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キックバックに関するよくある質問
キックバックが起きた場合、必ず手動でチェンブレ
ーキをかけることができますか?
いいえ。フロントハンドガードを前方に押すため
に、ある程度の力を使う必要があります。必要な力
がかからない場合、チェンブレーキはかかりませ
ん。作業中は両手でしっかりと製品のハンドルを持
ってください。キックバックが発生すると、チェン
ブレーキがソーチェンを止められず、ソーチェンが
人体に接触する可能性があります。また、手がフロ
ントハンドガードに触れず、チェンブレーキをかけ
られない位置もあります。たとえば、伐倒ポジショ
ンなどです。
キックバックが起きた場合、必ずイナーシャ機構で
チェンブレーキをかけることができますか?
いいえ。まずはチェンブレーキが正しく機能する必
要があります。チェンブレーキの点検方法の詳細に
ついては、「
製品の安全装置のメンテナンスと点検
95 ページ
」を参照してください。本製品を使用す
る前に、毎回実行することをお勧めします。次に、
チェンブレーキがかかるには、キックバックが強い
力で起こる必要があります。チェンブレーキの感度
が高すぎると、負荷の高い作業の際にチェンブレー
キがかかりやすくなります。
キックバック発生時にチェンブレーキをかけると必
ず使用者の怪我を防ぐことができますか?
いいえ。怪我を防ぐには、チェンブレーキが適切に
動作する必要があります。キックバック発生時に
は、チェンブレーキも使用してソーチェンを停止さ
せる必要があります。作業者の身体がガイドバーに
近い場合、チェンブレーキによるソーチェンの停止
が間に合わずに、作業者にソーチェンが当たる可能
性があります。
警告:
使用者が正しい操作方法で使用した
場合にのみ、キックバックを防ぐことがで
きます。
鋸断作業にあたって
警告:
切断するときは、最大出力で使用
し、切断後は速度をアイドリングに落とし
ます。
注意: モーターに負荷をかけずに最大出力
で長時間作動させると、モーターが損傷す
る場合があります。例えば、切断時にソー
チェンに抵抗がかからない無負荷の状態で
モーターを長時間作動させる場合です。
本製品を使用して、2 つの異なる位置から木を切断する
ことができます。
引き切りで切断するには、ガイドバーの下部で切断
します。切断するとき、ソーチェンが木を引き寄せ
ます。この位置で、本製品とキックバックゾーンの
位置をうまく制御できます。
押し切りで切断するには、ガイドバーの上部で切断
します。ソーチェンが作業者の方向に製品を押しま
す。
警告: 押し切りで切断する場合は、注
意してください。ソーチェンが幹に引っ
かかると、製品が作業者に向かって押し
出されます。この力を抑える必要があり
ます。そうしないと、ガイドバーのキッ
クバックゾーンが木に接触する危険があ
ります。これにより、キックバックが起
こります。
1. 幹はソーホースかランナーに置いてください。
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