HP ProtectTools User Guide (July 2008)

セットアップ手順
注意: セキュリティ上の危険にさらされないようにするためにIT 管理者が内蔵セキュリティ チッ
プをただちに初期化することを強くおすすめします。内蔵セキュリティ チップを初期化しない場合、
不正なユーザ、コンピュータ ワーム、またはウィルスがコンピュータのオーナシップを奪い、緊急リ
カバリ アーカイブの処理やユーザ アクセスの設定など所有者のタスクを制御してしまう可能性があ
ります。
以下の 2 つの項目の手順に沿って操作し、内蔵セキュリティ チップを有効にして初期化します。
コンピュータ セットアップ(F10)ユーティリティでの内蔵セキュリティ チッ
プの有効化
内蔵セキュリティ チップは、以下で説明する手順に沿って、[Quick Initialization Wizard](クイック
インストール ウィザード)またはコンピュータ セットアップ(F10)ユーティリティで有効にする必
要があります。この手順は、BIOS Configuration for HP ProtectTools では実行できません。
コンピュータ セットアップ(F10)ユーティリティで内蔵セキュリティ チップを有効にするには、以
下の手順で操作します。
1.
コンピュータの電源を入れるか再起動し、画面の左下隅に[F10 = ROM Based Setup]メッセージ
が表示されている間に F10 キーを押して、コンピュータ セットアップF10ユーティリティを
起動します。
2.
管理者パスワードを設定していない場合は、矢印キーを使用して[Security](セキュリティ設
定)→[Setup password](セットアップ パスワード)の順に選択して Enter キーを押します。
3.
[New password](新しいパスワード)および[Verify new password](新しいパスワードの
認)ボックスにパスワードを入力し F10 キーを押します。
4.
[Security](セキュリティ設定)メニューで、矢印キーを使用して[TPM Embedded Security]
TPM 内蔵セキュリティ)を選択し、Enter キーを押します
5.
[Embedded Security](内蔵セキュリティ)にデバイスが表示されない場合[Available](利用
可能)を選択します
6.
[Embedded security device state](内蔵セキュリティ デバイスの状態)を選択し、[Enable]
(有効にする)に変更します。
7.
F10 キーを押して、Embedded Security 設定への変更を確定します。
8.
設定を保存してコンピュータ セットアップ(F10)ユーティリティを終了するには、矢印キーを
使用して[File](ファイル)を選択し、[Save Changes and Exit](設定を保存して終了)をクリ
ックします。次に、画面の説明に沿って操作します。
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9 Embedded Security for HP ProtectTools
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