Operating instructions
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TSC
この機能に関しては、「3 チューブ・セーフテ
ィ・コントロール」の項を参照してください。
POWER SOAK
TubeMeister 18の出力を調節して基本的な音
量を設定します。この機能によって、アンプを自宅
のリビング・ルームで鳴らす時でも、近所に迷惑
をかけない小さな音量でアンプをフルにドライブ
したサウンドが楽しめます。また、ダイレクト・レコ
ーディングのための機能も持っており、スピーカ
ーを鳴らさなくてもミキシング・コンソール経由
で正真正銘のチューブ・ドライブ・サウンドが得ら
れます。ミキサーにヘッドフォンを挿せば、昼夜を
問わず音を出さずに練習ができます。
POWER SOAKは、単に音量を制御するため
だけのものではありません。思 い 通りのトーン
やレスポンスを得るためにも役立ちます。レス
ポンスが速くて芯のあるモダン・サ ウ ンド が 必
要な時には、POWER SOAKをフル・パワーに設
定し、MASTERノブで音量を下げます。いっぽう、
パワー・チューブのサチュレーション効果によ
る、粘りのあるクラシカ ル なロック・サ ウ ンド が
欲しい時には、POWER SOAKの設定で音量を下
げ、MASTERを上げてパワー・チューブに負荷を
かけます。
POWER SOAKは次のモードに設定できます:
通常のモード=最大出力18Wで動作
出力を5Wに抑えたモード
出力を1Wに抑えたモード
ミュー ト(スピーカー・オフ)=出力0W
ミュートに設定した時には、TubeMeister 18の
SPEAKER出力にスピーカーを接続する必要はあ
りま せ ん。音を出さずにレコーディングできるよう
に、フル・パワーの信号がRED BOXの出力から取
り出せるようになっています。
SPEAKER
ギター・アンプ用のスピーカー・キャビネットを
この端子に接続します。ここに1本のケーブルを接
続すれば、合成インピーダンスが8∼16Ωの範囲
であれば、1台でも複数の組み合わせでも、どん
なキャビネットでも使用できます。合成インピー
ダンスは、次の式で計算できます。
キャビ ネット(スピーカー)をシリーズ(直列)接続
した場合:
R = R1 + R2
たとえば、8Ωのキャビネットを2台シリーズ接続
すると、合成インピーダンスは16Ωになります。し
か
しながら、現代のキャビネットでシリーズ接続
になるものはほとんどありません。TubeMeister
112のように、パラレル(並列)接続になるものの
方がはるかに一般的です。
キャビ ネット(スピーカー)をパラレル(並列)接
続した場合:
R = (R1 x R2) / (R1 + R2)
たとえば、16Ωのキャビネットを2台使用した場合
は以下のようになります。
R = (16 x 16) / (16 + 16)
R = 256 / 32
R = 8
注意:コンボ・アンプでは、すでに内蔵スピーカ
ーのプラグがこの端子に接続されていますが、こ
のプラグを抜けば外部のキャビネットが使用で
きます。
電源ソケット
同梱の電源ケーブルをこのソケットに接続しま
す。電源ケーブルを壁などのコンセントに接続す
る前に、コンセントの電圧とアンプの電圧表示が
合っていることを確 認してください。電源ヒューズ
のホルダーは、このソケットのすぐ脇にあります。
切れたヒューズを交換する際には、必ず指定の交
換用ヒューズを使用してください(詳しくは仕様を
参照してください)。
にほんご