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伐倒方向を計算するには
1. 伐倒させる必要がある方向を調べます。枝払いや幹
切りが簡単に行えるように、伐倒の方向を決めま
す。また、足場が安定し、安全に移動できる必要が
あります。
警告: 木が自然に倒れる方向に伐倒す
ると危険な場合や、それが不可能な場合
は、別の方向に倒してください。
2. 木が自然に倒れる方向を調べます。例えば、木の傾
きや曲がり方、風の方向、枝の位置や雪の重さなど
です。
3. 周辺に他の木、電線、道路、建物などの障害物がな
いか調べてください。
4. 幹に破損や腐敗がないか調べてください。
警告: 幹が腐敗していると完全に切断
する前に木が倒れる危険があります。
5. 伐倒中に折れて頭上に落ちてきそうな割れ枝や枯れ
枝がないかどうか確認してください。
6. 木が別の立木に向かって倒れないようにしてくださ
い。他の木に引っかかった木を外す作業は危険で、
事故の確率も高くなります。
引っかかった木を外す
には 94 ページ
を参照してください。
警告: 伐倒作業では、切断作業の完了
後すぐにイヤマフを外してください。音
や警告信号が聞こえるようにしてくださ
い。
枝払いして退避路を確保するには
肩の高さから下の枝をすべて切り落とします。
1. 上から下に、引き切りで切断します。木が作業者と
本製品の間にあることを確認してください。
2. 木の周辺の作業領域から下草を払います。切り落と
した木材をすべて作業領域から除去します。
3. 作業場所に石、枝、穴などの障害物がないか確認し
てください。木が倒れ始めたときに退避路に障害物
がないようにしてください。退避路は、伐倒方向か
ら約 135 度の角度になるように取る必要がありま
す。
1. 危険領域
2. 退避路
3. 伐倒方向
1
2
2
1
3
伐倒するには
木を倒すには 3 つの切り口を利用します。受け口(上
切り口と下切り口)と、追い口です。切り口を正確に作
ることで、木の倒れる方向を非常に正確に制御すること
ができます。
警告:
特殊な訓練を受けていないかぎり、
製品のバーの長さより直径の大きな木を伐
倒しないでください。ガイドバーのキック
バックゾーンが木に接触する危険が高まり
ます。
受け口を作るには
1. 受け口を作ります。受け口は木の直径の 1/4 に当た
る深さになるようにします。上切り口と下切り口の
角度は 45º になるようにします。
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