User Guide-For comfortable use (November 2007)

変化のある作業と休憩
注意事項
無理なコンピュータ作業
締め切りが迫った作業をするとき、たとえば、仕事や研究課題の報告書を作成するときでも、休憩を
とらないで集中的に長時間作業するような「無理なコンピュータ作業」は避けてください。体が緊張
しないように特に注意して、頻繁に休憩をとる必要があります。仕事の作業からコンピュー ゲーム
に切り替えても、体にとっては休息なりません
ヒント
休憩の効果
一部で信じられていることとは異なり1 日に何回も短い休憩を入れても生産性が低下することはな
いとの研究結果が複数報告されています。
このガイドの第 1 章で述べたように、机や椅子OA 機器、照明だけが作業の快適さを左右する要素
ではありません。作業習慣もまた、大切な要素となります。以下の点に注意してください。
休憩
長時間コンピュータで作業するときは、少なくとも 1 時間に 1 回は(できれば、それ以上)短い休憩
をとってください。短い休憩を何回もとるほうが、長い休憩をたまにとるよりも効果的です
休憩をとることを忘れがちな場合は、タイマーか特別なソフトウェアを利用します。指定した間隔で
休憩時間を知らせるソフトウェア ツールが市販されています。
休憩時間には、立ち上がってストレッチを行ってください。特に、コンピュータの使用中にずっと動
かさずにいた筋肉や関節を伸ばすようにしてください。
作業方法の工夫
自分の作業の習慣と仕事のタイプをチェックします。同じ作業ばかりでなく1 日の仕事にバリエー
ションを持たせます。作業が変化すれば、手、腕、肩、首、背中を何時間も酷使して 1 つの作業を続
けることがなくなり、同じ姿勢で座る必要もなくなります。たとえば、作業結果をモニタで校正する
のではなく、プリント ウトしてから紙上で校正する、といった工夫ができます。
ストレスの原因の除去
作業中のストレスの原因を書き出して一覧を作ります。心身の健康に影響があると感じたら、時間を
とってどのような変更や改善ができるかを考え、ストレスの原因を取り除いてください。
深呼吸
一定の時間ごとに空気のきれいな場所で深呼吸します。コンピュータを使用した極度に精神を集中さ
せる作業では、息づかいが浅くなったり息を凝らしたりする傾向があるためです。
変化のある作業と休憩
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