[コンピュータ セットアップ(F10)] ユーティリティ ガイド:dc5800 モデル HP Compaq Business PC
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このガイドについて このガイドでは、コンピュータ セットアップの使用方法について説明します。このツールは、新しい ハードウェアを取り付けたときにコンピュータの初期設定を再構成および変更する場合や、メンテナ ンスを行う場合に使用します。 警告! その指示に従わないと、人体への傷害や生命の危険を引き起こすおそれがあるという警告事 項を表します。 注意: その指示に従わないと、装置の損傷やデータの損失を引き起こすおそれがあるという注意事 項を表します。 注記: JAWW 重要な補足情報です。 iii
iv このガイドについて JAWW
目次 コンピュータ セットアップ(F10)ユーティリティ コンピュータ セットアップ(F10)ユーティリティ ........................................................................... 1 [コンピュータ セットアップ(F10)]ユーティリティの起動 ............................................... 2 [コンピュータ セットアップ(F10)]ユーティリティ:[ファイル](File) ......................... 4 [コンピュータ セットアップ(F10)]ユーティリティ:ストレージ(Storage) ................ 6 [コンピュータ セットアップ(F10)]ユーティリティ:[セキュリティ](Security) .......... 8 [コンピュータ セットアップ(F10)]ユーティリティ:電源(Power) ............................
vi JAWW
コンピュータ セットアップ(F10)ユーティリ ティ コンピュータ セットアップ(F10)ユーティリティ [コンピュータ セットアップ(F10) ]ユーティリティは、以下のような操作を行う場合に使用します。 JAWW ● コンピュータの工場出荷時の設定の変更 ● コンピュータ(リアルタイム クロック)の[日付](Date)と[時刻](Time)の設定 ● システム構成(プロセッサ、グラフィックス(ビデオ)、メモリ、オーディオ、記憶装置、通信 ポート、入力装置など)の表示、設定の変更、または確認 ● [起動可能なデバイスの起動順序](Boot Order)の変更。起動可能なデバイスとして、ハードディ スク ドライブ、ディスケット ドライブ、オプティカル ドライブ、USB フラッシュ メディア デ バイスなどがあります。 ● [クイック ブート](Quick Boot)の有効化。クイック ブートでは、コンピュータをすばやく起動 できますが、フル ブートで実行される診断テストの一部が省略されます。以下のように設定で きます。 ❑ 常にクイック ブート(初期設定時) ❑ 定期的にフル ブ
● シリアル ポート、USB ポート、パラレル ポート、オーディオ、内蔵 NIC(ネットワーク インタ フェース コントローラ)などの内蔵 I/O 機能の使用禁止/許可の設定 ● [リムーバブル メディアからの起動](Removable Media Boot)の有効/無効の設定 ● [レガシー ディスケットの書き込み](Legacy Diskette Write)の禁止/許可の設定(ハードウェア でサポートされている場合) ● POST で検出されて自動修復できなかったシステム構成のエラーの解決 ● リプリケート セットアップ機能の利用。コンピュータの設定情報をディスケットに保存し、そ の情報を使って複数のコンピュータを同じ設定にすることができます。 ● 特定の ATA ハードディスク ドライブのセルフテストの実行(ドライブでサポートされている場 合) ● [ドライブロック セキュリティ](DriveLock Security)の有効/無効の設定(ドライブでサポート されている場合) [コンピュータ セットアップ(F10) ]ユーティリティの起動 [コンピュータ セットアップ(F1
表 1 コンピュータ セットアップ(F10)ユーティリティ JAWW メニュー 表 [ファイル](File) 4 ページの 表 2 「[コンピュータ セットアップ(F10) ]ユー ティリティ:[ファイル](File) 」 [ストレージ](Storage) 6 ページの 表 3 「[コンピュータ セットアップ(F10) ]ユー ティリティ:[ストレージ](Storage) 」 [セキュリティ](Security) 8 ページの 表 4 「[コンピュータ セットアップ(F10) ]ユー ティリティ:[セキュリティ](Security) 」 [電源](Power) 11 ページの 表 5 「[コンピュータ セットアップ(F10) ]ユー ティリティ:[電源](Power)」 [カスタム](Advanced) 12 ページの 表 6 「[コンピュータ セットアップ(F10) ]ユー ティリティ:[カスタム](Advanced) (上級ユーザ向け) 」 コンピュータ セットアップ(F10)ユーティリティ 3
[コンピュータ セットアップ(F10) ]ユーティリティ:[ファイル](File) 注記: [コンピュータ セットアップ(F10)]ユーティリティでサポートされる機能は、お使いのハー ドウェアの構成によって異なる場合があります。 表 2 [コンピュータ セットアップ(F10) ]ユーティリティ:[ファイル](File) 項目 説明 [システム情報](System Information) 次の項目を表示します ● [製品名](Product Name) ● [SKU 番号](SKU Number)(一部のモデルのみ) ● [プロセッサ タイプ/速度/ステッピング](Processor Type/Speed/Stepping) ● [キャッシュ サイズ](Cache Size)(L1/L2) :デュアル コア プロセッサの場合は、キャッ シュ サイズの一覧が 2 つ表示されます ● [バージョン情報] (About) 取り付けられているメモリのサイズ/処理速度、チャンネルの数(シングルまたはデュアル) (必要に応じて) ● [内蔵の有効な NIC 用の内蔵 MAC アドレス](In
表 2 [コンピュータ セットアップ(F10) ]ユーティリティ:[ファイル](File) (続き) [変更を保存しないで終 了](Ignore Changes and Exit) [変更を保存して終了] (Save Changes and Exit) JAWW 変更した設定値を破棄し、[コンピュータ セットアップ(F10) ]ユーティリティを終了します 変更した設定値や初期設定を保存し、[コンピュータ セットアップ(F10) ]ユーティリティを終了 します コンピュータ セットアップ(F10)ユーティリティ 5
[コンピュータ セットアップ(F10) ]ユーティリティ:ストレージ(Storage) 注記: [コンピュータ セットアップ(F10)]ユーティリティでサポートされる機能は、お使いのハー ドウェアの構成によって異なる場合があります。 表 3 [コンピュータ セットアップ(F10) ]ユーティリティ:[ストレージ](Storage) 項目 説明 [デバイス構成](Device Configuration) 取り付けられているストレージ デバイスのうち、BIOS で制御されるものをすべて表示します デバイスを選択すると、そのデバイスに関する詳細情報およびオプションが表示されます。次の ような項目が表示されます [ディスケット タイプ](Diskette Type) (レガシー ディスケットのみ) ディスケット ドライブで使用可能な最大容量のメディアの種類を示しますオプションには、3.5 インチ 1.44 MB、および 5.25 インチ 1.
表 3 [コンピュータ セットアップ(F10) ]ユーティリティ:[ストレージ](Storage) (続き) 注記: この機能は[変換モード](Translation Mode)に[ユーザ](User)が選択されているとき にのみ表示されます パラメータ([論理シリンダ](Logical Cylinders)、[ヘッド](Heads) 、および[トラック当たりのセ クタ数](Sectors Per Track) )を指定できます。BIOS はこれを使用して(オペレーティング シス テムやアプリケーションからの)ディスク I/O 要求を、ハードディスク ドライブで受け入れ可能 な様式に変換します。論理シリンダは 1024 を超えることはできません。ヘッド数は 256 を超える ことはできません。トラック当たりのセクタ数は 63 を超えることはできません。これらのフィー ルドは、ドライブの変換モードが[ユーザ]に設定されているときにのみ、表示および変更できます [SATA 初期設定値](SATA Default Values) [マルチセクタ転送](Multisector Transfers)、[転送モード](T
[コンピュータ セットアップ(F10) ]ユーティリティ:[セキュリティ] (Security) 注記: [コンピュータ セットアップ(F10)]ユーティリティでサポートされる機能は、お使いのハー ドウェアの構成によって異なる場合があります。 表 4 [コンピュータ セットアップ(F10) ]ユーティリティ:[セキュリティ](Security) 項目 説明 [セットアップ パスワー ド](Setup Password) セットアップ(管理者)パスワードを設定して有効にします 注記: セットアップ パスワードを設定すると、[コンピュータ セットアップ(F10)]ユーティリ ティの設定を変更したり、ROM をフラッシュしたり、Windows 環境で特定のプラグ アンド プレ イ設定を変更したりする場合にセットアップ パスワードが必要になります 詳しくは、『トラブルシューティング ガイド』を参照してください [電源投入時パスワード] (Power On Password) 電源投入時パスワードを設定して有効にします。再起動後に、電源投入時パスワードの入力画面 が表示されます。ユーザが正しい電源投入時パスワ
表 4 [コンピュータ セットアップ(F10) ]ユーティリティ:[セキュリティ](Security) (続き) ● [背面の USB ポート](Rear USB port) ● [内蔵 USB ポート](Internal USB port) ● [システム オーディオ](System audio) ● [ネットワーク コントローラ](Network Controller) ● [レガシー ディスケット](Legacy Diskette) ● [内蔵セキュリティ デバイス](Embedded security device) (一部のモデルのみ) ● SATA 0 ● SATA 4(一部のモデルのみ) ● SATA 4(一部のモデルのみ) ● SATA 5(一部のモデルのみ) [ネットワーク サービス ブート](Network Service Boot) ネットワーク サーバにインストールされたオペレーティング システムからコンピュータを起動す る機能を[有効](Enable)または[無効](Disable)にします(NIC(LAN ボード)が搭載されてい るモデルの
表 4 [コンピュータ セットアップ(F10) ]ユーティリティ:[セキュリティ](Security) (続き) [内蔵セキュリティ デバイスのサポート]を有効に設定すると、次のオプションを使用できます ● [工場出荷時設定へのリセット](Reset to Factory Settings)(一部のモデルのみ) :[リセッ ト](Reset)/[リセットしない](Do not reset)に設定します。工場出荷時の初期値にリセッ トすると、すべてのセキュリティ キーが消去されます。この設定を変更するには、コンピュー タの電源を切ってから再び電源を入れる必要があります 注意: 内蔵セキュリティ デバイスは、多くのセキュリティ スキームの重要なコンポーネン トです。セキュリティ キーを消去すると、内蔵セキュリティ デバイスによって保護されてい るデータへのアクセスができなくなります。[工場出荷時設定へのリセット]を選択すると、重 要なデータの損失につながる可能性があります ● [起動時の認証サポート](Power-on authentication support) (一部のモデルのみ) :有効/無効 に設
[コンピュータ セットアップ(F10) ]ユーティリティ:電源(Power) 注記: [コンピュータ セットアップ(F10)]ユーティリティでサポートされる機能は、お使いのハー ドウェアの構成によって異なる場合があります。 表 5 [コンピュータ セットアップ(F10) ]ユーティリティ:[電源](Power) 項目 説明 [OS 電源管理](OS Power Management) ● [実行時の電源管理](Runtime Power Management):[有効](Enable)/[無効](Disable)こ の機能を有効に設定すると、その時点でロードされているソフトウェアがプロセッサの最大 能力を必要としない場合に、特定のオペレーティング システムによってプロセッサ電圧およ び周波数が下がります ● [アイドル状態での省電力](Idle Power Savings):[拡張](Extended)/[標準](Normal)拡張 に設定すると、プロセッサがアイドル状態のときに、特定のオペレーティング システムがプ ロセッサの電力消費量を下げるようにします ● [ACPI S3 ハードディス
[コンピュータ セットアップ(F10) ]ユーティリティ:[カスタム](Advanced) 注記: [コンピュータ セットアップ(F10)]ユーティリティでサポートされる機能は、お使いのハー ドウェアの構成によって異なる場合があります。 表 6 [コンピュータ セットアップ(F10) ]ユーティリティ:[カスタム](Advanced) (上級ユーザ向け) 項目 [電源投入時オプション] (Power-On Options) メニュー 次の項目を設定します ● ● [POST メッセージ](POST Messages)の[有効](Enable)/[無効](Disable) ● [MEBx セットアップ プロンプト](MEBx Setup Prompt)の[表示](Displayed)/[非表示] (Hidden)。この機能を有効に設定すると、POST 実行中に[CTRL+P = MEBx]と表示されま す。この機能を無効に設定すると、テキストが表示されなくなります。ただし、Ctrl + P を 押すと、ME BIOS 拡張セットアップ ユーティリティにアクセスして、管理設定を構成でき ます ● [F
表 6 [コンピュータ セットアップ(F10) ]ユーティリティ:[カスタム](Advanced) (上級ユーザ向け) (続き) ● [リモート ウェイクアップ ブート ソース](Remote Wakeup Boot Source)の[リモート サー バ](Remote Server)/[ローカル ハードディスク ドライブ](Local Hard Drive) ● [電源コードの抜き差し後の電源状態](After Power Loss)の[オン](On)/[オフ](Off)/[以 前の状態への復帰](Previous State) :次のように機能します ◦ オフ:コンピュータに電力が供給されても、コンピュータの電源は切れたままになりま す ◦ オン:コンピュータに電力が供給されると、すぐにコンピュータの電源がオンになりま す ◦ オン:コンピュータがスイッチ付き電源タップに接続されている場合は、電源タップの スイッチを使用してコンピュータの電源を入れることができます ◦ 以前の状態への復帰:コンピュータが電源から切断されたときに電源がオンになってい た場合、電源に接続しなおすとすぐにコン
表 6 [コンピュータ セットアップ(F10) ]ユーティリティ:[カスタム](Advanced)(上級ユーザ向け) (続き) [バス オプション](Bus Options) 一部のモデルで、次の項目の[有効](Enable)/[無効](Disable)を設定します ● ● [デバイス オプション] (Device Options) 「PCI SERR#生成」(PCI SERR# Generation) [PCI VGA パレット スヌーピング](PCI VGA Palette Snooping)PCI コンフィギュレーショ ン スペースに VGA パレット スヌーピング ビットを設定します。2 つ以上のグラフィック ス コントローラがインストールされている場合にのみ必要です 次の項目を設定します ● [プリンタ モード](Printer Mode)の[双方向](Bi-Directional) 、[EPP&+ ECP](EPP + ECP) 、[出力専用](Output Only) ● [電源投入時 Num Lock 状態](Num Lock state at Power-On)の[オン](On
構成の設定値の回復 この方法で復元する場合、[システム構成の復元]を実行する前に、[コンピュータ セットアップ (F10) ]ユーティリティの[リムーバブル メディアに保存](Save to Removable Media)コマンドを実 行する必要があります。([コンピュータ セットアップ(F10) ]ユーティリティ:[ファイル](File)の 表で、4 ページの リムーバブル メディアに保存(Save to Removable Media)を参照してください。) 注記: コンピュータの構成を変更したら、その構成をディスケット、USB メモリ、またはディス ケットと同等のデバイス[ディスケット ドライブをエミュレートするよう設定された記憶装置]に保存 し、将来使用できるようにディスケットまたはデバイスを保管しておくことをおすすめします。 構成を復元するには、構成を保存したディスケット、USB メモリ、またはディスケットをエミュレー トするその他の記憶装置を挿入し、[コンピュータ セットアップ(F10) ]ユーティリティの[リムーバブ ル メディアから復元]コマンドを実行します。([コンピュータ セットアップ(