにおいて行っています。一般的には、次のブラウザ を使用することをお勧めします。 ● Microsoft Internet Explorer 5.0 以降 ● Netscape Navigator 6.0 以降 ブラウザに関する例外 テスト時に問題が確認されているため、次のブラウザは使用しないことをお 勧めします。 ● Netscape Navigator 6.2.
内蔵 Web サーバーを使用した表示 注記 HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーをお使いの場 合、この項では、ネットワークへのワイヤレス接続はすで に確立しているものとして説明していきます。 ネットワークへのワイヤレス接続が確立していない場合 は、内蔵 Web サーバーを使用して、ネットワークの設定 に合わせて HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーを 設定できます。付録 B を参照してください。 内蔵 Web サーバーを使用するには、HP Jetdirect プリント サーバーの IP アドレスを設定しておく必要があります。IP アドレスの説明と、TCP/IP ネットワークの概要については、付録 A を参照してください。 プリント サーバーで IP アドレスを設定するには、多くの方法があります。 たとえば、プリント サーバーに電源を入れるたびに、BOOTP (Bootstrap Protocol) または DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol) を使用 し、ネットワークを通じて IP パラメータを自動的に設定できます。ま
プリント サーバーで IP アドレスが確立されたら、以下の手順に従います。 1. サポートされている Web ブラウザを実行します。 2. プリント サーバーの IP アドレスを URL として入力します。 図 4.3 IP アドレスの入力 3. セキュリティ アラートとともに操作指示が表示されたら、[ はい ] をク リックして次に進みます。 多機能有線プリント サーバーの場合、内蔵 Web サーバーでは最初のア クセスに標準 HTTP を使用します。ただし、インストールされている X.
操作上の注意 ● 設定パラメータ値を入力または変更したら、[Apply] をクリックして変 更を有効にするか、[Cancel] をクリックして変更を消去します。 ● IP アドレスを変更すると、内蔵 Web サーバーへの接続が終了します。接 続を再び確立するには、新しい IP アドレスを使用します。 注意 HP Jetdirect プリント サーバーの IP アドレスを変更す ると、変更前の IP アドレスを使ってこのプリンタに印刷 出力するよう設定されていたクライアントからは印刷でき なくなります。 ● 内蔵 Web サーバーを使用すると、 HP Jetdirect ワイヤレス プリント サー バーのワイヤレス ネットワーク接続パラメータにアクセスできます。 注意 ワイヤレス ネットワーク設定を変更すると、ネットワーク への接続が遮断される場合があります。この場合、再接続 するには新しい設定に合わせてシステムを調整する必要が あります。 また、プリント サーバーとネットワークとの接続が遮断さ れてしまった場合にプリント サーバーを工場出荷時のデ フォルトにリセットして再インストールする必要が
HP Jetdirect の [Home] タブ 接続されているデバイスの Web サーバーにアクセスできない場合、あるい は Web サーバーが存在しない場合、[Home] タブには HP Jetdirect のホー ム ページが表示されます。HP Jetdirect のホーム ページには、接続されて いるデバイスを表す汎用のプリンタ グラフィックが表示されます。また、 HP Jetdirect プリント サーバーの製品モデル、ファームウェア バージョン、 およびネットワーク アドレスが、検索できるデバイス情報と併せて表示され ます。表 4.1 に、HP Jetdirect のホーム ページに表示される項目の一覧を 示します。 表 4.
表 4.
[Networking] タブ [Networking] タブには、HP Jetdirect のネットワーク設定パラメータと ステータスが表示されます。左側にあるメニュー項目から、構成ページやス テータス ページへアクセスできます。 表 4.2 [Networking] のメニュー項目 [CONFIGURATION] セクション ● Network Settings ● Privacy Settings ● Other Settings ● Select Language [SECURITY] セクション ● Settings ● Mgmt.
Network Settings [Network Settings] ページでは、802.11b ( ワイヤレス Ethernet) や TCP/IP、IPX/SPX、AppleTalk、DLC/LLC、SNMP プロトコルの設定パ ラメータを設定したり変更したりできます。パラメータの設定を割り当てる には、希望の値を入力し、[Apply] をクリックします。 802.11b ( ワイヤレス Ethernet) [802.11b] ページでは、IEEE 802.11b ワイヤレス Ethernet 接続用のワイ ヤレス ネットワーク設定パラメータを設定したり変更したりできます。さら に、基本的な TCP/IP 設定も同時に行うことできます。 この設定パラメータについては、表 4.3 にまとめてあります。HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーの設定方法の詳細については 付録 B を参照し てください。 [802.
表 4.3 802.
表 4.3 802.11b 設定パラメータ (2/7) 項目 説明 Open System ( 認証なし ) ワイヤレス ネットワークで、ネットワークにアクセスするの にデバイス認証やセキュリティ確保の必要がない場合にこの認証方法を 選択します。ただし、この場合でもデータのプライバシを確保するために、 ネットワークで引き続き暗号化キーが使用されている場合があります。 Shared Key (WEP キーが必要 ) ワイヤレス ネットワーク上の各デバイスで、ネット ワークにアクセスしたり通信を行ったりするのに共有暗号化キー ( つま り共有の「パスワード」値 ) を使用する場合はこの認証方法を選択してく ださい。ネットワーク上の各デバイスはそれぞれ同じキーを使用する必要 があります。HP Jetdirect プリント サーバーでは、暗号化ネットワーク 通信用に IEEE 802.11 WEP (Wired Equivalent Privacy) キーがサポー トされています。Shared Key 認証を選択した場合は WEP キーを設定 する必要があります。 EAP/802.
表 4.3 802.
表 4.3 802.11b 設定パラメータ (4/7) 項目 説明 Server ID (EAP-TLS、EAP-TTLS のみ ) 認証サーバーを識別および検証する、サー バー ID 検証文字列を指定します。[Server ID] 文字列は、信頼できる証 明書発行局 (CA) が認証サーバーに対して発行したデジタル証明書で指 定されています。[Require Exact Match] が無効であれば、このエント リはそのサーバー ID 検証文字列の一部分でも構いません。 Require Exact Match (EAP-TLS、EAP-TTLS のみ ) 802.
表 4.3 802.
表 4.3 802.
表 4.3 802.11b 設定パラメータ (7/7) 項目 説明 Dynamic 動的暗号化の場合は、次のオプションの中から 1 つを選択できます。 ● [Basic Encryption]: 動的 WEP 暗号化がサポートされます。 ● [Robust Encryption]: 動的 Wi-Fi Protected Access (WPA) および WEP 暗号化プロトコルがサポートされます。 EAP/PSK 認証を行うよう設定されている場合、プリント サーバーでは [Robust Encryption] (WPA 暗号化プロトコル ) が使用されます。 EAP/802.1x 認証を行うよう設定されている場合 (LEAP のみ )、[Basic Encryption] を使用するようプリント サーバーを設定する必要があります。 EAP/802.
TCP/IP [TCP/IP] ページには、表 4.4 にまとめられている設定パラメータが表示さ れます。 表 4.4 TCP/IP の設定 (1/3) 項目 説明 IP Configuration Method HP Jetdirect プリント サーバーが IP 設定パラメータを取得するのに使 用する方法を選択します。選択肢は、[BOOTP]( デフォルト )、[DHCP]、 [Manual]、[Auto IP] です。 [BOOTP] または [DHCP] では、プリント サーバーに電源を入れるたび に、BOOTP または DHCP サーバーによって IP パラメータが自動的に 設定されます。 [Manual] を選択すると、この Web ページやその他の使用可能なツール を使って、基本的な IP パラメータを手動で入力できます。 [Auto IP] を選択した場合、一意のリンクローカル アドレス 169.254.x.
表 4.
表 4.
注意 Microsoft ネットワークで IPX/SPX を通じてダイレクト モード印刷を使用している場合は、IPX/SPX を無効にし ないでください。 Novell NetWare ネットワークの場合 ● 組み込み Web サーバーは、Novell Directory Services (NDS) 環境の キュー サーバー モードを選択するために使用されることがあります。 ● 内蔵 Web サーバーを使用して、NDS プリント サーバー、プリンタ、お よびキュー オブジェクトを作成することはできません。これらのオブジェ クトを作成するには、他のツールやユーティリティを使用してください。 表 4.
表 4.
AppleTalk [AppleTalk] タ ブ で は、HP Jetdirect プリント サーバーの主要な AppleTalk 設定を指定できます。このページの項目の説明は、表 4.6 を参照 してください。 注記 表示される AppleTalk パラメータには、ネットワークで通 知される AppleTalk プリンタのタイプなどがあります。 HP Jetdirect プリント サーバーは、AppleTalk Phase 2 だけをサポートしています。 表 4.
SNMP 表示される SNMP (Simple Network Management Protocol) パラメータ を指定または変更できます。表 4.7 を参照してください。 注意 HP Web Jetadmin を使用してデバイスを管理する場合 は、HP Web Jetadmin を使用して、SNMP v3 およびプ リント サーバーの他のセキュリティ項目をシームレスに 設定する必要があります。 内蔵 Web サーバーを使用して SNMP v3 アカウントを作 成すると、既存の SNMP v3 アカウントはすべて消去され ます。なお、新規作成した SNMP v3 アカウントの情報を SNMP 管理アプリケーションに実装する必要があります。 詳細については、SNMP v3 を参照してください。 表 4.
表 4.
Misc.Settings [Miscellaneous Settings] のパラメータを使用すると、次に説明する高度な プロトコルや機能を設定できます。表 4.8 を参照してください。 表 4.
表 4.
表 4.
表 4.
Firmware Upgrade ファームウェア アップグレードをサポートするプリント サーバーの場合、こ のページではプリント サーバーを新機能でアップグレードできます。 プリント サーバーのファームウェア アップグレード ファイルは、使用して いるシステムに適したものでなければなりません。該当するアップグレード ファイルを識別して取得するには、次の HP オンライン サポート ページに アクセスしてください。 http://www.hp.com/go/webjetadmin_firmware このページで、次の処理を行います。 1. プリント サーバーのモデルとアップグレード ファイルを検索します。 2. アップグレード ファイルのバージョンをチェックして、プリント サー バーにインストール済みのバージョンよりも新しいことを確認します。 アップグレード ファイルの方が新しい場合は、このファイルをダウン ロードします。アップグレード ファイルの方が古い場合は、アップグ レードする必要はありません。 内蔵 Web サーバーを使用してプリント サーバーをアップグレードするには : 1.
6 個のユーザー定義のキューは、ジョブ制御コマンドなどの文字列を使用して 設定できます。この文字列は、印刷ジョブの前または後に自動的に追加されま す。最大で 8 個の名前付き文字列を定義できます。また、各キューを設定し、 これらの名前付き文字列を印刷データの前に表示する (「Prepend String Name ( 文字列名の前付加 )」) か、印刷データの後に表示する (「Append String Name ( 文字列名の後付加 )」) ことができます。 LPD キューを設定するための LPD キューのパラメータについて次に説明し ます。表 4.9 を参照してください。 表 4.
表 4.
ユーザー定義のプリント キューを設定するには、最初に文字列を定義し、こ れを前付加または後付加文字列として割り当て、次にキューのタイプを定義 します。LPD キューを定義したら、このキューを使用する LPD プリンタを 設定して、キューの使用方法を指定します。たとえば、文字列「a」に「abc」 という値を、文字列「z」に「xyz」という値を設定すると、プリント キュー 「az_queue」に前付加文字列「a」と後付加文字列「z」、そしてキューのタ イプを「raw」と定義できます。それから で構成される プリント ジョブをキュー az_queue を使って送信すると、プリンタに送信さ れるジョブは「abcxyz」となります。 LPD プリンタの設定方法はオペレーティング システムによって異なりま す。詳細については、第 5 章「LPD 印刷用の設定」を参照してください。 例 LPD プリンタがあり、プリント ジョブを開始するたびにこのプリンタを リ セ ッ ト す る 場 合 は、各ジョブの開始時に P C L リセット コマンド 「clear
USB Settings HP Jetdirect プリント サーバーが、ネットワーク デバイス (USB プリンタ など ) への USB 接続を提供している場合は、USB 設定パラメータへのリン クが表示されます。表 4.10 を参照してください。 表 4.10 USB 設定 USB 項目 説明 USB Speed ( 読み取り専用、USB 2.0 プリント サーバーのみ )。プリント サー バーとデバイス間の USB 接続の、自動ネゴシエートされた通信 速度が表示されます。 ● Full Speed: USB v2.0 仕様に指定されているとおり 12 Mbits/sec で、USB v1.1 仕様と互換性があります。 ● Hi-Speed: 480 Mbits/sec で、USB v2.
Support Info このページは、サポートへのリンクを設定する場合に使用します。このデバ イスのサポート担当者、管理者の電話番号に加えて、Web ベースの製品とテ クニカル サポートの URL アドレスを割り当てることができます。 Refresh Rate リフレッシュレートは、診断ページを自動的に更新する時間間隔 ( 秒 ) です。 値「0」を指定すると、リフレッシュレートは無効になります。 Privacy Settings [Privacy Settings] ページでは、製品情報および使用状況についての情報 を内蔵 Web サーバーが収集してそれを HP に送信することを許可するよう 設定できます ( インターネット アクセスが必要 )。製品の使用状況について の情報は、HP において製品の機能およびサービスの向上に役立てます。デ フォルトではこの機能は無効です。 この機能を有効にするには、このチェックボックスをチェックし、[Apply] をクリックします。 この機能を無効にするには、このチェックボックスをクリアし、[Apply] を クリックします。 Select Language このリ
Status [Status] ページには、プリント サーバーの現在のセキュリティ設定が表示 されます。表示される設定の内容は、プリント サーバーがサポートする機能 によって異なります。 Wizard 注記 HP Web Jetadmin を使用してデバイスを管理する場合 は、このウィザードを使用しないでください。かわりに、 使用しているネットワークの設定が確実に正しく行われる よう、 HP Web JetAdmin を使用してネットワーク セキュ リティ設定を行ってください。 [Wizard] ページでは、HP Jetdirect Security Configuration ウィザード を実行できます。このウィザードでは、使用しているネットワークにおいて 必要となる、プリント サーバーのセキュリティ設定を簡単に行うことができ ます。ウィザードを起動するには、[Start Wizard] をクリックします。こ れで、[Security Level] ページが開きます。 ウィザードに表示されるオプションの設定パラメータは、選択したセキュリ ティ レベルによって異なります。概要については、表 4.
表 4.
表 4.11 ウィザードのセキュリティ レベル (2/2) セキュリティ レベル 説明 Custom Security このオプションでは、プリント サーバーでサポートされる、使用可 能なすべてのセキュリティ設定を指定します。個々のパラメータや 選択肢の詳細については、 「SECURITY」の 「Mgmt.Protocols」 および「Authorization」メニュー ページにある各タブを参照し てください。 [Administrator Account] ページは、管理者パスワードを入力 する際に使用します。 [Web Mgmt.
Authorization [Authorization] ページには、デバイスとデバイス設定 / 管理機能へのア クセス制御を指定するタブが用意されています。また、クライアントおよび サーバー認証の証明書を設定することもできます。 Admin.
プリンタ パスワードの同期 多くの EIO プリンタでは、プリンタの構成およ びステータス設定へのアクセスがパスワードで保護されています。このパス ワードは、プリンタ側で用意されているセキュリティ Web ページで設定さ れます。このようなプリンタでは、プリンタと Jetdirect プリント サーバー の管理者パスワードとが同期され、プリンタとネットワークの両方の構成 ページにアクセスするのに同じパスワードを使用できます。パスワードの同 期をサポートしているプリンタでは、パスワードが設定されたのが内蔵 Web ペ ー ジ ( プ リ ン タ の [Security] ページかネットワークの [Admin.
● Jetdirect 証明書。Jetdirect 証明書は、Jetdirect デバイスをクライアン トおよびネットワーク認証サーバーに対して証明するのに使用されます。 工場出荷時は、自己署名された Jetdirect 証明書があらかじめインス トールされています。ワイヤレス プリント サーバーの場合、これによ り、Web ブラウザから最初にアクセスしたときに 内蔵 Web サーバーで HTTPS を使用でき、内蔵 Web サーバーはセキュアなサイトとして表示 されます。 [View] をクリックしてインストール済みの Jetdirect 証明書の内容を 表示するか、または [Configure] をクリックして新しい証明書を更新 またはインストールします。証明書を設定するを参照してください。 Jetdirect 証明書がインストールされると、この証明書はコールド リ セット中に保存されます。これは、プリント サーバーを工場出荷時のデ フォルト値に戻す際に使用します。 ● CA 証明書。 ( ワイヤレス プリント サーバーのみ ) 信頼できるサード パー ティつまり証明書発行局 (CA) が発行する証
注記 証明書の設定手順を正しく終了しなかった場合 ( たとえ ば、[Cancel] ボタンを使用しないなど )、[Operation Failed] 画面が表示されることがあります。その場合、2 分 くらいしてからもう一度ウィザードを開くようにしてくだ さい。 表 4.
表 4.
表 4.12 証明書設定の各画面 (3/4) Certificate Information このページは、CA が発行する証明書を要求するために使用します。 Common Name。( 必須 ) HP Jetdirect プリント サーバーについて、FQDN (Fully Qualified Domain Name) や有 効な IP アドレスを指定します。 例: ● Domain Name:myprinter.mydepartment.mycompany.com ● IP address: 192.168.2.116 この [Common Name] は、デバイスを一意に識別するのに使用されます。EAP 認証を使 用する HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーの場合、認証サーバーによっては証明 書で指定されているとおりに共通名で設定しなければならない場合があります。 Jetdirect プリント サーバーにデフォルトの IP アドレス 192.0.0.
表 4.12 証明書設定の各画面 (4/4) Import Certificate and Private Key この画面は、Jetdirect 証明書およびプライベート キーをインポートするのに使用します。 Jetdirect 証明書およびプライベート キーをインポートします。インポートされると、既 存の証明書とプライベート キーは上書きされます。 ファイル フォーマットは PKCS#12 エンコード形式 (.
注記 デフォルトでは、たとえば内蔵 Web サーバーや IPP (Internet Printing Protocol) を使って HTTP で接続され ているホストは、アクセス制御リストのエントリに指定が あるかどうかに関係なくプリント サーバーにアクセスで きます。HTTP ホストによるアクセスを無効にするには、 リストの最下部にあるチェックボックスのチェックマーク を外します。 ホスト システムは、その IP アドレスまたはネットワーク番号によって指定 されます。ネットワークにサブネットが含まれている場合は、アドレス マス クを使用して、IP アドレスが個々のホスト システムを指定しているのか、ホ スト システムのグループを指定しているのかを識別できます。 例 次のサンプル エントリの表を参照してください。 IP アドレス マスク 説明 192.0.0.0 255.0.0.0 ネットワーク番号 192 のすべてのホストを許可します。 192.1.0.0 255.1.0.0 ネットワーク 192、サブネット 1 のすべてのホストを許 可します。 192.168.1.
Mgmt.Protocols このリンクからは、セキュリティに影響する管理通信やその他のプロトコル にアクセスできます。 Web Mgmt.
注記 暗号方式は複数サポートされており、暗号化の強度を何段 階かに設定できます。現在、暗号化 / 復号化を行う暗号方 式は DES (Data Encryption Standard、56 ビット )、RC4 (40 ビットまたは 128 ビット )、3DES (168 ビット ) がサ ポートされています。 SNMP このタブでは、プリント サーバー モデルに応じて、プリント サーバー上の SNMP v1、v2c、および v3 エージェントを有効または無効にします。値ベー スのプリント サーバーでは、SNMP v3 エージェントはサポートされていま せん。SNMP 選択肢の詳細については、表 4.
注意 初期 SNMP v3 アカウントを作成する前に、Telnet を無 効にして、HTTPS によりセキュリティ保護された内蔵 Web 通信が必ず有効になるようにする必要があります。こ れは、セキュリティ保護されていない接続によるアクセス が行われたりアカウント情報が傍受されてしまうのを防ぐ のに役立ちます。 SNMP v1 および v2c エージェントを SNMP v3 エージェ ントと共存させることも可能です。ただし、完全に安全な SNMP アクセスを実現するには、SNMP v1 および v2c を 無効にする必要があります。 Other このタブでは、印刷、印刷サービス、管理のためにプリント サーバーがサ ポートするさまざまなプロトコルを有効または無効にします。表 4.13 を参 照してください。 表 4.
表 4.
Protocol Info このページには、HP Jetdirect プリント サーバーでのネットワーク設定の さまざまな設定のリストがプロトコルごとに表示されます。これらのリスト を使用して、希望の設定を検証します。 Configuration Page このページには、HP Jetdirect のステータスおよび構成情報の概要が示され た、HP Jetdirect 構成ページのビューが表示されます。このページの内容に ついては、第 9 章で説明しています。 その他のリンク サポート [Support] ページに表示される情報は、[Other Settings] メニューの [Support Info] タブで設定されている値によって異なります。サポート情報 には、サポート担当者の名前と電話番号を入れることも、製品サポート ペー ジやテクニカル サポート ページへの Web リンクを入れることもできます。 デフォルトでは、HP オンライン サポートおよび HP 製品情報 Web ページ への Web リンクが用意されています ( インターネット アクセスが必要です )。 HP Web Jetadmin
Help [Networking] タブの [Help] ページには、HP Jetdirect 内蔵 Web サー バーの機能の簡単な概要が表示されます。[Help] ページには、内蔵 Web サーバーに関する最新情報へのリンクが用意されています ( インターネット アクセスが必要です )。 JAWW 内蔵 Web サーバーの使用 154
5 LPD 印刷用の設定 はじめに HP Jetdirect プリント サーバーには、LPD 印刷をサポートするための LPD (Line Printer Daemon: ライン プリンタ デーモン ) サーバー モジュールが 含まれています。本章では、LPD 印刷をサポートするさまざまなシステム に使用するための HP Jetdirect プリント サーバーの設定方法について説明 します。説明されている項目は次のとおりです。 ● UNIX システムでの LPD LPD を使用した BSD ベースの UNIX システムの設定 SAM ユーティリティを使用したプリント キューの設定 (HP-UX シス テム ) ● Windows NT/2000 システムでの LPD ● Mac OS システムでの LPD ■ ■ 注記 これ以外のシステムについては、お使いのオペレーティン グ システムのマニュアルやオンラインヘルプを参照して ください。 最近のバージョンの Novell NetWare (NDPS 2.1 付き NetWare 5.
LPD について LPD (Line Printer Daemon: ライン プリンタ デーモン ) は、さまざまな TCP/IP システムにインストールできるラインプリンタのスプール サービス に関連したプロトコルとプログラムを参照します。 HP Jetdirect プリント サーバー機能によって LPD がサポートされている、 広く使用されているシステムには次のようなものがあります。 ● BSD (Berkeley-based) UNIX システム ● HP-UX ● Solaris ● IBM AIX ● Linux ● Windows NT/2000 ● Mac OS この項の UNIX の設定例では、BSD ベースの UNIX システムの構文を示し ます。使用しているシステムによって構文が異なることがあります。正しい 構文については、使用しているシステムのマニュアルを参照してください。 注記 LPD 機能は、RFC 1179 ドキュメントに準拠している LPD を実装したどのホストでも使用できます。ただし、プ リンタ スプーラの設定手順が異なる場合があります。これ らのシステムの設定については
LPD の設定の必要条件 LPD 印刷を使用するには、その前に、HP Jetdirect プリント サーバーを通 じてプリンタをネットワークに正しく接続し、プリント サーバーのステータ ス情報を入手している必要があります。この情報は、HP Jetdirect プリンタ の構成ページに表示されます。構成ページをプリンタから印刷していない場 合は、使用しているプリント サーバーのハードウェア インストール ガイド またはプリンタのマニュアルで印刷手順を参照してください。次のものも必 要です。 ● LPD 印刷をサポートしているオペレーティング システム。 ● システムに対するスーパーユーザー (root) または管理者アクセス権。 ● プリント サーバーの LAN ハードウェア アドレス ( またはステーション アドレス )。このアドレスは、プリント サーバーのステータス情報ととも に、HP Jetdirect の構成ページに次の形式で表示されます。 HARDWARE ADDRESS:xxxxxxxxxxxx ここで、x は 16 進数です (0001E6123ABC など )。 ● HP Jetdirect
手順 2. プリント キューの設定 システムで使用するプリンタまたはプリンタ言語 (PCL または PostScript) ごとにプリント キューを設定する必要があります。また、フォーマットされ たファイルとフォーマットされていないファイルにも個別のキューが必要で す。次の例のキュー名 text および raw (rp タグを参照 ) には、特別な意 味があります。 表 5.
UNIX システムでの LPD BSD ベースのシステム用のプリント キューの設定 次のエントリが含まれるように、/etc/printcap ファイルを編集します。 printer_name|short_printer_name:\ :lp=:\ :rm=node_name:\ :rp=remote_printer_name_argument:\ ( これは、text、raw、 binps、auto、またはユーザー定義のいずれか ) :lf=/usr/spool/lpd/error_log_filename:\ :sd=/usr/spool/lpd/printer_name: こ こ で、printer_name はユーザーに対 しプリンタを識別します。 node_name はネットワーク上のプリンタを識別し、remote_printer _name_argument はプリント キューの受信プリンタの名前です。 printcap の詳細については、printcap の man ページを参照してください。 例:ASCII あるいはテキスト プリンタ用の printcap エントリ lj1_text|te
例:PostScript、PCL、HP-GL/2 プリンタ用の printcap エントリ lj1_raw|raw1:\ :lp=:\ :rm=laserjet1:\ :rp=raw:\ :lf=/usr/spool/lpd/lj1_raw.log:\ :sd=/usr/spool/lpd/lj1_raw: 使用しているプリンタで、PostScript、PCL、および HP-GL/2 言語の自動 切り替えがサポートされていない場合は、コントロール パネルがあれば、そ のコントロール パネルを使用してプリンタの言語を選択します。または、ア プリケーションを使用して、プリント データの組み込みコマンドによってプ リンタの言語を選択します。 印刷の際にはコマンド行にプリンタ名を入力する必要があるため、ユーザー がプリンタのプリンタ名を認識していることを確認してください。 次のように入力して、スプール ディレクトリを作成します。root ディレク トリで次のように入力します。 mkdir /usr/spool/lpd cd /usr/spool/lpd mkdir printer_name_1 printer_n
SAM を使用したプリント キューの設定 (HP-UX システム ) HP-UX システムでは、SAM ユーティリティを使用して、「text」(ASCII) ファイルまたは「raw」(PCL、PostScript、またはその他のプリンタ言語 ) ファイルの印刷用のリモート プリント キューを設定できます。 SAM プログラムを実行する前に、HP Jetdirect プリント サーバーの IP ア ドレスを選択し、HP-UX が動作しているシステム上の /etc/hosts ファ イルにそのエントリを設定します。 1. SAM ユーティリティをスーパーユーザーとして起動します。 2. [ メイン ] メニューから [ 周辺機器 ] を選択します。 3. [ 周辺機器 ] メニューから [ プリンタ / プロッタ ] を選択します。 4. [ プリンタ / プロッタ ] メニューから [ プリンタ / プロッタ ] を選択します。 5. [ 操作 ] リストから [ リモート プリンタの追加 ] を選択し、プリンタ名 を選択します。 例: my_printer または printer1 6.
10. [OK] をクリックし、[ リスト ] メニューから [ 終了 ] を選択します。 11. [Sam の終了 ] を選択します。 注記 デフォルトでは、lpsched は実行されません。プリント キューの設定時にスケジューラをオンにしていることを確 認してください。 テスト ファイルの印刷 プリンタとプリント サーバーが正しく接続されているかどうかを確認する には、テスト ファイルを印刷します。 1. UNIX プロンプトで、次のように入力します。 lpr -Pprinter_name file_name ここで、printer_name は指定されたプリンタ、file_name は印 刷するファイルです。 例 (BSD ベースのシステム ) テキスト ファイル:lpr -Ptext1 textfile PCL ファイル:lpr -Praw1 pclfile.pcl PostScript ファイル:lpr -Praw1 psfile.ps HP-GL/2 ファイル:lpr -Praw1 hpglfile.hpg HP-UX システムでは、lpr -P を lp -d に置き換えます。 2.
Windows NT/2000 システムでの LPD この項では、HP Jetdirect LPD (Line Printer Daemon: ライン プリンタ デーモン ) サービスを使用するために Windows NT/2000 ネットワークを設 定する方法について説明します。 この手順は次の 2 つの部分に分かれます。 ● TCP/IP ソフトウェアのインストール ( この時点でインストールされてい ない場合 ) ● ネットワーク LPD プリンタの設定 TCP/IP ソフトウェアのインストール (Windows NT) この手順を使用すると、Windows NT システムに TCP/IP をインストール したかどうかを確認し、必要に応じてソフトウェアをインストールできます。 注記 TCP/IP コンポーネントをインストールするには、Windows システム配布ファイルまたは CD-ROM が必要です。 1.
2. 必要なソフトウェアがインストールされていない場合は、以下の手順に 従います。 ■ Windows 2000 の場合は、[ ローカル エリア接続のプロパティ ] ウィン ドウで [ インストール ] をクリックします。[ ネットワーク コンポーネ ントの種類の選択 ] ウィンドウで [ プロトコル ] を選択し、[ 追加 ] を クリックして [ インターネット プロトコル (TCP/IP)] を追加します。 画面上の指示に従います。 ■ NT 4.0 の場合は、各タブで [ 追加 ] ボタンをクリックし、[TCP/IP プ ロトコル ] と [Microsoft TCP/IP 印刷 ] サービスをインストールし ます。 画面上の指示に従います。 プロンプトが表示されたら、Windows NT 配布ファイルへのフル パ スを入力します (Windows NT ワークステーションまたはサーバーの CD-ROM が必要です )。 3.
Windows 2000 システムでのネットワーク プリンタの設定 次の手順を実行して、デフォルトのプリンタを設定します。 1. UNIX 印刷サービスがインストールされていることを確認します (LPR ポートを使用するために必要です )。 a. [ スタート ]、[ 設定 ]、[ コントロール パネル ] の順にクリックし ます。[ ネットワークとダイヤルアップ接続 ] フォルダをダブルク リックします。 b. [ 詳細設定 ] メニューをクリックし、[ オプション ネットワーク コ ンポーネント ] を選択します。 c. [ そのほかのネットワーク ファイルと印刷サービス ] を選択し、有 効にします。 d. [ 詳細 ] をクリックし、[UNIX 用印刷サービス ] が有効になって いることを確認します。有効になっていない場合は、有効にします。 e. [OK] をクリックし、それから [ 次へ ] をクリックします。 2. [ プリンタ ] フォルダを開きます ( デスクトップから [ スタート ]、[ 設 定 ]、[ プリンタ ] の順にクリックします )。 3.
注記 HP Jetdirect プリント サーバーは、text ファイルを、書 式なしテキストまたは ASCII ファイルとして処理します。 raw ファイルは、PCL、PostScript、または HP-GL/2 プ リンタ言語でフォーマットされたファイルです。 キュー タイプが binps の場合、PostScript インタプリタ では印刷ジョブをバイナリ PostScript データとして解釈 します。 3 ポートの HP Jetdirect 外付けプリント サーバーの場合 は、キュー名にポート番号を追加します (raw1、raw2、 raw3 など )。 7. メーカーとプリンタ モデルを選択します ( 必要に応じて、[ ディスクを 使用 ] をクリックし、指示に従ってプリンタ ドライバをインストールし ます )。[ 次へ ] をクリックします。 8. プロンプトが表示されたら、既存のドライバの使用を選択します。[ 次へ ] をクリックします。 9. プリンタ名を入力し、このプリンタをデフォルトのプリンタにするかど うかを選択します。[ 次へ ] をクリックします。 10.
Windows NT 4.0 システムでのネットワーク プリンタの 設定 Windows NT 4.0 システムでは、次の手順を実行してデフォルトのプリンタ を設定します。 1. [ スタート ]、[ 設定 ]、[ プリンタ ] の順にクリックします。[ プリンタ ] ウィンドウが開きます。 2. [ プリンタの追加 ] をダブルクリックします。 3. [ このコンピュータ ] を選択し、[ 次へ ] をクリックします。 4. [ ポートの追加 ] をクリックします。 5. [LPR ポート ] を選択し、[ 新しいポート ] をクリックします。 6. [LPD を提供するサーバーの名前またはアドレス ] ボックスに、HP Jetdirect プリント サーバーの IP アドレスまたは DNS 名を入力します。 注記 NT クライアントでは、LPD 印刷用に設定された NT サー バーの IP アドレスまたは名前を入力できます。 7.
設定の確認 Windows NT 内部の任意のアプリケーションからファイルを印刷します。 ファイルが正しく印刷される場合は、正しく設定されています。 正しく印刷されない場合は、次の構文を使用して DOS から直接印刷します。 lpr -S -P filename ここで ipaddress はプリント サーバーの IP アドレス、queuename は 名前「raw」または「text」、filename は印刷するファイルです。ファイ ルが正しく印刷される場合は、正しく設定されています。ファイルが印刷さ れない場合、あるいは間違って印刷される場合については、第 8 章を参照し てください。 Windows クライアントからの印刷 NT/2000 サーバー上の LPD プリンタを共有している場合は、プリンタ フォ ルダの Windows の「プリンタの追加」ユーティリティを使用して、Windows クライアントを NT/2000 サーバー上のプリンタに接続できます。 Windows XP システムでの LPD この項では、HP Jetdirect LPD (Li
6. [ そのほかのネットワーク ファイルと印刷サービス ] を選択し、[ 次へ ] をクリックします ([ 次へ ] を選択する前に [ 詳細 ] を選択すると、[ そ の他のネットワーク ファイルと印刷サービス ] のコンポーネントとして [UNIX 用印刷サービス (R)] が表示されます )。ロードされるファイルが 表示されます。 7. [ ネットワーク接続 ] ウィンドウを閉じます。これで、[ ポート ]、[ ポー トの追加 ] の順に選択したときに表示されるプリンタの [ プロパティ ] に、LPR ポートがオプションとして表示されます。 ネットワーク LPD プリンタの設定 新しい LPD プリンタの追加 1. [ プリンタ ] フォルダを開きます ( デスクトップから [ スタート ]、[ プ リンタと FAX] の順にクリックします )。 2. [ プリンタの追加 ] をクリックします。[ プリンタの追加ウィザードの開 始 ] 画面で [ 次へ ] をクリックします。 3.
9. このプリンタを他のネットワーク コンピュータと共有する ( システムが プリンタ サーバーの場合など ) かどうかを選択します。共有する場合は、 他のユーザーがプリンタを識別できるよう共有名を入力します。[ 次へ ] をクリックします。 10. 必要であれば、このプリンタの場所とその他の情報を入力します。[ 次へ ] をクリックします。 11. [ はい ] をクリックしてテスト ページを印刷します。それから [ 次へ ] を クリックします。 12. [ 完了 ] をクリックしてウィザードを閉じます。 インストール済みのプリンタに対する LPR ポートの作成 1. [ スタート ]、[ プリンタと FAX] の順にクリックします。 2. [ プリンタ ] アイコンを右クリックし、[ プロパティ ] を選択します。 3. [ ポート ] タブを選択し、それから [ ポートの追加 ] を選択します。 4. [ プリンタ ポート ] ダイアログ ボックスから [LPR ポート ] を選択し、 それから [ 新しいポート ] を選択します。 5.
Mac OS システムでの LPD 次のいずれかが動作しているコンピュータ上で IP 印刷をサポートするには、 LaserWriter 8 バージョン 8.5.1 またはそれ以降が必要です。 ● Mac OS 8.1 またはそれ以降 ● Mac OS 7.5 から Mac OS 7.6.1 ● Desktop Printer Utility 1.0 またはそれ以降 注記 Mac OS 8.0 では、LaserWriter 8 での IP 印刷はできま せん。 IP アドレスの割り当て LPR 印刷用にプリンタを設定する前に、プリンタまたはプリント サーバー に IP アドレスを割り当てます。HP LaserJet Utility を使用して、プリン タの IP アドレスを次のように設定します。 1. HP LaserJet フォルダで HP LaserJet Utility をダブルクリックし ます。 2. [ 設定 ] ボタンをクリックします。 3. スクロール リストから [TCP/IP] を選択し、[ 編集 ] をクリックします。 4.
Mac OS の設定 LPR 印刷用にコンピュータを設定するには、以下の手順に従います。 1. Desktop Printer Utility を起動します。 2. [ プリンタ (LPR)] を選択し、[OK] をクリックします。 3. [PostScript プリンタ記述 (PPD) ファイル ] セクションで [ 変更 ...] を クリックし、プリンタの PPD を選択します。 4. 使用している Desktop Printer Utility のバージョンに応じて、[ イン ターネット プリンタ ] セクションまたは [LPR プリンタ ] セクションで [ 変更 ...] をクリックします。 5. プリンタの IP アドレスまたは [ プリンタ アドレス ] のドメイン名を入 力します。 6.
6 FTP 印刷 はじめに FTP (File Transfer Protocol) は、システム間でデータ転送を行うための基 本的な TCP/IP 接続ユーティリティです。FTP 印刷とは、FTP を使用して印 刷ファイルをクライアントのシステムから HP Jetdirect 接続プリンタに送る 方法のことです。FTP 印刷セッションでは、クライアントは HP Jetdirect FTP サーバーに接続して印刷ファイルを送信し、サーバーはそれに応えてプ リンタに印刷ファイルを転送します。 HP Jetdirect FTP サーバーは、Telnet ( 第 3 章を参照 ) や組み込み Web サーバー ( 第 4 章を参照 ) などの設定ツールを利用して有効または無効にす ることができます。 必要な条件 以下で説明する FTP 印刷には、次のものが必要です。 ● HP Jetdirect プリント サーバー ( ファームウェア バージョン x.24.
印刷ファイル HP Jetdirect FTP サーバーは印刷ファイルをプリンタに送信しますが、そ れを解釈することはありません。正しく印刷するためには、印刷ファイルが プリンタの認識する言語 (PostScript、PCL、または書式なしテキスト ) で 記述されている必要があります。フォーマットされた印刷ジョブでは、まず、 選んだプリンタ用のドライバを使用してファイルをアプリケーションから 印刷し、次に印刷ファイルを FTP セッションを経由してプリンタに送信す る必要があります。フォーマットされた印刷ファイルの送信には、バイナリ ( イメージ ) タイプを使用します。 FTP 印刷を使用する FTP 接続 標準の FTP ファイル転送と同じく、FTP 印刷ではコントロール接続とデー タ接続の 2 つの TCP 接続を使用します。 一度 FTP セッションが確立されると、クライアントが接続を閉じるか接続 がアイドル タイムアウト時間 ( デフォルトは 270 秒 ) を超えてアイドル状態 にならない限り、アクティブな状態が維持されます。アイドル タイムアウト は、BOOTP/TFTP や Telnet、
コントロール接続 クライアントは標準の FTP を使用して、HP Jetdirect プリント サーバー上 の FTP サーバーへのコントロール接続を確立します。FTP コントロール接 続は、クライアントと FTP サーバー間でコマンドをやりとりするために使 用されます。HP Jetdirect プリント サーバーは、同時に最大 4 つのコント ロール接続 ( または FTP セッション ) をサポートします。許可された接続数 を超えると、サービスを利用できない旨のメッセージが表示されます。 FTP コントロール接続は TCP ポート 21 を使用します。 データ接続 第 2 の接続であるデータ接続は、クライアントと FTP サーバー間でファイ ルが転送されるたびに作成されます。クライアントは、データ接続を要求す るコマンド (FTP ls、dir、put など ) を発行してデータ接続の作成を制御 します。 ls コマンドと dir コマンドは常に受け入れられますが、HP Jetdirect FTP サーバーは一度に 1 つしか印刷のためのデータ接続をサポートしません。 HP Jetdirect プリン
FTP ログイン FTP セッションを開始するには、MS-DOS または UNIX コマンド プロン プトで、次のコマンドを入力します。 ftp ここで、 は、HP Jetdirect プリント サーバーに設定され た有効な IP アドレスまたはノード名です。図 6.1 を参照してください。 図 6.
FTP セッションを終了する FTP セッションを終了するには、quit または bye と入力します。 注記 FTP セッションを終了する前に、Ctrl-C コマンドを使っ て、データ接続が閉じていることを確認することをお勧め します。 コマンド 表 6.1 は FTP 印刷セッション中にユーザーが利用できるコマンドの概要です。 表 6.
表 6.
FTP セッションの例 以下は典型的な FTP 印刷セッションの例です。 C:\> ftp 192.168.45.39 Connected to 192.168.45.39. 220 JD FTP Server Ready User <192.168.45.39:>:susan_g 001 Username Ok, send identity as password Password: 230- Hewlett-Packard FTP Print Server Version 2.0 Directory: Description: ---------------------------------------------------PORT1 Print to port 1 HP color LaserJet 4500 To print a file, use the command:put [portx] or cd to a desired port and use:put .
7 セキュリティ機能 はじめに HP Jetdirect プリント サーバーに保存されたネットワーク設定パラメータ やその他のデータに対する権限のないアクセスを最小限に抑えるよう、セ キュリティ機能が実装されています。この機能はプリント サーバーのファー ムウェアのバージョンによって異なります。 注意 これらの機能は、HP Jetdirect プリント サーバーに保存 されたデータおよび設定パラメータに対する権限のないア クセスを最小限に抑えることはできますが、権限のないア クセスの発生防止は保証されません。 高度なセキュリティ保護が必要な場合は、HP コンサル ティング サービスにお問い合わせください。 表 7.
表 7.
表 7.
表 7.
セキュリティ機能を使用する HP Jetdirect 設定パラメータに対するアクセスは、使用可能なセキュリティ 機能を組み合わせることによってコントロールできます。表 7.2 は各種の設 定例と対応するアクセス コントロールのレベルを示しています。 表 7.
8 HP Jetdirect プリント サーバーの トラブルシューティング はじめに 本章では、HP Jetdirect プリント サーバーに関連する問題の診断と解決方 法について説明します。 フローチャートをたどっていけば、正しい手順に沿って次のような問題を解 決できます。 ● プリンタの問題 ● HP Jetdirect ハードウェアの取り付けおよび接続の問題 ● ネットワークに関連する問題 HP Jetdirect プリント サーバーのトラブルシューティングを行なうために は、以下のものが必要です。 ● Jetdirect 構成ページ ( 第 9 章を参照 ) ● プリンタの構成ページまたは診断ページ ● プリンタに付属のマニュアル ● HP Jetdirect プリント サーバーに付属のマニュアル ● 使用しているネットワーク ソフトウェアに付属の診断ツールとユーティ リティ (Novell NetWare ユーティリティ、TCP/IP ユーティリティ、あ るいは HP Web Jetadmin などのネットワーク プリンタ管理アプリケー ション ) 注記 JAWW HP Jetdirect
工場出荷時のデフォルト設定に戻す HP Jetdirect プリント サーバーのパラメータ (IP アドレスなど ) を工場出 荷時のデフォルト値に戻すには、次の手順に従います。 注意 HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーの場合、工場 出荷時のデフォルト設定に戻すと、ネットワークへのワイ ヤレス接続が切れてしまう場合があります。その場合、ワ イヤレス ネットワーク設定の再設定とプリント サーバー の再インストールが必要となります。 SSL/TLS によるセキュア Web サービス用にインストー ルされている Jetdirect X.
注意 プリンタをリセットすると、すべてのプリンタ設定が工場 出荷時のデフォルト設定にリセットされます。プリンタを リセットした後、必要に応じてプリンタのコントロール パ ネルを使って、ユーザーが必要とするプリンタの設定を再 設定してください。 ● HP Jetdirect 内蔵 LIO プリント サーバー HP Jetdirect LIO プリント サーバーをリセットするには、[Test] ボタン を押しながらプリント サーバーを LIO スロットに挿入します。LIO プリ ント サーバーは電源の供給をプリンタから受けるため、プリンタの電源 はオンにしておく必要があります。 ● HP Jetdirect 外付けプリント サーバー HP Jetdirect 外付けプリント サーバーをリセットするには、プリント サーバーの [Test] ボタンを押しながら電源コードを接続します。 コールド リセットすると、ネットワーク システムとプリンタとの接続が切 れてしまう場合があります。 JAWW HP Jetdirect プリント サーバーの トラブルシューティング 187
一般的なトラブルシューティング トラブルシューティング フローチャート - 問題を評価する 図 8.
手順 1: プリンタの電源が入っていてオンライン状態であるこ とを確認する 次の項目をチェックし、プリンタに印刷の準備ができていることを確認します。 1. プリンタが接続され、電源が入っていますか? プリンタが電源に差し込まれ、電源が入っていることを確認します。そ れでも問題が解消されない場合は、電源ケーブル、電源、またはプリン タに欠陥がある可能性があります。 2. プリンタはオンラインになっていますか? オンライン表示ランプが点灯しているはずです。点灯していない場合は、 適切なキー (On Line または Go など ) を押してプリンタをオンライン にします。 3. プリンタのコントロール パネルの表示は空白になっていますか? ( コン トロール パネル付きのプリンタの場合 ) ■ ■ プリンタの電源が入っていることを確認します。 HP Jetdirect プリント サーバーが正しくインストールされているこ とを確認します。 4.
手順 2: HP Jetdirect の構成ページを印刷する HP Jetdirect の構成ページは、トラブルシューティングの重要なツールで す。このページの情報から、ネットワークと HP Jetdirect プリント サー バーのステータスが明らかになります。構成ページが印刷できるということ は、プリンタが正常に動作していることを示します。HP Jetdirect 構成ペー ジについては、第 9 章を参照してください。 注記 TCP/IP ネットワークの場合、Jetdirect 組み込み Web サーバ ーにアクセスすることによって、ブラウザから Jetdirect 構成ページを表示することもできます。詳細に ついては、第 4 章を参照してください。 構成ページが印刷されない場合は、以下の項目をチェックします。 1.
手順 3: プリンタ表示エラー メッセージを修正する 以下の情報をチェックして、プリンタのコントロール パネルに表示される ネットワーク関連のエラー メッセージを解決します。この情報は、構成ペー ジを印刷済みであることを前提にしています。 1. プリンタのコントロール パネルに以下のようなメッセージが表示されて いますか? EIO X NOT FUNCTIONAL 8X.
3. プリンタのコントロール パネルに 40 ERROR が表示されていますか? HP Jetdirect プリント サーバーでデータ通信の中断が検出されていま す。このエラーが発生すると、プリンタはオフラインになります。 通信の中断は、ネットワーク接続の物理的中断またはサーバーのダウン によって発生することがあります。プリンタに自動継続機能があり、そ れが無効またはオフに設定されている場合は、通信障害を解消した後に プリンタの適切なキー (Continue キーまたは Go キーなど ) を押し、 プリンタをオンラインに戻します。自動継続機能をオンにすると、ユー ザーが何もしなくてもプリンタは再接続されます。ただし、接続の中断 原因は解消されません。 4. 初期化 (INIT) メッセージが表示されていますか? これは正常なメッセージです。メッセージが消えるか、または別のメッ セージが表示されるまで約 3 分お待ちください。別のメッセージが表示 された場合は、その詳細についてプリンタのマニュアルまたは構成ペー ジを参照してください。 5.
手順 4: プリンタとネットワークとの通信上の問題を解決する 以下の項目をチェックして、プリンタがネットワークと通信していることを 確認します。この情報は、Jetdirect 構成ページを印刷済みであることを前 提としています。 1. ワークステーションまたはファイル サーバーと HP Jetdirect プリント サーバーとの間に、物理的な接続の問題がありますか? ネットワークのケーブル配線、接続、およびルータ設定を確認します。 ネットワーク ケーブルの長さがネットワークの仕様と一致しているか どうかも確認します。ワイヤレス プリント サーバーの場合は、ワイヤレ ス ネットワーク設定が正しく設定されているかどうか確認します。 2.
7. プロトコルは HP Jetdirect プリント サーバー上で使用可能になってい ますか? Jetdirect の構成ページでプロトコルのステータスを調べます。構成ペー ジの詳細については、第 9 章を参照してください。(TCP/IP ネットワー クの場合、組み込み Web サーバーを使ってその他のプロトコルのステー タスを調べることもできます。第 4 章を参照してください。) 8. Jetdirect 構成ページ上のプロトコルの項にエラー メッセージが表示さ れていますか? エラー メッセージの一覧については、第 9 章「HP Jetdirect 構成ペー ジ」を参照してください。 9. トークン リングを使用している場合、データ転送速度は適正ですか? Jetdirect 構成ページの現在の設定を調べます。適正でない場合は、プリ ント サーバーのハードウェア インストールガイドに記述されている、 トークン リングの設定を参照してください。 10.
12. プリンタが HP Web Jetadmin または他の管理ソフトウェアに表示され ますか? ■ ■ ■ Jetdirect 構成ページの、ネットワークおよび HP Jetdirect の設定を 確認します。構成ページの詳細については、第 9 章を参照してくださ い。 プリンタのコントロール パネル ( コントロール パネル付きのプリンタ の場合 ) を使って、プリンタのネットワーク設定を確認します。 HP Web Jetadmin ソフトウェアのオンライン ヘルプで、トラブル シューティングの項を参照してください。 13. Microsoft Windows NT 4.
ワイヤレス プリント サーバーの トラブルシューティング 初期セットアップ時に通信できない 次の点を確認してください。 ● ワイヤレス コンピュータの設定が、HP Jetdirect プリント サーバーの次 のデフォルトのワイヤレス ネットワーク設定と一致していること。 ■ ■ ■ 注記 通信モード:Ad Hoc ネットワーク名 (SSID):hpsetup 暗号化 (WEP): ネットワーク名 (SSID) は大文字小文字が区別されます。 小文字で「hpsetup」と指定してください。 ● HP Jetdirect プリント サーバーの電源が入っており、正しく動作してい ること (Jetdirect の構成ページを印刷してください )。 ● HP Jetdirect プリント サーバーの有効範囲内にいること。 ● (SSID が「hpsetup」の ) Ad Hoc ネットワークに参加しているデバイス が 6 つ未満であること。 ● SSID が 「hpsetup」に設定されているアクセス ポイントが近くにないこと。 ● 複数のプリント サーバーを同時に設定しようとしていな
初期セットアップ後に通信できない HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーとネットワークとの接続設定に 成功した後に、ネットワーク コンピュータが (「ping」コマンドなどを使っ て ) プリンタと通信できない場合は、次の方法を試してみてください。 ● Jetdirect 構成ページを印刷し、ネットワークの設定をすべて確認してく ださい。一般的には、次の項目のエントリが間違っていることがエラーの 原因である場合が少なくありません。 ■ ■ ■ ■ ■ ■ 通信モード (Ad Hoc または Infrastructure) ネットワーク名 (SSID)。大文字小文字は区別されます。 認証方法 暗号化レベル、暗号化キーのエントリ、指定されている発信キー IP アドレス BSSID (Basic Service Set Identifier)。これにより、SSID が同一の 場合でも各ワイヤレス LAN を区別できます。 ● プリンタがネットワークの有効範囲内にあることを確認します。 本章の 「受信状況やパフォーマンスの改善」を参照してください。 ● ワイヤレス対応の PC とその PC
HP Jetdirect Wireless Setup ウィザードが使用できない HP Jetdirect Wireless Setup ウィザード (Windows) は、ワイヤレス ネッ トワークにアクセスできるよう HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバー のネットワーク接続設定を行うのに使用されます。 このウィザードが使用できない場合は、HP Jetdirect CD-ROM に収録され ている『HP Jetdirect Administrator’s Guide』に示されている、お使いの プリント サーバー モデルで使用可能な他のオプションについて検討してく ださい。使用可能な他の方法には次のものがあります。 ● 内蔵 Web サーバー ( 第 4 章および付録 B を参照 ) ● Telnet ( 第 3 章を参照 ) ● プリンタが対応していれば、プリンタのコントロール パネル ( 付録 C を 参照 ) 注記 これらの方法を使用する場合、設定可能なパラメータが限 定される場合があります。 受信状況やパフォーマンスの改善 ワイヤレス LAN 無線信号はほとんどの屋内にある
調整方法 ● プリンタや HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーの向きを変えま す。一般的に、プリント サーバーをアクセス ポイントあるいはワイヤレ ス PC のほうに向けると受信状況やパフォーマンスが向上します。 ● 干渉源を減らすか除去します。金属製の物体は電波信号を吸収あるいは 減衰させる場合があります。また、電子レンジやコードレス電話などの 機器は同じ帯域の周波数を使用します。 ● プリンタと、アクセス ポイントまたはワイヤレス PC との距離を近くし ます。これは、次のいずれかの方法によって実現できます。 ■ ■ ■ プリンタを移動させる アクセス ポイントやワイヤレス PC を移動させる 別のアクセス ポイントをさらに追加する (Infrastructure モードのみ ) ● アクセス ポイントのアンテナを伸ばす。たいていのオフィス環境では、ア クセス ポイントのアンテナを伸ばすことですべてのワイヤレス デバイス の有効範囲を広げ、パフォーマンスを向上させることができます。 ● HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーに外付けアンテナを付ける (
ファームウェアがダウンロードできない HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーでは、新機能を追加したり既存 の機能を強化したりできるよう、ネットワーク経由によるファームウェア アップグレードのインストールやダウンロードがサポートされています。他 の HP Jetdirect プリント サーバーと同様に、ファームウェア アップグレー ドは HP Download Manager (Windows) や HP Web Jetadmin、FTP (File Transfer Protocol) といったツールを使用してダウンロードできます。 ● ファームウェアのダウンロードが最後まで行われなかった場合は、プリン ト サーバーの電源を入れ直さずにもう一度ダウンロードを開始してくだ さい。 ● ダウンロード中に電源が落ちてしまい、プリント サーバーを再起動しな ければならない場合にどうするかは、サーバーベースの認証を行うようプ リント サーバーが設定されているかどうかによって決まります。 サーバーベースの認証を使用するよう設定されていない場合 サーバーベースの認証を行うよう設定されていない HP J
プリント サーバーの電源が入れ直され、ワイヤレス ネットワーク接続が切 断された場合は、次の手順に従ってください。 1. HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーをサポートしているワイヤ レス コンピュータに (HP Download Manager や HP Web Jetadmin などの ) ダウンロード ユーティリティをインストールします。 2. ファームウェア アップグレード ファイルをワイヤレス コンピュータに インストールします。 3. コンピュータのワイヤレス ネットワーク設定を、HP Jetdirect ワイヤ レス プリント サーバーの次のデフォルト設定と一致するように設定し てください。 ■ ■ ■ 注記 通信モード:Ad Hoc ネットワーク名 (SSID):hpsetup 暗号化 (WEP):< 無効またはオフ > ダ ウ ン ロードに失敗して電源を入れ直した後の H P Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーの状態では、HP Wireless Setup ウィザードを使用してプリント サーバー を設定することはできません。 4.
LPD UNIX の設定のトラブルシューティング 注記 HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーをお使いの場 合、この項では、ネットワークへのワイヤレス接続はすで に確立されているものとして説明していきます。 以下のトラブルシューティング手順では、HP Jetdirect プリント サーバー を使用する際に発生する印刷上の問題を解決する方法について説明します。 1. Jetdirect の構成ページを印刷します。 2. IP 設定値が正しいことを確認します。間違っている場合は、 HP Jetdirect プリント サーバーを設定し直します。 3. ホスト システムにログインし、次のように入力します。 ping ここで、 はプリンタに割り当てられた IP アドレスです。 4. ping に失敗した場合、プリンタの構成ページの IP アドレスが正しいこ とを確認してください。アドレスが正しい場合、問題はネットワークに あります。 5.
7. テスト ファイルは印刷されてもフォーマットが間違っている場合は、以 下の手順に従います。 ■ printcap ファイルの :rp タグをチェックします。 例 1 (ASCII またはテキスト プリンタ用の推奨名 ) text | lj1_text:\ :lp=:\ :rm=laserjet1:\ :rp=text:\ :lf=/usr/spool/lpd/ERRORLOG:\ :sd=/usr/spool/lpd/lj1_text: 例 2 (PostScript、PCL、または HP-GL/2 プリンタ用の推奨名 ) raw | lj1_raw:\ :lp=:\ :rm=laserjet:\ :rp=raw:\ :lf=/usr/spool/lpd/ERRORLOG:\ :sd=/usr/spool/lpd/lj1_raw: 8. 指定したテストファイルのタイプ (PCL、PostScript、HP-GL/2、または ASCII) を印刷するようプリンタが設定されているかをチェックします。 9.
9 HP Jetdirect 構成ページ はじめに HP Jetdirect 構成ページは、HP Jetdirect プリント サーバーの管理または トラブルシューティングを行うための大切な ツールです。このページは、識 別情報 (HP Jetdirect のモデル、ファームウェア、バージョン、LAN ハー ドウェアのアドレス) およびサポートされている ネットワーク プロトコルの 設定パラメータを示します。プリント サーバーが収集するネットワーク統計 情報も 併せて示されます。 HP Jetdirect 構成ページは、接続されているプリンタで直接印刷できます。 Jetdirect 構成ページのフォーマットは、以下の要素によって異なります。 ■ ■ プリンタのモデル HP Jetdirect のモデルとファームウェアのバージョン HP Jetdirect EIO プリント サーバーがインストールされた HP Enhanced I/O (EIO) プリンタの場合、Jetdirect 構成ページは、プリンタ構成ページが 印刷された後に自動的に印刷されます。操作手順については、プリンタのマ ニュアルを参照してく
構成ページの形式 一般的な Jetdirect 構成ページの例を図 9.1 に示します。実際に構成ページ に記載される情報は個々のプリント サーバーによって異なります。 図 9.
Jetdirect 構成ページは以下の表に記載されているとおり、いくつかの項に 分けられます。エラーメッセージを含め、各項のパラメータや設定について の詳細な説明は、本章の残りの部分で説明されています。 セクション名 説明 HP Jetdirect Configuration または General Information HP Jetdirect プリント サーバーの識別情報と全般的なステータスを示し USB Printer Information (HP Jetdirect 外付けプリント サーバーのみ ) プリンタに対する USB 接 続の現在のステータスを示します。表 9.2 を参照してください ( エラー メッセージについては表 9.12 を参照してください )。 802.11b Wireless (HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーのみ ) ワイヤレス接続の現在 ます。この項に表示される項目については 表 9.1 を参照してください ( エラー メッセージについては表 9.
構成ページのメッセージ HP Jetdirect Configuration/General Information この項には、表 9.1 に示されているような、HP Jetdirect プリント サーバー の設定に関する全般的な情報が示されています。エラー メッセージについて は、表 9.12 を参照してください。 表 9.
表 9.
USB プリンタの設定 この項は、USB プリンタに接続されている HP Jetdirect 外付けプリント サーバーに当てはまります。HP Jetdirect 構成ページに記載されている USB 情報については、表 9.2 で詳しく説明されています。HP 製ではないデ バイスの場合、一部の情報が表示されない場合があります。 表 9.2 USB 設定 メッセージ 説明 Device Name デバイスの製造元によって付けられている、プリント サーバーに 接続されている USB 印刷デバイスの名前。 Manufacturer プリント サーバーに接続されている印刷デバイスの製造元。 Serial Number 製造元によって付けられた、プリント サーバーに接続されている 印刷デバイスのシリアル番号。 Communication Mode 現在の USB 通信モードで、次のいずれかとなります。 ● 1284.
802.11b ワイヤレス設定 ワイヤレス接続のステータス、設定パラメータ、エラー メッセージを表 9.3 に示します。 表 9.3 802.11b ワイヤレス設定 (1/3) メッセージ 説明 Status 現在の 802.
表 9.3 802.
表 9.3 802.
Security Settings Jetdirect 構成ページのこの項に示されている情報については、表 9.4 で詳 しく説明しています。 表 9.
表 9.4 Security Settings (2/2) メッセージ 説明 SNMP Versions: プリント サーバーで使用可能な SNMP のバージョンを示します。 Disabled: どのバージョンの SNMP もプリント サーバーで使用で きません。SNMP アクセスは許可されていません。 1;2: SNMP v.1 および SNMP v.2c がサポートされており、SNMP v.3 は使用できないか、あるいはサポートされていません。 1;2;3-na/np: SNMP v.1、v.2c、v.3 が使用できます。v.3 では認 証なし ("na")、プライバシなし ("np") の最小限セキュリティとな ります。 1;2;3-a/np: SNMP v.1、v.2c、v.3 が使用できます。v.3 では認証 プライバシなし ("np") の最小限セキュリティとなります。 あり ("a")、 1;2;3-a/p:SNMP v.1、v.2c、v.3 が使用できます。v.
Network Statistics Jetdirect 構成ページのこの項に示されている情報については、表 9.5 で詳 しく説明しています。 表 9.
TCP/IP プロトコル情報 Jetdirect 構成ページのこのセクション内の情報については、表 9.6 で詳し く説明しています。エラー メッセージについては、表 9.12 を参照してくだ さい。 表 9.6 TCP/IP の設定情報 (1/3) メッセージ STATUS: 説明 TCP の現在のステータス。 READY: HP Jetdirect プリント サーバーが TCP/IP を介して データ待ちの状態であることを示します。 DISABLED: TCP/IP が手動で使用不可にされたことを示します。 INITIALIZING: プリント サーバーが BOOTP サーバーを探して いるか、TFTP から設定ファイルを取得しようとしていることを 示します。その他のステータス メッセージが表示される場合もあ ります。 プリント サーバーの準備ができていない場合、エラー コードと メッセージが表示されます。詳細については、表 9.
表 9.6 TCP/IP の設定情報 (2/3) メッセージ 説明 CONFIG BY: HP Jetdirect プリント サーバーがどのような方法で IP 設定を取 得したかを示します。 BOOTP: BOOTP サーバーによる自動設定。 BOOTP/TFTP: BOOTP サーバーと TFTP 設定ファイルによる 自動設定。 DHCP: DHCP サーバーによる自動設定。 DHCP/TFTP: DHCP サーバーと TFTP 設定ファイルによる自 動設定。 RARP: Reverse Address Resolution Protocol (RARP) による 自動設定。 USER SPECIFIED: Telnet、プリンタのコントロール パネル、 HP Web Jetadmin、内蔵 Web サーバー、またはその他の方法 による手動設定。 DEFAULT IP: デフォルトの IP アドレスが割り当てられていま す。このアドレスは、お使いのネットワークについて有効ではな い場合があります。 AUTO IP: リンクローカル IP アドレス (169.254.x.
表 9.6 TCP/IP の設定情報 (3/3) メッセージ 説明 DOMAIN NAME: HP Jetdirect プリント サーバーが常駐するドメインの Domain Name System (DNS) 名 (support.company.com など )。ホス ト プリンタ名が含まれていないため、FQDN (printer1.support. company.
IPX/SPX プロトコル情報 Jetdirect 構成ページのこの項に示されている情報については、表 9.7 で詳 しく説明しています。エラー メッセージについては、表 9.12 を参照してく ださい。 表 9.7 IPX/SPX 設定情報 (1/2) メッセージ STATUS: 説明 IPX/SPX プロトコルの現在のステータスを示します。 READY: HP Jetdirect プリント サーバーが IPX/SPX を介して データ待ちの状態であることを示します。 DISABLED: IPX/SPX が手動で無効にされたことを示します。 INITIALIZING: プリント サーバーがノードのアドレスまたは名前 を登録中であることを示します。その他のステータス メッセージ が表示される場合もあります。 プリント サーバーの準備ができていない場合、エラー コードと メッセージが表示されます。詳細については、表 9.
表 9.
Novell NetWare パラメータ Jetdirect 構成ページのこのセクション内の情報については、表 9.8 で詳し く説明しています。エラー メッセージについては、表 9.12 を参照してくだ さい。 表 9.8 Novell NetWare の設定情報 (1/2) メッセージ STATUS: 説明 Novell NetWare の現在の設定ステータスを示します。 READY: HP Jetdirect プリント サーバーがデータ待ちの状態で あることを示します。 DISABLED: IPX/SPX が手動で無効にされたことを示します。 INITIALIZING: プリント サーバーがノードのアドレスまたは名 前を登録中であることを示します。その他のステータス メッセー ジが表示される場合もあります。 プリント サーバーの準備ができていない場合、エラー コードと メッセージが表示されます。詳細については、表 9.
表 9.
AppleTalk プロトコル情報 Jetdirect 設定ページのこのセクション内の情報(Ethernet のみ)について は、表 9.9 で詳しく説明しています。エラー メッセージについては、表 9.12 を参照してください。 表 9.9 AppleTalk 設定情報 メッセージ STATUS: 説明 AppleTalk の現在の設定ステータスを示します。 READY: HP Jetdirect プリント サーバーがデータ待ちの状態で あることを示します。 DISABLED: AppleTalk が手動で無効にされたことを示します。 INITIALIZING: プリント サーバーがノードのアドレスまたは名 前を登録中であることを示します。その他のステータス メッセー ジが表示される場合もあります。 プリント サーバーの準備ができていない場合、エラー コードと メッセージが表示されます。詳細については、表 9.
DLC/LLC プロトコル情報 Jetdirect 構成ページのこのセクション内の情報については、表 9.10 で詳し く説明しています。 表 9.10 DLC/LLC 設定情報 メッセージ STATUS: 説明 DLC/LLC プロトコルの現在のステータスを示します。 READY: HP Jetdirect プリント サーバーがデータ待ちの状態であ ることを示します。 DISABLED: DLC/LLC が手動で無効にされたことを示します。 INITIALIZING: プリント サーバーがノードのアドレスまたは名前 を登録中であることを示します。その他のステータス メッセージ が表示される場合もあります。 プリント サーバーの準備ができていない場合、エラー コードと メッセージが表示されます。詳細については、表 9.
Token Ring Diagnostics Jetdirect 構成ページのこのセクション内の情報 ( トークン リングのみ ) に ついては、表 9.11 で詳しく説明しています。 表 9.
表 9.
エラー メッセージ Jetdirect 設定ページのステータス セクションに表示されるエラー コードと エラー メッセージについては、表 9.12 で詳しく説明しています。 表 9.12 エラー メッセージ (1/11) エラー コードと メッセージ 説明 02 LAN ERROR INTERNAL LOOPBACK HP Jetdirect プリント サーバーが、セルフテスト時に内部ループ バック テスト エラーを検出しました。プリント サーバーに問題の ある可能性があります。エラーが続く場合は、HP Jetdirect プリ ント サーバーを交換します。 03 LAN ERROR EXTERNAL LOOPBACK HP Jetdirect プリント サーバーがネットワークに正しく接続され ていないか、欠陥があります。HP Jetdirect プリント サーバーが 05 NO SIGNAL DETECTED (802.
表 9.12 エラー メッセージ (2/11) エラー コードと メッセージ 説明 09 LAN ERROR BABBLE ネットワークの接続を確認します。接続に異常がない場合は電源 投入時セルフテストを実施します。プリンタの電源を入れ直しま す。エラーが続く場合は、HP Jetdirect プリント サーバーを交換 します。プリント サーバーの交換方法については、使用している プリント サーバーのハードウェア インストール ガイドを参照し てください。 09 SCANNING FOR SSID (802.
表 9.
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表 9.12 エラー メッセージ (11/11) エラー コードと メッセージ 説明 63 AUTO IP IN PROGRESS プリント サーバーではリンクローカル アドレッシングを使用し て、169.254.x.
A TCP/IP の概要 はじめに この付録は、TCP/IP に関する基本的な知識を得ることを目的として用意さ れています。 人が互いにコミュニケーションをとるのに使用する一般的な言語と同じよう に、TCP/IP (Transmission Control Protocol/Internet Protocol) は、コン ピュータと他の機器とがネットワークを介して互いに情報をやりとりする方 法を定義することを目的としたプロトコル群です。 TCP/IP は最も幅広く使用されているプロトコル セットへと急速に成長を遂 げてきました。その主要な理由は、インターネットが TCP/IP をベースにし ていることにあります。それでネットワークをインターネットに接続しよう とする場合、通信を行うのに TCP/IP を使用する必要があります。 インターネット プロトコル (IP) 情報をネットワークを介して送信する際、データは小さなパケットに分割さ れます。そして各パケットは互いに独立したものとして送信されます。各パ ケットは、送信側および受信側の IP アドレスといった IP 情報と共に符号化 されます。IP パケット
トランスミッション コントロール プロトコル (TCP) TCP では、コネクション指向で信頼性があり、かつネットワーク上の他の ノードへのデータの到着が保証されるサービスを提供しています。そしてこ れにより、データをパケットへと分割し、そして受信側でパケットを結合す る処理を行います。データ パケットが送信先で受信されると、データが破損 していないかどうか、TCP は各パケットのチェックサムを計算して確認しま す。パケット内のデータが転送中に破損した場合、TCP ではそのパケットを 破棄し、そのパケットの再送信を要求します。 ユーザー データグラム プロトコル (UDP) UDP は TCP と同様のサービスを提供します。ただし、UDP ではデータ受 信の確認は行われません。要求 / 応答によるデータ転送がサポートされてい ますが信頼性は追加されておらず、確実に届くという保証もありません。 「ディスカバリ ブロードキャスト」など、確認や信頼性が必要ない UDP は、 場合に使用されます。 IP アドレス IP ネットワーク上の各ホスト ( ワークステーションやノード ) では、各ネッ トワーク インタフ
IP アドレス :( ネットワーク部 ) ネットワーク アドレスはバージニア州ノーフォークにある団体、InterNIC によって管理されています。InterNIC は米国立科学財団から、インターネッ ト アドレスおよびドメインを管理するよう委託を受けています。ネットワー ク アドレスは各企業 / 団体に対して発行され、そしてその各企業 / 団体はネッ トワーク上に接続されているデバイスやホストに正しく番号を付ける必要が あります。IP アドレスのネットワーク部の詳細については、この付録の後の 部分に出てくる「IP アドレスの構造とクラス」および「サブネット」を参照 してください。 IP アドレス :( ホスト部 ) ホスト アドレスは、IP ネットワーク上の特定のネットワーク インタフェー スを数字で識別するのに使用します。通常、1 つのホストのネットワーク イ ンタフェースは 1 つなので、IP アドレスも 1 つということになります。同 時に複数のデバイスで同じ番号を共有することはできないため、管理者は通 常、ホスト ネットワーク内でアドレスが正しく割り当てられるようアドレス テーブルによる管理を行いま
IP アドレスの構造とクラス IP アドレスは 32 ビットの情報で構成され、次のように各セクションが 1 バ イトでなる 4 つのセクションに分割され、合計で 4 バイトとなります。 xxx.xxx.xxx.xxx ルーティングの効率を考えてネットワークは 3 つのクラスに分けられている ため、IP アドレス内の情報の先頭のバイトを確認するだけでルーティングを 開始することができます。InterNIC によって割り当てられる IP アドレスに はクラス A、B、C の 3 種類があります。このネットワーク クラスにより、 IP アドレスの 4 つの各セクションが何を意味するかを表 A.1 に示されてい るように識別することができます。 表 A.1 IP アドレス クラスのフォーマット クラス 最初のアドレス バイト xxx. 2 番目のアドレス 3 番目のアドレス 4 番目のアドレス バイト xxx. バイト xxx.
IP パラメータの設定 HP Jetdirect プリント サーバーでは、(IP アドレスやサブネット マスク、 デフォルト ゲートウェイなどの ) TCP/IP 設定パラメータをさまざまな方法 で設定することができます。これらの値は ( たとえば Telnet や内蔵 Web サーバー、arp や ping コマンド、HP 管理ソフトウェアなどを使って ) 手動 で設定することもできますし、プリント サーバーの電源がオンになるたびに DHCP や BOOTP を使って毎回自動的にダウンロードすることもできます。 このような設定方法については、第 3 章を参照してください。 電源がオンになると、ネットワークから有効な IP アドレスを取得できない 新しい HP Jetdirect プリント サーバーでは、自分自身に対してデフォルト の IP アドレスを自動的に割り当てます。このデフォルト IP アドレスは、プ リント サーバーが接続されているネットワークの種類によって決まります。 小さな非公開ネットワークでは、リンクローカル アドレッシングと呼ばれる 方法で 169.254.1.0 から 169.254.
サブネット ある団体に特定のネットワーク クラスの IP ネットワーク アドレスが割り当 てられたとしても、それだけでその団体内にある複数のネットワークに対応 できるわけではありません。それで、ローカル ネットワーク管理者はサブ ネットを使ってネットワークを複数のサブネットワークに分割する必要があ ります。ネットワークをサブネットに分けるとパフォーマンスが向上し、限 られたネットワーク アドレス空間を有効に活用することができます。 サブネット マスク サブネット マスクは、1 つの IP ネットワークを複数のサブネットワークに 分割するのに使用するメカニズムです。このメカニズムは、特定のネットワー ク クラスについて、通常はノードが使用されていることを示すのに使用され ている IP アドレスの一部が、代わりにサブネットワークを識別するのに使 用されます。サブネット マスクは各 IP アドレスに対して適用され、サブ ネットワークとして使用する部分とノードを識別するのに使用する部分とを 指定します。例として、表 A.3 をご覧ください。 表 A.3 例:クラス A ネットワークにサブネット マスク 255.
ゲートウェイ ゲートウェイ ( ルータ ) はネットワーク同士を接続するのに使用されます。 ゲートウェイは、同一の通信プロトコルやデータ フォーマット、構造、言 語、アーキテクチャを使用していないシステム間の変換器として動作します。 ゲートウェイではデータ パケットをパッケージし直し、データの送信先のシ ステムに合うように構文を変更します。ネットワークが複数のサブネットに 分割されている場合、サブネット同士を接続するのにもゲートウェイが必要 となります。 デフォルト ゲートウェイ デフォルト ゲートウェイとは、指定がなかった場合に、ネットワーク間でパ ケットをやりとりするのに使用されるゲートウェイまたはルータのことで す。この指定は IP アドレスで行います。 複数のゲートウェイやルータがある場合、一般的には一番最初の、つまり 一番近くのゲートウェイやルータのアドレスがデフォルト ゲートウェイと なります。ゲートウェイやルータがない場合、通常はネットワーク ノード ( ワークステーションや HP Jetdirect など ) の IP アドレスがデフォルト ゲートウェイとみなされます。 syslog サー
syslog サーバーでは次のような理由から、HP Jetdirect プリント サーバー で発生した syslog イベントの一部が受信されない場合もあります。 ● UDP においてはメッセージが確実に届くという保証はない。 ● HP Jetdirect プリント サーバー側で重複したメッセージの除去が試みら れる ( 不必要なネットワーク トラフィックが発生するのを最小限にとど めるため )。 ● HP Jetdirect プリント サーバーによって送信されるメッセージの量は変 更可能である。 HP Jetdirect の syslog パラメータは、BOOTP や DHCP、Telnet、内蔵 Web サーバー、管理ソフトウェアなどを使って設定することができます。プ リンタによっては、プリンタのコントロール パネルから EIO メニューを 使って一部の syslog 設定を行うことができるものもあります。syslog の設 定コマンドおよびパラメータのエントリは、設定方法によって違ってくる場 合があります。詳細については、このマニュアルの該当する項を参照してく ださい。 HP Jetdirect プ
syslog メッセージのログファイル エントリの一般的な例を次に示します。 Oct 22 08:10:33 jd08 printer:error cleared Oct 22 15:06:07 jd04 printer:powered up Oct 22 15:07:56 jd04 printer:offline or intervention needed Oct 22 15:08:58 jd04 printer:error cleared Oct 24 17:52:27 jd37 printer:powered up Oct 24 18:28:13 jd37 printer:printer is disconnected Oct 24 18:37:46 jd07 printer:error cleared Oct 24 18:38:42 jd37 printer:powered up Oct 25 07:50:16 jd04 printer:toner/ink low JAWW TCP/IP の概要 246
B HP Jetdirect 802.11b ワイヤレス プリント サーバー はじめに HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバー は、ワイヤレス Ethernet ロー カル エリア ネットワーク (WLAN) の標準規格である IEEE 802.11b をサ ポートするプリンタ アクセサリです。HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーでは、無線信号を使って 他の WLAN デバイスやコンピュータとの 通信を行います。IEEE 802.
HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバー のコンセプト IEEE 802.11b ワイヤレス LAN に HP Jetdirect ワイヤレス プリント サー バーをインストールする際に役立つよう、この項では HP Jetdirect ワイヤ レス プリント サーバーについて、参考となるいくつかの基本的なコンセプ トの概要を示します。詳細については、コンピュータのネットワーク インタ フェース カードやアクセス ポイントに付属しているマニュアル、IEEE 802.11b 規格およびその関連資料を参照してください。 WLAN の通信モード トポロジ ワイヤレス ネットワーク トポロジには、大きく分けて Infrastructure モー ドと Ad Hoc ( ピア ツー ピア ) モードの 2 つがあります。 Infrastructure モード Infrastructure モードでは、ネットワーク デバイスからのワイヤレス通信 はすべてアクセス ポイントを経由します。図 B.
図 B.
ネットワークでは複数のアクセス ポイントを使用できます。アクセス ポイ ントをよく考えて配置および設定することで、ワイヤレス ユーザーおよびデ バイスのサブグループを作成し、モバイル ユーザー ( およびデバイス ) が他 のアクセス ポイントにローミングして接続することが可能となります。ネッ トワークへの接続が切れてしまうことはありません。 Ad Hoc ( ピア ツー ピア ) モード Ad Hoc ( ピア ツー ピア ) モードでは、ネットワーク上のワイヤレス デバイ スは直接互いに通信を行います。アクセス ポイントは使用されません。Ad Hoc モードは Independent Basic Service Set (IBSS) と呼ばれます。また、 「コンピュータ ツー コンピュータ」モードとも呼ばれることもあります。図 B.2 を参照してください。 図 B.
チャンネル IEEE 802.11b ワイヤレス ネットワークで使用される無線信号の帯域は特 定の周波数つまり「チャンネル」に分けられています。 IEEE 802.
ネットワーク アクセスとデータのセキュリティ 物理接続が必要な有線ネットワークと異なり、ワイヤレス ネットワークには そのネットワークの無線信号が届く範囲にあるデバイスやコンピュータから アクセスできます。侵入者にとって、ワイヤレス ネットワーク トラフィッ クを盗聴してネットワークにアクセスし、ネットワーク データをのぞき見る のは難しいことではありません。 このような権限のないアクセスを防止するために、ワイヤレス ネットワーク では認証とデータ暗号化オプションが用意されています。 ● 認証とは、ネットワークへのアクセスや通信を行う前にデバイスの身元を 検証するプロセスのことです。 ● 暗号化とは、データを送信する前にデータ フレーム ビットを改変し、受 信時にそのデータ フレーム ビットを復元することによりデータのプライ バシを確保する技術のことです。HP Jetdirect ワイヤレス プリント サー バーでは、複数の認証オプション、および暗号化をサポートしています。 ネットワーク名 (SSID) ワイヤレス デバイスには、そのデバイスが接続されるネットワークの名前が 設定されています。このネッ
認証 認証は、通信を行おうとする各デバイスやコンピュータの身元を検証するの に使用されます。ワイヤレス ネットワークで使用される認証方法は、ネット ワークの設計時に、主にネットワーク セキュリティ要件に基づいて決定され ます。したがって認証方法は、同じくネットワークで使用される暗号化オプ ションと密接に関連があります。 HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーでサポートされている認証方法 には、Open System、Shared Key、EAP/802.
EAP/802.1x IEEE 802.1x EAP (Extensible Authentication Protocol) は、 ネットワークでのクライアント認証に RADIUS (Remote Authentication Dial In User Service、RFC 2138) サーバーなどの認証サーバーを使用して いるネットワークで使用されます。HP Jetdirect 802.
証明書 デジタル証明書は、ネットワーク クライアントおよびサーバーの身元を検証 し、暗号化通信を許可するのに使用します。デジタル証明書とは、一般的に はキー ( 暗号化と復号化に使用される短い文字列 ) やデジタル署名などが格 納されている電子メッセージのことです。証明書の発行や署名は、( 一般に 証明書発行局、CA と呼ばれる ) 信頼できるサード パーティが代行すること ができます。証明書発行局は自分の組織内で運営することもできれば組織外 のものを利用することもできます。また、証明書に「自己署名」することも でき、これは自分で自分自身の身元を証明することになります。 EAP/PSK および選択した EAP/802.
静的 WEP キーが必要かどうかは使用される認証方法によって決まります。 Open System 認証 ( 工場出荷時のデフォルト設定 ) の場合、静的 WEP キー を設定することもできますが、必須ではありません。Shared Key 認証や EAP-MD5 認証の場合は、静的 WEP キーを必ず設定しなければならず、か つ、そのキーは他のワイヤレス ネットワーク デバイス上のアクティブ キー と一致している必要があります。 HP Jetdirect プリント サーバーでは静的 WEP キーを最大 4 つまで格納で きますが、1 度に有効になるのは 1 つだけです。これらの WEP キーは、ネッ トワーク管理者が変更するまで同じまま ( つまり静的 ) です。 HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーでは、40/64 ビットおよび 104/128 ビットの暗号化がサポートされています。64 ビットの静的 WEP 暗 号化キーを使用するよう設定する場合、40 ビットの WEP キーを入力しま す。128 ビットの静的 WEP 暗号化キーを使用するよう設定する場合、104 ビットの WEP キ
WPA 暗号化は動的 WEP の強化版であり、セキュリティの質が向上してい ます。たとえば、新しい暗号化キーは、ネットワーク上の任意のデバイスか ら一定量のデータ (10KB) が送信されると生成されます。 動的暗号化を使用するよう HP Jetdirect プリント サーバーを設定すると、 プリント サーバーでサポートされていれば次のオプションが利用可能です。 ● Basic Encryption - このオプションは動的 WEP 暗号化が利用できるよう にするもので、LEAP、PEAP、EAP-TLS、EAP-TTLS の各 EAP/802.1x 認証方法が使用されるときに使うことができます。 ● Robust Encryption - このオプションでは、動的 WPA および WEP 暗号 化がサポートされます。このオプションは EAP/PSK 認証、および PEAP、 EAP-TLS、EAP-TTLS の各 EAP/802.
インストールの概要 HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーを使ってネットワーク プリンタ の接続とインストールを行うには、以下の手順を実行する必要があります。 ● プリント サーバー ハードウェアをプリンタに接続する ● ネットワークへのワイヤレス接続の設定 ● プリンタをネットワーク システムにインストールする プリント サーバー ハードウェアをプリンタに接続する 1. ハードウェアを接続するには、プリント サーバーに付属のマニュアルに 記述されている手順に従います。 ■ プリンタの電源をオフにし、プリンタの互換 I/O スロットに内蔵 プ リント サーバーを挿入します。プリンタの電源をオンにすると、プリ ント サーバーにもプリンタから電源が供給されます。 ■ 外付け プリント サーバーの場合、USB (Universal Serial Bus) ケー ブルを使ってプリント サーバーをプリンタに接続します。電源につい ては、プリント サーバーの電源アダプタを AC 電源に接続してくだ さい。 2.
ネットワークへのワイヤレス接続の設定 ネットワークでの通信を可能にするには、HP Jetdirect プリント サーバー をネットワークにワイヤレス接続する必要があります。プリント サーバーの ワイヤレス接続をセットアップするには、まずネットワークに合わせてプリ ント サーバーのワイヤレス設定を行う必要があります。ただし新しいプリン ト サーバーを設定するには、そのプリント サーバーとの通信が可能になっ ている必要があります。そのためには、正しく設定されたワイヤレス コン ピュータ ( 通常は適切なネットワーク インタフェース カードが取り付けられ ているラップトップ PC) が必要となります。HP 提供のプリント サーバー 設定用ユーティリティでは、プリント サーバーとの最初の通信を行えるよう ワイヤレス コンピュータの再設定を自動的に行うことができます。しかし ユーティリティで設定できなかった場合は、コンピュータを手動で設定し直 す必要があります。 始める前に ...
Jetdirect との通信を行えるようワイヤレス コンピュータをセットアップ するには 新しい HP Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーと最初の通信を行うに は、以下の手順を実行する必要があります。 1. ワイヤレス クライアント マネージャあるいはワイヤレス NIC 設定ユー ティリティを実行します。 2. コンピュータのワイヤレス ネットワーク設定を、Jetdirect プリント サーバーの工場出荷時のデフォルト設定と一致するよう次のように変更 します。 ■ 通信モード:Ad Hoc ( ピア ツー ピア ) ■ ネットワーク名 (SSID):hpsetup ■ 暗号化: 注記 たいていの場合、コンピュータのワイヤレス通信チャンネ ルを変更する必要はありません。コンピュータのワイヤレ ス設定を指定されたとおりに変更したら、プリント サー バー側はコンピュータで使用されているチャンネルに自動 的にチャンネルを合わせます。 3.
ネットワークに合わせて Jetdirect プリント サーバーを設定する Jetdirect プリント サーバーのワイヤレス設定がネットワークと一致するよ う設定するには、次のいずれかの方法を使用します。 ■ HP Jetdirect Wireless Setup ウィザードを使用する (Windows) ■ HP WPS Assistant (Mac OS X 10.1.5 以降 ) ■ Web ブラウザを使用する (Windows および Mac OS) HP Jetdirect Wireless Setup ウィザードを使用する (Windows) H P Jetdirect Wireless Setup ウィザードを使用するには、ワイヤレス コン ピュータで Microsoft Windows 98、Me、NT 4.
3. [Confirm Wireless Settings] 画面で設定を確認します。必要であれ ば [TCP/IP Settings] をクリックし、IP アドレスを設定します。ネッ トワークによっては、( たとえば特別な DHCP 要件がある場合やアクセ ス リストによる制限がある場合など ) ネットワークにアクセスするのに TCP/IP パラメータを前もって設定しておかなければならない場合があ ります 。 4. HP Jetdirect プリント サーバーのワイヤレス ネットワーク 設定が終 わったら、[Finish] をクリックします。 5. プリンタがネットワークと通信できることを確認します。ワイヤレス ネットワーク接続の確認を参照してください。 ワイヤレス コンピュータのほうも、再びネットワークにアクセスできる よう設定し直すのを忘れないようにしてください。プリンタをワイヤレ ス コンピュータにインストールする手順については、 「プリンタをネッ トワーク システムにインストールする」を参照してください。 HP WPS Assistant (Mac OS X 10.1.
Web ブラウザを使用する (Windows および Mac OS) Jetdirect ワイヤ レス プリント サーバーがネットワークにワイヤレス接続できるよう Web ブ ラウザを使用して設定する場合、TCP/IP ネットワークが使用できるようシ ステムを設定しておく必要があります。 ここでは、Microsoft Windows および Apple Macintosh (265 ページを参 照 ) システムでの、Web ブラウザによるワイヤレス接続の手順について説明 します。 ● Microsoft Windows の場合。Windows システムで Web ブラウザを 使って設定を行う手順は次のとおりです。 1. コンピュータのワイヤレス ネットワーク設定が HP Jetdirect プリント サーバーの工場出荷時のデフォルト設定と一致していることを確認し ます。 2. DOS コマンド プロンプト ウィンドウを開きます。 3.
5. Web ブラウザを開き、HP Jetdirect プリント サーバーで設定されてい る IP アドレスを URL として入力します。Jetdirect プリント サーバー の内蔵 Web ページが表示されれば、プリント サーバーとの通信は確立 されています。 注記 Jetdirect 内蔵 Web ページが表示されない場合、Web プロ キシ サーバーを使用するよう設定されているのであればそ れを無効にしてみてください。 6. Jetdirect 内蔵 Web ページで [Networking] タブを選択します。 [Network Settings] ページで [802.11b] タブを選択します。 7. 表示されている選択項目を使用するか [Wizard] ボタンをクリックする かして、ネットワークの 802.11b ワイヤレス接続を正しく設定します。 ■ ■ ■ ■ ■ 通信モード ( つまりワイヤレス ネットワーク トポロジ ) チャンネル (Ad Hoc モードのみ ) Network Name (SSID) 認証方法 ネットワークで静的暗号化と動的暗号化のどちらを使うか 8.
10. プリンタがネットワークと通信できることを確認します。ワイヤレス ネットワーク接続の確認を参照してください。 ワイヤレス コンピュータのほうも、再びネットワークにアクセスできる よう設定し直すのを忘れないようにしてください。変更されていたので あれば、Web ブラウザのプロキシ使用設定も元に戻します。 プリンタをワイヤレス コンピュータにインストールする手順について は、「プリンタをネットワーク システムにインストールする」を参照し てください。 ● Apple Macintosh の場合。Apple Macintosh システム (Mac OS 9、Mac OS X ) 上で Web ブラウザを使用して、ネットワークへのワイヤレス接続 を設定できます。そのための手順は次のとおりです。 注記 実際の作業に取りかかる前に、 「始める前に ...
注記 ヒント:次の手順に進む前に、システムの現在の TCP/IP 設定を念のために保存しておいてください。ネットワーク で TCP/IP を使用している場合に何かがあって設定が失わ れた場合、HP Jetdirect プリント サーバーの設定後に TCP/IP 設定を元通りに戻す必要があるためです。 3. 必要であれば、HP Jetdirect プリント サーバーと同じ IP サブネットに なるようコンピュータの IP アドレスを変更します。たとえば、プリン ト サーバーのデフォルト IP アドレスが 192.0.0.192 であれば、コン ピュータの IP アドレスには 192.0.0.193 を使用できるでしょう。 ■ Mac OS 9 の場合: a.
■ Mac OS X の場合: a. [Apple] メニューで [ 場所 ] を選択し、それから [Network Settings] を選択します。 b. [ 場所 ] セレクタを使用し、[New Location] を選択します。新 しいロケーション名を、たとえば「HP Setup」のように入力しま す。[OK] をクリックします。 c.
注記 Jetdirect 内蔵 Web ページが表示されない場合は、Web プ ロキシ サーバーの使用が無効になっているか確認してくだ さい。手順については Web ブラウザのヘルプを参照してく ださい。 5. Jetdirect 内蔵 Web ページで [Networking] タブを選択します。 [Network Settings] ページで [802.11b] タブを選択します。 6. お使いにネットワークに合わせて、以下の 802.11b ワイヤレス ネット ワーク項目の設定を行います。 ■ ■ ■ ■ ■ 通信モード ( つまりワイヤレス ネットワーク トポロジ ) チャンネル (Ad Hoc モードのみ ) Network Name (SSID) 認証方法 ネットワークで静的暗号化と動的暗号化のどちらを使うか 7. ネットワークにおいて、ネットワークにアクセスするのに IP 設定パラ メータが必要な場合 ( たとえば DHCP やホスト アクセス リストによっ て IP アドレスに制限が設けられている場合 ) は、そのパラメータをここ で入力します。802.
注記 ワイヤレス コンピュータのほうも、再びネットワークにア クセスできるよう元の設定に戻すのを忘れないようにして ください。ネットワーク ポートの設定や TCP/IP パラメー タ、Web ブラウザでのプロキシの使用設定など、変更され たのであればそれが元の設定に戻されているかどうか確認 してください。 プリンタをワイヤレス コンピュータやその他のネットワーク システムにイ ンストールする方法は、「プリンタをネットワーク システムにインストール する」を参照してください。 ワイヤレス ネットワーク接続の確認 HP Jetdirect プリント サーバーとネットワークとのワイヤレス接続を設定 したら、ネットワーク コンピュータはプリンタと通信できるようになってい るはずです。その場合、プリンタ インストール ソフトウェアを使用して、プ リンタに印刷ジョブを直接送信する各システムにそのプリンタをインストー ルできます。 注記 Jetdirect ワイヤレス プリント サーバーを設定するのに使 用したワイヤレス コンピュータ上のプリンタをインストー ルするには、そのワイヤレス コンピュータが再びネット
● 「ping」コマンドを HP Jetdirect プリント サーバーの IP (Internet Protocol) アドレスに送信する。IP アドレスは Jetdirect 構成ページに表 示されています。デフォルトの IP アドレス 192.0.0.192 が設定されてい る場合、そのアドレスはネットワークにおいて有効ではない可能性があり ます。この場合、ping コマンドを使用する前に ( システムの「route add」 コマンドを使用するなどして ) コンピュータからプリント サーバーへの IP パスを作成する必要があります。 ● Web ブラウザで、Jetdirect プリント サーバーで設定されている IP アド レスを URL として入力する。デフォルトの IP アドレス 192.0.0.
C HP Jetdirect のコントロール パネルの メニュー はじめに プリンタでサポートされていれば、HP Jetdirect 内蔵プリント サーバーで は、プリンタのコントロール パネルからアクセスできる設定メニューを利用 できます。プリンタのコントロール パネルからこのメニューにアクセスする ためのキーは、プリンタによって異なります。詳細については、プリンタの マニュアルを参照してください。 HP Jetdirect 内蔵プリント サーバーでサポートされているプリンタのコン トロール パネルには、次の 2 種類があります。 ● メニューとパラメータ選択ボタン付きの従来のコントロール パネル表示 ● ナビゲーションおよび数値キーパッド付きのグラフィック コントロール パネル表示 ( 最近の HP LaserJet プリンタ モデルで使用可能 ) JAWW 271
従来のコントロール パネル 従来のコントロール パネルの標準的な表示領域は 2 行で、各行は 16 文字です。 表 C.1 で説明されているとおり、HP Jetdirect の コントロール パネルのメニューを使用すること で、ネットワーク プロトコルを有効 / 無効にした り、希望のネットワーク パラメータを設定したり できます。コントロール パネルのディスプレイで は、選択した値がアスタリスク (*) によって識別 されます。 表 C.1 HP Jetdirect の従来のコントロール パネルのメニュー (1/6) メニュー項目 CFG NETWORK= 説明 Jetdirect メニューにアクセスするかどうかを選択します。 NO ( デフォルト ):HP Jetdirect メニューにアクセスしません。 YES:HP Jetdirect メニューにアクセスします。メニューにアクセスす るたびに、この値を YES* に変更する必要があります。 CFG 802.11B= (802.11b ワイヤレス プリント サーバーのみ ) 802.
表 C.1 メニュー項目 HP Jetdirect の従来のコントロール パネルのメニュー (2/6) 説明 SSID: 次のいずれかを選択します。 ■ hpsetup ( デフォルト ): これは工場出荷時のデフォルト設定です。 たいていのコントロール パネルでは大文字で表示されますが、実 際には小文字です。 ■ : プリント サーバーで検出された SSID の一覧か ら選択します。 ■ : プリント サーバーで自動的に SSID が検出され、まず 信号が最も強い SSID ネットワークへと接続および認証を試みま す。 ■ 新しい SSID を入力します。 CFG SSID: この項目は、SSID= と設定されている場合に 表示されます。SSID= プロンプトで、カスタム SSID を入力します。 一度に 1 文字ずつ入力してください。この SSID は SSID リストに 追加されます。次に新しい SSID を入力すると、既存のカスタム SSID は上書きされます。 AUTH.
表 C.1 メニュー項目 HP Jetdirect の従来のコントロール パネルのメニュー (3/6) 説明 CFG EAP: この項目は、AUTH.
表 C.1 メニュー項目 HP Jetdirect の従来のコントロール パネルのメニュー (4/6) 説明 ENCRYPT: 静的 WEP 暗号化の設定を行います。この項目は AUTH. =OPEN (Open System)、AUTH.
表 C.1 HP Jetdirect の従来のコントロール パネルのメニュー (5/6) メニュー項目 説明 CFG TCP/IP= TCP/IP メニューにアクセスし、TCP/IP プロトコル パラメータを設定 するかどうかを選択します。 NO ( デフォルト ):TCP/IP メニュー項目にアクセスしません。 YES:TCP/IP メニュー項目にアクセスします。 ● BOOTP=YES* と設定すると、BootP サーバーによる設定が有効と なります。 ● DHCP=YES* と設定すると、DHCP サーバーによる設定が有効と なります。 DHCP=YES* と設定され、かつプリント サーバーに DHCP リースが 割り当てられている場合は、次の DHCP 設定を行うことができます。 RELEASE: 現在の DHCP リースをリリースする場合は YES を、 保存しておく場合は NO を選択します。 ■ RENEW: 現在の DHCP リースを延長する場合は YES を、延長 しない場合は NO を選択します。 AUTO IP=YES* と設定すると、169.254.x.
表 C.
グラフィック コントロール パネル グラフィック コントロール パネル では一般的に、1 行あたり 18 文字、 そして同時に 4 行を表示すること ができます。そしてスクロールする ことでさらに多くの行を表示する ことができます。 MENUS + XXXXXXXXXX + XXXXXXXXXXXX + XXXXXXXX ? グラフィック コントロール パネルでは、数値キーパッドとナビゲーション ボタンを使用して、HP Jetdirect のメニュー項目にアクセスします。メ ニュー項目とオプションの説明は、表 C.2 を参照してください。 表 C.2 HP Jetdirect のグラフィック コントロール パネルのメニュー (1/7) メニュー項目 オプション 設定の説明 802.
表 C.2 HP Jetdirect のグラフィック コントロール パネルのメニュー (2/7) メニュー項目 オプション 設定の説明 AUTHENTICATION ネットワークの認証方法を次の中から選択してくだ さい。 OPEN SYSTEM: ネットワーク認証は必要ない、つ まり使用されません。 SHARED KEY: ワイヤレス ネットワーク上の各デバ イスごとに WEP 暗号化キーが必要となります。 CONFIGURE KEYS メニューを使用して WEP 暗 号化キーを設定してください EAP/802.1x: Extensible Authentication Protocol (EAP) を、ネットワークで使用される認証サーバー に合わせて設定する必要があります。CONFIGURE EAP メニューを使用して EAP プロトコルを設定 してください。EAP/802.
表 C.2 HP Jetdirect のグラフィック コントロール パネルのメニュー (3/7) メニュー項目 オプション 設定の説明 SECURITY このメニューは、EAP 認証が選択されている場合にの み表示されます。次のパラメータを設定してください。 USER NAME: デバイスのユーザー名を入力します。 最大 64 文字までのテキストを入力できます。 PASSWORD: デバイスのパスワードを入力します。 最大 64 文字までのテキストを入力できます。 DYNAMIC KEYS: この項目は、動的暗号化をサポー トしているワイヤレス プリント サーバーの認証方 法を選択したときに表示されます。有効なオプショ ンを選択してください。 BASIC: 動的 WEP 暗号化がサポートされます。 ROBUST: 動的 Wi-Fi Protected Access (WPA) および WEP 暗号化プロトコルがサポートされます。 EAP/PSK 認証を行うよう設定されている場合、プ リント サーバーでは Robust 暗号化 (WPA 暗号化 プロトコル ) が使用されます。.
表 C.
表 C.2 HP Jetdirect のグラフィック コントロール パネルのメニュー (5/7) メニュー項目 オプション 設定の説明 CONFIG METHOD Jetdirect プリント サーバーで TCP/IP パラメータを 設定する方法を指定します。 ● BOOTP:BootP (Bootstrap Protocol) を使用し て、BootP サーバーから自動的に設定します。 ● DHCP:DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol) を使用して、DHCP サーバーから自動 的に設定します。こちらを選択した場合で DHCP リ ー ス が 割 り 当 て ら れ て い れ ば、DH C P RELEASE および DHCP RENEW メニューを 使って DHCP リース オプションを設定できます。 ● AUTO IP: 自動リンクローカル IP アドレッシング を使用します。169.254.x.
表 C.2 HP Jetdirect のグラフィック コントロール パネルのメニュー (6/7) メニュー項目 オプション 設定の説明 MANUAL SETTINGS (CONFIG METHOD が MANUAL に設定されている 場合にのみ使用可能 ) プリンタのコントロール パネル から直接パラメータを設定します。 ● IP ADDRESS n.n.n.n: プリンタの固有の IP アド レスで、n は 0 ~ 255 の値です。 ● SUBNET MASK m.m.m.m: プリンタのサブネッ ト マスクで、m は 0 ~ 255 の値です。 ● SYSLOG SERVER n.n.n.n: syslog メッセージ を受信し、記録する syslog サーバーの IP アド レス。 ● DEFAULT GATEWAY n.n.n.
表 C.
D OpenSSL に関する規定 OpenSSL ライセンス Copyright © 1998-2000 The OpenSSL Project. 無断転載禁止。 次の条件が満たされている場合、ソース形式およびバイナリ形式の両方について、変更の有無に関 わらず再配布および使用が認められます。 1. ソース コードを再配布する場合、上記の著作権表示、この条件のリスト、そしてそれに続く免 責条項もそれに含める必要があります。 2. バイナリ形式で再配布する場合、上記の著作権表示、この条件のリスト、そしてそれに続く免責 条項を、文書あるいはその他の媒体に添付しなければなりません。 3. このソフトウェアの機能や使用について言及した広告には次の一文を表記する必要があります。 「この製品には、OpenSSL Toolkit で使用するよう OpenSSL Project によって開発されたソフト ウェアが含まれています。(http://www.openssl.org/)」 4.
オリジナルの SSLeay ライセンス Copyright © 1995-1998 Eric Young (eay@cryptsoft.com). 無断転載禁止。 このパッケージは、Eric Young (eay@cryptsoft.com) が作成した SSL インプリメンテーションで す。このインプリメンテーションは Netscape の SSL に準拠するよう作成されました。 このライブラリは、次の条件を満たすかぎり、商用、非商用のいかんにかかわらず無償で提供され ます。次の条件は、このディストリビューション内のすべてのコードに適用されます。つまり SSL コードだけでなく、RC4 や RSA、lhash、DES などのコードにも適用されます。本ディストリ ビューションに含まれている SSL のドキュメントには、Tim Hudson 氏 (tjh@cryptsoft.
JAWW OpenSSL に関する規定 287
索引 A Access List Telnet 設定 89 TFTP 設定ファイル 56 構成ページのエントリ 214 セキュリティ機能 182 内蔵 Web サーバー 147 Ad Hoc モード 248, 250 Telnet 82 内蔵 Web サーバー 113 ワイヤレス チャンネル 251 Apple Macintosh、ワイヤレス設定 265 AppleTalk 名前 34, 223 Telnet 設定 95 TFTP 設定 61 TYPE 125, 223 コントロール パネル設定 275, 283 ステータス 223 設定を確認する 33 ソフトウェア設定 33 ソフトウェアをインストールする 32 ゾーン 125, 223 ネットワーク番号 223 ノード番号 223 Apple セレクタ 35, 194 ARP DUPLICATE IP ADDRESS 234 arp コマンド 74 ATTACHED SERVER 222 AUTHENICATION FAILED 227 Auto IP 内蔵 Web サーバー 120 「デフォルト IP アドレス」も参照 AUTONEGOTIATION
索引 D F DATA RATE 207 DATE MANUFACTURED 208 DHCP IP アドレス 242 Telnet 設定 86 UNIX システム 65 Windows サーバー 65 コントロール パネル 276, 282 使用する 64 有効 / 無効 70 DHCP NAK 236 DHCP サーバー、識別 217 DISCONNECTED 229 DISCONNECTING FROM SERVER 237 SPX TIMEOUT 232 DLC/LLC Telnet 設定 96 TFTP 設定 61 コントロール パネル設定 275, 284 設定メッセージ 224, 225 内蔵 Web サーバー 125 DNS サーバー 65, 218 Telnet 設定 87 TFTP 設定 54 内蔵 Web サーバー 129 ブート ファイル タグ 48 DUP NODE ADDRESS 225 FAIL RESERVING PRINTER NUM 231 Firmware Upgrade 14 内蔵 Web サーバー 132 入手 14 FRAME COPIED RCVD 215
索引 HP LaserJet Utility 実行 33 プリンタの名前を変更 34 HP Web JetAdmin 23 インストールする 24 削除する 25 内蔵 Web サーバー 105 HP Support, Online 14 HTTPS Telnet からのルート変更 82 TFTP からのルート変更 54 構成ページ 213 コントロール パネルからのリダイ レクト 277 内蔵 Web サーバー 107, 149 I I/O カード、STATUS メッセージ 207 Infrastructure モード 248 Telnet 82 コントロール パネル 272, 278 内蔵 Web サーバー 113 ワイヤレス チャンネル 251 INIT メッセージ 192 Internet Printer Connection ソフト ウェア サポートしているプロキシ 27 システム要件 27 はじめに 26 Internet Printing Protocol、「IPP」を 参照 INVALID GATEWAY ADDRESS 234 IP ADDRESS 234 PASSWORD 237 SE
索引 LPD (Line Printer Daemon: ライン プリ 「LPD 印刷」を参照 ンタ デーモン )、 LPD 印刷 Mac OS 171 TFTP 設定 55 UNIX 159 トラブルシューティング 202 Windows NT/2000 163 設定の概要 157 LPD キュー Telnet 89 内蔵 Web サーバー 132 ユーザー定義 132, 158 M Macintosh 「AppleTalk」も参照 ワイヤレス設定 265 MAC アドレス、「ハードウェア アドレ ス」を参照 MD5 ( メッセージ ダイジェスト アルゴ リズム ) 12, 115, 254 MD-5、「MD5」「EAP-MD5」を参照 N 「NDPS 用 HP IP/IPX Printer NDPS、 Gateway」を参照 NDPS 用 HP IP/IPX Printer gateway 29 NDS AUTHENTICATION ERROR 233 CONNECTION STATE ERROR 234 PRINT OBJ QUEUE LIST ERR 233 PRINT SERVER NAME
索引 PORT CONFIG 208 PORT SELECT 207 POSTSCRIPT MODE NOT SELECTED 236 PRINT SERVER NOT DEFINED 231 printcap ファイル 159 Printer Gateway、「NDPS 用 HP IP/IPX Printer Gateway」を参照 PRINTER NUMBER IN USE 230 PRINTER NUMBER NOT DEFINED 230 PSERVER CLOSED CONNECTION 232 R RARP、使用 72 RARP サーバー、識別 217 RCFG (NetWare) 140, 152 Refresh Rate Telnet web-refresh 59 内蔵 Web サーバー 137 REMOVE RECEIVED 226 REQUEST PARAM 226 RING BEACONING 225 FAILURE 225 RECOVERY 226 Robust Encryption 動的暗号化 85, 119, 257 S SAM (HP-UX) プリント キュー 161 SA
索引 T TCP/IP 38 LPD setup 157 Telnet 設定 86 TFTP 設定 54 概要 238 構成ページ 216 コントロール パネル設定 275, 281 ステータス メッセージ 210, 216 設定方法 38 内蔵 Web サーバー 120 Telnet IP アドレスを消去する 100 コマンド ライン 設定 81 使用する 76 セキュリティ コントロール 182 TFTP BOOTP 44 DHCP 64 エラー メッセージ 235 サーバー 46, 217 設定のコントロール 54 設定ファイル 50 TFTP (Trivial File Transfer Protocol)、「TFTP」を参照 TIMEOUT 225 TLS、「EAP-TLS」を参照 TOKEN ERRORS 215 TOTAL PACKETS RCVD 215 TRANSMIT BEACON 226 TRYING TO CONNECT TO SERVER 237 TTLS、「EAP-TTLS」を参照 U UDP、「ユーザー データグラム プロト コル」を参照 UNABLE TO ATTACH T
索引 暗号化 256 SNMP v3 150 グラフィック コントロール パネル 280 サポートされている暗号方式 150 従来のコントロール パネル 275 動的 13 内蔵 Web サーバー 118 こ 工場出荷時のデフォルト、戻す 186 Telnet からの TCP/IP 100 コールドリセット 186 セキュリティ パラメータ 82, 138, 277, 284 ワイヤレス パラメータ 112, 275, 281 い インストールする AppleTalk ソフトウェア 32 HP Web JetAdmin ソフトウェア 24 ワイヤレス プリント サーバー 258 え エラー メッセージ 227 802.11b ワイヤレス 210 HP Jetdirect 構成ページ 204 プリンタのコントロール パネル 191 か 管理者パスワード 213 Telnet 設定 81 セキュリティ機能 181 内蔵 Web サーバー 110, 141 き 構成ページ 印刷 190 内蔵 Web サーバー 153 構成ページのメッセージ エラー メッセージ 227 802.
索引 証明書発行局、 「CA 証明書」を参照 事前共有キー Telnet 85 グラフィック コントロール パネル 279, 280 従来のコントロール パネル 273 内蔵 Web サーバー 117 せ 製造 ID 208 製品番号 構成ページ 207 製品リスト 8 セキュリティ機能 180 セキュリティのリセット Telnet 82 グラフィック コントロール パネル 284 従来のコントロール パネル 277 内蔵 Web サーバー 138 設定 HP Web JetAdmin 25 LPD 印刷 155 TCP/IP ネットワーク 39 Telnet コマンド 81 TFTP パラメータ 54 ソフトウェア ソリューション 17 ワイヤレス 112, 259 セルフテスト ページ、 「構成ページ」を 参照 セレクタ、Apple 35, 194 そ 速度、USB 97, 136 ソフトウェアのインストール Hp Web JetAdmin 24 AppleTalk (Mac OS) 32 ゾーン、AppleTalk HP LaserJet Utility 35 Telnet 95 内蔵 Web
索引 に 認証 12, 253, 254 Telnet 83 従来のコントロール パネル 273 内蔵 Web サーバー 114 ね ネットワーク AppleTalk (Mac OS) 32 HP ソフトウェアソリューション 17 TCP/IP の概要 238 エラー メッセージ 227 構成ページ 204 サポートしているプロトコル 9 セキュリティ パラメータ 213 統計パラメータ 215 は ハードウェア アドレス arp コマンド 74 bootptab ファイル 47 LPD 印刷 157 RARP 73 識別する 207 デフォルトの NetWare プリンタ名 124 デフォルトのユーザー名 115 内蔵 Web サーバー 110 パスフレーズ 85, 117, 273, 280 パスワード、管理者 Web Jetadmin の同期 141 プリンタの同期 142 ひ ピア ツー ピア 「Ad Hoc モード」も参照 印刷トポロジ 250 ワイヤレス トポロジ 250 ふ ファームウェア リビジョン 207 ブラウザ HP Web JetAdmin 23 内蔵 Web サー
索引 め ろ メッセージ 一般 207 ローカル管理アドレス 802.
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