HP ProtectTools User Guide (July 2008)
盗難からの保護
盗難の例として、コンピュータの盗難、またはコンピュータの機密データや顧客情報の盗難が挙げら
れます。こうした盗難は、職場や公共の場では容易に起こりうることです。コンピュータが盗まれた
場合のデータの保護には、以下の機能が役立ちます。
●
ブート前認証機能が有効になっていると、オペレーティング システムへのアクセスの防止に役
立ちます。以下の項目を参照してください。
◦
Credential Manager
◦
Embedded Security
◦
Drive Encryption
●
DriveLock は、ハードディスク ドライブが取り外されて、セキュリティ保護されていないシステ
ムに取り付けられている場合でもデータにアクセスできないようにするために役立ちます。
●
Embedded Security for HP ProtectTools モジュールで提供される Personal Secure Drive 機能で
は、機密データを暗号化して、認証なしではアクセスできないようにします。以下の項目を参照
してください。
◦
82 ページの 「セットアップ手順」(内蔵セキュリティのセットアップ)
◦
85 ページの 「PSD(Personal Secure Drive)の使用」
機密データへのアクセス制限
契約検査官がオンサイトで作業しており、機密の財務データの確認のためにコンピュータへのアクセ
スを許可されているとします。ただし、この検査官がこれらのファイルを印刷したり、CD などの書
き込み可能なデバイスに保存できるようにはしたくありません。データへのアクセスを制限するに
は、以下の機能が役立ちます。
●
Device Access Manager for HP ProtectTools を使用すると、IT 管理者は書き込み可能なデバイス
へのアクセスを制限して、機密の情報を印刷したり、ハードディスク ドライブからリムーバブ
ル メディアにコピーしたりできないようにすることができます。
92 ページの 「デバイス クラ
ス構成(詳細設定)」を参照してください。
●
DriveLock(ドライブロック)は、ハードディスク ドライブが取り外されて、セキュリティ保護
されていないシステムに取り付けられている場合でもデータにアクセスできないようにするため
に役立ちます。
内部または外部からの不正なアクセスの防止
セキュリティ保護されていない PC への不正なアクセスは、金融サービス、役員、または研究開発チ
ームからのデータなどの社内ネットワーク リソースや、患者記録や個人の財務データなどの個人情報
JAWW
主なセキュリティの目的の実現
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