ハードウェア リファレンス ガイド HP EliteOne 800 G1 All-in-One
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このガイドについて このガイドでは、このコンピューターの機能およびハードウェアのアップグレードについて説明しま す。 警告! その指示に従わないと、人体への傷害や生命の危険を引き起こすおそれがあるという警告事 項を表します。 注意: その指示に従わないと、装置の損傷やデータの損失を引き起こすおそれがあるという注意事 項を表します。 注記: 重要な補足情報です。 iii
iv このガイドについて
目次 1 製品の特徴 ...................................................................................................................................................... 1 概要 ...................................................................................................................................................... 1 前面の各部 ........................................................................................................................................... 3 側面の各部 .....................................
SODIMM ............................................................................................................................ 29 DDR3-SDRAM SODIMM .................................................................................................. 29 SODIMM ソケットについて .............................................................................................. 30 SODIMM の取り付け ......................................................................................................... 30 電池の交換 ...............
1 製品の特徴 概要 図 1-1 HP EliteOne 800 G1 All-in-One HP EliteOne 800 G1 All-in-One には、以下の特徴があります。 ● 液晶一体型オールインワン構成 ● フル HD IPS の LED バックライト付き LCD ディスプレイ(1920 x 1080) ◦ 58.
2 ● Intel 製内蔵グラフィックス ● 2 番目のディスプレイをサポートするための DisplayPort ビデオ出力(オーディオ付き) ● MXM グラフィックス カード(オプション) ● DP オーディオ、DP - VGA/DVI/HDMI ドングルのサポート ● 内蔵ギガビット Ethernet 対応(Intel i217LM GbE LOM) ● 無線接続(オプション) : ◦ Intel Advanced-N 6205 無線 LAN、802.11 a/b/g/n ◦ 無線 LAN/Bluetooth®コンボ カード、802.11 a/b/g/n Bluetooth 4.0 ● フル HD 対応 Web カメラおよびデュアル マイク アレイ(オプション) ● 高音質ステレオ スピーカー ● 6in1 メディア カード リーダー(オプション) ● USB 3.
前面の各部 図 1-2 表 1-1 前面の各部 前面の各部 名称 名称 1 プライバシー シャッター付き Web カメラ(オプショ 7 ン) 2 デュアル マイク アレイ(オプション) 8 音量下げ 3 Web カメラ動作ランプ(オプションの Web カメラ使 用時) 9 音量上げ 4 16:9 ワイドスクリーンの LED バックライト LCD ディスプレイ 10 マイクのミュート(消音) 5 電源ランプ 11 輝度下げ 6 高性能ステレオ スピーカー 12 輝度上げ スピーカーのミュート(消音) 上図 7~12 のアイコンがある領域をタッチしてこれらのアイコンを点灯させ、さらに機能を使用した いアイコンにタッチします。 音量または輝度を変更するには、該当するアイコンにタッチしてそのまま触れ続けるか、音量または 輝度が希望のレベルに達するまでタッチを繰り返します。 スピーカーまたはマイクをミュート(消音)するには、該当するアイコンに一度タッチするだけで す。スピーカーまたはマイクを再度有効にするためにもう一度アイコンにタッチするまで、アイコン は点灯し
側面の各部 図 1-3 表 1-2 側面の各部 側面の各部 名称 4 第 1 章 名称 1 ハードディスク ドライブ動作ランプ 6 ヘッドセット/ライン出力コネクタ 2 HP 6in1 メディア カード リーダー(オプション) 7 トレイ式オプティカル ディスク ドライブ 3 急速充電機能付き USB 3.0 ポート 8 オプティカル ディスク取り出しボタン 4 USB 3.
背面の各部 図 1-4 表 1-3 背面の各部 背面の各部 名称 名称 1 アクセス パネル 8 USB 3.0 ポート(×2) 2 アクセス パネルのラッチ 9 RJ-45 Gigabit Ethernet コネクタ 3 セキュリティ ロック ケーブル用スロット 10 USB 3.
キーボードの機能 図 1-5 表 1-4 キーボードの機能(日本語キーボードのキー配列は若干異なります) キーボードの機能(日本語キーボードのキー配列は若干異なります) 名称 名称 1 スリープ 6 音量ミュート(消音) 2 巻き戻し 7 音量ダウン 3 再生/一時停止 8 音量アップ 4 停止 9 ファンクション 5 早送り コンピューターの位置調整 このコンピューターは、スタンドが取り付けられていない状態か、高さまたは傾斜/回転角度が調節で きるスタンドが取り付けられた状態で出荷されます。コンピューターの位置は、横向きにして HP の ロゴが底辺にある状態か、縦向きにして HP のロゴがコンピューターの正面から見て右側にある状態 に調整できます。 図 1-6 調整可能な位置および調整不可能な位置 注意: HP のロゴが上側または左側にある状態に位置を調整することはできません。 6 第 1 章 製品の特徴
高さを調節できるリクライニング スタンドの調整(オプション) このスタンドでは、以下の操作ができます。 ● コンピューターの高さを 110 mm(4.3 インチ)の範囲で調節 ● コンピューターの向きを横向きから縦向きに回転 ● コンピューターを最大 60°まで後方にリクライニング ● コンピューターをデスクトップの位置から 30°まで傾斜 ● コンピューターを最大 360°左右に回転 コンピューターを回転させるには、以下の操作を行います。 1. コンピューターの両方の側面をつかんでもっとも高い位置まで引き上げます(1)。 図 1-7 高さを調節できるリクライニング スタンド付きコンピューターの回転 2. コンピューターの上部を後方に押します(2) 。 注意: コンピューターを持ち上げて傾け、コンピューターを回転させるための空間を確保する 必要があります。 3.
傾斜/回転角度を調節できるスタンドの調整(オプション) このスタンドでは、コンピューターを前(最大-5 度)または後ろ(最大+30 度)に傾けて、見やすい 位置に設定できます。 図 1-9 傾斜角度の調節 傾斜/回転角度を調節できるスタンドの底面には回転パッドが付いているため、コンピューターを左右 どちらからでも最大 360°回転させられます。最適な表示角度に設定します。 図 1-10 回転角度の調節 8 第 1 章 製品の特徴
スタンバイ/休止状態からのコンピューターの復帰 HP EliteOne 800 G1 Touch All-in-One を復帰させるには、以下の操作を行います。 ▲ タッチ機能を使用してコンピューターをスタンバイから復帰させるには、スクリーンをスワイプ するか、タッチしたまま少なくとも 2 秒間待ちます。 ▲ コンピューターを休止状態から復帰させるには、電源ボタンを押して離します。 これは以下のオペレーティング システムのどれかを搭載した HP EliteOne 800 G1 Touch All-inOne に影響します。 ● 64 ビット版のすべてのバージョンの Windows 8 ● 32 ビット版および 64 ビット版のすべてのバージョンの Windows 7 スタンバイ/休止状態からのコンピューターの復帰 9
2 ハードウェアの修理およびアップグレー ド 警告および注意 アップグレードを行う前に、このガイドに記載されている、該当する手順、注意、および警告を必ず よくお読みください。 警告! 感電、火傷、火災などの危険がありますので、以下の点に注意してください。 作業を行う前に、電源コードを電源コンセントから抜き、本体内部の温度が十分に下がっていること を確認してください。 電話回線のモジュラー ジャックを本体のリア パネルのネットワーク コネクタ(NIC)に接続しない でください。 必ず電源コードのアース端子を使用して接地してください。アース端子は、製品を安全に使用するた めに欠かせないものです。 電源コードは、製品の近くの手が届きやすい場所にあるアースされた電源コンセントに差し込んでく ださい。 安全のために、電源コードや電源ケーブルの上には物を置かないでください。また、コードやケーブ ルは、誤って踏んだり足を引っかけたりしないように配線してください。電源コードや電源ケーブル を引っぱらないでください。コンセントから抜くときは、プラグの部分を持ってください。電源コー ドおよび電源コンセントの外観は国や地域によ
追加情報 ハードウェア コンポーネントの取り外しと取り付け、[コンピューター セットアップ(F10)ユー ティリティ]、およびトラブルシューティングについて詳しくは、http://www.hp.com/ (英語サイト) に掲載されている、お使いのモデルのコンピューターの『Maintenance and Service Guide』 (英語版 のみ)を参照してください。 背面コネクタ カバーの取り外しおよび取り付け 背面コネクタ カバーの取り外し 1. 本体の背面にロック ケーブルを取り付けている場合は、ロック ケーブルを取り外します。 2.
背面コネクタ カバーの取り付け 1. すべてのケーブルが接続されていることを確認します。 2.
電源の接続および切断 電源の接続 1. 背面コネクタ カバーを取り付けている場合は、取り外します。 2. ケーブル管理機能を使用して、電源ケーブルおよびすべての周辺機器のケーブルを配線します。 ● 高さを調節できるリクライニング スタンドが取り付けられている場合は、周辺機器のケー ブルがスタンド側にあるチューブを通るように配線します。 ● 傾斜/回転角度を調節できるスタンドが取り付けられている場合は、周辺機器のケーブルが スタンド台の開口部を通るように配線します。 3. 周辺機器のケーブルを適切なコネクタに接続します。 4. 電源アダプターのコードをコンピューターの背面の電源コネクタに差し込みます(1) 。 図 2-3 電源の接続 5.
6. 傾斜/回転角度を調節できるスタンドがコンピューターに取り付けられている場合は、ケーブル をまとめるためのカバーを取り付けるために、以下の操作を行います。 a. ケーブルをまとめるためのカバーをケーブルの下から当てて、カバーのフックをスタンドの スロットに合わせます。 b. カバーのフックをスタンドに挿入し、カバーを下方向にスライドさせて固定します。 図 2-4 ケーブルをまとめるためのカバーの取り付け 7. 背面コネクタ カバーを取り付けなおします。 8. コンピューターの前面にある電源ボタンを押してコンピューターの電源を入れます。 電源の切断 14 1. CD や USB フラッシュ ドライブなどのすべてのリムーバブル メディアをコンピューターから 取り出します。 2. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンしてコンピューターの電源を切り、 外付けデバイスの電源もすべて切ります。 3. コンピューター背面にロック ケーブルを取り付けている場合は、ロック ケーブルを取り外しま す。 4.
セキュリティ ロックの取り付け 別売のセキュリティ ロックを使用すると、コンピューターを守ることができます。ロック ケーブル は、鍵でロックするワイヤ ケーブル付きのデバイスです。ケーブルの一方の端をデスク(またはそ の他の固定物)に取り付け、もう一方の端をコンピューターのセキュリティ ロック ケーブル用ス ロットに取り付けます。鍵をかけて、ロック ケーブルを固定します。 図 2-5 ロック ケーブルの取り付け アクセス パネルのセキュリティ ネジの取り付け アクセス パネルおよび背面コネクタ カバーを固定することにより、内部の部品およびコネクタへの アクセスを防ぐことができます。背面コネクタ カバーおよびアクセス パネルに不正開封防止ネジ (T15)を挿入して締め、カバーおよびパネルの取り外しを防ぎます。 図 2-6 アクセス パネルおよび背面コネクタ カバーの取り付け セキュリティ ロックの取り付け 15
オプションの無線キーボードおよびマウスの同期 オプションの無線キーボードおよびマウスは簡単に設定できます。オプションの無線キーボードお よびマウスは一部の国または地域でのみ利用可能です。まずはキーボードとマウスの両方で、電池に 付いているタブを取り外して装着済みの電池を通電させます。また、マウスの底面にある電源スイッ チが「On」 (オン)の位置にあることを確認します(キーボードには電源スイッチはありません)。そ の後、コンピューターの電源を入れて、以下の手順でキーボードおよびマウスを同期させます。 注記: マウスの電池寿命を保ち、マウスを正しく動作させるには、暗い色の面や光沢の強い面でマ ウスを使用しないでください。また、使用しないときはマウスの電源を切ってください。 無線キーボードおよびマウスを同期するには、以下の操作を行います。 1. キーボードおよびマウスがコンピューターの近く、30 cm 以内にあり、ほかのデバイスの干渉を 受けていないことを確認します。 2. コンピューターの電源を入れます。 3. マウスの底面にある電源スイッチが「On」 (オン)の位置にあることを確認します。 4.
オプションの無線キーボードおよびマウスの電池の取り外し 注記: 無線キーボードおよびマウスは別売のコンポーネントです。 無線キーボードの電池を取り外すには、キーボードの底面にある電池カバーを取り外し(1) 、電池を 持ち上げて電池収納部分から取り出します(2) 。 図 2-8 無線キーボードの電池の取り外し 無線マウスの電池を取り外すには、マウスの底面にある電池カバーを取り外し(1)、電池を持ち上げ て電池収納部分から取り出します(2) 。 図 2-9 無線マウスの電池の取り外し オプションの無線キーボードおよびマウスの電池の取り外し 17
固定器具へのコンピューターの取り付け コンピューターをスタンドから取り外して、壁に掛けたり、モニター アームやその他の固定器具に 取り付けたりできます。コンピューターの取り付けに使用する VESA 準拠の取り付け穴が、コン ピューター スタンドを取り外した下にあります。 表 2-1 コンピューターの寸法(スタンドを除く) コンピューターの寸法(スタンドを除く) 高さ 389.0 mm 幅 560.0 mm 奥行き 55.3 mm コンピューターの質量(スタンドを除く) 最小構成 8.7 kg(HP EliteOne 800 G1 Touch All-in-One) 7.9 kg(HP EliteOne 800 G1 Non-Touch All-in-One) オプションを含む 8.9 ポンド(HP EliteOne 800 G1 Touch All-in-One) 8.
高さを調節できるリクライニング スタンドの取り付けおよび取り外し(オプ ション) 高さを調節できるリクライニング スタンドの取り付け スタンドを取り付けるには、以下の操作を行います。 1. コンピューターの前面を下向きにして安定した平らな場所に置きます。パネルおよび画面を傷 やその他の損傷から守るため、下に毛布やタオル等の柔らかい布を敷くことをおすすめします。 2. スタンド上部のフックを下部パネル上部の 2 つの大きな穴にはめ込み(1) 、スタンドをコン ピューターの上に置きます。 図 2-11 3.
高さを調節できるリクライニング スタンドの取り外し スタンドを取り外すには、以下の操作を行います。 1. CD や USB フラッシュ ドライブなどのすべてのリムーバブル メディアをコンピューターから 取り出します。 2. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンしてコンピューターの電源を切り、 外付けデバイスの電源もすべて切ります。 3. 電源コードを電源コンセントから抜き、コンピューターからすべての外付けデバイスを取り外し ます。 注意: メモリ モジュールの取り付けまたは取り外しを行う場合は、電源コードを抜いて電力 が放電されるまで約 30 秒待機してから作業する必要があります。コンピューターが電源コンセ ントに接続されている場合、電源が入っているかどうかに関係なく、メモリ モジュールには常 に電気が流れています。電気が流れている状態でメモリ モジュールの着脱を行うと、メモリ モ ジュールまたはシステム ボードを完全に破損するおそれがあります。 4. コンピューターが開かれないように保護しているセキュリティ デバイスをすべて取り外しま す。 5.
6. スタンドのベースを押し下げて(1) 、スタンドをシャーシに固定している固定用ネジを緩めます (2)。 図 2-14 7.
傾斜/回転角度を調節できるスタンドの取り付けおよび取り外し(オプション) 傾斜/回転角度を調節できるスタンドの取り付け スタンドを取り付けるには、以下の操作を行います。 1. コンピューターの前面を下向きにして安定した平らな場所に置きます。パネルおよび画面を傷 やその他の損傷から守るため、下に毛布やタオル等の柔らかい布を敷くことをおすすめします。 2. スタンドの底面のリリース ボタンを押して、スタンドの背面を引き離します。 3. スタンド上部のフックを下部パネル上部の 2 つの大きな穴にはめ込み(1) 、スタンドをコン ピューターの上に置きます。 図 2-16 4.
5. スタンドの背面カバーの上部をスタンドの位置と合わせて押し込み、カバーの左右両側もそれぞ れ順次押し込んで固定します。 図 2-18 スタンドの背面の取り付け 傾斜/回転角度を調節できるスタンドの取り外し スタンドを取り外すには、以下の操作を行います。 1. CD や USB フラッシュ ドライブなどのすべてのリムーバブル メディアをコンピューターから 取り出します。 2. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンしてコンピューターの電源を切り、 外付けデバイスの電源もすべて切ります。 3.
6. スタンドの底面のリリース ボタンを押して(1) 、スタンドの背面をコンピューターから引き離 します(2) 。 図 2-19 7.
8.
3.
4. 2 番目のディスプレイに DisplayPort コネクタが装備されていない場合は、DisplayPort ビデオ アダプターをコンピューターの DisplayPort コネクタに接続します。次に、アダプターと 2 番目 のディスプレイを構成等に応じて VGA、DVI、または HDMI ケーブルで接続します。 注記: DisplayPort アダプターを使用する場合、背面コネクタ カバーを取り付けるには、アダ プターとともに DisplayPort 延長用ケーブルも使用する必要があります。 図 2-24 DisplayPort アダプターを使用した 2 番目のディスプレイの接続 5. コンピューターの背面コネクタ カバーを取り付けなおします。 6.
内部部品の位置 以下の内部部品の取り外しおよび取り付けの手順を次のセクション以降で説明します。 ● メモリ ● 電池 ● ハードディスク ドライブ、ソリッド ステート ドライブ、または自己暗号化ドライブ ● オプティカル ディスク ドライブ 図 2-25 内部部品の位置 名称 28 第 2 章 名称 1 オプティカル ディスク ドライブ 3 メモリ 2 ハードディスク ドライブ 4 電池 ハードウェアの修理およびアップグレード
メモリの取り外しおよび取り付け お使いのコンピューターは、ダブル データ レート 3 シンクロナス DRAM(DDR3-SDRAM)スモール アウトライン デュアル インライン メモリ モジュール(SODIMM)を装備しています。 SODIMM システム ボード上にあるメモリ ソケットには、業界標準の SODIMM を 2 つまで取り付けることが できます。これらのメモリ ソケットには、少なくとも 1 つの SODIMM が標準装備されています。最 大容量のメモリ構成にするために、システム ボードにメモリを 16 GB まで増設できます。 DDR3-SDRAM SODIMM システムのパフォーマンスを最大まで高めるためには、以下の条件を満たす SODIMM を使用するこ とをおすすめします。 ● 業界標準の 204 ピン ● アンバッファード非 ECC PC3-10600 DDR3-1,600 MHz 準拠 ● 1.
SODIMM ソケットについて 取り付けられている SODIMM に応じて、システムは自動的にシングル チャネル モード、デュアル チャネル モード、またはフレックス モードで動作します。SODIMM チャネルの位置ついては、以下 の表を参照してください。 表 2-2 SODIMM の位置の確認 位置 システム ボード上の表記 チャネル 下部ソケット SODIMM1 チャネル A 上部ソケット SODIMM3 チャネル B ● 1 つのチャネルの SODIMM ソケットにのみ SODIMM が取り付けられている場合、システムはシ ングル チャネル モードで動作します。 ● チャネル A の SODIMM のメモリ容量とチャネル B の SODIMM のメモリ容量が異なる場合、シ ステムはフレックス モードで動作します。フレックス モードでは、最も容量の小さいメモリが 取り付けられているチャネルがデュアル チャネルに割り当てられるメモリの総量を表し、残り はシングル チャネルに割り当てられます。1 つのチャネルのメモリ容量が他方よりも多い場合 は、多い方をチャネル A に割り当てる必
6. アクセス パネルのラッチをシャーシの両端に向けてスライドさせ、次にアクセス パネル自体を コンピューターの上部に向けてスライドさせて、シャーシから取り外します。 図 2-26 7.
8. メモリ モジュールを取り付けるには、SODIMM を約 30°の角度でソケットに差し込み(1) 、ラッ チで正しい位置に固定されるまで SODIMM を押し下げます(2) 。 図 2-28 メモリ モジュールの取り付け 注記: メモリ モジュールは、一方向にのみ取り付け可能です。メモリ モジュールのノッチ (切り込み)をソケットのタブ(凸部)に合わせます。 9. アクセス パネルを取り付けなおすには、コンピューター背面のスタンドの少し上にパネルを置 き、所定の位置まで下方向にスライドさせます。 図 2-29 アクセス パネルの取り付けなおし 10. 電源コードおよび外付けデバイスを接続しなおします。 11. アクセス パネルを取り外すときに外したセキュリティ デバイスをすべて取り付けなおします。 12. コンピューターを垂直に立てます。 13.
電池の交換 電池は、システム ボード上のファンの右下にあります。お使いのコンピューターに付属の電池は、 リアルタイム クロックに電力を供給するためのものです。電池は消耗品です。電池を交換するとき は、コンピューターに最初に取り付けられていた電池と同等の電池を使用してください。コンピュー ターに付属の電池は、3 V のボタン型リチウム電池です。 警告! お使いのコンピューターには、二酸化マンガン リチウム電池が内蔵されています。電池の 取り扱いを誤ると、火災や火傷などの危険があります。けがをすることがないように、以下の点に注 意してください。 電池を充電しないでください。 電池を 60° C を超える場所に放置しないでください。 電池を分解したり、つぶしたり、ショートさせたり、火中や水に投じたりしないでください。 交換用の電池は、必ず HP が指定したものを使用してください。 注意: 電池を交換する前に、コンピューターの CMOS 設定のバックアップを作成してください。 電池が取り出されたり交換されたりするときに、CMOS 設定がクリアされます。 静電気の放電によって、コンピューターやオプションの電子部品が破損
6. アクセス パネルのラッチをシャーシの両端に向けてスライドさせ、次にアクセス パネル自体を コンピューターの上部に向けてスライドさせて、シャーシから取り外します。 図 2-30 アクセス パネルの取り外し ファンの右下にある電池が見えるようになります。 図 2-31 7.
8. 新しい電池を装着するには、交換する電池を、[+]と書かれている面を上にしてホルダーにスラ イドさせて装着します。電池の一方の端が留め具の下に収まるまで、もう一方の端を押し下げま す(2) 。 図 2-32 9. ボタン型電池の取り出しおよび装着 アクセス パネルを取り付けなおすには、コンピューター背面のスタンドの少し上にパネルを置 き、所定の位置まで下方向にスライドさせます。 図 2-33 アクセス パネルの取り付けなおし 10. 電源コードおよび外付けデバイスを接続しなおします。 11. アクセス パネルを取り外すときに外したセキュリティ デバイスをすべて取り付けなおします。 12. コンピューターを垂直に立てます。 13. コンピューターの電源を入れます。 14.
ドライブの交換 ハードディスク ドライブの交換 ハードディスク ドライブは、コンピューターの背面に向かって左下にあるアクセス パネルの裏にあ ります。ドライブは、取り外し可能なケージに格納されています。 このコンピューターには、1 台または 2 台の 2.5 インチ ソリッド ステート ドライブ(SSD)または 自己暗号化ドライブ(SED)が取り付けられています。ドライブを 1 台取り付ける場合は、プライマ リ(下部)の位置に取り付ける必要があります。 ● 2.5 インチ ハードディスク ドライブの取り外し ● 2.5 インチ ハードディスク ドライブの取り付け 2.5 インチ ハードディスク ドライブの取り外し 1. CD や USB フラッシュ ドライブなどのすべてのリムーバブル メディアをコンピューターから 取り出します。 2. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンしてコンピューターの電源を切り、 外付けデバイスの電源もすべて切ります。 3.
7. 2.5 インチ ハードディスク ドライブのケージの下側の隅にあるラッチをケージとは逆方向に引 いて固定を解除し(1) 、ケージをシャーシの端に向けてスライドさせてから持ち上げて(2)取 り外します。 図 2-35 2.5 インチ ハードディスク ドライブ ケージの取り外し 8. 2 番目のディスク ドライブが 2.5 インチ ケージにある場合は、両方のケーブルを取り外します。 9. 取り外す各 2.5 インチ ハードディスク ドライブから 4 本の取り付けネジを取り外します。交 換用ドライブを取り付けるために使用する青色の耐振動用ゴムが、ネジに付いていることを確認 してください。 注記: プライマリ ドライブの位置は、ドライブ ケージの下です。ドライブを 1 つだけ取り付 ける場合は、この位置に取り付ける必要があります。 図 2-36 取り付けネジの取り外し 10. 2.
ハードディスク ドライブを取り付ける方法について詳しくは、38 ページの「2.5 インチ ハード ディスク ドライブの取り付け」を参照してください。 2.5 インチ ハードディスク ドライブの取り付け 1. 2.5 インチ ハードディスク ドライブをドライブ ケージに取り付けます。 ● プライマリ ハードディスク ドライブを取り付けるには、ドライブ ケージの下の位置にド ライブを挿入します。必ず、コネクタがある方の端を最初に挿入してください。 注記: プライマリ ドライブの位置は、ドライブ ケージの下です。ドライブを 1 つだけ取 り付ける場合は、この位置に取り付ける必要があります。 ● 2. セカンダリ ハードディスク ドライブを取り付けるには、ドライブ ケージの上のトレイに ドライブを設置します。コネクタがプライマリ ハードディスク ドライブのコネクタと同 じ方向を向いていることを確認してください。 4 つのゴム付き取り付けネジを使用して、下側の 2.5 インチ ハードディスク ドライブをドライ ブ ケージにしっかりと固定します。 図 2-37 38 第 2 章 2.
3. ドライブに付属している 4 つのネジを使用して、上側の 2.5 インチ ハードディスク ドライブを しっかりと固定します。 4. ハードディスク ドライブのコネクタがシャーシ中央に向くように、2.5 インチ ドライブ ケージ を持ちます。ドライブ ケージにセカンダリ(上部)ドライブがある場合は、ドライブの横にあ る電源ケーブルとデータ ケーブルを確認し、セカンダリ ドライブに接続します。 5. 2.5 インチ ハードディスク ドライブ ケージをシャーシに入れ、中央に向けてスライドさせて正 しい位置に固定します。 図 2-38 2.
6. アクセス パネルを取り付けなおすには、コンピューター背面のスタンドの少し上にパネルを置 き、所定の位置まで下方向にスライドさせます。 図 2-39 アクセス パネルの取り付けなおし 7. 電源コードおよび外付けデバイスを接続しなおします。 8. アクセス パネルを取り外すときに外したセキュリティ デバイスをすべて取り付けなおします。 9. コンピューターを垂直に立てます。 10. コンピューターの電源を入れます。 オプティカル ディスク ドライブの交換 オプティカル ドライブは、コンピューターの背面に向かって左側にあるハードディスク ドライブの 上にあります。 1. CD や USB フラッシュ ドライブなどのすべてのリムーバブル メディアをコンピューターから 取り出します。 2. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンしてコンピューターの電源を切り、 外付けデバイスの電源もすべて切ります。 3.
6. アクセス パネルのラッチをシャーシの両端に向けてスライドさせ、次にアクセス パネル自体を コンピューターの上部に向けてスライドさせて、シャーシから取り外します。 図 2-40 7.
8. ラッチをオプティカル ディスク ドライブとは逆方向に引きます。 図 2-42 9.
10. 新しいオプティカル ディスク ドライブとコンピューター側面の開口部の位置を合わせます。 ドライブが正しい位置に固定されるまで、ドライブをしっかりと押し込みます。 注記: 図 2-44 オプティカル ディスク ドライブは、一方向にのみ取り付け可能です。 オプティカル ディスク ドライブの取り付け 11. アクセス パネルを取り付けなおすには、コンピューター背面のスタンドの少し上にパネルを置 き、所定の位置まで下方向にスライドさせます。 図 2-45 アクセス パネルの取り付けなおし 12. 電源コードおよび外付けデバイスを接続しなおします。 13. アクセス パネルを取り外すときに外したセキュリティ デバイスをすべて取り付けなおします。 14. コンピューターを垂直に立てます。 15.
A 静電気対策 人間の指などの導電体からの静電気の放電によって、システム ボードなど静電気に弱いデバイスが 損傷する可能性があります。このような損傷によって、デバイスの耐用年数が短くなることがありま す。 静電気による損傷の防止 静電気による損傷を防ぐには、以下のことを守ってください。 ● 運搬や保管の際は、静電気防止用のケースに入れ、手で直接触れることは避けます。 ● 静電気に弱い部品は、静電気防止措置のなされている作業台に置くまでは、専用のケースに入れ たままにしておきます。 ● 部品をケースから取り出す前に、まずケースごとアースされている面に置きます。 ● ピン、リード線、および回路には触れないようにします。 ● 静電気に弱い部品に触れるときには、常に自分の身体に対して適切なアースを行います。 アースの方法 アースにはいくつかの方法があります。静電気に弱い部品を取り扱うときには、以下のうち 1 つ以上 の方法でアースを行ってください。 ● すでにアースされているコンピューターのシャーシにアース バンドをつなぎます。アース バ ンドは柔軟な帯状のもので、アース コード内の抵抗は、
B コンピューター操作のガイドラインおよ び手入れと運搬時の注意 コンピューター操作のガイドラインおよび手入れに関する注 意 コンピューターのセットアップや手入れを適切に行えるよう、以下のことを守ってください。 ● 湿度の高い所や、直射日光の当たる場所、または極端に温度が高い場所や低い場所には置かない でください。 ● コンピューターは、机のようなしっかりとした水平なところに設置してください。また、通気が 確保されるよう、コンピューターの通気孔のある面に、少なくとも 10.
オプティカル ディスク ドライブの使用上の注意 オプティカル ディスク ドライブの操作や手入れは、以下の項目に注意して行ってください。 ● 操作中はドライブを動かさないでください。データ読み取り中にドライブを動かすと誤動作す ることがあります。 ● 急に温度が変化するとドライブ内に結露することがあるので気をつけてください。ドライブの 電源が入っているときに急な温度変化があった場合は、1 時間以上待ってから電源を切ってくだ さい。すぐに操作すると、誤動作が起きることがあります。 ● ドライブは高温多湿、直射日光が当たる場所、または機械の振動がある所には置かないでくださ い。 注意: ドライブの中に異物や液体が入ってしまった場合は、直ちにコンピューターの電源を切り、 電源コードを電源コンセントから抜いて、HP のサポート窓口に点検を依頼してください。 運搬時の注意 コンピューターを運搬する場合は、以下のことを守ってください。 1.
索引 記号/数字 2 番目のディスプレイの接続 25 D DisplayPort ビデオ アダプター、接 続 25 S SODIMM 位置 30 識別 30 仕様 29 け 警告および注意 10 傾斜/回転角度を調節できるスタン ド 取り付け 22 取り外し 23 傾斜角度調節 8 こ コンピューター操作のガイドライ ン 45 コンピューターの取り付け 18 V VESA 準拠の取り付け穴 18 し 仕様、メモリ あ アースの方法 44 す スタンド 傾斜/回転角度を調節できるス タンド、取り付け 22 傾斜/回転角度を調節できるス タンド、取り外し 23 高さを調節できるリクライニン グ スタンド、取り付け 19 高さを調節できるリクライニン グ スタンド、取り外し 20 スタンバイ/休止状態からのコン ピューターの復帰 9 う 運搬時の注意 46 お オプティカル ディスク ドライブ 交換 40 使用上の注意 46 か 回転 7 回転角度調節 8 各部 前面 3 側面 4 内蔵 28 背面 5 き キーボード 機能 6 電池の取り外し 17 無線の同期 16 機能 概要 1 キーボード 6
オプティカル ディスク ドライ ブ 40 傾斜/回転角度を調節できるス タンド 23 高さを調節できるリクライニン グ スタンド 20 な 内部部品 28 は ハードディスク ドライブ 2.5 インチ 36 2.5 インチ、取り付け 38 2.