User's Manual
UNO Synth
6 – The Arpeggiator
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6 – アルペジエーター
アルペジエーターとは?通常、音楽はコード進行に従って構成されています。しかしながら、全ての音が“和音”として演奏されているわけ
ではありません。例えば、ギタリストのフィンガーピッキングやつま弾いた音が複雑なパターンを構成します。また、時にはシンプルに和音を
分散して演奏をすることがあります。このことをアルペジオと呼びます。アルペジエーターは自動アルペジオ演奏をする機能で、シンセ奏者
がシンプルなコードから、複雑なシンセパートを簡単かつ効率よく、印象的なフレーズとして演奏をする為の便利機能です。
まず、ARPボタンを押し、アルペジエーターをオンにして、コードをおさえ、それぞれのノートがどのように演奏されるのかをご確認下さい。お
さえられたノートがマスターテンポに従って、パターン演奏をします。通常、ノートをおさえている間のみ、アルペジーターが機能します。“ラッ
チ”機能がオンになっている場合、指を離しても、アルペジエーターはパターン演奏をし続けます。別のノートやコードをおさえると、それらの
ノートに従って、演奏が変化します。
UNO Synthには、10のアルペジオモード(パターン、演奏順)が用意されています:
UP: 低 いノートから高 いノートの順 に演 奏 をします。
DOWN: UPモードとは逆の高いノートから低いノートの順に演奏をします。
U/D: (up/down)、低いノートから高いノート、そして高いノートから低いノートの交互の順番で演奏をします。
UD+:
U/D(up/down)モードのバリエーションで、最高のノートと最低のノートがが2度繰り返されるパターンで演奏をします。つまり、例え
ば、C-E-Gの3つのモードで演奏をする場合、U/Dモードでは、C-E-G-E-C-E-G-E...の順番で演奏をしますが、UD+モードでは、C-E-G-G-E-C-C-
E-G-G-E...の順番で演奏されます。
D/U: U/D(up/down)モードとは逆の高いノートから演奏を開始するモードです。
DU+: UD+モードとは逆の高いノートから演奏を開始するモードです。
RND: おさえたノートをランダム順で演奏をするモードです。
PLY: (as played)、おさえたノートの順番でアルペジオ演奏をするモードです。
X2U: 低 いノートから高 いノートの 順 にノートを2 度 ずつ演 奏するモードです。
X2D: 高 いノートから低 いノートの 順 にノートを2 度 ずつ演 奏するモードです。
モードの選択は、ARPボタンをおしてアルペジエーターをオンにした後、DIR(direction)ボタンを押します。そして、DATAボタンで目的のモー
ド を 設 定 し ま す 。.
アル ペ ジエーター は 、おさえたノートをオクターブシフトして演 奏 をすることが 可 能です。この 機 能 によって、シンプルなコ ードでオクターブを
またがった演奏を可能にします。設定をするにはRANGEボタンを押して、DATAボタンで行います。1から4オクターブの範囲に設定することが
可能です。