HP ProtectTools User Guide-Windows XP, Windows Vista, Windows 7 (November 2009)
署名および暗号化した Microsoft Office ドキュメントを添付して、封印した電子メールを送信するに
は、以下の操作を行います。
1.
[Microsoft Outlook]で、[新規作成]または[返信]をクリックします。
2.
電子メール メッセージを入力します。
3.
Microsoft Office ドキュメントを添付します。
4.
詳しい手順については、
56 ページの 「電子メール メッセージの封印および送信」を参照してく
ださい。
署名付き Microsoft Office ドキュメントの表示
注記: 署名付き Microsoft Office ドキュメントを表示するには、Privacy Manager の証明書は不要で
す。
署名付き Microsoft Office ドキュメントを開くと、ドキュメント ウィンドウ下部のステータス バーに
[デジタル署名]アイコンが表示されます。
1.
[デジタル署名]アイコンをクリックすると、[署名]ダイアログの表示が切り替わります。このダイ
アログには、ドキュメントに署名したすべてのユーザー名とその個々の署名日が表示されます。
2.
個々の署名の詳細を表示するには、[署名]ダイアログで名前を右クリックして[署名の詳細]を選択
します。
暗号化された Microsoft Office ドキュメントの表示
暗号化された Microsoft Office ドキュメントを別のコンピューターから閲覧するには、そのコンピュー
ターに Privacy Manager をインストールしておく必要があります。また、ファイルの暗号化に使用し
た Privacy Manager の証明書を復元する必要があります。
信頼済み連絡先が暗号化された Microsoft Office ドキュメントを閲覧するには、Privacy Manager の証
明書が必要です。なお、コンピューターに Privacy Manager をインストールしておく必要がありま
す。また、暗号化された Microsoft Office ドキュメントの所有者が、この信頼済み連絡先を選択してい
る必要があります。
Windows Live Messenger での Privacy Manager の使用
Privacy Manager は、以下のセキュア通信機能を Windows Live Messenger に追加します。
●
安全なチャット:メッセージは、SSL/TLS(Secure Sockets Layer/Transport Layer Security)を
使用して、XML プロトコルで送信されます。これは、電子商取引のセキュリティ確保のための
技術と同じです。
●
受信者の識別:メッセージを送信する前に、相手の存在と身元を確認できます。
●
署名付きメッセージ:メッセージに電子署名を付加できます。メッセージが改ざんされると、受
信者がメッセージを受け取ったときに、無効なメッセージとしてマークされます。
●
非表示/表示の機能:[Privacy Manager チャット]ウィンドウで、特定のメッセージまたはすべて
のメッセージを非表示にできます。内容が非表示になっているメッセージを送信することもでき
ます。このメッセージを表示するには、認証が必要です。
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第 9 章 Privacy Manager for HP ProtectTools(一部のモデルのみ)