ハードウェア リファレンス ガイド: dc7700 US HP Compaq Business PC
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このガイドについて このガイドでは、このコンピュータの機能およびハードウェアのアップグレードについて説明しま す。 警告! その指示に従わないと、人体への傷害や生命の危険を引き起こすおそれがあるという 警告事項を表します。 注意 その指示に従わないと、装置の損傷やデータの損失を引き起こすおそれがあるという注 意事項を表します。 注記 重要な補足情報です。 JAWW iii
iv このガイドについて JAWW
目次 1 コンピュータの機能 標準構成の機能 .................................................................................................................................... 1 フロント パネルの各部 ....................................................................................................................... 2 リア パネルの各部 ............................................................................................................................... 3 キーボード .........................................................................
静電気による損傷の防止 .................................................................................................................... 39 アースの方法 ...................................................................................................................................... 39 付録 E コンピュータ操作のガイドラインおよび 手入れと運搬時の注意 コンピュータ操作のガイドラインおよび手入れに関する注意手入れ ............................................... 41 オプティカル ドライブの使用上の注意 .............................................................................................
1 コンピュータの機能 標準構成の機能 HP Compaq dc7700 US の機能は、モデルにより異なる場合があります。お使いのコンピュータに取 り付けられているハードウェアおよびインストールされているソフトウェアの一覧を表示するには、 診断用ユーティリティを実行します(一部のコンピュータ モデルにのみ付属しています)。ユーティ リティの使用手順については、Documentation and Diagnostics CD(ドキュメンテーションおよび診 断ユーティリティ CD)に収録されている『トラブルシューティング ガイド』を参照してください。 図 1-1 dc7700 US の構成 JAWW 標準構成の機能 1
フロント パネルの各部 ドライブの構成はモデルによって異なります。 表 1-1 フロント パネルの各部 1 オプティカル ドライブ 5 システム電源ランプ 2 マイク コネクタ 6 ハードディスク ドライブ ランプ 3 ヘッドフォン コネクタ 7 電源ボタン 4 USB(Universal Serial Bus)ポート 注記 オプティカル ドライブは、CD-ROM、CD-R/RW、DVD-ROM、DVD+R/RW、または CD-RW/DVD コンボ ド ライブを指します。 2 第 1 章 コンピュータの機能 JAWW
リア パネルの各部 表 1-2 リア パネルの各部 1 電源コード コネクタ 7 パラレル コネクタ 2 PS/2 マウス コネクタ (緑色) 8 モニタ コネクタ(青色) 3 PS/2 キーボード コネクタ (紫色) 9 ラインアウト コネクタ、 電源供給機能付き オーディオ機器用(緑色) 4 USB(Universal Serial Bus)(×6) 10 ラインイン オーディオ コネクタ (青色) 5 シリアル コネクタ 11 デジタル ビデオ インタフェース(DVI-D)モ ニタ コネクタ(オプション) 6 RJ-45 ネットワーク コネクタ 注記 装備されているコネクタの種類や数は、モデルにより異なる場合があります。 お使いのコンピュータに PCI Express グラフィックス カードが取り付けられている場合、システム ボード上のモニ タ コネクタは使用できません。 PCI グラフィックス カードが取り付けられている場合、カードのコネクタおよびシステム ボードのコネクタを同時 に使用することができます。両方のコネクタを使用するには、一部の設定をコンピ
キーボード 表 1-3 キーボードの各部(日本語キーボードのキー配列は若干異なります) 1 4 1 ファンクション キー この機能は、お使いのアプリケーション ソフトウェアによって異なります 2 編集キー ここには、[Insert]、[Home]、[Page Up]、[Delete]、[End]および[Page Down]の各キーがあります 3 ステータス ランプ コンピュータおよびキーボード設定のステータスを示します(Num Lock、 Caps Lock、および Scroll Lock) 4 数字キー 電卓のテンキーのように使用できます 5 矢印キー 文書ファイルやワークシート、または Web サイト内を移動するときに使用 します。マウスを使わずにキーボードのキーを押すことによって、画面内で 上下左右に移動できます 6 [Ctrl]キー 別のキーと組み合わせて使用します。機能は、使用しているアプリケーショ ン ソフトウェアによって異なります 7 アプリケーション キー 1 マウスの右ボタンと同様に Microsoft Office アプリケーション内でポップ
Windows ロゴ キーの使用 Windows ロゴ キーを他のキーと組み合わせて、Windows オペレーティング システムで利用できるさ まざまな機能を実行することができます。Windows ロゴ キーの位置については、「キーボード」を参 照してください。 JAWW Windows ロゴ キー Windows の[スタート]メニューを表示または非表示にします Windows ロゴ キー+[D] デスクトップを表示します Windows ロゴ キー+[M] 開いているすべてのアプリケーションを最小化します [Shift]+ Windows ロゴ キー+[M] 最小化したすべてのアプリケーションを元に戻します Windows ロゴ キー+[E] エクスプローラの[マイ コンピュータ]を起動します Windows ロゴ キー+[F] ファイルやフォルダの検索を起動します Windows ロゴ キー+[Ctrl]+[F] 他のコンピュータの検索を起動します Windows ロゴ キー+[F1] Windows のヘルプ画面を表示します Windows ロゴ キー+[L] ネ
シリアル番号の記載位置 各コンピュータには、固有のシリアル番号および製品識別番号が貼付されています。これらの番号の 記載位置については、下の図を参照してください。HP のサポート窓口へのお問い合わせの際には、 これらの番号をお手元に用意しておいてください。 図 1-2 シリアル番号および製品識別番号の記載位置 横置きから縦置きへの変更 6 1. スマート カバー センサ機能が搭載されたモデルでセンサが有効になっている場合は、コンピュ ータを再起動し、コンピュータ セットアップ(F10)ユーティリティを使用して無効にします。 2. オプティカル ディスクなどのリムーバブル メディアを取り外します。 3.
4. ファンが下側、拡張スロットが上側になるようにコンピュータを縦置きに回転させます。 5. 縦置き用スタンドの前面のフックがコンピュータ底面の通気孔にはまるように、コンピュータを スタンドの上に下ろし、フックがかみ合うまでコンピュータを後方にスライドさせます(1)。 6. ネジを締めて(2)、コンピュータをスタンドに固定します。これによりコンピュータが安定し、 内部の部品に十分に空気を通すことができます。 7. 外付け装置を取り付け、電源コードをコンセントに差し込んで、コンピュータの電源を入れま す。 8.
8 第 1 章 コンピュータの機能 JAWW
2 ハードウェアのアップグレード 保守機能 このコンピュータには、アップグレードおよび保守を容易にする機能が組み込まれています。この章 で説明する取り付け手順のほとんどでは、道具を使う必要がありません。 警告および注意 アップグレードを行う前に、このガイドに記載されている、該当する手順、注意、および警告を必ず よくお読みください。 警告! 感電、火傷、火災などによる怪我または装置の損傷の危険がありますので、次の点に 注意してください。 電源コードを電源コンセントから抜き、本体内部の温度が十分に下がっていることを確認して から、次の手順に進んでください。 電話回線のモジュラ ジャックを本体のリア パネルのネットワーク コネクタ(NIC)に接続し ないでください。 必ず電源コードのアース端子を使用して接地してください。アース端子は重要な安全機能で す。 電源コードは、製品の近くの手が届きやすい場所にあるアースされた電源コンセントに差し込 んでください。 操作する人の健康を損なわないようにするため、『快適に使用していただくために』をお読み ください。正しい作業環境の整え方や、作業をする際の姿勢、および健康上/
コンピュータのアクセス パネルの取り外し システム メモリ、拡張スロット アセンブリ、およびその他の内部部品にアクセスするには、アクセ ス パネルを以下の手順で取り外す必要があります。 1. コンピュータが開かれないよう保護しているセキュリティ デバイスをすべて取り外します。 2. ディスケットや CD などのすべてのリムーバブル メディアをコンピュータから取り出します。 3. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンし、コンピュータと外付けデバイス の電源をすべて切ります。 4. 電源コードを電源コンセントから抜き、すべての外付けデバイスとの接続を外します。 注意 システムが電源コンセントに接続されている場合、電源が入っているかどうかに関 係なく、システム ボードには常に電気が流れています。コンピュータの内部部品の損傷 を防ぐため、必ず電源コードを抜いてください。 5. コンピュータをスタンドに取り付けてある場合は、スタンドからコンピュータを取り外してから 置きます。 6.
フロント パネル アセンブリの取り外し 内蔵ハードディスク ドライブにアクセスするには、フロント パネル アセンブリを以下の手順で取り 外す必要があります。 1. コンピュータが開かれないよう保護しているセキュリティ デバイスをすべて取り外します。 2. ディスケットや CD などのすべてのリムーバブル メディアをコンピュータから取り出します。 3. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンし、コンピュータと外付けデバイス の電源をすべて切ります。 4. 電源コードを電源コンセントから抜き、すべての外付けデバイスとの接続を外します。 注意 システムが電源コンセントに接続されている場合、電源が入っているかどうかに関 係なく、システム ボードには常に電気が流れています。コンピュータの内部部品の損傷 を防ぐため、必ず電源コードを抜いてください。 5. コンピュータをスタンドに取り付けてある場合は、スタンドからコンピュータを取り外してから 置きます。 6.
8. オプティカル ドライブ ケーブルをオプティカル ドライブの背面から抜き取ります。 注記 ケーブルを取り外すときは、ケーブルではなくコネクタを引っ張ります。これによ り、ケーブルの損傷を防げます。 図 2-3 オプティカル ドライブ ケーブルの取り外し 9.
10. リリース タブを再度持ち上げ(1)、フロント パネル アセンブリをシャーシから引き出します (2) 。 図 2-5 フロント パネルの取り外し フロント パネル アセンブリを取り外すには、以下の手順で操作します。 1. フロント パネル アセンブリとシャーシの前面の位置を合わせてから、アセンブリをスライドさ せます。シャーシから約 1.
2. ファン ケーブルおよびスピーカ ケーブルをシステム ボードに接続します。 図 2-7 ファン ケーブルおよびスピーカ ケーブルの接続 3. オプティカル ドライブ ケーブルをオプティカル ドライブの背面に接続します。 図 2-8 オプティカル ドライブ ケーブルの接続 14 4. フロント パネル アセンブリを動かなくなるまでシャーシの方向にスライドさせます。 5. アクセス パネルを取り付けなおします。 6.
電源供給装置の回転 システム バッテリやシステム ボード上のさまざまなコネクタにアクセスするには、電源供給装置を 上方向に回転させる必要があります。 1. コンピュータが開かれないよう保護しているセキュリティ デバイスをすべて取り外します。 2. ディスケットや CD などのすべてのリムーバブル メディアをコンピュータから取り出します。 3. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンし、コンピュータと外付けデバイス の電源をすべて切ります。 4. 電源コードを電源コンセントから抜き、すべての外付けデバイスとの接続を外します。 注意 システムが電源コンセントに接続されている場合、電源が入っているかどうかに関 係なく、システム ボードには常に電気が流れています。コンピュータの内部部品の損傷 を防ぐため、必ず電源コードを抜いてください。 5. コンピュータをスタンドに取り付けてある場合は、スタンドからコンピュータを取り外してから 置きます。 6.
メモリの増設 お使いのコンピュータは、ダブル データ レート 2 シンクロナス DRAM(DDR2-SDRAM)デュアル インライン メモリ モジュール(DIMM)を装備しています。 DIMM システム ボード上にあるメモリ ソケットには、業界標準の DIMM を 3 つまで取り付けることができ ます。これらのメモリ ソケットには、少なくとも 1 つの DIMM が標準装備されています。最大容量 のメモリ構成にするために、高性能デュアル チャネル モードでコンフィギュレーションされたメモ リを 3 GB まで増設できます。 DDR2-SDRAM DIMM システムを正常に動作させるためには、必ず以下の条件を満たす DIMM を使用してください。 ● 業界標準の 240 ピン ● アンバッファード PC2-5300 667 MHz 準拠、または PC2-6400 800 MHz 準拠 ● 1.8 ボルト DDR2-SDRAM DIMM DDR2-SDRAM DIMM は、以下の条件も満たしている必要があります。 ● DDR2/667 MHz の場合は CAS レイテンシ 4.0(CL = 4.
DIMM ソケットへの取り付け システム ボードには 3 つの DIMM ソケットがあり、2 つのソケットがメモリ チャネル A に、1 つの ソケットがメモリ チャネル B にあります。ソケットには XMM1、XMM2、および XMM3 の番号が付 けられています。XMM1 および XMM2 ソケットはメモリ チャネル A で動作し、XMM3 ソケットはメ モリ チャネル B で動作します。 図 2-10 DIMM ソケットの位置 番号 説明 ソケットの色 1 DIMM ソケット XMM1、チャネル A 黒 2 DIMM ソケット XMM2、チャネル A 白 3 DIMM ソケット XMM3、チャネル B 白 取り付けられている DIMM に応じて、システムは自動的にシングル チャネル モード、デュアル チャ ネル モード、またはフレックス モードで動作します。 JAWW ● 1 つのチャネルの DIMM ソケットにのみ DIMM が取り付けられている場合、システムはシング ル チャネル モードで動作します。 ● チャネル A の DIMM の合計メモリ容量とチャネル B
に構成すると、2 GB がデュアル チャネルとして使用され、512 MB がシングル チャネルとして 使用されます。 ● どのモードでも、最高動作速度はシステム内で最も動作の遅い DIMM によって決定されます。 DIMM の取り付け 注意 メモリ モジュールの取り付けまたは取り外しを行う前に、電源コードを抜いておく必要 があります。コンピュータが電源コンセントに接続されている場合、電源が入っているかどう かに関係なく、メモリ モジュールには常に電気が流れています。電気が流れている状態でメモ リ モジュールの着脱を行うと、メモリ モジュールまたはシステム ボードが完全に破損するお それがあります。 お使いのメモリ モジュール ソケットの接点には、金メッキが施されています。メモリをアッ プグレードする際に、接点の金属が異なるときに生じる酸化や腐食を防ぐため、メモリモジュ ールは金メッキのものを使用してください。 静電気の放電により、コンピュータやオプション カードの電子部品が破損することがありま す。以下の手順を始める前に、アースされた金属面に触れるなどして、身体にたまった静電気 を放電してください。詳しく
8. メモリ モジュール ソケットの両方のラッチを開き(1)、メモリ モジュールをソケットに差し込 みます(2)。 図 2-11 DIMM の取り付け 注記 メモリ モジュールは、一方向にのみ取り付け可能です。メモリ モジュールのノッ チ(切り込み)をソケットのタブに合わせます。 DIMM は、XMM1 ソケットに取り付ける必要があります。 最適なパフォーマンスが得られるようにするには、チャネル A のメモリ容量とチャネル B の合計メモリ容量が同じになるように、メモリをソケットに取り付ける必要があります。 詳しくは、「DIMM ソケットへの取り付け」を参照してください。 9. モジュールをソケットに押し入れ、完全に挿入されて正しい位置に固定されていることを確認し ます。ラッチが閉じていること(3)を確認します。 10. 取り付けるすべてのモジュールに対して、手順 8 および手順 9 を繰り返します。 11. アクセス パネルを取り付けなおします。 12. コンピュータをスタンドに取り付けてあった場合は、スタンドを再び取り付けます。 13.
拡張カード ブラケットの交換 お使いのコンピュータでは、フル ハイトで 1/2 の長さの PCI 拡張スロット、または 1/2 ハイトで 1/2 の長さの PCI Express x16 拡張スロットがサポートされています。コンピュータは、PCI Express ブ ラケットが装備された状態で出荷されます。オプションのライザ カード付き PCI Express 拡張カー ド ブラケット アセンブリ、またはライザ カード付き PCI 拡張カード ブラケット アセンブリは、HP のサポート窓口で入手できます。 PCI カードには以下のようにさまざまな種類があります。 ● 無線 LAN カード ● IEEE 1394 カード ● モデム カード ● NIC カード ● グラフィックス カード 注記 グラフィックス カードを追加すると、デフォルトでは、システム ボードの統合グラフ ィックスが無効になります。統合グラフィックスは、コンピュータ セットアップ(F10)ユー ティリティで BIOS 設定を変更することにより再び有効にできます。 US モデルのシリアル/パラレル入出力アセンブリ(オプション)
7. 拡張カード アセンブリのハンドルを持ち上げ(1)、アセンブリをまっすぐ上に引き出して(2)、 コンピュータから取り外します。 図 2-12 PCI Express 拡張カード ブラケットの取り外し 8. アセンブリに付属の説明書に従って、オプションのライザ カード付きブラケット アセンブリに 新しい拡張カードを取り付けます。 9. 拡張カード ブラケット アセンブリのタブをコンピュータのシャーシのスロットの位置に合わ せ、アセンブリを所定の位置にしっかりと押し込みます。 10. 必要に応じて、取り付けたカードに外部ケーブルを接続します。また、必要に応じて、システ ム ボードに内部ケーブルを接続します。 11. アクセス パネルを取り付けなおします。 12. コンピュータをスタンドに取り付けてあった場合は、スタンドを再び取り付けます。 13. 電源コードを接続しなおして、コンピュータの電源を入れます。 14. コンピュータのカバーまたはアクセス パネルを取り外すときに外したセキュリティ デバイスを すべてロックします。 15.
ハードディスク ドライブのアップグレード 注記 dc7700 US はシリアル ATA(SATA)内蔵ハードディスク ドライブのみをサポートして います。パラレル ATA(PATA)内蔵ハードディスク ドライブはサポートしていません。 ハードディスク ドライブを取り外すときは、新しいハードディスク ドライブにデータを移動 できるように、必ず事前にドライブ内のデータをバックアップしておいてください。また、コ ンピュータを最初にセットアップするときに作成した Restore Plus! CD セットを使用して、オ ペレーティング システムとソフトウェア ドライバ、およびコンピュータにプリインストール されていたその他のソフトウェア アプリケーションを復元する必要があります。この CD セッ トがない場合は、ここで作成します。詳しくは、Windows のスタートメニューから『HP Backup and Recovery Manager ユーザ ガイド』を参照してください。参照しやすいようにガイドを印 刷することもできます。 3.
9. ハードディスク ドライブの右側を持ち上げ(2)、右方向にドライブを引き出します(3) 。 図 2-13 内蔵ハードディスク ドライブの取り外し 注記 ケーブルを取り外すときは、ケーブルではなくコネクタを引っ張ります。これによ り、ケーブルの損傷を防げます。 10. データ ケーブル(1)のコネクタをハードディスク ドライブのソケットから引き抜き、ケーブル をハードディスク ドライブから取り外します。 11.
12. 元のドライブの側面にあるネジを新しいドライブに取り付けます。このネジがドライブの位置を 決める役割を果たします。 注記 4 本の銀色の US 6-32 ネジ(ハードディスク ドライブの各側面にある 2 本のネ ジ)を使用すると、ドライブが適切な位置に収まります。 ネジを移動する際には、元のドライブのネジの位置に十分注意します。ネジは新しいドラ イブの同じ位置に移動する必要があります。 図 2-15 新しいハードディスク ドライブへのネジの取り付け 13. データ ケーブルと電源ケーブルを新しいハードディスク ドライブに接続します。 14. ハードディスク ドライブの左側のネジを、シャーシ上の対応するスロットに合わせます。ハー ドディスク ドライブの左側をゆっくりと下げて左方向に押してから、ドライブの右側を回転さ せてロックします。 15. フロント パネルを取り付けなおします。詳しくは、 「フロント パネル アセンブリの取り外し」 を参照してください。 16. コンピュータのアクセス パネルを取り付けなおします。 17.
注記 SATA ハードディスク ドライブのコンフィギュレーションは必要ありません。次回 コンピュータの電源を入れたときに、ハードディスク ドライブが自動的に認識されます。 ハードディスク ドライブを交換した後に、コンピュータを最初にセットアップするとき に作成した Restore Plus! CD セットを使用して、オペレーティング システムとソフトウ ェア ドライバ、およびコンピュータにプリインストールされていたその他のソフトウェ ア アプリケーションを復元します。復元処理が完了したら、バックアップを作成してお いた個人用のファイルをコンピュータにコピーしてから、ハードディスク ドライブを元 に戻します。 JAWW ハードディスク ドライブのアップグレード 25
オプティカル ドライブの取り付け オプティカル ドライブは、CD-ROM、CD-R/RW、DVD-ROM、DVD+R/RW、または CD-RW/DVD コ ンボ ドライブを指します。 既存のオプティカル ドライブの取り外し 1. コンピュータが開かれないよう保護しているセキュリティ デバイスをすべて取り外します。 2. ディスケットや CD などのすべてのリムーバブル メディアをコンピュータから取り出します。 3. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンし、コンピュータと外付けデバイス の電源をすべて切ります。 4. 電源コードを電源コンセントから抜き、すべての外付けデバイスとの接続を外します。 注意 システムが電源コンセントに接続されている場合、電源が入っているかどうかに関 係なく、システム ボードには常に電気が流れています。コンピュータの内部部品の損傷 を防ぐため、必ず電源コードを抜いてください。 5. コンピュータをスタンドに取り付けてある場合は、スタンドからコンピュータを取り外してから 置きます。 6.
8.
新しいオプティカル ドライブの準備 新しいオプティカル ドライブを使用するには、リリース ラッチを取り付ける必要があります。 1. リリース ラッチに付いている粘着テープの裏紙をはがします。 2. リリース ラッチがオプティカル ドライブに接触しないように、ゆっくりとリリース ラッチの穴 をオプティカル ドライブの側面にあるピンに合わせます。リリース ラッチが正しい位置に取り 付けられていることを確認します。 3. オプティカル ドライブの前面にあるピン(1)をリリース ラッチの端にある穴に挿入して、強く 押し込みます。 図 2-18 リリース ラッチの位置合わせ 4.
新しいオプティカル ドライブの取り付け 1. オプティカル ドライブとフロント パネルの開口部の位置を合わせます。オプティカル ドライブ の背面が最初に挿入され、リリース ラッチがドライブの内側にあることを確認します。 図 2-19 オプティカル ドライブの位置合わせ JAWW 2. ロックされるまで、オプティカル ドライブをコンピュータ内にスライドさせます。 3. オプティカル ドライブ ケーブルをドライブの背面に取り付けます。 4. アクセス パネルを取り付けなおします。 5. コンピュータをスタンドに取り付けてあった場合は、スタンドを再び取り付けます。 6. 電源コードを接続しなおして、コンピュータの電源を入れます。 7.
30 第 2 章 ハードウェアのアップグレード JAWW
A 仕様 寸法(横置き時) 高さ 31.5 cm 12.4 インチ 幅 7.0 cm 2.8 インチ 奥行き 33.5 cm 13.2 インチ 質量(概算) 6.3 kg 13.9 ポンド 最大荷重(横置き時) 35 kg 77 ポンド 10°~ 35°C 50°~ 95°F -30°~ 60°C -22°~ 140°F (コンピュータにポート セキュリティ ブラケットが装備されている場合、奥行き は増加します) 温度範囲(標高により変化する) 動作時 非動作時 注記 動作温度は、継続的に直射日光の当たらない環境で、海抜 3,000 m まで 300 m ごとに 1.0℃下がります。最 大変化率は 10℃/時です。取り付けられたオプションの種類および数によって、上限が異なります。 相対湿度(結露せず) 動作時(28℃最高、湿球) 10 ~ 90% 非動作時(38.
定格電圧範囲 1 100 ~ 240 VAC 周波数 50/60 Hz 電源出力 200 W 定格入力電流(最大)1 4A(100 VAC の場 2A(200 VAC の場 合) 合) 放熱効率 1 32 最大 265 kcal/時 1,050 BTU/時 通常(非動作時) 86 kcal/時 341 BTU/時 このシステムは、電圧自動補正電源を採用しています。この機能により、欧州連合加盟国でこのシステムを使用する場合の CE マークの要件を満たしています。また、電圧自動補正電源により電圧選択スイッチが不要なため、スイッチは搭載され ていません。 付録 A 仕様 JAWW
B バッテリの交換 お使いのコンピュータに付属のバッテリは、リアルタイム クロックに電力を供給するためのもので す。バッテリは消耗品です。バッテリを交換するときは、コンピュータに最初に取り付けられていた バッテリと同等のバッテリを使用してください。コンピュータに付属しているバッテリは、3 V のボ タン型リチウム バッテリです。 警告! お使いのコンピュータには、二酸化マンガン リチウム バッテリが内蔵されていま す。バッテリの取り扱いを誤ると、火災や火傷などの危険があります。怪我することがないよ うに、次の点に注意してください。 バッテリを充電しないでください。 バッテリを 60℃を超える場所に放置しないでください。 バッテリを分解したり、つぶしたり、ショートさせたり、火中や水に投じたりしないでくださ い。 交換用のバッテリは、必ず HP が指定したものを使用してください。 注意 バッテリを交換する前に、コンピュータの CMOS 設定のバックアップを作成してくだ さい。バッテリが取り出されたり交換されたりするときに、CMOS 設定がクリアされます。 CMOS 設定のバックアップ作成については、Docum
注意 システムが電源コンセントに接続されている場合、電源が入っているかどうかに関 係なく、システム ボードには常に電気が流れています。コンピュータの内部部品の損傷 を防ぐため、必ず電源コードを抜いてください。 5. コンピュータをスタンドに取り付けてある場合は、スタンドからコンピュータを取り外してから 置きます。 6. コンピュータ本体のカバーまたはアクセス パネルを取り外します。 注意 コンピュータのカバーを開けた後、DIMM ソケットの間のシステム ボード上にある ランプを確認します。ランプが点灯している場合は、まだシステムに電源が入っていま す。作業を進める前にコンピュータの電源を切り、電源コードを取り外します。 7. システム ボード上のバッテリおよびバッテリ ホルダの位置を確認します。 注記 一部のモデルのコンピュータでは、バッテリを交換する時に、内部部品を取り外す 必要があります。 8. システム ボード上のバッテリ ホルダのタイプに応じて、以下の手順に従ってバッテリを交換し ます。 タイプ 1 a.
b. 新しいバッテリを装着するには、交換するバッテリを、「+」と書かれている面を上にして ホルダにスライドさせて装着します。バッテリの一方の端が留め具の下に収まるまで、もう 一方の端を押し下げます(2) 。 図 B-2 ボタン型バッテリの取り出しと装着(タイプ 2) タイプ 3 a. バッテリを固定しているクリップを後方に引いて(1)、バッテリを取り出します(2) 。 b. 新しいバッテリを挿入し、クリップを元の位置に戻します。 図 B-3 ボタン型バッテリの取り出し(タイプ 3) 注記 9. バッテリの交換後、以下の手順で操作すると交換作業は完了です。 アクセス パネルを取り付けなおします。 10. コンピュータをスタンドに取り付けてあった場合は、スタンドを再び取り付けます。 11. 電源コードを接続しなおして、コンピュータの電源を入れます。 12.
CD に収録されている『コンピュータ セットアップ(F10)ユーティリティ ガイド』を参照して ください。 13.
C セキュリティ ロック 注記 データ セキュリティ機能について詳しくは、Documentation and Diagnostics CD に収録 されている『コンピュータ セットアップ(F10)ユーティリティ ガイド』と『デスクトップ マネジメントについて』を参照してください。また、一部のモデルでは http://www.hp.
南京錠 図 C-2 コンピュータの施錠 38 付録 C セキュリティ ロック JAWW
D 静電気対策 人間の指などの導電体からの静電気の放電によって、システム ボードなど静電気に弱いデバイスが損 傷する可能性があります。このような損傷により、デバイスの耐用年数が短くなることがあります。 静電気による損傷の防止 静電気による損傷を防ぐには、以下のことを守ってください。 ● 運搬や保管の際は、静電気防止用のケースに入れ、手で直接触れることは避けます。 ● 静電気に弱い部品は、静電気防止措置のなされている作業台に置くまでは、専用のケースに入れ たままにしておきます。 ● 部品をケースから取り出す前に、まずケースごとアースされている面に置きます。 ● ピン、リード線、および回路には触れないようにします。 ● 静電気に弱い部品に触れるときには、常に自分の身体に対して適切なアースを行います。 アースの方法 アースにはいくつかの方法があります。静電気に弱い部品を取り扱うときには、以下のうち 1 つ以上 の方法でアースを行ってください。 ● すでにアースされているコンピュータのシャーシにアース バンドをつなぎます。アース バンド は柔軟な帯状のもので、アース コード内の抵抗は、1M
40 付録 D 静電気対策 JAWW
E コンピュータ操作のガイドラインおよび 手入れと運搬時の注意 コンピュータ操作のガイドラインおよび手入れに関する注意手 入れ コンピュータおよびモニタのセットアップや手入れを適切に行えるよう、以下のことを守ってくださ い。 JAWW ● 湿度の高い所や、直射日光の当たる場所、または極端に温度が高い場所や低い場所には置かない でください。 ● コンピュータは、机のようなしっかりとした水平なところに設置してください。また、通気が確 保されるよう、コンピュータの通気孔のある面とモニタの上部に、少なくとも 10.
オプティカル ドライブの使用上の注意 オプティカル ドライブの操作や手入れは、次の項目に注意して行ってください。 操作および取り扱いに関する注意 ● 操作中はドライブを動かさないでください。データ読み取り中にドライブを動かすと誤動作する ことがあります。 ● 急に温度が変化するとドライブ内に結露することがあるので気をつけてください。ドライブの電 源が入っているときに急な温度変化があったときは、1 時間以上待ってから電源を切ってくださ い。すぐに操作すると、誤動作が起きることがあります。 ● ドライブは高温多湿、直射日光が当たる場所、または機械の振動がある所には置かないでくださ い。 クリーニングの際の注意 ● フロント パネルやスイッチ類が汚れたら、水で軽く湿らせた柔らかい布で拭いてください。決 して、クリーニング液を直接スプレーしないでください。 ● アルコールやベンジンなど、揮発性の液体を使用しないでください。変色や、変質の原因となり ます。 安全にお使いいただくためのご注意 ドライブの中に異物や液体が入ってしまった場合は、直ちにコンピュータの電源を切り、電源コード を電源コンセント
索引 C CD-ROM ドライブ オプティカル ドライブ 2 D DIMM 仕様 16 ソケットの位置 17 取り付け指示 18 取り付け 16 メモリ モジュール 16 容量 16 DVD-ROM ドライブ オプティカル ドライブ 2 DVI-D モニタ コネクタ 3 P PCI Express カード、拡張カー ド 20 PCI カード、拡張カード 20 R RJ-45 コネクタ 3 U USB ポート フロント パネル リア パネル 3 2 W Windows ロゴ キー 位置 4 機能 5 あ アクセス パネル 取り外し 10 ロックとロック解除 37 アクセス パネルのロック解除 37 アプリケーション キー 4 JAWW う 運搬時の注意 42 お オーディオ コネクタ 2, 3 オプティカル ドライブ 位置 2 ガイドライン 42 クリーニング 42 ケーブル、取り外し 12, 26 使用上の注意 42 取り付け 29 取り外し 26 リリース ラッチの取り付 け 28 か ガイドライン、コンピュータ操 作 41 拡張カード PCI Express カード 20 PCI カード 2
す ステータス ランプ 4 スピーカ ケーブル、取り外し 12 せ 静電気対策、損傷の防止 39 製品識別番号の記載位置 6 セキュリティ ケーブル ロック 37 南京錠 38 た 縦置き 6 つ 通気のガイドライン 41 て データ ケーブル、ハードディスク ドライブの取り外し 23 電源供給装置の回転 15 電源 回転 15 コード コネクタ 3 動作電圧 31 ハードディスク ドライブ ケーブ ル、取り外し 23 ボタン 2 と ドライブ オプティカル ドライブの取り付 け 29 オプティカル ドライブの取り外 し 26 ハードディスク ドライブのアッ プグレード 22 ハードディスク ドライブの取り 外し 23 ハードディスク ドライブのネジ の取り付け 24 取り付けガイドライン 9 取り付け DIMM 16, 18 オプティカル ドライブ 29 拡張カード 20 セキュリティ ロック 37 バッテリ 33 メモリ モジュール 16, 18 44 索引 取り外し アクセス パネル 10 オプティカル ドライブ 26 拡張カード 20 ハードディスク ドライブ 23 バッテリ 33 フロント