Intel Unite Solution-Enterprise Deployment Guide
Intel Unite® ソリューション・エンタープライズ導入ガイド v3.1.7 70 / 98
デフォルトのエンタープライズ・サーバーを設定すると、実行している自動検出プロセスを停止し
ます。これは、お使いの Mac* クライアントが唯一独自のネットワーク上に存在する場合に、セ
キュリティー上の理由やトラブルシューティングのために特定のエンタープライズ・サーバーに
Intel Unite® アプリを「ピン留め」するための、便利な設定になります。
証明書のピン留めのための、エンタープライズ・サーバーの公開キーを定義
エンタープライズ・サーバーにクライアント・アプリケーションを「ピン留め」する場合は、自動
検出が使用されているかどうかに関係なく、各クライアントで「公開キーの文字列」を設定するこ
とで行えます。この値を取得するには、次の操作を行います。
o 社内ネットワーク上のいずれかの Mac* で Safari* を開きます。
o エンタープライズ・サーバーの HTTPS アドレスに移動します。
o アドレスバーのロックアイコンをクリックします。
o 証明書シートで [証明書を表示] ボタンをクリックします。
o [詳細] の三角ボタンをクリックして展開します。
o [公開キー情報] > [公開キー] フィールドが見つかるまで証明書データを下にスクロールし
ます。
o 「256 bytes:」で始まるデータフィールドをクリックします。
o データフィールドが展開されます。
o マウスで選択するか CMD + A で、フィールド内のすべてのデータを選択します。
o コンテキスト・メニューからデータを [コピー] または CMD + C で選択して、クリップ
ボードにコピーします。
o デフォルト・コマンドで、[公開キーの文字列] をクリップボードのデータで置き換えま
す。注:二重引用符でデータを囲む必要があります。
デフォルトのエンタープライズ・サーバーを定義する場合と同様に、このオプションを設定する
と、他のパートナー/場所で他の Intel Unite® ソリューションのインストールへユーザーベースで接
続することが困難になります。
信頼済みサーバー証明書のみを許可するようにクライアントを強制
特定のエンタープライズ・サーバーを定義したり、証明書の公開キーをピン留めしたりする以外
に、Intel Unite® アプリが証明書の信頼チェーンで完全に許可されているサーバー/証明書のみへ接
続するように命じることもできます。この場合、エンタープライズ・サーバー証明書がキーチェー
ンで Apple* が定義した公開ルートサーバーをフォローバックしているか、独自のルートサーバー
証明書と各クライアントで必要な任意の中間証明書をインストールしていることを確認する必要が
あります。
スタンドアロン・モードで接続するようにクライアントを強制
このモードを設定すると、エンタープライズ・サーバーのない環境で PIN を生成しているハブの、
UDP 自動検出を実行するための接続ワークフローが変更されます。この状態では、インテル®
Core™ vPro™ プロセッサーを搭載したシステムはプライマリホストとして動作し、エンタープライ
ズ・サーバーのインフラをインストールする IT 部門を持たない中小ビジネス環境にとって便利で
す。このモードは、UDP パケットがブロックされていない、同じサブネット上の各システムでのみ
動作します。