Network & Internet Communication Guide
1–10 www.hp.com/jp ネッ トワークおよびインターネッ ト通信ガイド
ネッ トワーク通信
アクセス ポイン ト (インフラスト ラクチャ) ネッ ト ワーク
アクセス ポイント ネットワークは「インフラストラクチャ」ネットワークと
も呼ばれます。無線アクセス ポイント ネットワークがアドホック ネット
ワークと大きく異なる点は、アクセス ポイントという特別な要素が追加され
るということです。アクセス ポイントは、無線ネットワーク上のすべての
データ トラフィックの中心拠点としての役割を持ち、すべての無線データ ト
ランザクションを適切に管理します。
アクセス ポイントによって、無線LANの範囲が拡大されます。各無線クライ
アント コンピュータは、アクセス ポイントの範囲内にある無線デバイスを備
えた他のコンピュータと通信できます。
さらに、無線インフラストラクチャでは、既存の有線LANにもアクセスでき
ます。この機能によって、インフラストラクチャ無線LAN上のコンピュータ
は、他の有線LANのリソースとツールにアクセスできるようになります。こ
れには、インターネットへのアクセス、電子メールの配信、ファイル転送、
プリンタの共有などが含まれます。HPでは、無線LANを有線LANに接続する
ために必要な設置サービスをすべてご提供できます。
無線ネットワークに接続するコンピュータの他に、次の2 種類の機器があれ
ば、アクセス ポイントを使用して無線ネットワークを構築できます。
Q アクセス ポイント:圏内のすべてのユーザを無線LANに接続する、無線
信号の発信機。アクセス ポイントは、必要に応じて何台でもネットワー
ク上に設置でき、ネットワークの拡大に応じて簡単に追加できるため、1
つの無線LANでオフィス全体をカバーできます。各アクセス ポイントに
は、次の2つのものが必要です。
R 電源供給用の標準のコンセント
R 既存の有線LAN用のイーサネット接続またはインターネットの接続
Q 無線 LAN カード:コンピュータが無線ネットワークと通信するための、
ネットワーク インタフェース カード(NIC)に相当するカード。多くの
HP製コンピュータには無線LANカードが内蔵されているため、購入後す
ぐに無線ネットワークに接続できます。お使いのコンピュータに無線
LANカードが内蔵されていない場合は、簡単に取り付けることができま
す。取り付ける方法については、Documentation and Diagnostics CDに収録
されている『ハードウェア リファレンス ガイド』を参照してください。