Intel Unite® ソリューション エンタープライズ導入ガイド 2017 年 5 月
法務情報および免責事項、著作権 本資料に記載されたすべての情報は、予告なく変更されることがあります。インテル® 製品の最新の仕 様およびロードマップをご希望の場合は、インテルの担当社員までご連絡ください。 インテル® テクノロジーの機能と利点はシステム構成によって異なり、対応するハードウェアやソフト ウェア、またはサービスの有効化が必要となる場合があります。実際の性能はシステム構成によって異 なります。絶対的なセキュリティーを提供できるコンピューター・システムはありません。詳細につい ては、各システムメーカーまたは販売店にお問い合わせいただくか、www.intel.co.
目次 1 2 はじめに ....................................................................................................................................................................................... 7 1.1 対象............................................................................................................................................................................... 7 1.2 Intel Unite® ソリューションの用語と定義 ............................................................................................
7 6.5 Android* クライアントのインストール ..................................................................................................33 6.6 Chrome* OS クライアントのインストール .........................................................................................35 6.7 クライアントの設定 ............................................................................................................................................35 詳細インストール.........................................................................................
10.4.1 11 12 バックエンドの監視 .....................................................................................................................68 macOS* 用 Intel Unite® ソリューション ............................................................................................................69 11.1 背景.............................................................................................................................................................................69 11.2 一般的な接続のワークフロー ....................
Microsoft* SQL Server* のインストール ..............................................................................................................86 DNS サービスレコードを作成する ...............................................................................................................................91 付録 B:ServerConfig.xml の例 ...................................................................................................................................................................
1 はじめに Intel Unite® ソフトウェアは、コラボレーションを簡単にする、安全なオンライン会議スペースです。会議出 席者全員を素早く簡単につなぐように設計されています。Intel Unite® ソリューションは、現在入手できるシ ンプルで直ちにコラボレーションが可能なソリューションであり、将来にわたって追加機能に対応し、イノ ベーションを実現する基盤となります。 本書は、Intel Unite® ソフトウェアをエンタープライズ・モードでインストールする場合に参照するものであ り、機能の詳細やトラブルシューティングについて説明しています。 1.1 対象 このドキュメントは、企業環境内で作業する IT スタッフのほか、Intel Unite® ソリューションを企業環境に 導入しようとしている読者を対象としています。 1.
1.3 Intel Unite® ソリューションの新機能 ソリューションに何が追加されたかを分かりやすく示すため、次の表に 1.0 以降のバージョンで追加された 機能をまとめています。 v 2.0 v 3.0 v 3.0 MR v 3.
2 Intel Unite® ソリューションの要件 2.1 エンタープライズ・サーバーの要件 Microsoft* Windows Server* 2008 以降 SSL を有効にした Microsoft* インターネット インフォメーション サービス 社内または信頼できるパブリックルートの、SHA2 ベース Web サーバー証明書が必要で す。 Microsoft* インターネット インフォメーション サービスで設定された SMTP 電子メールサーバー Microsoft* SQL Server* 2 0 0 8 Microsoft* .NET* 4.5 以降 4 GB RAM 32 GB の空き領域 R 2 以降 注:IIS Web サーバーと Microsoft* SQL データベース・サーバーは、それぞれ別の機器にインス トールできます。 2.2 ハブの要件 Microsoft* Windows* 7 SP1、8.1 または 10 (32 ビットおよび 64 ビット) 2.
2.
3 導入の概要 Intel Unite® ソリューションは、エンタープライズ・サーバー、ハブ、そしてクライアントの 3 つのコンポー ネントで構成されています。 エンタープライズ・サーバーは、コンポーネントの中で最初に設定する必要があります。ハブおよびクライ アント・アプリケーションが起動されると、接続情報を交換し、PIN の割り当てを受けるために、エンター プライズ・サーバーが使用されるからです。 ハブは、通常は会議室のディスプレイまたはプロジェクターに接続された、インテル® Core™ vPro™ プロ セッサーを搭載したミニ PC です。 クライアントは、ハブに表示された手順に従って、クライアント・ソフトウェアをダウンロードし、表示さ れた PIN を入力することでハブに接続します。接続が確立すると、クライアントはコンテンツのプレゼン テーションや表示、注釈付け、そして同じハブに接続された他のクライアントとファイルを共有でき、ハブ にインストールされたプラグインとも通信できます。 次の図は、インストールされたコンポーネントの概要を示しています。 3.
4 エンタープライズ・サーバーのインストール 4.1 エンタープライズ・サーバーの概要 エンタープライズ・サーバーのインストーラーには、データベース、PIN サーバー、管理者 Web ポータル、 およびクライアント・ダウンロード・ページが含まれています。 エンタープライズ・サーバーには、次の 4 つのコンポーネントがあります。 1) Microsoft* SQL データベース:Intel Unite® ソリューション・インフラストラクチャーのステータス 情報がすべて保持されます。 2) Web サービス:データベースと、ハブおよびクライアントとの通信を行う標準メッセージング・ サービスです。 3) 管理者ポータル Web サイトでは、ハブとクライアントの管理、統計の生成、および監視と警告を 行います。 4) クライアント・ダウンロードのランディング Web ページには、クライアント用 Intel Unite® ソフト ウェアが用意されています。 また、ハブとクライアントは、エンタープライズ・サーバーの位置をネットワーク・インフラストラク チャー上で確認する際に、ServerConfig.
電子メールサーバーの設定」セクションを参照してください。 ASP.NET 4.5 がインストールされ有効になっていることを確認します。 SSL が IIS で有効になっていることを確認します (https サイトが動作するはずです)。注:信頼でき る有効なルートの SHA-2 証明書をインストールするために、IT 部門と連携する必要がある場合が あります。 Windows* 認証または SQL 認証により MS SQL へのアクセス権があることを確認します。 「Microsoft* SQL Server* のインストール」のセクションを参照してください。 エンタープライズ・サーバーの自動ルックアップを有効にするには、DNS サービスレコードを追加 します。「DNS サービスレコードを作成する」のセクションを参照してください。 4.2.
[次へ] をクリックして [データベース・サーバー] ウィンドウに進みます。 [データベース・サーバー] ウィンドウで、[データベース・サーバー接続の詳細] を選択します。 使用できるオプションは次のとおりです。 [SQL ホスト名] ボックスの (local) はサーバーのデフォルト値です。この値は、ホスト名を編 集して変更することができ、またはデフォルト値のままにすることもできます (同じサーバー に SQL がインストールされている場合は (local) のままにします)。 サーバーのデフォルト値は [信頼済み (Windows 認証)] (すでにログイン済みの場合) ですが、 データベースへのアクセス権があり、SQL 認証を選択できる有効な資格情報を持っている場合 は [ユーザー名とパスワードを指定 (SQL 認証)] を選択します。後者を選択する場合は、[テス ト接続] をクリックしてデータベース接続をテストしてください。 [データベース接続/セットアップの詳細] セクションでは、UniteServer と呼ばれる新しいデー タベースへのアクセスに使用される Un
[次へ] をクリックして機能の選択内容を確認し、[インストール] をクリックしてインストールを開 始します。 [完了] をクリックして、セットアップを終了します。 これでエンタープライズ・サーバーがインストールされました。次のセクションに進んでハブをイ ンストールしてください。 Intel Unite® ソリューション・エンタープライズ導入ガイド v3.1.
オプション: UniteServer データベースが、サーバー上の SQL Management Studio を使用して作成され ていることを確認する場合、SQL Management Studio を開き、SQL Server* に接続しま す。左側のペインで [Databases (データベース)] を展開し、UniteServer データベースが作 成されていることを確認してください。 下記のリンクから、管理者ポータル (データベースおよび PIN サーバーと一緒に、サー バーにインストールされている場合) にアクセスしてインストールが成功したことを確認 します。 https://<サーバー名>/admin アカウントにログインするか、デフォルトの管理者アカウントを使用できます (新しくソ フトウェアをインストールした場合)。 ユーザー:admin@server.com パスワード:Admin@1 Intel Unite® ソリューション・エンタープライズ導入ガイド v3.1.
注 :管理者ポータルへのアクセス時にエラーが発生した場合、「トラブルシューティング」セクション を参照してください。 4.4 Intel Unite® アプリケーションのアンインストール アプリケーションをアンインストールする必要がある場合は、前に作成した UniteServer データベースと UniteServiceUser ログインも削除して、アプリケーション内の競合を回避する必要があります。削除する前 に、必ずデータベースのバックアップを作成してください。 1. インストーラー Intel Unite Server.mui を実行します。 2. [削除] をクリックし、[次へ] をクリックして進みます。 3. Microsoft SQL Server Management Studio に移動し、手動で UniteServer SQL データベースと UniteServiceUser アカウントを削除します。以下の画像で強調表示された領域を参照します。 Intel Unite® ソリューション・エンタープライズ導入ガイド v3.1.
5 ハブのインストール 5.1 ハブのプレインストール エンタープライズ・サーバーにチェックインして通信するには、ハブ・ファイアウォールで Intel Unite® ア プリケーションを除外する必要があります。これは、ハブがエンタープライズ・サーバーを探してチェック インできる必要があるためです。 ハブ・インストーラーを実行するとサーバー接続の詳細が表示され、DNS サービスレコードから取得した情 報によって手動ルックアップ (インストール・プロセスの [サーバーの指定]) をバイパスするオプションが表 示されます。ハブ・インストーラーを実行すると、インストーラーにより ServerConfig.
5.2 ハブのインストール イ ン ス ト ー ラ ー の フ ォ ル ダ ー の 場 所 を 探 し て 、 ハ ブ の イ ン ス ト ー ラ ー で あ る Intel Unite Hub.mui.msi を実行します。 [次へ] をクリックして進めます。 [使用許諾契約書に同意します] チェックボックスを選択したら、[次へ] をクリックします。 [エンタープライズ] を選択して、[次へ] をクリックします。 Intel Unite® ソリューション・エンタープライズ導入ガイド v3.1.
このウィンドウで、PIN サーバーの接続設定を指定する必要があります。次の選択肢より選択します。 [サーバーの自動検索]:推奨される選択肢です (デフォルト)。 [サーバーの指定]:この手順では、エンタープライズ・サーバーのホスト名が分かっている必 要があります。 o PIN サーバーのホスト名を入力します。 o [証明書の公開キーを入手している] をオンにしている場合、[証明書の公開キー] を入 力します。 いずれかを選択して [次へ] をクリックします。 [インストール先フォルダー] ウィンドウが開き、ハブがインストールされるデフォルトのフォルダーが 表示されます。インストール先フォルダーは、必要に応じて変更できますが、変更する必要がなければ デフォルトの場所のままにします。この手順でデスクトップ・アイコンを作成することもできます。[次 へ] をクリックして進めます。 Intel Unite® ソリューション・エンタープライズ導入ガイド v3.1.
この手順で、戻って設定を確認するか、[インストール] をクリックして進みます。 インストールが終了すると、[Intel Unite® ソフトウェア・セットアップ・ウィザードが完了しました] ウィンドウが表示されます。[完了] をクリックして、インストール・プロセスを終了します。 初めてアプリケーションを起動する場合は、Intel Unite® アプリケーション・プライバシー・ス テートメントが表示されます。 Intel Unite® アプリケーション・プライバシー・ステートメントは、匿名の使用状況データを収集す る目的で使用されます。インテルでは、常に製品の向上に力を入れており、今後もよりよい製品を 提供するためにデータを収集したいと考えています。[はい] または [いいえ] を選択します。このダ イアログボックスを再度表示したくない場合はチェックボックスを選択してください。 Intel Unite® ソリューション・エンタープライズ導入ガイド v3.1.
これで、画面またはモニターに PIN が表示されるようになりました。これは、クライアントがハブ に接続する際に必要となる PIN です。(PIN が表示されない場合は、「トラブルシューティング」セ クションを参照してください。) 5.3 ハブの設定 Intel Unite® ソフトウェアを実行しているハブの設定オプションは、管理者ポータルで変更できます。管理者 ポータルには、エンタープライズ・サーバーにチェックインしたすべてのハブに適用されるデフォルトの構 成設定が記載されたデフォルトのプロファイルがあります。この設定オプションは、ハブからエンタープラ イズ・サーバーへの接続が確立された後、ハブに適用されます。設定はハブのチェックイン時に毎回更新さ れます。ハブに表示する色、画像、PIN サイズ、実装するプラグインなどを含むハブ設定のほとんどが、組 織のニーズに合わせてカスタマイズできます。 ハブ設定について、詳しくは「管理者ポータルガイド」セクションを参照してください。 5.
5.
o プラグインフォルダーでプラグインを探し、*Plugin.dll (GuestAccessClientPlugin.dll など) を右ク リックし、[プロパティ] を選択します。 o プラグインの [プロパティ] ウィンドウが開いたら、[デジタル署名] タブを探し、クリックして開き ます。 o [Intel Unite® プラグイン] を選択し、[詳細] をクリックします。 o [デジタル署名の詳細] ウィンドウで、[証明書の表示] をクリックします。 o [証明書] ウィンドウで [詳細] タブを選択し、[拇印] が表示されるまで下にスクロールします。 o [拇印] を選択し、値が表示されたらメモ帳またはテキストファイルに貼り付け、スペースを削除 し、保存します。 o このキー値は、プラグインのプロファイル作成時に使用されます。このキー値は、プロファイル作 成後に作成および入力できます。 詳しくは次のセクションを参照してください。 値をコピーしてメモ帳または テキストファイルに貼り付 け、スペースを削除して保存 します。 5.6.
前セクションで説明し たメモ帳またはテキス トファイルに保存した 値を使用します。正し い値であることを確認 してください (スペース なし) キー: PluginCertificateHash_XXX o XXX はハッシュを追加するプラグインの名前です。例えば、識別用の GuestAccessPlugin では、ハッシュに対応するプラグイン名を使用することをお勧めします。 データ型:文字列 ユニット:テキスト 値:「プラグイン証明書ハッシュの値」セクションでメモ帳またはテキストファイルに保存した拇 印値を使用します。キー値は、キーの作成後に入力することもできます。 [保存] をクリックします。この値は、後で [編集] リンクを選択して更新できます。 [プロファイル] ウィンドウに新しいキーが表示されます。 [プラグイン証明書ハッシュの確認] キーを真に設定し、有効にする必要があります。デフォルト値は偽で す。 Intel Unite® ソリューション・エンタープライズ導入ガイド v3.1.
真から偽 (またはその逆) に切り替えることで、プラグインを有効または無効にできます。キー値はプラグイ ンの有効性を確保するものであることに注意してください。 [編集] リンクをクリックし、値を [真] に変更して [保存] をクリックします。 プラグイン設定が有効になりました。 Intel Unite® ソリューション・エンタープライズ導入ガイド v3.1.
6 クライアントのインストール 6.1 クライアントのプレインストール クライアントは、エンタープライズ・サーバーを探してチェックインできる必要があります。エンタープラ イズ・サーバーにチェックインして通信するには、クライアント・ファイアウォールで Intel Unite® のアプ リケーションを除外する必要があります。 クライアント・インストーラーを実行すると、サーバー接続の詳細の入力を求めるプロンプトが表示され、 DNS サービスレコードから取得した情報によって手動ルックアップ (インストール・プロセスの [サーバーの 指定]) をバイパスするオプションが表示されます。インストーラーを実行すると、インストーラーにより ServerConfig.
[使用許諾契約書に同意します] チェックボックスを選択し、[次へ] をクリックします。 [エンタープライズ] を選択して、[次へ] をクリックします。 このウィンドウで、PIN サーバーの接続設定を指定する必要があります。次の選択肢より選択しま す。 [サーバーの自動検索]:これが最も便利な選択肢です (デフォルト)。 [サーバーの指定]:この手順では、エンタープライズ・サーバーのホスト名が分かっている必 要があります。 o [証明書の公開キーを入力]:このオプションは [サーバーの指定] を選択した場合 に有効になります。 Intel Unite® ソリューション・エンタープライズ導入ガイド v3.1.
o 証明書の公開キーを持っており、この方法を選択した場合に証明書の公開キーを 入力します。 いずれかを選択し、[次へ] をクリックして進みます。 [インストール先フォルダー] ウィンドウが開き、Intel Unite® アプリケーションがクライアントにインス トールされるデフォルトのフォルダーが表示されます。インストール先フォルダーは、必要に応じて変 更できますが、変更する必要がなければデフォルトの場所のままにします。 戻って設定を確認するか、[インストール] をクリックして進みます。 Intel Unite® ソリューション・エンタープライズ導入ガイド v3.1.
インストールが終了すると、[Intel Unite® ソフトウェア・セットアップ・ウィザードが完了しまし た] ウィンドウが表示されるので、[完了] をクリックします。 次の [画面への接続] ウィンドウが表示されます。 ハブに接続するには、モニターまたは画面に表示された PIN を入力します。デフォルトでは、PIN は、5 分ごとに変更されます。 機能とユーザー情報について、詳しくは「Intel Unite® ソリューション・ユーザー・ガイド」を参 照してください。 Intel Unite® ソリューション・エンタープライズ導入ガイド v3.1.
6.3 macOS* クライアントのインストール Intel Unite macOS X,X.dmg ファイルを探し、Mac* クライアントでソフトウェアをダウンロードし ます。ファイルをダブルクリックしてアプリケーションを展開します。 [エンドユーザー使用許諾契約書] への同意を求めるプロンプトが表示されます。[同意する] をク リックして進めます。 展開したら、アプリケーション・フォルダーにドラッグ & ドロップします。 アプリケーション・フォルダーに移動してアプリケーションを見つけたら、クリックして実行しま す。 [PIN の入力と画面への接続] 画面が開きます。モニターまたは画面に表示された PIN を入力する と、ハブに接続して共有を開始します。 機能とユーザー情報について、詳しくは「Intel Unite® ソリューション・ユーザー・ガイド」を参 照してください。 Intel Unite® ソリューション・エンタープライズ導入ガイド v3.1.
注:アプリケーションは DNS 自動検出 (DNS サービスレコード) を使用してエンタープライズ・サー バーを検索します。デフォルトのエンタープライズ・サーバーは、ユーザーの ~/Library/Preferences フォルダーにある com.intel.Intel-Unite.plist の設定を変更することで指定できます (defaults write com.intel.Intel-Unite EnterpriseServer myServer.mydomain.
[設定] で [スクリーン名] とサーバー情報を入力します。 サーバー検索では [自動] を選択できます。特定のサーバーにアクセスする場合は、[手動] をクリッ クして接続先のサーバーを入力します。 [保存] をクリックします。 モニターまたは画面に表示された PIN を入力すると、ハブに接続して共有を開始できます。 機能とユーザー情報について、詳しくは「Intel Unite® ソリューション・ユーザー・ガイド」を参 照してください。 6.
モニターまたは画面に表示された PIN を入力すると、ハブに接続して共有を開始できます。 機能とユーザー情報について、詳しくは「Intel Unite® ソリューション・ユーザー・ガイド」を参 照してください。 Intel Unite® ソリューション・エンタープライズ導入ガイド v3.1.
6.6 Chrome* OS クライアントのインストール Chromebook* デバイスで、Google* アプリストアに移動し、クライアント用の Intel Unite® ソフト ウェアをダウンロードします。 アプリのダウンロードが完了したら、アプリを開きます。 右上隅にあるギアのアイコンをクリックして [設定] にアクセスし、必要な情報を入力します。 [設定] で [スクリーン名]、[電子メール]、サーバー情報を入力します。サーバー検索では [自動] を 選択できます。特定のサーバーにアクセスする場合は、[手動] をクリックして接続先のサーバーを 入力します。 [設定の保存] をクリックします。 モニターまたは画面に表示された PIN を入力すると、ハブに接続して共有を開始できます。 機能とユーザー情報について、詳しくは「Intel Unite® ソリューション・ユーザー・ガイド」を参照してく ださい。 6.
7 詳細インストール 7.
7.
HKEY_CURRENT_USER\software\Intel\Unite\ PublicKey (String) [接続認証の公 開キー] 両方 HKEY_CURRENT_USER\software\Intel\Unite\ CurrentPin (string) [このシステム の現在の PIN] ハブ HKEY_CURRENT_USER\software\Intel\Unite\ DoNotShowPrivacyStatement (DWORD) [0 = 起動時に プライバ シー・ステー トメントを表 示 1 = プライバ シー・ステー トメントを表 示しない] 両方 HKEY_CURRENT_USER\software\Intel\Unite\ HWThumbprint (String) [ハードウェア のハッシュ] 両方 HKEY_CURRENT_USER\software\Intel\Unite\ ServicePort (DWORD) [サービスが リッスンして いるポート] ハブ HKEY_CURRENT_USER\software\Intel\Unite\
HKEY_CURRENT_USER\software\Intel\Unite\ShowAvToggle (DWORD) = 1 Win7 Aero* モード。ユー (A/V モード有効/無効の切り替え) ザーが RTF と クライ アント WebRTC を切 り替えること ができるよう にします。 レジストリー・キー (マシン): 値 デバイ ス HKEY_LOCAL_MACHINE\software\Intel\Unite\ HubUnlockPassword (String) [ハブ・アプリ ケーションを 終了するため のパスワード] ハブ HKEY_LOCAL_MACHINE\software\Intel\Unite\ DisableCheckCertificateChain (DWORD) [自己署名入り 証明書の場合 に設定。1 = エンタープラ イズの証明書 チェーンを確 認しない (サー バー証明書)] 両方 HKEY_LOCAL_MACHINE\software\Intel\Unite\ DisableUsageCollection (DWORD) [1 = テレ
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Intel\Unite\S4BPlugin Keywords (文字列) = コンマ,区切りの,キーワード,リスト HKEY_LOCAL_MACHINE\software\Intel\Unite\ LogFile (String) Intel Unite® ソリューション・エンタープライズ導入ガイド v3.1.
8 管理者ポータルガイド 管理者ポータルは、Intel Unite® アプリケーションがインストールされているデバイスを表示および管理でき る、Intel Unite® アプリケーションの管理者用 Web ポータルです。これは、インストール時に PIN サービス と Web サーバーとともにエンタープライズ・サーバーにインストールされるコンポーネントの 1 つです。 (「エンタープライズ・サーバーのインストール」のセクションを参照してください)。管理者ポータルが データベースへのアクセス権を持っている場合、データベースと同じサーバー上にある必要はありません。 新機能に加え、管理者ポータルも新しくなりました。ハブおよびクライアント・デバイスの設定を行いやす くするため、ヘルプメニューおよび機能情報が追加されました。 管理者ポータルにアクセスするには、ブラウザーからポータルに割り当てられたリンクに移動しま す。リンクは https:///admin で、 は Intel Unite® サーバーに 割り当てられた名前です (デフォルトの名前 =
8.1.1 アカウントの登録 アカウントを登録するには、管理者ポータルからログアウトしていることを確認します。 8.1.2 ナビゲーション・バーの右上にある [登録] リンクをクリックします。 使用する電子メールアドレスとパスワードをフォームに入力して、[登録] をクリックします。 または、管理者ポータルにログインした後、[管理] タブからユーザーを追加または登録できます。 既存アカウントでのログイン 登録済みアカウント、もしくはインストール時に作成したデフォルトのアカウントでログインできます。こ のデフォルト・アカウントは管理者ポータルへのフルアクセス権を持つため、ポータルへのアクセスを制限 するためにも、パスワードを変更することをお勧めします。 Intel Unite® ソリューション・エンタープライズ導入ガイド v3.1.
8.2 管理者ポータルのホームページ ホームページには、「ようこそ」のメッセージが表示され、サーバーでチェックインした、すべてのアク ティブなシステム (クライアントとハブ) の概要を確認できます。表には、各 [システム] の名前、各システム に割り当てられた [プロファイル]、[オン] または [オフ] のステータス、[最終チェックイン] の日付と時間が 表示されます。 表の各項目は、複数のキーワードで検索ボックスを使用してフィルタリングすることができ、それぞれの キーワードによってすべての列が検索されます。このウィンドウでは、表示エントリー数の <数> をクリッ クして、表示するエントリーの数を選択できます。表字エントリー数は、10、25、50、100 から選択でき ます。 8.2.
モデレーター 予約済み PIN テレメトリー 会議のスケジュール 詳細については、管理者ポータルの本章で、各トピックに該当するセクションを参照してください。 8.2.2 アイコン / リンクの名称 管理者ポータル全体で、次のアイコンやリンクが頻繁に使用されています。 編集 詳細を表示 デバイスの表示 削除 特定の値に関する情報を含むダイアログボックス アイコン上にカーソルを置くと、該当する項目に関する情報を表示できます。 8.
[詳細]:[詳細を表示] リンクをクリックすると、[クライアントのプロパティー] ウィンドウが表示さ れ、システム・プロパティーやそのメタデータが表示されます。以下は [クライアントのプロパ ティー] に表示されるキーの一部です。 CertificateHash ClientHostName IPAddress IsRoomMode SevicePort 各キーで使用できる有効な値について、詳しくは「プロファイルの設定」セクションのキー情報と 対応する値を参照してください。 [編集] リンク - [編集] リンクをクリックして、デバイス・プロファイルの編集および特定グループへの デバイスの割り当てができます [削除] リンク - [削除] リンクをクリックすると、管理者ポータルからデバイスが削除されます。デバイ スが削除される前に、確認メッセージが表示されます。または、左端の列で 1 つ以上のデバイスを選択 し、[選択したデバイスを削除] ボタンをクリックします。 Intel Unite® ソリューション・エンタープライズ導入ガイド v3.1.
8.4 グループページ [グループ] ページのメニューには、[デバイスグループ] と [プロファイル] の 2 つのオプションがあります。 8.4.1 [グループ] > [デバイスグループ] [デバイスグループ] は、デバイスを監視目的、機能性および利便性のためにまとめるのに使用できます。同 じまたは異なるプロファイルを持つデバイスを 1 つのグループに割り当てることができます。このページで は、グループと、各グループの項目の作成、表示、編集、および削除ができます。[グループの作成] をク リックし、グループの名前を指定すると、新しいグループを作成できます。 グループを作成した後は以下を実行できます。 [デバイスの表示] リンクをクリックし、選択したグループに対してデバイスを追加または削除でき ます。また、右端の列の [詳細] リンクをクリックし、そのグループに属する各システムのプロパ ティーとメタデータを表示できます。 [編集] リンクをクリックし、[グループ名] を更新または変更できます。 Intel Unite® ソリューション・エンタープライズ導入ガイド v3.1.
8.4.
[デフォルト] のキーと値: Intel Unite® ソリューション・エンタープライズ導入ガイド v3.1.
それぞれのキーの横にはダイアログボックスがあり、カーソルをそこに置くと、それぞれのキー値や情報が 表示され、キーを編集する前に必要な情報を得ることができます。以下に 2 つの例を示します。 キーおよび対応する値の詳細については、「プロファイルの設定」の表を参照してください。 Intel Unite® ソリューション・エンタープライズ導入ガイド v3.1.
8.
管理者ポータルでは、次のキーを使用しています。 EmailServer:サーバーが通知を送る宛先の電子メールです。 InactiveCount:Notifications の役割を持つユーザーへ電子メールを送る、Intel Unite® アプリケー ションの状態監視ツールが使用します。 WarningThreshold:デバイスが非アクティブと判断されるまでの分数のしきい値です。デフォル トの値は 60 分です。 [編集] リンクをクリックすると、キーを更新できます。 8.5.
同じページ上で役割 ([デフォルト] または [管理者]) をクリックすると、[役割] ページが開きます。[役割] の 詳細については、このまま次のセクションに進んでください。 デフォルトのアカウントに関する注意事項:デフォルトの admin@server.com アカウントにログインして新 しいアカウントを追加した場合、電子メール確認が自動的に送信されることはありません。電子メールアド レスを手動で確認するには、新しいアカウントにログインして、ナビゲーション・バーの右上にある [<ユー ザー名> さん、ようこそ!] をクリックします。次に、ページの下部にある [電子メール確認の送信] ボタン をクリックします。この手順を実行する前に、web.config xml ファイルでサーバーのメール設定を編集する 必要があります。「電子メールサーバーの設定」のセクションを参照してください。 8.5.
それぞれの役割に割り当てられたアクティビティーとアクセス権を表示するには、右端の列にあるギアのア イコンをクリックして [アクセス許可] ウィンドウを開きます。割り当てられたアクティビティーをカスタマ イズして、役割のセットに特定の操作を許可することができます。 新しい役割を追加するには、[役割の作成] ボタンをクリックして役割名を編集します。その後、[役割] ペー ジでギアのアイコンをクリックし、その役割が実行するアクティビティーを選択します。アクセス許可が追 加または削除されます。 ユーザーには複数の役割が割り当てられる場合があることに注意してください。 8.5.
システム上で環境を混在させるため、ハブのプロファイルでモデレーター機能のモードを設定する必要があ ります。引き続き次の操作を行ってください。 [グループ] ページで [プロファイル] を選択し、[プロファイルの作成] をクリックします。ウィンド ウが開いたら [プロファイル] の名前と説明を入力します。 作成したプロファイルをリスト上で見つけ、右端の列に表示されている [詳細を表示] をクリックし ます。 [キー] 列に表示される [モデレーター・モード] キーで、プロファイルに適用するモードの [値] を入 力します。有効な値は次のとおりです。 Intel Unite® ソリューション・エンタープライズ導入ガイド v3.1.
モデレーターの説明と値: 0- 非管理:デフォルトのモードです。会議やセッションにモデレーターはいません。参加者は全 員、同等の閲覧およびプレゼンテーションの権利を持ちます。前のバージョンの Intel Unite® ソフトウェア (v3.1 以前) が使用したモードです。 1- 自己昇格:誰かが自分自身をモデレーターに昇格させるまで、会議やセッションは管理されま せん。このモードでは、他の参加者にモデレーターを割り当てられるのはモデレーターだけで す。モデレーターは、誰がセッション中にプレゼンテーションを行うかについても割り当てる ことができます。 2- 厳密:割り当てられたモデレーターのみが会議やセッションを管理します。モデレーターが セッションに参加すると、自動的にこの役割に昇格されます。 注: a.
認証が必要ない SMTP リレーのみ設定可能です。ユーザーのモデレーター・トークンの取得と 手動インストールも可能です。詳細は、「厳密モードでのトークンの手動インストール」セク ションを参照してください。 選択したハブでモデレーターのプロファイルを有効にするには、[デバイス] ページに移動し、設定 するハブをリストから選択します。次に右端の列に表示される [編集] リンクをクリックします。 ウィンドウが開いたら、[プロファイル] セクションでモデレーター用に作成したプロファイルと、 該当する場合は所属するグループを選択し、[保存] をクリックします。 モデレーター・リストに入力した後は、選択して (ブルーボックス) [削除] をクリックすると削除できます。 モデレーターに、会議やセッションにモデレーターとして参加するための URL を送信するには、名前を選択 して [トークンの送信] をクリックします。 Intel Unite® ソリューション・エンタープライズ導入ガイド v3.1.
8.5.4.1 厳密モードでのトークンの手動インストール SMTP リレーがない場合、モデレーターとして追加されているユーザー用にモデレーター・トークンを取得 し、手動でインストールできます。その場合、Microsoft* SQL Server* Management Studio をインストール する必要があります。 トークンの取得方法: o モデレーターを追加します o Microsoft* SQL Server* Management Studio を起動し、エンタープライズ・サーバーのインストー ル時に使用した管理者資格でデータベース・サーバーに接続します o [Databases (データベース)]、[UniteServer]、[Tables (テーブル)] の順に展開します o [dbo.
[未予約リスト] - 静的 PIN による予約がないシステムのリストです。PIN は、手動入力、自動生成、 CSV ファイルでのインポートができます。 PIN を割り当てたら、[保存] をクリックして値を保持します。 Intel Unite® ソリューション・エンタープライズ導入ガイド v3.1.
8.5.6 [管理] > [テレメトリー] このページには、管理者ポータルが収集したテレメトリー・データが表示されます。データを表示するに は、Intel Unite® ソリューション対応のテレメトリー・プラグインをインストールする必要があります。テレ メトリー・プラグインを使用すると、IT 管理者は Intel Unite® アプリケーションと、各ハブに接続されてい るクライアント・デバイスに関する情報を収集できます。IT 管理者は、各会議室の接続数、日別接続数、接 続ごとの平均使用時間などの情報を表示できます。プラグインの展開方法を含む詳細については、「Intel Unite® テレメトリー・プラグイン・ガイド」を参照してください。 Intel Unite® ソリューション・エンタープライズ導入ガイド v3.1.
8.6 会議のスケジュール・ページ 会議のスケジュール・ページは、既存の Microsoft* Office 対応 Intel Unite® プラグインをインストールまた は使用できない参加者のために、会議やセッションの URL を作成する機能です。参加者ならだれでもこの ページを表示できます。 [新しい会議の生成] ボタンをクリックして URL を作成し、会議またはセッションに参加するユーザーに送信 します。 8.7 管理者ポータルのその他の設定オプション 8.7.
会議中に PIN を変更する 会議またはセッションの PIN をロッ ブーリア クします。全ユーザーが接続を切断 ン 真 するまで、PIN は変更されません。 真 = セッション中に PIN を変更でき ます 偽 = セッション中は PIN がロックさ れます リモートビューを無効にする 特定の部屋からのリモートビューを ブーリア 無効化する機能です。設定されてい ン 偽 る場合、ユーザーがリモートビュー を使用してコンテンツを表示しよう とすると、使用不可を示すイメージ が表示されます 真 = リモートビューを無効にする 偽 = リモートビューを許可する 表示される PIN のサイズ ピクセル単位でのサイズ。この値 整数 48 整数 100 文字列 空白 整数 2147483647 バ は、画面上の PIN の高さ (ピクセル単 位) を表します。大きな値を指定する と、部屋の端からでも PIN を読みや すくなります。 表示される PIN の透明度 モニターに表示された PIN のアル ファ透明度を制御します 100 = 100% 見えます 1-99 = 周囲
赤:#FF0000 黄色:#FFFF00 緑:#00FF00 ライトブルー:#00FFFF ダークブルー:#0000FF 黒:#000000 白:#FFFFFF グレー:#808080 全画面ルームモード - 背景画像の 背景画像が画面全体に拡大されるよ ブーリア 偽 拡大 うに設定するフラグ ン 全画面ルームモード - 背景 URL ハブの背景を、指定した URL または 文字列 空白 文字列 {pin} 文字列 空白 画像 (jpg/png) に設定します。この機 能を有効にするには、値を「真」に 設定します。 例: http://myserver.com/background.
モデレーター・モード ミーティングやセッションへのモデ 整数 0 文字列 空白 レーター・モードの割り当て、次の 値を使用 0 = モデレーションなし 1 = 自己昇格 2 = 厳密 エラー電子メールアドレスの送信 ハブがエラーメッセージを送信する 電子メールアドレスを割り当てます サービス・リッスン・ポート ハブが着信接続をリッスンするポー (白で表示) 0 (0 = 自動割り当 整数 トを割り当てます。 てポート) タイル圧縮 AV 以外のコンテンツの共有で圧縮率 85 (有効範囲:5 ~ 整数 を調整できます。ネットワークを介 100) して送信される、ディスプレイ (タイ ル) の変更部分に適用される圧縮率 (%) です。 (値を高く設定するほど、より大きな 帯域幅が使用されます) タイルサイズ サイズを調整できます。画面を分割 128 (有効範囲:32 ~ する際のタイルサイズ。各タイルの 512) AV 以外のコンテンツの共有でタイル 整数 サイズ (ピクセル単位) です。 プラグイン証明書ハッシュの確認 プラグインの検証が必要 ブーリア
8.7.3 電子メールサーバーの設定 管理者ポータルでは、Intel Unite® アプリケーションをサーバーにインストールしたときに作成される web.config xml ファイル内の SMTP サーバーを定義できます。SMTP サーバーが設定されている場所によっ ては、mailSettings を「ホスト」が SMTP サーバーを示すように web.config xml ファイル内で変更する必 要があります。(デフォルトでは、Web.config xml ファイルは C:\Program Files (x86)\Intel\Intel Unite\PinServer にあります。) SMTP 電子メールサーバーが IIS で設定されていること、エンタープライズ・サーバーのプリインストール 時にアプリケーションと適合する正しい設定であることを確認してください。 このファイルの設定は次のとおりです。 PAGE 65ます。(デフォルトでは、clocktower.exe xml config ファイルは C:\Program Files (x86)\Intel\Intel Unite\ClockTower にあります。) このファイルの設定は次のとおりです。 Intel Unite® ソリューション・エンタープライズ導入ガイド v3.1.
9 OS および PC のセキュリティー・コント ロール 9.1.1 最小セキュリティー標準 (MSS) Intel Unite® アプリケーションを実行しているすべてのデバイスが、組織のデフォルトの MSS 規格を満たし ているようにすることをお勧めします。また、パッチ用にエージェントをインストールし、MSS 仕様に従っ て、ウイルス対策/IPS/IDS ソフトウェアおよび他の必要なコントロールをインストールすることをお勧めし ます。McAfee スイートのマルウェア対策、IPS、IDS 機能の互換性についてはテスト済みです。 9.1.
注:このリンクの情報には、最もよく知られている方法の強化と関連ドキュメントを含むウィザードベース の強化ツールが含まれています。 Intel Unite® ソリューション・エンタープライズ導入ガイド v3.1.
10 メンテナンス 組織と IT 管理者は、定期的なメンテナンス・プログラムを決定します。次のメンテナンス・タスクを実行す ることをお勧めします。 10.1 夜間再起動 ハブは毎日 (夜間を推奨) 再起動することをお勧めします。再起動の前に、キャッシュされた一時ファイルの 消去や標準のパッチ手順の開始といったメンテナンス・タスクを実行します。 10.2 パッチ適用方針 可能な場合は前述のように、マシンを夜間に再起動する前に、標準のパッチメカニズムを可能な限り無人 モード (GUI プロンプト表示なし) で実行します。 10.3 レポーティング マシンの稼働時間インジケーターを収集し、組織のニーズに合ったレポートを作成します。 10.4 監視 マシンのハートビートに基づいた状態追跡システムを使用し、必要に応じてバックエンドの稼働時間を分析 します。 10.4.1 バックエンドの監視 標準の仮想サーバー監視ツールを使用して警告を生成し、2 次レベルサポートに送信します。 Intel Unite® ソリューション・エンタープライズ導入ガイド v3.1.
11 macOS* 用 Intel Unite® ソリューション 11.1 背景 macOS* 用 Intel Unite® ソフトウェアは、主要なアプリのパッケージとしてパッケージングされており、IT 固有のプリファレンス値を活用できます。そのために、本アプリは、一般的な Mac* の管理ソフトウェアや 技術から、手動インストールや環境設定まで、共通の展開の多くをサポートします。 11.2 一般的な接続のワークフロー デフォルトでは、本アプリは、接続先として適切なエンタープライズ・サーバーを決定する際に DNS 自動 検出 (例えば、DNS SRV レコード) を使用します。全体的なワークフローは次のとおりです。 (オプション) プリファレンスで定義されたエンタープライズ・サーバー 以下のドメインへの自動検出: 11.3 _uniteservice._tcp _uniteservice._tcp.yourSubDomain.yourDomain.yourTLD i. 例:_uniteservice._tcp.corp.acme.
デフォルトのエンタープライズ・サーバーを設定すると、実行している自動検出プロセスを停止し ます。これは、お使いの Mac* クライアントが唯一独自のネットワーク上に存在する場合に、セ キュリティー上の理由やトラブルシューティングのために特定のエンタープライズ・サーバーに Intel Unite® アプリを「ピン留め」するための、便利な設定になります。 証明書のピン留めのための、エンタープライズ・サーバーの公開キーを定義 エンタープライズ・サーバーにクライアント・アプリケーションを「ピン留め」する場合は、自動 検出が使用されているかどうかに関係なく、各クライアントで「公開キーの文字列」を設定するこ とで行えます。この値を取得するには、次の操作を行います。 o 社内ネットワーク上のいずれかの Mac* で Safari* を開きます。 o エンタープライズ・サーバーの HTTPS アドレスに移動します。 o アドレスバーのロックアイコンをクリックします。 o 証明書シートで [証明書を表示] ボタンをクリックします。 o [詳細] の三角ボタンをクリックして展開します。 o [公開キー
11.4 一般的な配布方法 自動検出を使用している場合、配布は、アプリケーション・フォルダーに Intel Unite® アプリケーションを ドラッグするのと同じくらい簡単に行うことができます。より複雑な、または追加のセキュリティー設定を 必要とする環境では、アプリのパッケージの配布と組み合わせて特定の設定を行うこともできます。これを 行うにはさまざまな方法がありますが、ここでは、より一般的な方法の一部を紹介します。 バッシュスクリプト バッシュスクリプトでお好みの設定を定義でき、アプリケーション・パッケージと組み合 わせてユーザーに配布することができます。 PackageMaker を介したカスタム・インストール・パッケージ preflight または postflight スクリプトを介してお好みの設定を定義することができます。 Apple Remote Desktop を介したカスタム・インストール Apple Remote Desktop を使用すると、Intel Unite® アプリのパッケージをインストールし て、[UNIX コマンドを送信...
12 トラブルシューティング 12.1 サーバーで Intel Unite® アプリケーションをインストールした後、管 理者ポータルにアクセスできません 回避策/解決方法:Web サーバーに必要な役割と機能がサーバーに追加されていることを確認してください。 サーバーマネージャーを使用して、サーバーに役割と機能を追加します。 o サーバーの役割:Web サーバー 管理ツールを含める o .Net* Framework 3.5 機能の追加 o .Net* Framework 4 機能の追加 ASP .NET WCF サービス Web サーバーの役割: 12.2 HTTP アクティブ化 Web サーバー、一般的な HTTP 機能およびデフォルトのドキュメント。 管理者ポータルにアクセスできない 管理者ポータルにアクセスしたときに Web.config の特定の xml タグに関するエラーページが表示された場 合は、ポータルの仮想ディレクトリーのトップレベルにある該当のタグを Web.
o 以下に示すように xml ファイルのデフォルト・プロファイルを表示できるか確認 します。これは、PIN サービスがデータベースにアクセスでき、正常にデータを 取得できることを意味します。 12.3 ハブ・アプリケーション起動時のエラー ポップアップ・ウィンドウにエラー ID が表示されます。ID に基づいて、エラーの性質を決定できます。 12.3.1 プラットフォーム・チェックがエラー ID333333 で失敗 このエラーは、ハブはプラットフォーム・チェックに合格したものの、コード署名証明書の検証には失敗し たことを示します。通常は、OS のルート証明書が更新されておらず、パブリックの Intel Unite® コード署名 証明書が検証できないことが要因です。 システムがインターネットに接続されていることを確認し、プラウザーを開き、 https://www.microsoft.com に移動します (すると、強制的にルート証明書が更新されます)。 Intel Unite® ソリューション・エンタープライズ導入ガイド v3.1.
12.3.2 プラットフォーム・チェックがエラー ID666666 で失敗 このエラーは、プラットフォームが Intel Unite® アプリケーションと互換性がないことを示します。OEM ベ ンダーと確認して、サポートされているプラットフォームでアプリケーションを実行してください。 12.4 ハブが PIN サーバーから PIN を取得せず、スクロールダッシュが表示 されます デバッグスイッチを使用して、ハブで Intel Unite® アプリケーションを起動します。つまり、コマンドプロ ンプトからアプリケーションが保存されているフォルダーに移動し、IntelUnite.exe /debug を実行します。 実行すると、デバッグウィンドウが開き、接続情報が表示されます。一般的なエラーと回避策の一部が以下 に記載されています。デバッグ情報がこれらのエラーのいずれかを示している場合、解決してハブで PIN を 取得するための、解決方法/回避策に従ってください。 12.4.
Intel Unite® ソリューション・エンタープライズ導入ガイド v3.1.
12.4.2 サーバーが表示されません。DNS サービスレコードの試行:_uniteservice._tcp 回避策/解決方法: これは、ハブが DNS レコードを見つけることができない場合に発生する場合があります。デバッグステッ プとして、コマンド・ライン・ウィンドウを開いて nslookup コマンドを実行します。DNS サービスが実行 されているサーバーに対してハブが ping を実行することができ、DNS サービスレコードが Intel Unite® ソ リューション向けに作成されていることを確認します。サービスレコードは次の値を持っている必要があり ます。Service (サービス):_uniteservice、Protocol (プロトコル):_tcp、Port number (ポート番号):443 および Host offering this service (このサービスを提供しているホスト):エンタープライズ・サーバーの FQDN。 12.4.
12.5 起動/接続時のクライアント・アプリケーションのクラッシュ デバッグスイッチを使用してクライアント・アプリケーションを実行し、情報をログファイルに保存しま す。 (Intel Unite.exe /debug >logfile.txt を実行します)。 ログファイルにメッセージ「例外: - キーが指定された状態で有効ではありません。」がある場合は、アプ リケーションを閉じ、ファイル C:\Users\eaviles\AppData\Roaming\Microsoft\Crypto\RSA\[sid]\d046df を 削除します。指定された状態で使用するには無効なキーです。 12.6 注意すべき項目:接続時間が通常より長くなったり、画面の更新が断 続的に遅くなったりします。 原因: これは、U-APSD (予定外の自動節電配信) が有効になっているときの、一部のワイヤレス・アクセス・ポイ ントのバグです。http://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/support/network-and-i-o/wirelessnetworking/000005615.
IP アドレスからすべての要求を受けているように見えることがあるので、バックオフ・アルゴリズムのトリ ガーとなります。 データベースには、Web サーバーに秒単位で算出された遅延を返すストアド・プロシージャー (spGetPinBackoffTime) が含まれます。この機能は無効にでき、その場合ストアド・プロシージャーは常に 0 を返します。これにより、セキュリティー・バックオフ・アルゴリズムは無効になります。 12.8 Mac* クライアントのトラブルシューティング デバッグメッセージを確認するには、ターミナルから Intel Unite® アプリケーション (/Applications/Utilities) を起動します。 /pathToUnite/Intel\ Unite.app/Contents/MacOS/Intel\ Unite アプリケーションが起動し、ターミナル内のすべてのデバッグ情報が表示されます。 12.8.
12.8.3 エンタープライズ・サーバー接続エラー -1200:SSL エラーが発生し、サーバー への安全な接続を作成できません。 IT 部門と連携して、Intel Unite® ソリューションで必要な、有効な SHA-2 証明書を取得します。 12.9 Mac OS* 用の Intel Unite® アプリがクライアント・デバイスから削除 /アンインストールされ、代わりのバージョンまたは新しいバージョ ンの Intel Unite® アプリがインストールされましたが、古いインス トール・プロパティーが存在します。 Mac* クライアント・デバイス用 の Intel Unite® アプリケーションは OS X* の一般規約に従っています。この ため、アプリが削除されてもユーザー設定は削除されません。 回避策/解決方法: クライアント・デバイスから Intel Unite® アプリケーションをアンインストールします。これらの設定を削 除してクリーンな状態に戻すには、次の 2 つの方法があります。 1.
クラスターにデータベースがすでに存在している場合、インストーラーによりエラーが発生します。このエ ラーを解消するためには、データベースを削除し、DBAdmin 権限を持っていることを確認してからインス トーラーを再度実行します。 12.11 エラーメッセージ: [データベース・エラー] IT 管理者が管理者コンソールで [トークンの送信] オプションを選択し、[データベース・エラー] のエラー メッセージを受け取った場合、SMTP 設定が間違っている可能性があります。SMTP 電子メールサーバーの 設定を検証する必要があります。 12.12 管理者 Web ポータルが正しく表示されない (コンポーネントが表示 されない) Intel Unite® ソフトウェアのアップグレードを実行した後、管理者 Web ポータルの表示が不完全で、テキス トボックス、オプション、アイコンなどのコンポーネントが表示されません。これは、IIS の要求フィルター オプションで MIME の種類がブロックされているためです。 回避策/解決方法: 1. IIS マネージャーを開きます。 2.
付録 A:エンタープライズ・サーバーの準 備 IIS を有効にする W i n do w s * W i n do w s 2 0 0 8 用: S e rv e r* 2 0 0 8 の場合は、.N E T * F ra m e w o rk 4 .5 の更新プ ログラムをダウンロードする必要があります ( h t t p s :/ / w w w .m i c ro s o f t .c o m / e n u s / do w n l o a d/ de t a i l s .
役割が作成されたら、[ 役割] メニューでパネルの右側にある ( I I S ) ] 、[ インターネット インフォメーション の順に移動して、左側の [ 接続] 参照:W i n do w s * への 2 0 0 8 S HA - 2 サービス マネージャ] ( I I S ) ペインでサーバーを選択します。 S e rv e r* ライブラリーのリンク「W i n do w s * S e rv e r* のインストール」 I I S 注:最新バージョンの け付けます。I T サーバー [ We b I n t e l ® Un i t e ™ では、S H A - 2 部門と連携し、発行されている信頼済み 以上の証明書のみを受 サーバー証明書が We b 証明書であり、証明書パスが有効であることを確認してください。 テスト環境では、認証機関と提携して、S H A - 2 証明書を取得するか、環境で暗号化を無 効にしてください。 暗号化なしで o アポート 4 4 3 S e rv e r* DNS I n t e l ® Un
o タイプ:h t t p s o I P o ポート:4 4 3 o ホスト名: o S S L o [ OK ] ( 注:h t t p アドレス:未使用の I P ではありません) アドレスすべて ( 空欄) 証明書:前の手順でインストールした S S L 証明書を使用します。 をクリックします。 Windows* 2012: Server Manager (サーバー マネージャー)を開きます。 [Manage (管理)] メニューで、[Add Roles and Features (役割と機能の追加)] を選択します。 [Role-based or Feature-based Installation (役割ベースまたは機能ベースのインストール)] を選択 します。 適切なサーバーを選択します (デフォルトではローカルが選択されています)。 [Web Server (IIS) (Web サーバー (IIS))] を選択し、Web サーバー (IIS) で必要な機能を [Add Features (機能の追加)] で追加し、
o [HTTP Activation (HTTP アクティブ化)] (プロンプトが表示されたら、HTTP アクティブ化に必 要な機能を追加します) および [Next (次へ)] をクリックします。 注:.NET* 3.5 は、インストール中にエラーの原因となる場合があります。対象のコンピューターが Windows Update へのアクセスを持っていない場合、代替ソースのパスを提供します。[Specify an alternate source path (代替ソースのパスを指定)] リンクをクリックして、インストール・メディア 上の \sources\sxs フォルダーへのパスを指定します。 参照:https://technet.microsoft.com/en-us/library/dn482071.
役割が作成されたら、[Roles (役割)] メニューでパネルの右側にある [Web Server Role (IIS) (Web サーバーの役割 (IIS))]、[Internet Information Services (IIS) Manager (インターネット インフォ メーション サービス (IIS) マネージャー)] の順に移動して、左側の [Connections (接続)] ペインで サーバーを選択します。 注:最新バージョンの Intel Unite® ソリューションでは、SHA-2 以上の証明書のみを受け付けま す。IT 部門と連携し、発行されている信頼済み Web サーバー証明書が SHA-2 証明書であり、証明 書パスが有効であることを確認してください。 テスト環境では、暗号化を無効にするか、自己署名の SHA 2 証明書を作成します。 o 暗号化なしで Intel Unite® を使用するには、サイトバインドでセキュアポート 443 の詳細 を指定する次の手順をスキップし、MS SQL Server* のインストールに進み、DNS サービ スレコードを用意します。また、DN
Microsoft* SQL Server* のインストール エンタープライズ・サーバーでは 2 0 0 8 S QL R 2 S e rv e r* Un i t e ™ MS S QL を実行する必要があります。最低条件はバージョン 以上です。「テスト環境」を実行してアプリケーションに慣れたい場合、新しく専用の をインストールすることもできますが、これは必須ではありません。I n t e l ® アプリケーションは、他のテーブルや既存のデータに干渉することなく、既存のデータベー スに独自のデータベース、データテーブル、およびインデックスを作成します。 MS SQL 2014 のインストールについては以下を参照してください。 SQL Server* のセットアップを実行し、SQL Server* インストール センターを開きます。左ペインの [Installation (インストール)] をクリックし、[New SQL Server stand-alone installation or add features to an existing installation (SQL
[Use Microsoft Update to check for updates (recommended) (Microsoft Update を使用して更新 を確認する (推奨))] を選択して更新を確認して、[Next (次へ)] をクリックします。次のウィンドウ で、セットアップが製品の更新プログラムを探し、必要な更新プログラムをインストールします。 続行するには、[Next (次へ)] をクリックします。 SQL セットアップが、潜在的な障害と、インストール前に満たす必要がある要件を確認します。 [Next (次へ)] をクリックして進めます。 [SQL Server Feature Installation (SQL Server 機能のインストール)] を選択して、[Next (次へ)] を クリックします。 Intel Unite® ソリューション・エンタープライズ導入ガイド v3.1.
[Feature Selection (機能選択)] で、[Database Engine Services (データベース・エンジン・サービ ス)]、[Management tools- Complete (管理ツール - 完全)] を選択し、[Next (次へ)] をクリックしま す。 SQL Server* の名前とインスタンス ID を指定し、[Next (次へ)] をクリックします。 各サービスのサービスアカウントを指定し、[Next (次へ)] をクリックして続行します。 Intel Unite® ソリューション・エンタープライズ導入ガイド v3.1.
Intel Unite® ソリューション・エンタープライズ導入ガイド v3.1.
Mixed Mode (混合モード) 認証 (SQL Server* と Windows* 認証が含まれます) を選択し、SQL Server* の管理者を指定し、[Next (次へ)] をクリックします。 インストールする機能を確認し、[Install (インストール)] をクリックします。 インストールが完了したら、[Close (閉じる)] でダイアログボックスを閉じます。 Intel Unite® ソリューション・エンタープライズ導入ガイド v3.1.
DNS サービスレコードを作成する ハブやクライアントは、エンタープライズ・サーバーの自動ルックアップ中に、DNS サービスを使用してエ ンタープライズ・サーバーを検索します。手動ルックアップを使用することもできますが、DNS の使用を強 く推奨します。ハブとクライアントのインストール時に手動でエンタープライズ・サーバーのホスト名を入 力することを予定している場合、このセクションはスキップしてかまいません。 DNS サービスレコードが使用されている場合、ハブやクライアントは、DNS サービスレコード _uniteservice._tcp.example.com 86400 IN 0 5 443 uniteserver.example.com 内で、_uniteservice.
付録 B:ServerConfig.xml の例 ServerConfig.xml ファイルは、ハブと Intel Unite® ソフトウェアのクライアント・コンポーネントのインス トール時に作成されます。xml ファイルのデフォルトの場所は、それぞれ C:\Program Files (x86)\Intel\Intel Unite\Hub または C:\Program Files (x86)\Intel\Intel Unite\Client です。 [Specify Server (サーバーの指定)] を選択してサーバーのホスト名を入力するとき、またはハブまたはクラ イアントに Intel Unite® ソフトウェアをインストールする際に Public Key (公開キー)を手動で入力するとき に、このファイルは編集されます。 インストール後に serverconfig.xml ファイルを編集したい場合は、ファイルが存在するフォルダーに移動 し、必要な変更を行います。 サーバーが ServerConfig.
付録 C:Intel Unite® ソリューション - セ キュリティーの概要 Intel Unite® ソフトウェア - セキュリティー・フロー このセクションでは、Intel Unite® アプリケーションのセキュリティー面について説明します。接続のセキュ リティー面は、以下の 4 つの手順で説明されます。 1. PIN の割り当て 2. PIN のルックアップ 3. 接続の開始 4. 接続の承認 次の図は、Intel Unite® がインストールされているディスプレイへの接続時に、クライアント (インテル® vPro™ テクノロジー搭載) とハブの各アプリケーションが、エンタープライズ・サーバーから PIN を安全に 受け取って解決し、接続を確立する様子を示しています。 Intel Unite® ソリューション・エンタープライズ導入ガイド v3.1.
手順 1:PIN の割り当て 次の図は、PIN がどのように割り当てられるかを示しています。このプロセス中に発生するすべてのネット ワーク通信は、Web サービスを介して SSL で暗号化されます (TCP 443)。 PIN を受け取ったハブとクライアントは、接続情報と公開キーをサーバーに登録します。公開キーは、接続 中に、各コンポーネントが目的のターゲットと通信していることを確認する際に使用されます。 注:クライアント (インテル® vPro™ テクノロジー搭載) とハブに対する PIN の割り当ては、同じフローに 従って実行されます。 また、以下の点に注意してください。 PIN の更新間隔は設定可能です。 ハブまたはクライアントが接続情報を送信するとき、ローカルホスト (127.0.0.0/8) と 169.254.0.
手順 2:PIN のルックアップ 次の図は、PIN がエンタープライズ・サーバーでどのように解決されるかを示しています。PIN のルック アップ・プロセス中のすべてのネットワーク通信は、Web サービス上で SSL で暗号化されます (TCP 443)。 ユーザーがクライアントにターゲットの PIN を入力すると、クライアントは PIN をエンタープライズ・サー バーに送信し、接続情報を取得します。ルックアップが成功すると、エンタープライズ・サーバーはター ゲットの有効な接続情報を返します。ターゲットは、ハブまたは Intel Unite® ソフトウェアを実行している クライアント (インテル® vPro™ テクノロジー搭載) です。 通信情報の他に、ターゲットの公開キーも提供され、クライアント・アプリケーションが正しいターゲット と通信していることを確認できます。 注:ハブとクライアントによる PIN のルックアップは、同じフローで実行されます。 PIN のルックアップのバックオフ 攻撃者がエンタープライズ・サーバーから PIN を取得しようとするのを回避するために、失敗したルック アップ試行はログに記録
手順 3:接続の開始 次の図は、接続がどのように開始されるかを示しています。クライアントはターゲット (ハブまたは Intel Unite® ソフトウェアを実行しているインテル® vPro™ テクノロジーを搭載したクライアント) との TCP ピア ツーピア接続を開始し、SSL ハンドシェイクを開始します。ターゲットから提供された証明書がハッシュ化 され、手順 2 でクライアントが受け取ったハッシュと比較されます。このタイプの検証を行うことにより、 攻撃や DHCP クライアントの IP アドレスが変更されるといった状況を避けることができます。 Intel Unite® ソリューション・エンタープライズ導入ガイド v3.1.
手順 4:接続の承認 次の図は、クライアントとターゲットの間で接続がどのように確立されるかを示しています。このターゲッ トは、ハブまたは Intel Unite® ソフトウェアを実行しているクライアント (インテル® vPro™ テクノロジー搭 載) である場合があります。ターゲットが PIN およびクライアント証明書を検証すると、その接続を受け付 け、クライアントとターゲットとの間に接続が確立されます。 Intel Unite® ソリューション・エンタープライズ導入ガイド v3.1.
付録 D:Intel Unite® ソリューション - ロー ドバランサー このセクションでは、ロードバランサー/プロキシーが設定されている場合に PIN のバックオフに対処する方 法について簡単に説明します。 ロードバランサーを利用している環境では、SQL ストアド・プロシージャー dbo.spGetPinBackoffTime が常 に 0 を返すことを確認します。 手順: ストアド・プロシージャー dbo.spGetPinBackoffTime を変更します。すべてをコメントアウトし、 末尾で「select 0」を使用してもかまいません。 スクリプトを実行します。 ロードバランサーを利用していない環境では、このストアド・プロシージャーがデフォルトのままであるこ とを確認します。 Intel Unite® ソリューション・エンタープライズ導入ガイド v3.1.