トラブルシューティング ガイド Business PC
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このガイドについて 警告! その指示に従わないと、人体への傷害や生命の危険を引き起こすおそれがあるという 警告事項を表します。 注意 その指示に従わないと、装置の損傷やデータの損失を引き起こすおそれがあるという注 意事項を表します。 注記 重要な補足情報です。 JAWW iii
iv このガイドについて JAWW
目次 1 コンピュータの診断機能 HP Insight Diagnostics ユーティリティ ............................................................................................... 1 HP Insight Diagnostics ユーティリティへのアクセス ......................................................... 1 Survey(調査)タブ ............................................................................................................ 2 Test(テスト)タブ ............................................................................................................. 2 Status(ステータス)タブ ....
POST 時のフロント パネルのランプおよびビープ音の診断 ............................................................. 63 付録 B パスワードのセキュリティおよび CMOS の再設定 パスワード ジャンパの再設定 ............................................................................................................ 68 CMOS の消去とリセット ................................................................................................................... 69 コンピュータ セットアップ(F10)ユーティリティを使用した CMOS のリセット ....... 69 CMOS ボタンの使用 .............................................................
1 コンピュータの診断機能 [HP Insight Diagnostics]ユーティリティ 注記 [HP Insight Diagnostics]ユーティリティは、一部のコンピュータ モデルのみに付属し ている CD に収録されています。 [HP Insight Diagnostics]ユーティリティを使用すると、お使いのコンピュータのハードウェアのコ ンフィギュレーション情報を表示し、コンピュータのサブシステムにハードウェア診断テストを実行 することができます。このユーティリティは、ハードウェア問題を効率的に特定、診断、および分離 する作業を簡素化します。 [HP Insight Diagnostics]を実行すると、[Survey](調査)タブが表示されます。このタブには、コ ンピュータの現在のコンフィギュレーションが表示されます。[Survey]タブから、コンピュータにつ いてのいくつかの情報カテゴリにアクセスすることができます。その他のタブには、診断テストのオ プションやテスト結果などの追加情報が表示されます。各画面に表示された情報は、html ファイルと して保存し、ディスケットまたは USB
4. 該当する言語を選択して、[Continue](続行)をクリックします。 注記 特定のキーボードをテストする場合を除き、使用する言語に対して割り当てられて いるデフォルトのキーボードを使用することをおすすめします。 5.
選択できるテストの種類は次の 3 つです。 ● [Quick Test](クイック テスト) :あらかじめ定義されたスクリプトで、各ハードウェア コンポ ーネントの一部がテストされます。[Unattended Mode](自動実行モード)と[Interactive Mode] (対話形式モード)のどちらでもユーザによる操作を必要としません。 ● [Complete Test](完全テスト):あらかじめ定義されたスクリプトで、各ハードウェア コンポ ーネントが完全にテストされます。[Interactive Mode]ではより多くのテストを実行できます が、ユーザによる操作が必要となります。 ● [Custom Test](カスタム テスト):システムのテストの制御を最も柔軟に行えます。[Custom Test]モードを使用して、実行するデバイス、テスト、およびテスト パラメータを特定できます。 テストの種類ごとに、テストのモードを次の 2 つから選択できます。 ● [Interactive Mode](対話形式モード):診断テストの手順を最大限に制御できます。テストを行 っている間に、画面のメッセ
また、[Status](ステータス)タブには次の情報も表示されます。 ● テストされているデバイス ● テストされている各デバイスのテストの状態(実行中、成功、または失敗) ● テストされているすべてのデバイスについてのテスト全体の進捗状況 ● テストされている各デバイスについてのテストの進捗状況 ● テストされている各デバイスについてのテスト経過時間 [Log](ログ)タブ [ログ]タブには、[Test Log](テスト ログ)タブと[Error Log](エラー ログ)タブがあります。 [Test Log]には、これまでに実行されたすべてのテスト、テスト実行回数、テストが失敗した回数、 および各テストの完了にかかった時間が表示されます。[Clear Test Log](テスト ログのクリア)ボ タンを使用すると、[Test Log]の内容がクリアされます。 [Error Log]には、診断テスト中に失敗したデバイスのテストと、次の情報列が表示されます。 ● [Device](デバイス)セクションには、テストされたデバイスが表示されます。 ● [Test](テスト)セクションには、
[HP Insight Diagnostics]ユーティリティでの情報の保存と印刷 [HP Insight Diagnostics]の[Survey](調査)タブおよび[Log](ログ)タブに表示されている情報 を、ディスケットまたは USB 2.0 対応 USB メモリ(64MB 以上)に保存することができます。ハー ドディスク ドライブに保存することはできません。画面に表示されている情報と同じ体裁の html フ ァイルが自動的に作成されます。 1. ディスケットまたは USB 2.0 対応 USB メモリ(容量が 64 MB 以上)を挿入します。USB 1.0 対 応 USB メモリはサポートされていません。 2. 画面の右下隅にある[Save](保存)をクリックします。 3. [Save to the floppy](フロッピーに保存)または[Save to USB key](USB メモリに保存)を選 択します。 4.
ソフトウェアの復元 各システムにプリロードされている HP Backup and Recovery Manager は、使いやすく多目的に利用 できるアプリケーションです。HP Backup and Recovery Manager の機能は次のとおりです。 ● リカバリ ポイントを作成して、システム全体を段階的にバックアップする。 ● 単一のアーカイブにハードディスク ドライブ全体をバックアップする。 ● 個別のファイルをバックアップする。 バックアップは、指定の間隔で自動的に実行されるようにスケジュール設定することも、手動で開始 することもできます。リカバリは、ハードディスク ドライブのリカバリ パーティションから実行す ることも、リカバリ ディスク セットから実行することもできます。リカバリ ディスク セットには、 Restore Plus! CD、Microsoft オペレーティング システム、および追加ソフトウェア CD が含まれま す。 注記 コンピュータを使用する前に、今すぐリカバリ ディスク セットを作成して、リカバリ ポイントの定期的な自動バックアップのスケジュールを設定すること
2 診断ユーティリティを使用しないトラブル シューティング この章では、ディスケット ドライブ、ハードディスク ドライブ、オプティカル ドライブ、グラフィ ックス、オーディオ、メモリ、およびソフトウェアなどの一般的なトラブルについて、原因と解決方 法を説明します。コンピュータの使用中にトラブルが発生した場合は、この章に示す表で原因と解決 方法を参照してください。 注記 起動時の POST(Power-On Self Test、電源投入時のセルフテスト)実行中に表示され るメッセージ(POST メッセージ)については、「付録 A POST エラー メッセージ」を参照し てください。 快適に使用していただくために 警告! 誤った方法でコンピュータを使用した場合や、安全で快適な環境で使用されていない 場合には、操作する人の健康を損なうおそれがあります。作業場所を選択したり、快適な作業 環境を整えたりする方法について詳しくは、Documentation and Diagnostics CD に収録されて おり、弊社の Web サイト http://www.hp.
● ネットワークに接続しているときにトラブルが発生した場合は、別のケーブルを使用してコンピ ュータをネットワークに接続してみるか、問題が発生したコンピュータの LAN ケーブルを正常 に動作している別のコンピュータで使用してネットワークに接続してみて、 元のネットワーク コネクタまたはケーブルに問題がないか確認します。 ● 新しいハードウェアを取り付けてから問題が発生した場合は、そのハードウェアを取り外して、 コンピュータが正しく機能するか確認します。 ● 新しいソフトウェアをインストールしてから問題が発生した場合は、そのソフトウェアをアンイ ンストールして、コンピュータが正しく機能するか確認します。 ● コンピュータを Safe モードで起動してみて、すべてのドライバがロードされなくても起動する か確認します。前回正常に起動したときの状態でオペレーティング システムを起動する場合 は、前回正常起動時の構成を使用します。 ● http://www.hp.
問題解決のヒント コンピュータ本体、モニタ、またはソフトウェアにトラブルが発生した場合は、まず次のことを確認 してください。 JAWW ● コンピュータ本体とモニタの電源コードが、電源コンセントに正しく差し込まれていますか。 ● 電圧選択スイッチのあるモデルをお使いの場合は、スイッチがお住まいの地域に合った設定 (115 V または 230 V、日本国内では通常 115 V に設定します)になっていますか。 ● コンピュータ本体の電源が入っていて、電源ランプが緑色に点灯していますか。 ● モニタの電源が入っていて、電源ランプが緑色に点灯していますか。 ● コンピュータ前面の電源ランプが赤く点滅しているか確認します。点滅の仕方により、問題を特 定できる場合があります。詳しくは、「付録 A POST エラー メッセージ」を参照してください。 ● モニタ画面の表示がぼやけているときには、モニタの調節つまみで輝度とコントラストを調整し てください。 ● 何かキーを押し続けるとビープ音が鳴りますか。ビープ音が鳴れば、キーボードは正しく機能し ています。 ● すべてのケーブルを正しく接続
注意 コンピュータが電源コンセントに接続されていると、電源が入っていなくてもシステ ム ボードには常に電気が流れています。感電やシステムの損傷を防ぐため、コンピュータのカ バーを開ける場合は、電源を切るだけでなく、必ず事前に電源コードをコンセントから抜いて ください。 10 第 2 章 診断ユーティリティを使用しないトラブルシューティング JAWW
一般的なトラブルの解決方法 この章で説明するような一般的なトラブルは、ご自身で簡単に解決できる場合があります。トラブル をご自身で解決できない場合、または解決方法の実行に不安がある場合は、サポート窓口にご相談く ださい。 警告! コンピュータが電源コンセントに接続されていると、電源が入っていなくてもシステ ム ボードには常に電気が流れています。感電や火傷の危険がありますので、電源コードが電源 コンセントから抜き取ってあること、および本体内部の温度が下がっていることを確認してく ださい。 DIMM ソケット間のランプを確認します。ランプが点灯している場合は、まだシステムに電源 が入っています。作業を進める前にコンピュータの電源を切り、電源コードを取り外します。 表 2-1 一般的なトラブルの解決方法 コンピュータがロックされ、電源ボタンを押しても電源が切れない 原因 解決方法 電源スイッチのソフトウェアによる制御機能が働いていない 1. コンピュータの電源が切れるまで 4 秒以上電源ボタンを 押し続けます 2.
表 2-1 一般的なトラブルの解決方法 (続き) テンキーの矢印キーを押しても、カーソルが移動しない 原因 解決方法 数字入力モードになっている Num Lock キーを押します。テンキーを矢印キーとして使用 するには、Num Lock ランプが消えている必要があります。 Num Lock キーはコンピュータ セットアップ(F10)ユーテ ィリティで無効(または有効)に設定できます 音が出ない、または音量が低すぎる 原因 解決方法 システム ボリュームの音量が低いか、ミュート(消音)され 1. ている コンピュータ セットアップ(F10)ユーティリティで BIOS 設定を調べ、内蔵システム スピーカがミュートに なっていないか確認します(この設定は外付けスピーカ には影響しません) 2. 外付けスピーカが正しく接続されて電源が入っているこ とと、スピーカのボリューム コントロールが正しく設定 されていることを確認します 3.
表 2-1 一般的なトラブルの解決方法 (続き) 十分なパフォーマンスが得られない 原因 解決方法 ハードディスク ドライブに十分な空き領域がない ハードディスク ドライブからデータを移動して空き領域を増 やします メモリが足りない メモリを増設します ハードディスク ドライブ上のデータが断片化している ハードディスク ドライブのデフラグを行います 以前起動したプログラムで使用されたメモリがシステムに返 されていない コンピュータを再起動します ハードディスク ドライブがウィルスに感染している ウィルス対策プログラムを実行します 実行しているアプリケーションの数が多すぎる 1. 使用していないアプリケーションを終了して、メモリを 開放します 2. メモリを増設します 1. 使用中のアプリケーションの解像度を下げるか、アプリ ケーションに付属のマニュアルを参照して、パフォーマ ンスが改善されるようにアプリケーションのパラメータ を設定します 2. メモリを増設します 3.
表 2-1 一般的なトラブルの解決方法 (続き) システムの電源が入らず、コンピュータ前面のランプが点滅していない 原因 解決方法 システムの電源を入れることができない 電源ボタンを 3 秒間程度押し続けます。ハードディスク ドラ イブ ランプが緑色に点灯したら、以下の操作を行います 1. 一部のモデルの電源装置の裏側にある電圧選択スイッチ が正しい電圧に設定されていることを確認します。正し い電圧は地域によって異なります(日本国内では、通 常、115 V に設定します) 2. システム ボードの 5 V aux ランプが点灯するまで、拡張 カードを 1 枚ずつ取り外します 3. 上記の手順でも問題が解決されない場合はシステム ボー ドを交換します(修理受付窓口へご連絡ください) または 電源ボタンを 3 秒間程度押し続けます。ハードディスク ドラ イブ ランプが緑色に点灯しない場合は、以下の操作を行いま す 14 1. コンピュータ本体が、電力が供給されている電源コンセ ントに接続されていることを確認します 2.
電源に関するトラブルの解決方法 ここでは、電源に関する一般的なトラブルとその解決方法について説明します。 表 2-2 電源に関するトラブルの解決方法 電源装置がすぐにシャット ダウンする 原因 解決方法 一部のモデルのコンピュータ本体の背面にある電圧選択スイ ッチが正しい電圧(115 V または 230 V)に設定されていな い スライド スイッチを正しい AC 電圧側に切り替えます(日本 国内では、通常 115 V を選択します) 電源内部の故障により電源が入らない 電源装置を交換します(修理受付窓口にご連絡ください) コンピュータの電源が自動的に切れ、電源ランプが 1 秒間隔で 2 回赤色に点滅すると同時にビープ音が 2 回鳴り、その後 2 秒間休止する (一連のビープ音は 5 回繰り返された後停止するが、電源ランプは点滅し続ける) 原因 解決方法 本体内部の温度が以下の理由により動作範囲を超えていたた めサーマル保護機能が働いた 1.
表 2-2 電源に関するトラブルの解決方法 (続き) 電源ランプが 1 秒間隔で 4 回赤色に点滅すると同時にビープ音が 4 回鳴り、その後 2 秒間休止する (一連のビープ音は 5 回 繰り返された後停止するが、電源ランプは点滅し続ける) 原因 16 解決方法 4. 電源装置を交換します(修理受付窓口にご連絡くださ い) 5.
ディスケット ドライブに関するトラブルの解決方法 ここでは、ディスケットやディスケット ドライブに関する一般的なトラブルとその解決方法について 説明します。 注記 ディスケット ドライブを増設するなどの新しいハードウェアを取り付ける場合、コンピ ュータの再設定が必要となることがあります。詳しくは、 「ハードウェアの取り付けに関する トラブルの解決方法」を参照してください。 表 2-3 ディスケット ドライブに関するトラブルの解決方法 ドライブ ランプが点灯した ままになる 原因 解決方法 ディスケットが壊れている Microsoft Windows XP で[スタート]メニューから[すべてのプ ログラム]→[アクセサリ]→[エクスプローラ]の順に選択し、 ドライブ名を右クリックすると表示されるメニューから[プロ パティ]を選択して、[ツール]タブの [チェックする]をクリッ クします ディスケットが正しく挿入されていない ディスケットを取り出し、再び挿入します ドライブ ケーブルが正しく接続されていない 本体のカバーを開けて、ドライブ ケーブルを正しく接続しま す。ディスケット ドライブの電源ケ
表 2-3 ディスケット ドライブに関するトラブルの解決方法 (続き) ディスケットに書き込めない 原因 レガシー ディスケットへの書き込みがコンピュータ セットア ップ(F10)ユーティリティで無効に設定されている ディスケットが壊れている 解決方法 コンピュータ セットアップ(F10)ユーティリティを実行し て[ストレージ](Storage)→[ストレージ オプション] (Storage Options)の順に選択し、[レガシー ディスケット書 き込み](Legacy Diskette Write)を有効に設定します 新しいディスケットに交換します ディスケットをフォーマットできない 原因 解決方法 ディスケットの指定が誤っている MS-DOS でディスケットをフォーマットする際には、ディス ケットの容量を指定しなければならないことがあります。た とえば、A ドライブの 1.44MB のディスケットをフォーマッ トするには、MS-DOS プロンプトで次のように入力します FORMAT A: /F:1.
表 2-3 ディスケット ドライブに関するトラブルの解決方法 (続き) 「Invalid system disk」というメッセージが表示された 原因 解決方法 コンピュータの起動に必要なシステム ファイルが含まれてい ないディスケットがドライブに挿入されている ドライブの動作が停止したら、ディスケットを取り出し、ス ペースバーを押します。コンピュータが起動します ディスケットにエラーが発生した 電源ボタンを押してコンピュータを再起動します ディスケットから起動できない 原因 解決方法 ディスケットがブート可能でない ブート可能なディスケットと交換します コンピュータ セットアップ(F10)ユーティリティでディス ケットからの起動が無効に設定されている 1. コンピュータ セットアップ(F10)ユーティリティを実 行し、[ストレージ](Storage)→[起動順序](Boot Order)の順に選択して、ディスケットからの起動を有 効に設定します 2.
ハードディスク ドライブに関するトラブルの解決方法 表 2-4 ハードディスク ドライブに関するトラブルの解決方法 ハードディスク ドライブ エラーが発生した 原因 解決方法 ハードディスク ドライブに不良セクタまたは障害がある 1. Windows XP で[スタート]メニューから[すべてのプログ ラム]→[アクセサリ]→[エクスプローラ]の順に選択し、 ドライブ名を右クリックすると表示されるメニューか ら[プロパティ]を選択して、[ツール]タブの [チェックす る]をクリックします 2.
表 2-4 ハードディスク ドライブに関するトラブルの解決方法 (続き) [Nonsystem disk/NTLDR missing]というメッセージが表示された 原因 解決方法 起動可能ディスケット以外のディスケットから起動しようと した ディスケットをドライブから取り出します ハードディスク ドライブから起動しようとしたが、ハードデ ィスクが壊れていた 1. 起動可能なディスケットをディスケット ド ライブに挿 入してコンピュータを再起動します 2. fdisk を使用してハードディスク ドライブの フォーマッ トを確認します NTFS フォーマットの場合は、他社製の リーダを使用してドライブを評価します FAT32 フォー マットの場合は、ハードディスク ドライブにアクセスで きません 1. 起動可能なディスケットをディスケット ド ライブに挿 入してコンピュータを再起動します 2.
表 2-4 ハードディスク ドライブに関するトラブルの解決方法 (続き) コンピュータがハードディスク ドライブから起動しない 原因 解決方法 て、デバイスの SATA ポートが有効になっていることを確認 します ハードディスク ドライブが壊れている フロント パネルの電源ランプが点滅している か、またビープ 音が聞こえるか確認します。これらが発生した場合、考えら れる原因については「付録 A POST エラー メッセージ」を参 照してください 詳しくは、サポート窓口にお問い合わせください コンピュータがロックされた 22 原因 解決方法 使用中のプログラムがコマンドに応答しなくなった 通常の Windows のシャットダウン手順を実行してみます。実 行できない場合は、コンピュータの電源が切れるまで 4 秒以 上電源ボタンを押し続けます。コンピュータを起動しなおす には、電源ボタンをもう一度押します 第 2 章 診断ユーティリティを使用しないトラブルシューティング JAWW
メディア カード リーダーに関するトラブルの解決方法 表 2-5 メディア カード リーダーに関するトラブルの解決方法 Microsoft Windows XP でメディア カードをフォーマットすると、デジタル カメラでこのメディア カードを使用できなく なる 原因 解決方法 デフォルトでは、Windows XP は 32 MB を超える容量のメデ ィア カードを FAT32 フォーマットでフォーマットする。ほ とんどのデジタル カメラでは FAT(FAT16 および FAT12) フォーマットが使用されているので、FAT32 でフォーマット されたカードでは動作しない デジタル カメラでメディア カードをフォーマットするか、 Windows XP 搭載コンピュータでのメディア カードのフォー マットに FAT ファイル システムを選択します メディア カードに書き込もうとすると、書き込み禁止エラーやロック エラーが発生する 原因 解決方法 メディア カードがロックされている。メディア カードのロッ クは、SD カード、メモリ スティック カード、およびメモ リ スティック PRO カードへの書き
表 2-5 メディア カード リーダーに関するトラブルの解決方法 (続き) メディア カード リーダーを取り付けてから Windows を起動しても、リーダーと、リーダーに挿入したカードがコンピュー タに認識されない 原因 解決方法 コンピュータにリーダーを取り付けた直後に初めてコンピュ ータを起動した場合は、オペレーティング システムがデバイ スを認識するまでに時間がかかる オペレーティング システムがリーダーおよび使用できるポー トを認識し、さらにリーダーに挿入されたメディアを認識で きるようになるまで数秒間待ちます メディア カードをリーダーに挿入すると、コンピュータがメディア カードから起動しようとする 原因 解決方法 挿入したメディア カードにブート機能がある メディア カードから起動しないようにするには、起動中にメ ディア カードを取り外すか、挿入したメディア カードから起 動するオプションを起動プロセス中に選択しないようにしま す コンピュータが、USB リムーバブル ドライブや、メディア カード リーダーの USB ポートに挿入したメディアから起動し ない 原因 解決方法
モニタに関するトラブルの解決方法 モニタにトラブルが生じたときには、モニタに付属のマニュアルと、以下の解決方法を参照してくだ さい。 表 2-6 モニタに関するトラブルの解決方法 モニタ画面に何も表示されない 原因 解決方法 モニタの電源が入っていない(モニタ ランプが点灯していな い) モニタの電源を入れます(モニタ ランプが点灯することを確 認します) モニタに障害がある 別のモニタを使用してみます モニタ ケーブルが正しく接続されていない モニタと本体の間のケーブル、およびモニタと電源コンセン トの間のケーブルの接続を確認します 画面表示を消すユーティリティがインストールされている か、または省電力モード(Energy Saver Mode)に入ってい る どれかキーを押すかマウス ボタンをクリックし、パスワード が設定されている場合はパスワードを入力します システム ROM の破損。システムがブート ブロック緊急回復 モードで稼動している(ビープ音が 8 回鳴ることで通知され る) 最新の BIOS イメージを使用してシステム ROM を再フラッ シュします。詳しくは、Docum
表 2-6 モニタに関するトラブルの解決方法 (続き) 画面に何も表示されず、電源ランプが 1 秒間隔で 5 回赤色に点滅すると同時にビープ音が 5 回鳴り、その後 2 秒間休止す る (一連のビープ音は 5 回繰り返された後停止するが、電源ランプは点滅し続ける) 原因 解決方法 プレビデオのメモリ エラー 1. DIMM を取り付けなおして、システムの電源を入れま す。システムの電源を入れます 2. DIMM を一度に 1 つずつ取り外して交換し、故障したモ ジュールを特定します 3. 他社製のメモリをしている場合は、HP 純正メモリに交 換してみます 4.
表 2-6 モニタに関するトラブルの解決方法 (続き) 文字がぼやける 原因 解決方法 輝度とコントラストが正しく調節されていない モニタの輝度とコントラストを調節します ケーブルを正しく接続していない グラフィックス ケーブルの一方の端をモニタ コネクタに、も う一方の端をモニタにしっかり接続します 画像がぼやける、または必要な 解像度に設定できない 原因 解決方法 グラフィックス コントローラをアップグレードした際に、正 しいグラフィックス ドライバをインストールしていない アップグレード キットに付属のビデオ ドライバをインストー ルします(アップグレード キットは一部のモデルに付属) モニタが設定された解像度をサポートしていない 解像度を変更します グラフィックス カードに障害がある グラフィックス カードを交換します 画像が壊れたり、うねり、乱れ、ちらつきがある 原因 解決方法 モニタ ケーブルが正しく接続されていない。またはモニタが 正しく調整されていない 1. モニタ ケーブルを正しく接続します 2.
表 2-6 モニタに関するトラブルの解決方法 (続き) [Out of Range]と画面に表示される 原因 解決方法 ビデオ解像度およびリフレッシュ レートが、モニタがサポー トするレベルを超えるレベルに設定されている コンピュータを再起動し、Safe モードに入ります。設定値を サポートされている設定値に変更してから、コンピュータを 再起動して新しい設定値を有効にします CRT モニタの電源を入れると、振動音またはガタガタという音がする 原因 解決方法 モニタを消磁するコイルが作動した 不具合ではありません。モニタの電源を入れると消磁用のコ イルが作動することは正常な状態です CRT モニタの内部からカチッという音がする 原因 解決方法 モニタの内部で継電器が作動した 不具合ではありません。一部のモニタでは、電源のオン/オ フ、スタンバイ モードの起動/終了、および解像度の変更を行 ったときにカチッという音がします フラット パネル モニタの内部から高ピッチの音がする 原因 解決方法 輝度またはコントラストの設定値が高すぎる 輝度またはコントラストの設定値を下げます 焦点が
表 2-6 モニタに関するトラブルの解決方法 (続き) 一部の記号が正しく表示され ない JAWW 原因 解決方法 使用しているフォントではその記号を表示できない 文字コード表を使用して該当する記号を選択します。[スター ト]→[すべてのプログラム]→[アクセサリ]→[システム ツー ル]→[文字コード表]の順に選択します。記号を文字コード表 から文書にコピーできます モニタに関するトラブルの解決方法 29
オーディオに関するトラブルの解決方法 お使いのコンピュータにオーディオ機能が装備されており、オーディオやサウンドに関するトラブル が生じたときには、以下の解決方法を参照してください。 表 2-7 オーディオに関するトラブルの解決方法 音が途切れる 原因 解決方法 起動している他のアプリケーションによってプロセッサ リソ プロセッサに負荷がかかるアプリケーションをすべて終了し ースが使用されている ます Direct Sound の待ち時間。これは多くのメディア プレーヤ ア プリケーションで発生します Windows XP で次の操作を行います 1. [コントロール パネル]から[サウンドとオーディオ デバ イス]を選択します 2. [オーディオ]タブで、[音の再生]のリストからデバイスを 選択します 3. [詳細設定]ボタン→[パフォーマンス]タブの順に選択しま す 4. [ハードウェア アクセラレータ]スライダを[なし]に、[サ ンプル レート変換の質]スライダを[標準]に設定して、オ ーディオを再度確認します 5.
表 2-7 オーディオに関するトラブルの解決方法 (続き) スピーカまたはヘッドフォンから音が出ない 原因 解決方法 3. CD または DVD デバイスを右クリックして[プロパティ] を選択します 4. [プロパティ]タブで、[この CD-ROM デバイスでデジタ ル音楽 CD を使用可能にする]がオンになっていることを 確認します ラインアウト コネクタに接続しているヘッドフォンまたはデ バイスにより、内蔵スピーカが消音(ミュート)されている ヘッドフォンまたは外付けスピーカの電源を入れるか、ライ ンアウト コネクタとの接続を取り外します 音量が消音(ミュート)されている 1. [コントロール パネル]から、[サウンド、音声、およびオ ーディオ デバイス]→[サウンドとオーディオ デバイス] の順に選択します 2.
プリンタに関するトラブルの解決方法 プリンタにトラブルが生じたときには、プリンタに付属のマニュアルと、以下の解決方法を参照して ください。 表 2-8 プリンタに関するトラブルの解決方法 プリンタから印字されない 原因 解決方法 プリンタの電源が入っておらず、オンラインの状態になって いない プリンタの電源を入れ、オンラインにします 実行中のアプリケーションに合ったプリンタ ドライバがイン ストールされていない 1. アプリケーションに合ったプリンタ ドライバをインスト ールします 2. 次の MS-DOS コマンドを実行して印字してみます DIR C:\>[プリンタ ポート] [プリンタ ポート]にはお使いのプリンタのアドレスを指定し てください。プリンタが動作するようであれば、プリンタ ド ライバをロードしなおします ネットワーク上でのプリンタの場合、プリンタをネットワー クに接続していない プリンタをネットワークに正しく接続します プリンタが故障している プリンタのセルフテストを実行します プリンタの電源が入らない 原因 解決方法 コード類が正しく接続されていない すべて
キーボードとマウスに関するトラブルの解決方法 キーボードまたはマウスにトラブルが生じたときには、キーボードまたはマウスに付属のマニュアル と、以下の解決方法を参照してください。 表 2-9 キーボードに関するトラブルの解決方法 キーボードからのコマンドおよび入力がコンピュータで認識されない 原因 解決方法 キーボード コネクタが正しく接続されていない 1. Windows デスクトップで、[スタート]をクリックします 2. [シャットダウン]をクリックします。[Windows のシャ ットダウン]ダイアログ ボックスが表示されます 3. [シャットダウン]を選択します 4. シャットダウンが完了したら、キーボード コネクタをコ ンピュータの背面に接続しなおしてからコンピュータを 再起動します 使用中のプログラムがコマンドに応答しなくなった マウスを使ってコンピュータをシャットダウンしてから再起 動します キーボードを修理する必要がある 詳しくは、サポート窓口にお問い合わせください 無線デバイスのエラー 1.
表 2-10 マウスに関するトラブルの解決方法 マウスが手の動きに反応しないか、動きが緩慢である 原因 解決方法 マウス コネクタが、コン ピュータの背面に正しく接 続され ていない キーボードを使用してコンピュータを シャットダウンします 1. Ctrl キーと Esc キーを同時に押すか、Windows ロゴキー を押して、[スタート]メニューを表示します 2. 上矢印キーと下矢印キーを使って[シャットダウン]を選 択し、Enter キーを押します 3. 上矢印キーと下矢印キーを使って[シャットダウン]オプ ションを選択し、Enter キーを押します 4.
ハードウェアの取り付けに関するトラブルの解決方法 ドライブや拡張カードを増設するなど新しいハードウェアの取り付けや取り外しを行う場合、コンピ ュータを再設定する必要が生じることがあります。プラグ アンド プレイ対応の装置を取り付けた場 合、Windows XP は自動的に装置を認識しコンピュータを再設定します。プラグ アンド プレイに対 応していない装置を取り付けた場合は、新しいハードウェアを取り付けた後でコンピュータを再設定 する必要があります。Windows XP では[ハードウェアの追加ウィザード]を使用し、画面の説明に沿 って操作してください。 警告! コンピュータが電源コンセントに接続されていると、電源が入っていなくてもシステ ム ボードには常に電気が流れています。感電や火傷の危険がありますので、電源コードが電源 コンセントから抜き取ってあること、および本体内部の温度が下がっていることを確認してく ださい。 DIMM ソケット間のランプを確認します。ランプが点灯している場合は、まだシステムに電源 が入っています。作業を進める前にコンピュータの電源を切り、電源コードを取り外します。 表 2-11 ハー
表 2-11 ハードウェアの取り付けに関するトラブルの解決方法 (続き) コンピュータが起動しない 原因 解決方法 アップグレード時に正しいメモリ モジュールが使用されなか った。または、メモリ モジュールが正しい場所に取り付けら れていない 1. システムに付属のマニュアルを参照して、正しいメモ リ モ ジュールを使用しているか、および正しく取り付 けられているかを確認します 注記 DIMM 1 は常に取り付けておく必要があ ります 2. ビープ音とキーボードのランプを確認します。ビープ音 とランプの点滅は、特定のトラブルに対するコードで す。 3.
表 2-11 ハードウェアの取り付けに関するトラブルの解決方法 (続き) 電源ランプが 1 秒間隔で 6 回赤色に点滅すると同時にビープ音が 6 回鳴り、その後 2 秒間休止する (一連のビープ音は 5 回 繰り返された後停止するが、電源ランプは点滅し続ける) 原因 解決方法 グラフィックス カードが正しく挿入されていないか、ビデ オ カードまたはシステム ボードに障害がある グラフィックス カードが挿入されている場合は、以下の操作 を行います 1. グラフィックス カードを正しく接続しますシステムの電 源を入れます 2. グラフィックス カードを交換します 3. 上記の手順でも問題が解決されない場合はシステム ボー ドを交換します(修理受付窓口へご連絡ください) 内蔵グラフィックスが搭載されている場合は、システム ボー ドを交換します 電源ランプが 1 秒間隔で 10 回赤色に点滅すると同時にビープ音が 10 回鳴り、その後 2 秒間休止する (一連のビープ音は 5 回繰り返された後停止するが、電源ランプは点滅し続ける) JAWW 原因 解決方法 オプション カードの障害 1.
ネットワークに関するトラブルの解決方法 ネットワークにトラブルが生じたときには、以下の解決方法を参照してください。以下のガイドライ ンでは、ネットワーク ケーブル配線の修正については説明しません。 表 2-12 ネットワークに関するトラブルの解決方法 Wake-on-LAN 機能が動作しない 原因 解決方法 Wake-on-LAN 機能が有効に設定されていない 以下の手順で、Wake-on-LAN 機能を有効に設定します 1. [スタート]→[コントロール パネル]の順に選択します 2. [ネットワーク接続]をダブルクリックします 3. [ローカル エリア接続]をダブルクリックします 4. [プロパティ]をクリックします 5. [構成]をクリックします 6. [電源の管理]タブをクリックし、[このデバイスで、コン ピュータのスタンバイ状態を元に戻すことができるよう にする]チェック ボックスにチェックを入れます ネットワーク ドライバが ネットワーク コントローラを認識しない 原因 解決方法 ネットワーク コントローラが有効に設定されていない 1.
表 2-12 ネットワークに関するトラブルの解決方法 (続き) ネットワーク接続状態ランプが点滅しない 注記 ネットワーク通信中は、ネットワーク状態ランプが点滅します。 原因 解決方法 ネットワーク コントローラが有効に設定されていない 1. コンピュータ セットアップ(F10)ユーティリティを実 行して、ネットワーク コントローラを有効に設定します 2.
表 2-12 ネットワークに関するトラブルの解決方法 (続き) 拡張ボードを取り付けると、ネットワーク コントローラが動かなくなる 原因 解決方法 ネットワーク コントローラの割り込みが、他の拡張ボードの 割り込みと衝突している コンピュータ セットアップ(F10)ユーティリティの[カスタ ム]メニューを使用して拡張ボードのリソースの設定を変更し ます ネットワーク ドライバがない 拡張ボード用のドライバのインストール時に、誤ってネット ワーク ドライバを消していないか確認します 取り付けられた拡張ボードがネットワーク カード(NIC)で、 コンピュータ セットアップ(F10)ユーティリティの[カスタ 内蔵 NIC と競合する ム]メニューを使用して拡張ボードのリソースの設定を変更し ます 明確な原因がないのに、ネットワーク コントローラが動かなくなる 原因 解決方法 ネットワーク ドライバが破損している Restore Plus! CD を使用して、ネットワーク ドライバを再イ ンストールします ケーブルがしっかり接続されていない ケーブルがネットワーク コネクタにしっかりと接続され
メモリに関するトラブルの解決方法 メモリに関するトラブルが生じたときには、以下の解決方法を参照してください。 注意 コンピュータの電源を切っても、DIMM には電流が流れています(Management Engine (ME)の設定によります)。DIMM やシステム ボードの損傷を防ぐため、DIMM モジュールを 取り付けなおす場合、または DIMM モジュールの取り付けや取り外しをする場合は、電源を切 るだけでなく、必ず事前に電源コードをコンセントから抜いてください。 ECC メモリをサポートするシステムの場合は、ECC メモリと非 ECC メモリを混在させないで ください。2 種類のメモリを混在させると、オペレーティング システムが起動しません。 注記 メモリ カウントは、Management Engine(ME)が有効の場合、その設定内容に影響さ れます。ME は、Out-of-Band(OOB)やその他の管理機能のための ME ファームウェアをダウ ンロード、解凍、および実行するために、シングル チャネル モードで 8 MB、デュアル チャネ ル モードで 16 MB のシステム メモリを使用します。
表 2-13 メモリに関するトラブルの解決方法 (続き) 操作中にメモリ不足のエラーが発生した 原因 解決方法 メモリ常駐プログラム(TSR)の数が多過ぎる 不必要なメモリ常駐プログラムを終了します アプリケーションを実行するためのメモリが足りない アプリケーションに必要なメモリ容量を確認し、必要な容量 を確保します 電源ランプが 1 秒間隔で 5 回赤色に点滅すると同時にビープ音が 5 回鳴り、その後 2 秒間休止する (一連のビープ音は 5 回 繰り返された後停止するが、電源ランプは点滅し続ける) 42 原因 解決方法 メモリが正しく取り付けられていない、またはメモリに障害 がある 1. DIMM を取り付けなおして、システムの電源を入れま す。システムの電源を入れます 2. DIMM を一度に 1 つずつ取り外して交換し、故障したモ ジュールを特定します 3. 他社製のメモリをしている場合は、HP 純正メモリに交 換してみます 4.
プロセッサに関するトラブルの解決方法 プロセッサに関連するトラブルが発生した場合の一般的な原因と解決方法を、以下の表にまとめま す。 表 2-14 プロセッサに関するトラブルの解決方法 十分なパフォーマンスが得られない 原因 解決方法 プロセッサが高温に達している 1. コンピュータ周辺の通気が妨げられていないことを確認 します 2. ファンが正しく取り付けられ、正常に動作していること を確認します(必要な場合にのみ動作するファンもあり ます) 3. プロセッサのヒートシンクが正しく取り付けられている ことを確認します 電源ランプが 1 秒間隔で 3 回赤色に点滅し、その後 2 秒間休止する JAWW 原因 解決方法 プロセッサが取り付けられていない、または正しく取り付け られていない 1. プロセッサが取り付けられていることを確認します 2.
CD および DVD に関するトラブルの解決方法 CD および DVD ドライブにトラブルが生じたときには、以下の解決方法を参照してください。 表 2-15 CD および DVD に関するトラブルの解決方法 コンピュータが CD または DVD ドライブから起動しない 原因 コンピュータ セットアップ(F10)ユーティリティで無効に した SATA ポートにデバイスが接続されている コンピュータ セットアップ(F10)ユーティリティでリムー バブル メディアからの起動が無効に設定されている コンピュータ セットアップ(F10)ユーティリティでネット ワーク サーバ モードが有効に設定されている 解決方法 コンピュータ セットアップ(F10)ユーティリティを実行 し、[ストレージ](Storage)→[ストレージ オプション] (Storage Options)の順に選択して、デバイスの SATA ポー トが有効になっていることを確認します コンピュータ セットアップ(F10)ユーティリティを実行 し、[ストレージ]→[ストレージ オプション]の順に選択し て、リムーバブル メディアからの起動を有効に設定
表 2-15 CD および DVD に関するトラブルの解決方法 (続き) CD または DVD ドライブが検出されない、またはドライバがロードされない 原因 ドライブを正しく接続していない 解決方法 『ハードウェア リファレンス ガイド』および別途購入した場 合は CD または DVD ドライブに付属のマニュアルも参照して ください DVD ドライブで映像が再生されない 原因 解決方法 映像がお使いの地域の規格外の可能性がある DVD ドライブに付属のマニュアルを参照してください デコーダ ソフトウェアがインストールされていない デコーダ ソフトウェアをインストールします メディアが破損している メディアを交換します 映像がパレンタルロック(視聴年齢制限)の制限対象になっ ている DVD ソフトウェアを使用して、パレンタルロックを解除しま す メディアが裏返しに挿入されている メディアを正しく挿入しなおします メディアを取り出せない(トレイ式のドライブ) 原因 解決方法 メディアがドライブに正しく挿入されなかった コンピュータの電源を切り、細い金属製の棒を非常用取り出 しホー
表 2-15 CD および DVD に関するトラブルの解決方法 (続き) オーディオ CD の録音やコピーが困難または不可能である 原因 解決方法 メディアの種類が間違っているか低品質である 1. 低速で録音してみます 2. ドライブに対して正しいメディアを使用していることを 確認します 3.
USB メモリに関するトラブルの解決方法 USB メモリに関連するトラブルが発生した場合の一般的な原因と解決方法を、以下の表にまとめま す。 表 2-16 USB メモリに関するトラブルの解決方法 Windows XP で、USB メモリがドライブ名として認識されない 原因 解決方法 最後の物理ドライブの次にあたるドライブ名は使用できない Windows XP で USB メモリのデフォルトのドライブ名を変更 します USB メモリが認識(識別)されない 原因 コンピュータ セットアップ(F10)ユーティリティで無効に した USB ポートにデバイスが接続されている 電源の投入前に、デバイスが正しく取り付けられていない 解決方法 コンピュータ セットアップ(F10)ユーティリティを実行 し、[セキュリティ](Security)→[デバイス セキュリティ] (Device Security)の順に選択し、[すべての USB ポート] (All USB Ports)と[前面の USB ポート](Front USB Ports) でデバイスが有効に設定されていることを確認します システムに電源を投入する
コンピュータ前面に接続したデバイスに関するトラブルの解決 方法 コンピュータ前面に接続したデバイスに関連するトラブルが発生した場合の一般的な原因と解決方法 を、以下の表にまとめます。 表 2-17 コンピュータ前面に接続したデバイスに関するトラブルの解決方法 USB デバイス、ヘッドフォン、またはマイクがコンピュータに認識されない 原因 解決方法 デバイスが正しく接続されていない 1. コンピュータの電源を切ります 2. デバイスをコンピュータ前面に接続しなおしてから、コ ンピュータを再び起動します デバイスに電力が供給されていない 外部電力を必要とする USB デバイスを使用している場合は、 電源コードの一方の端がコンピュータに接続されており、も う一方の端が使用可能な電源コンセントに接続されているこ とを確認します 正しいデバイス ドライバがインストールされていない 1. 正しいデバイス ドライバをインストー ルします 2. コンピュータの再起動が必要になる場合もあります 1. 可能な場合は、ケーブルを交換します 2. コンピュータを再起動します 1.
インターネット アクセスに関するトラブルの解決方法 インターネット アクセスに関するトラブルが発生した場合は、インターネット サービス プロバイダ (ISP)に問い合わせるか、または以下の解決方法を参照してください。 表 2-18 インターネット アクセスに関するトラブルの解決方法 インターネットに接続できない 原因 解決方法 インターネット サービス プ ロバイダ(ISP)のアカウントが 正しく設定されていない インターネットの設定を確認するか、ISP に問い合わせます モデムが正しくセットアップされていない モデムを接続しなおします。クイック セットアップに関する マニュアルを参照して、正しく接続されているか確認します Web ブラウザが正しくセットアップされていない Web ブラウザがインストールされており、ISP へのセットア ップが完了しているか確認します ケーブル/DSL モデムが接続されていない ケーブル/DSL モデムを接続します。ケーブル/DSL モデムの 前面の電源ランプが点灯します ケーブル/DSL サービスが使用できない、または悪天候のため 中断している 後でイン
表 2-18 インターネット アクセスに関するトラブルの解決方法 (続き) インターネットでの Web サイトのダウンロードに時間がかかる 原因 解決方法 モデムが正しくセットアップされていない モデム速度および COM ポートが正しく選択されていること を確認します Windows XP の場合: 1. [スタート]→[コントロール パネル]の順に選択します 2. [システム]をダブルクリックします 3. [ハードウェア]タブをクリックします 4. [デバイス マネージャ]領域にある[デバイス マネージャ] ボタンをクリックします 5. [ポート(COM と LPT)]をダブルクリックします 6. モデムが使用している COM ポートを右クリックして、 [プロパティ]をクリックします 7. [デバイスの状態]領域で、モデムが正しく動作している ことを確認します 8. [デバイスの使用状況]領域で、モデムが有効に設定され ていることを確認します 9.
ソフトウェアに関するトラブルの解決方法 ソフトウェアのトラブルは多くの場合、以下のようなことが原因で発生します。 ● アプリケーションが正しくインストールまたは設定されていない ● アプリケーションを実行するための十分なメモリの空き容量がない ● アプリケーション間でリソースの競合が発生している ● 必要なデバイス ドライバがインストールされていない ● 出荷時とは異なるオペレーティング システムをインストールしている場合に、そのシステムが お使いのシステムでサポートされていない ソフトウェアに関するトラブルが発生した場合は、以下の表にある解決方法を参照してください。 表 2-19 ソフトウェアに関するトラブルの解決方法 コンピュータの起動が進まず、HP ロゴ画面が表示されない 原因 解決方法 POST エラーが発生した ビープ音とキーボードのランプを確認します。考えられる原 因については、 「付録 A POST エラー メッセージ」を参照し てください 詳しくは、リストア キットを参照するか、またはサポート窓 口にお問い合わせください HP ロゴ画面が表示された後、コンピュータの
カスタマ サポートのご利用について このガイドに記載されている方法でも問題が解決しない場合は、HP 製品販売店またはサポート窓口 にお問い合わせください。詳しくは製品に同梱されている『サービスおよびサポートを受けるには』 を参照してください。 注記 保守などのためにコンピュータ本体をお預けになる際には、セットアップ パスワード (Setup Password)や電源投入時パスワード(Power-On Password)などのパスワードを消去 しておいてください。 テクニカル サポートの電話番号については、製品に同梱されている『サービスおよびサポート を受けるには』を参照してください。日本以外の国や地域については、Documentation and Diagnostics CD に収録されている『Worldwide Telephone Numbers』を参照してください。 52 第 2 章 診断ユーティリティを使用しないトラブルシューティング JAWW
A POST エラー メッセージ この付録では、POST(電源投入時のセルフテスト)実行中またはコンピュータの起動時に表示され るエラー コード、エラーメッセージ、およびさまざまなインジケータ ランプや音声コードについて まとめます。各エラーについて、考えられる原因や対処方法も示します。 POST メッセージが無効になっていると、POST 実行中のシステム メッセージ(メモリ カウント、 エラーではないテキスト メッセージなど)が画面に表示されません。POST エラーが発生した場合は エラー メッセージが表示されます。POST 実行中に POST メッセージを無効から有効に手動で切り 替えるには、F10 キーおよび F12 キー以外のキーを押してください。デフォルトでは POST メッセー ジが無効に設定されています。 オペレーティング システムのロードにかかる時間と、テストされるシステムの範囲は、選択する POST モードによって異なります。 クイック ブート(Quick Boot)を設定すると短時間で起動することができますが、すべてのシステ ム レベルのテストを実行するわけではなく、メモリ テストなど
POST 時の数値コードおよびテキスト メッセージ ここでは、数値コードが関連付けられている POST エラーについて説明します。また、POST の実行 中に表示されるテキスト メッセージについても説明します。 注記 POST テキスト メッセージが表示されると、ビープ音が 1 回鳴ります。 表 A-1 数値コードおよびテキスト メッセージ コントロールパネルのメッセージ 説明 101-Option ROM Checksum Error システム ROM または拡張ボードのオプショ 1. ン ROM のチェックサム 2. 103-System Board Failure 54 DMA またはタイマの障害 付録 A POST エラー メッセージ 推奨操作 ROM が正しいかどうか確認します 必要に応じて ROM をフラッシュします 3. 最近拡張ボードを追加した場合は、そ の拡張ボードを取り外してみて問題が 解決するかどうか確認します 4. CMOS メモリをクリアします (「付録 B パスワードのセキュリティおよび CMOS の再設定」を参照) 5.
表 A-1 数値コードおよびテキスト メッセージ (続き) コントロールパネルのメッセージ 説明 推奨操作 110-Out of Memory Space for Option ROMs 取り付けた PCI 拡張カードに含まれるオプ 1. ション ROM が、POST 実行時にダウンロー ドするには大きすぎる PCI 拡張カードを取り付けている場合 は取り外してみて、トラブルが解決す るか確認します 2. コンピュータ セットアップ(F10)ユ ーティリティで[カスタム] (Advanced)→[デバイス オプション] (Device Options)の順に選択し、[NIC PXE オプション ROM のダウンロード] (NIC PXE Option ROM Download)を [無効](Disable)に設定します。これ により、内蔵 NIC の PXE オプション ROM が POST 実行時にダウンロードさ れなくなるため、拡張カードのオプシ ョン ROM 用のメモリを確保できます。 内蔵 PXE オプション ROM は、NIC か ら PXE サーバに接続するために使用し ます 3.
表 A-1 数値コードおよびテキスト メッセージ (続き) コントロールパネルのメッセージ 説明 推奨操作 3. 他社製のメモリを追加している場合 は、HP 製のメモリだけを使ってテスト します 4. 正しいメモリ モジュールが装着されて いることを確認します 1. コンピュータ セットアップ(F10)ユ ーティリティまたは Windows のユーテ ィリティを実行します 2. メモリ モジュールが正しく装着されて いることを確認します 3. 正しいメモリ モジュールが装着されて いることを確認します 4. 故障したメモリ モジュールを取り外し て交換します 5. 必要であれば、システム ボードを交換 します(修理受付窓口へご連絡くださ い) エラー メッセージに示されたメモリ ソケッ トに装着されているメモリ モジュールに重 要な SPD 情報が設定されていない。または メモリ モジュールがチップセットに対応し ていない 1. 正しいメモリ モジュールが装着されて いることを確認します 2. 別のメモリ ソケットを使用してみます 3.
表 A-1 数値コードおよびテキスト メッセージ (続き) コントロールパネルのメッセージ 説明 推奨操作 304-Keyboard or System Unit Error キーボードの障害 1. コンピュータの電源を切り、キーボー ドを接続しなおします 2. 何かに押されたままになっているキー がないことを確認します 3. 必要であれば、キーボードを交換しま す 4. 上記の手順でも問題が解決されない場 合はシステム ボードを交換します(修 理受付窓口へご連絡ください) 1. すべてのパラレル ポート拡張カードを 取り外します 2. CMOS メモリをクリアします (「付録 B パスワードのセキュリティおよび CMOS の再設定」を参照) 3.
表 A-1 数値コードおよびテキスト メッセージ (続き) コントロールパネルのメッセージ 説明 推奨操作 514-CPU or Chassis Fan not Detected CPU ファンまたはシャーシ ファンが接続さ れていないか、障害がある 1. CPU ファンまたはシャーシ ファンを接 続しなおします 2. ファン ケーブルを接続しなおします 3. 必要であれば、CPU ファンまたはシャ ーシ ファンを交換します 1. コンピュータ セットアップ(F10)ユ ーティリティを実行します 2. ケーブルの接続を確認し、必要であれ ば交換します 3. CMOS メモリをクリアします (「付録 B パスワードのセキュリティおよび CMOS の再設定」を参照) 4. 必要であれば、ディスケット ドライブ を交換します 5. 上記の手順でも問題が解決されない場 合はシステム ボードを交換します(修 理受付窓口へご連絡ください) 1. コンピュータ セットアップ(F10)ユ ーティリティを実行します。 2.
表 A-1 数値コードおよびテキスト メッセージ (続き) コントロールパネルのメッセージ 説明 推奨操作 1151-Serial Port A Address Conflict Detected 外部ポートと内部ポートが共に COM1 ポー トに割り当てられている 1152-Serial Port B Address Conflict Detected 外部ポートと内部ポートが共に COM2 ポー トに割り当てられている 1155-Serial Port Address Conflict Detected 外部ポートと内部ポートが同じ IRQ に割り 当てられている 1. シリアル ポートの拡張カードを取り外 します 2. CMOS メモリをクリアします (「付録 B パスワードのセキュリティおよび CMOS の再設定」を参照) 3. カードを再設定するか、コンピュータ セットアップ(F10)ユーティリティま たは Windows のユーティリティを実行 します 1. シリアル ポートの拡張カードを取り外 します 2.
表 A-1 数値コードおよびテキスト メッセージ (続き) コントロールパネルのメッセージ 説明 推奨操作 1720-SMART Hard Drive Detects Imminent Failure ハードディスク ドライブの障害 (一部のハ ードディスク ドライブには、間違ったエラ ー メッセージを修正する、ハードディスク ドライブ ファームウェアのパッチがありま す) 1. エラー メッセージが正しいか確認しま す。コンピュータ セットアップ(F10) ユーティリティを実行し、[ストレー ジ](Storage)→[DPS セルフテスト] (DPS Self-test)の順に選択してドライ ブ保護システム(DPS)テストを実行 します 2. 必要であれば、ハードディスク ドライ ブ ファームウェアのパッチを利用しま す (http://www.hp.com/support/から入 手できます) 3.
表 A-1 数値コードおよびテキスト メッセージ (続き) コントロールパネルのメッセージ 説明 推奨操作 元の構成に復元してから、コンピュー タを再起動します 2201-MEBx Module did not checksum correctly 2202-PMM Deallocation Error during MEBx cleanup 2203-Setup error during MEBx execution 2204-Inventory error during MEBx execution Management Engine(ME)BIOS 拡張オプ ション ROM での POST 実行中のメモリ エ ラー Management Engine(ME)BIOS 拡張オプ ション ROM での POST 実行中のメモリ エ ラー 4. 上記の手順でも問題が解決されない場 合はシステム ボードを交換します(修 理受付窓口へご連絡ください) 1. コンピュータを再起動します 2.
表 A-1 数値コードおよびテキスト メッセージ (続き) コントロールパネルのメッセージ 説明 2205-Interface error during MEBx execution ME との通信中に MEBx を操作すると、ハー 1. ドウェア エラーが発生する 2. Invalid Electronic Serial Number Network Server Mode Active and No Keyboard Attached シリアル番号が不正 ネットワーク サーバ モードが有効なときの キーボードの障害 推奨操作 コンピュータを再起動します エラーが解決しない場合は、最新の BIOS バージョンに更新します 3. 上記の手順でも問題が解決されない場 合はシステム ボードを交換します(修 理受付窓口へご連絡ください) 1. コンピュータ セットアップ(F10)ユ ーティリティを実行します。ユーティ リティのフィールドにデータがある場 合、またはシリアル番号が入力できな い場合は、SP5572.EXE (SNZERO.EXE)を http://www.hp.
POST 時のフロント パネルのランプおよびビープ音の診断 ここでは、フロント パネルのランプおよび POST(Power-On Self Test)実行前または POST 実行中 に発生するビープ音について説明します。ビープ音には、エラー コードやテキスト メッセージが関 連付けられていないものもあります。 警告! コンピュータが電源コンセントに接続されていると、電源が入っていなくてもシステ ム ボードには常に電気が流れています。感電や火傷の危険がありますので、電源コードが電源 コンセントから抜き取ってあること、および本体内部の温度が下がっていることを確認してく ださい。 DIMM ソケット間のランプを確認します。ランプが点灯している場合は、まだシステムに電源 が入っています。作業を進める前にコンピュータの電源を切り、電源コードを取り外します。 注記 PS/2 キーボードのランプが点滅している場合は、コンピュータのフロント パネルのラ ンプが点滅しているか確認し、フロント パネルのランプの動作を基に以下の解決方法を参照し てください。 以下の表の解決方法は、実行する順に示されています。 一部のランプやビープ
表 A-2 キーボードやフロント パネルのランプおよびビープ音の診断 (続き) 動作 ビープ音 電源ランプが 1 秒間隔で 4 回 4 赤色に点滅した後に、2 秒間休 止する。一連のビープ音は 5 回繰り返された後停止するが、 電源ランプは問題が解決するま で点滅し続ける 電源ランプが 1 秒間隔で 5 回 5 赤色に点滅した後に、2 秒間休 止する。一連のビープ音は 5 回繰り返された後停止するが、 電源ランプは問題が解決するま で点滅し続ける 電源ランプが 1 秒間隔で 6 回 6 赤色に点滅した後に、2 秒間休 止する。一連のビープ音は 5 回繰り返された後停止するが、 電源ランプは問題が解決するま で点滅し続ける 考えられる原因 対処方法 電源の障害が発生した(電 1. 源装置の過負荷) カバーを開けて、4 線または 6 線の電源ケー ブルがシステム ボードのコネクタに接続さ れているか確認します 2.
表 A-2 キーボードやフロント パネルのランプおよびビープ音の診断 (続き) 動作 ビープ音 電源ランプが 1 秒間隔で 8 回 8 赤色に点滅した後に、2 秒間休 止する。一連のビープ音は 5 回繰り返された後停止するが、 電源ランプは問題が解決するま で点滅し続ける 電源ランプが 1 秒間隔で 9 回 9 赤色に点滅した後に、2 秒間休 止する。一連のビープ音は 5 回繰り返された後停止するが、 電源ランプは問題が解決するま で点滅し続ける 電源ランプが 1 秒間隔で 10 回 10 赤色に点滅した後に、2 秒間休 止する。一連のビープ音は 5 回繰り返された後停止するが、 電源ランプは問題が解決するま で点滅し続ける システムの電源が入らず、ラン 不具合では プが点滅していない ありません 考えられる原因 対処方法 チェックサムの不良による ROM の障害 1.
表 A-2 キーボードやフロント パネルのランプおよびビープ音の診断 (続き) 動作 66 ビープ音 付録 A POST エラー メッセージ 考えられる原因 対処方法 3. 電力ケーブルが両方ともシステム ボードに 正しく接続されていることを確認します 4. システム ボードの 5 V aux ランプが点灯し ているか確認します。点灯している場合 は、電源ボタン ハーネスを交換します。問 題が解決しない場合は、システム ボードを 交換します(修理受付窓口へご連絡くださ い) 5.
B パスワードのセキュリティおよび CMOS の再設定 お使いのコンピュータには、パスワードのセキュリティ機能が搭載されています。 パスワードの設定は[コンピュータ セットアップ ユーティリティ](Computer Setup Utilities)メニュ ーから行います。[コンピュータ セットアップ ユーティリティ]メニューで設定できるセキュリティ用 のパスワードには、セットアップ パスワード(Setup Password)と電源投入時パスワード(PowerOn Password)の 2 つがあります。セットアップ パスワードだけを設定した場合、コンピュータ セ ットアップ(F10)ユーティリティで設定した情報以外のすべての情報に、他のユーザがアクセスす ることができます。電源投入時パスワードだけを設定した場合、コンピュータ セットアップ(F10) ユーティリティによる設定情報のほか、コンピュータ上のすべての情報にアクセスするときに、電源 投入時パスワードの入力が必要となります。セットアップ パスワードと電源投入時パスワードの両方 を設定した場合、セットアップ パスワードの入力によってのみコンピュータ セ
パスワード ジャンパの再設定 電源投入時パスワードまたはセットアップ パスワードの有効/無効の設定および消去を行うには、以 下の手順で操作します。 1. 適切な手順でオペレーティング システムを終了してから、コンピュータ本体と外部装置の電源 を切り、電源コンセントから電源コードを抜き取ります。 2.
CMOS の消去とリセット コンピュータのコンフィギュレーション メモリ(CMOS)には、コンピュータの構成に関する情報が 保存されています。 コンピュータ セットアップ(F10)ユーティリティを使用した CMOS の リセット コンピュータ セットアップ(F10)ユーティリティを使って CMOS をリセットすると、電源投入時 パスワードとセットアップ パスワードが消去されます。コンピュータ セットアップ(F10)ユーティ リティを使用して CMOS をリセットするには、まず、[コンピュータ セットアップ ユーティリティ] (Computer Setup Utilities)メニューを開きます。 [F10=Setup]メッセージが画面の右下に表示されたら、F10 キーを押します。必要であれば、Enter キ ーを押すと、タイトル画面をスキップできます。 注記 画面右下に[F10=Setup]と表示されている間に F10 キーを押せなかったときは、コンピ ュータを再起動して操作をやりなおしてください。 [コンピュータ セットアップ ユーティリティ]のメイン画面から 5 つのメニュー ([ファイル](File)
CMOS ボタンの使用 CMOS ボタンを使うと CMOS はリセットされますが、電源投入時パスワードとセットアップ パスワ ードは消去されません。 1. コンピュータ本体および外部装置の電源を切り、電源コンセントから電源コードを取り外しま す。 2. コンピュータ本体からキーボードやモニタなどの外部装置を取り外します。 警告! 感電や火傷の危険がありますので、電源コードが電源コンセントから抜き取って あること、および本体内部の温度が下がっていることを確認してください。 注意 本体を電源コンセントに接続したままにすると、本体の電源を切っていてもシステ ム ボードに電流が流れています。電源コードを抜き取っておかないと、システムが損傷 することがあります。 静電気の放電により、コンピュータやオプションの電子部品が破損することがあります。 以下の手順を始める前に、アースされた金属面に触れるなどして、身体にたまった静電気 を放電してください。詳しくは、Documentation and Diagnostics CD に収録されている 『規定および安全に関するご注意』を参照してください。 3.
4. CMOS ボタンを 5 秒間押し続けます。 注記 電源コンセントから電源コードが抜かれていることを確認してください。電源コー ドが接続されていると、CMOS ボタンを押しても CMOS がリセットされません。 図 B-1 CMOS ボタン 注記 CMOS ボタンなどのシステム ボード部品の位置は製品によって異なります。 5. コンピュータ本体のカバーまたはアクセス パネルを取り付けます。 6. 外部装置を接続します。 7.
72 付録 B パスワードのセキュリティおよび CMOS の再設定 JAWW
C ドライブ保護システム(DPS) ドライブ保護システム(DPS)は、一部のモデルに搭載されたハードディスク ドライブに組み込まれ ている診断ツールです。DPS を使用して、保証規定が適用されない、ハードディスク ドライブの交 換に至るような問題を診断します。 コンピュータの組み立て時に各ハードディスク ドライブに対して DPS テストが実行され、主要な情 報がハードディスク ドライブに書き込まれます。この情報は半永久的に記録されます。DPS が実行 されるたびに、テストの結果がハードディスク ドライブに書き込まれます。サポート窓口では、この 情報をもとに、DPS ソフトウェアを実行する原因となった状況を特定できます。 DPS を実行しても、ハードディスク ドライブに保存されているプログラムやデータには影響を与え ません。DPS はハードディスク ドライブのファームウェアに含まれているので、オペレーティング システムが起動できない場合でも診断が可能です。テストに要する時間は、ハードディスク ドライブ のメーカーや容量によって異なりますが、ほとんどの場合 1 ギガバイト当たり約 2 分かかります。 ハードデ
コンピュータ セットアップ(F10)ユーティリティからの DPS へのアクセス コンピュータが正常に起動できなかった場合、コンピュータ セットアップ(F10)ユーティリティを 使用して DPS プログラムにアクセスします。DPS にアクセスするには、次の手順で操作します。 1. コンピュータの電源を入れるか再起動します。 2. 画面の右下に[F10=Setup]と表示されたら、F10 キーを押します。 注記 画面右下に[F10=Setup]と表示されている間に F10 キーを押せなかったときは、コ ンピュータを再起動して操作をやりなおしてください。 [コンピュータ セットアップ ユーティリティ]メニューから、5 つのボタン([ファイル]、[ストレ ージ]、[セキュリティ]、[電源]、[カスタム])が選択できます。 3.
索引 B Backup and Recovery Manager 6 C CD および DVD に関するトラブ ル 44 CMOS 消去とリセット 69 バックアップ 67 I Insight Diagnostics 1 P POST エラー メッセージ 53 U USB メモリに関するトラブル 47 W Wake-on-LAN 機能 38 あ アクセス パネル、ロック 12 音声コード 63 か 快適に使用していただくために 7 カスタマ サポート 7, 52 き キーボードに関するトラブル 33 起動オプション クイック ブート 53 フル ブート 53 起動に関するトラブル 46 さ 再設定 CMOS 67 パスワード ジャンパ 67 し 診断ユーティリティ 1 せ セットアップ パスワード 67 い 一般的なトラブル 11 インターネット アクセスに関する トラブル 49 そ ソフトウェア トラブル 51 バックアップ 5 復元 6 え エラー コード 53, 63 メッセージ 54 エラーの数字コード 54 て ディスケット ドライブに関するト ラブル 17 電源投入時パスワード
プロセッサに関するトラブル 43 フロント パネルに関するトラブ ル 48 ま マウスに関するトラブル 33 め メディア カード リーダーに関する トラブル 23 メモリに関するトラブル 41 も モニタに関するトラブル 25 問題解決のヒント 9 ら ランプの点滅 63 ランプ PS/2 キーボード 63 電源ランプの点滅 63 り リカバリ ディスク セット 6 76 索引 JAWW