User Guide --HP ProtectTools --Windows Vista and Windows XP (June 2008)
安全なパスワードの作成
パスワードを作成する場合は、まず、プログラムで設定されている仕様に従う必要があります。ただ
し一般的には、強力なパスワードを作成し、そのパスワードが危険にさらされないようにするため
に、以下のガイドラインを考慮してください。
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文字数が 6 文字、できれば 8 文字を超えるパスワードを使用します。
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パスワード全体にわたって大文字と小文字を混在させます。
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可能な場合は、常に半角アルファベットと半角数字を混在させ、さらに特殊文字と句読点を含め
ます。
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パスワード中の文字の代わりに特殊文字または数字を使用します。たとえば、アルファベットの
I または L の代わりに数字の 1 を使用します。
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2 つ以上の言語から取った単語を組み合わせます。
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単語またはフレーズを数字や特殊文字で分割します。たとえば、「Mary2-2Cat45」とします。
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辞書に載っているような用語は使用しないでください。
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名前やその他の個人情報(たとえば、誕生日、ペットの名前、母親の旧姓など)は、たとえ綴り
を逆にしたとしても、パスワードには使用しないでください。
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パスワードは定期的に変更してください。いくつかの文字や数字をその次の値に変更するだけで
も構いません。
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パスワードをメモした場合は、コンピュータのすぐ近くの、人目につきやすい場所に保管しない
でください。
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パスワードを、電子メールなどのコンピュータ上のファイルに保存しないでください。
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アカウントを共有したり、パスワードを誰かに教えたりしないでください。
HP ProtectTools 証明情報のバックアップおよび復元
サポートされているすべての HP ProtectTools モジュールからの証明情報をバックアップおよび復元
するには、以下を参照してください。
証明情報および設定のバックアップ
以下の方法で証明情報をバックアップできます。
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Drive Encryption for HP ProtectTools を使用して、HP ProtectTools 証明情報の選択およびバック
アップを行う
オンラインの Drive Encryption キー復元サービスに登録して、暗号化キーのバックアップ コピー
を保管することもできます。これによって、パスワードを忘れてしまい、ローカル バックアッ
プにアクセスできない場合でも、コンピュータにアクセスすることができます。
注記: このサービスを使用してパスワードを登録し、復元するには、コンピュータがインター
ネットに接続されていること、およびユーザが有効な電子メール アドレスを持っていることが
必要です。
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Embedded Security for HP ProtectTools を使用して、HP ProtectTools 証明情報をバックアップ
する
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第 1 章 セキュリティの概要