User's Manual
UNO Synth
4 – Front panel interface
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UNO Synthには2器のエンベロープジェネレーターが用意され、1つはフィルター、もう1つはアプリチュード(音量)に作用します。パネル上
では、フィルターエンベロープの立ち上がり(ATTACK)と減衰(DECAY)、アンプリチュード エンベロープの立ち上がり(ATTACK)と伸びやかさ
(RELEASE)を操作します。
UNO Synthのエンベロープは、一般的なADSR(Attack/Decay/Sustain/Relase)の4段階仕様で、ADSRのフルコントロールは、MIDI CC(コ
ンティニュアスコントローラー)を使用します。各パラメーターのCC割り当ては、MIDIインプリメンテーション表に記載しています。
4.1.4 – LFO
LFOは、Low Frequency Oscillator(低周波発振器)の略で、可聴帯域以下のオシレーター波形を用いて、音に周期的な変化をもたらすモ
ジュレーションソースです。LFOはオシレーターピッチ、波形、フィルターカットオフ、およびアンプリチュードに適用します。
UNO SynthのLFOは、サウンドに動的な変化を与えるだけではなく、演奏に表情を加えるツールとしても有用です。
UNO Synthには7つのLFO波形:サイン(Sine)、三角(Triangle)、逆相のノコギリ(,Falling Sawtooth,)正相のノコギリ(Rising Sawtooth)、
矩形(Square)、ランダム(Random)とサンプル&ホールド(Sample-and-Hold)が用意されています。 WAVEノブで設定をします。
LFOの速度(周期の細かさ)は、RATEノブで設定をし、ツマミ操作1つで、マスターテンポに同期した設定と自由な速度設定が可能です。ツマ
ミ操作領域の75%までが、30HzまでのLFOスピードを扱い、その範囲を超えるとマスターテンポ設定に従い、1/1(全音)、½(半音)、¼(4分)、
1/4d(付点4分)、1/4t(3連4分)、1/8(8分)、1/8d(付点8分)、1/8t(3連8分)、1/16(16分)、1/16d(付点16分)、1/16t(3連16分)の音符単位
の速度でマスターテンポと同期します。
残りの2つのノブはそれぞれ、マスターピッチ(PITCH)とフィルターカットオフ(FILTER)に対する適用度(モジュレーションの深さ)を設定します。
LFOはまた、オシレーター波形やPWM(Pulse Width Modulation)および、Tremolo、Wah、Vibratoのパフォーマンスボタンに適用すること
が可能です。
これらの適用量は、MIDI CC(コンティニュアスコントローラー)を使用します。 これらのパラメーターに割り当てられたMIDI CCについては
MIDIインプリメンテーション表に記載しています。.