HP DesignJet Z2600 Z5600 PostScript Printer-User's Guide
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[Apple RGB] は、一般的な Apple モニタの特性をエミュレートしており、さまざまな DTP アプリケ
ーションで使用されています。このカラー スペースは、Apple モニタでファイルを表示する場合、
または古い DTP ファイルを処理する場合に使用します。
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[Adobe RGB (1998)] は、RGB カラーの広い色域を再現します。このカラー スペースは、印刷物に
幅広い範囲の色が必要な場合に使用します。
内蔵 Web サーバからのカラーマネジメント
[ジョブの送信] のオプション
内蔵 Web サーバの [ジョブの送信] ページを使用してプリンタにジョブを送信するとき、以下のカラー
マネジメント オプションが使用できます。
オプションを [デフォルト] のままにした場合、ジョブに保存されている設定が使用されます。ジョブ
に何も設定されていない場合は、プリンタのフロントパネルの設定が使用されます。
すべてのジョブ
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[カラー/グレースケール]:カラーで印刷するか、グレースケールで印刷するかを選択できます。
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[デフォルト RGB ソース プロファイル]:プリンタによって認識され、選択された RGB ソース プ
ロファイルから選択できます。
PostScript ジョブまたは PDF ジョブのみ
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[デフォルト CMYK ソース プロファイル]:プリンタによって認識され、選択された CMYK ソース
プロファイルから選択できます。デフォルト:[US Coated SWOP v2]。
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[レンダリング用途]:レンダリング用途を選択できます。
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[黒点補正]:黒点補正をオンまたはオフにすることができます。
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[HP プロフェッショナル PANTONE エミュレーション]:HP プロフェッショナル PANTONE エミュレ
ーションをオンまたはオフにすることができます。
レンダリング用途
レンダリング用途とは、カラー変換を行う際に使用する設定の 1 つです。印刷するカラーの一部がプ
リンタで再現できない場合があります。レンダリング用途を使用すると、これらのいわゆる色域外の
色を処理する 4 つの方法のいずれかを選択できます。
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[彩度 (グラフィック)]:明るい、鮮やかな色を使用するプレゼンテーション用のグラフィック、
表、またはイメージに最適です。
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[知覚的 (イメージ)]:中間色が多数含まれた写真またはイメージに最適です。カラーの全体的な
見栄えは、可能な限り維持されます。
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[相対カラーメトリック (プルーフィング)]:特定の色と調和させる場合に最適です。この方法は、
主にプルーフィングに使用されます。正確にカラーを印刷できる状態では、正確なカラーが確実
に印刷されます。これ以外のオプションでは、より望ましい色の範囲が再現される場合もありま
すが、特定の色が正確に印刷されるとは限りません。また、このオプションでは、入力カラー ス
ペースの白が、印刷する用紙の白にマッピングされます。
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[絶対カラーメトリック (プルーフィング)]:[相対カラーメトリック] と同様ですが、白のマッピン
グは行われません。このレンダリングも主にプルーフに使用されますが、この場合のプルーフ
は、
1 台のプリンタの出力のシミュレーション (白点を含む) を目的に行います。
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第 10 章 カラーマネジメント
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