Wireless Office Headset User Manual
はじめに
Intel
®
PRO/Wireless 2011
アクセス・ポイント製品リファレンス・ガイド
9
1.2.2
セルの範囲
AP
は、複数の
MU
が含まれる、
BSS(Basic Service Set)
または
セル
と呼ばれる
平均通信範囲を確立します。特定のセル内の
MU
は、そのセルの
AP
と関連
付けして通信を行います。各セルには、
BSS_ID(Basic Service Set Identifier)
が
割り当てられます。
IEEE 802.11
では、
AP
の
MAC
アドレスが
BSS_ID
を表
します。
MU
はこの
BSS_ID
を使用して、関連付け対象の
AP
を認識します。
LAN
に
AP
を追加すると、
1
つの環境内のセルが増え、この
LAN
は、同じ
Net_ID
または
ESS(Extended Service Set)
を使用する
RF
ネットワークとなります。
同じ
Net_ID(ESS)
を持つ
AP
が集まって、
1
つの通信範囲が決まります。
MU
は
Net_ID(ESS)
を照合して
AP
を探し、見つかった
AP
と同期をとって
通信を確立します。このため、通信範囲内の
MU
は移動や
ローミング
が可
能になります。
MU
は、セル間をローミングしながら
AP
を切り替えます。
この切り替えは、最高の信号強度と最低の
MU
の負荷分散に基づく、
MU
の位置における受信状態の分析と通信対象の
AP
の決定結果に応じて行わ
れます。
使用可能な信号を発するアクセス・ポイントが見つからない場合、
MU
は
AP
を探すためにスキャンを行います。
MU
が
AP
を切り替えると、
AP
は
関連付けテーブル
を更新します。
BSS_ID
NET_ID