RAID User Guide-Windows Vista and Windows XP
サポートされる RAID モードの利点
耐障害性およびパフォーマンスは、RAID モードの選択時に理解する必要のある重要な用語です。
耐障害性
耐障害性とは、RAID アレイがドライブ障害から復元し障害に耐える能力です。耐障害性は、冗長性
によって実現されます。したがって、RAID 0 では別の HDD にデータをコピーしないため耐障害性が
ありません。RAID 1 と IRRT では、1 つのドライブに障害が発生してもアレイ全体の障害にはなりま
せん。ただし、IRRT の方が、単一ファイルや全体の HDD の復元が、RAID 1 のみ使用した場合より
もかなり簡単です。
パフォーマンス
パフォーマンスは理解しやすいですが、このガイドの範囲を超えるような複数の要因が含まれるた
め、計測が困難です。全体のストレージ パフォーマンスは、書き込みパフォーマンスと読み取りパ
フォーマンスで決定され、どちらも選択された RAID 技術によって異なります。
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RAID 0(ストライピング)では、データは 2 つの HDD を同時に書き込みおよび読み取り可能な
ため、全体のストレージ パフォーマンスを向上させます。
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IRRT および RAID 1(ミラーリング)は同じデータを両方の HDD に書き込むため、書き込みパ
フォーマンスが遅くなる場合があります。ただし、データは両方の HDD から読み取ることがで
きるため、読み取りパフォーマンスは単一の非 RAID HDD の場合よりも高速になる場合があり
ます。
サポートされる RAID モードの利点
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