Intel®PRO/Wireless 2011 アクセス・ポイント 製品リファレンス・ガイド 2000 年 6 月
著作権 Copyright © 2000, Intel Corporation. 無断転載を禁ず。 Intel Corporation, 5200 N.E.
このマニュアルについて 関連資料 本リファレンス・ガイドの関連資料を次に示します。 資料番号 A28555-01 資料名 A28553-01 Intel® PRO/Wireless 2011 ユーティリティ・ユーザ・ガイド A28557-01 Intel® PRO/Wireless 2011 サイト・サーベイ管理者ガイド Intel® PRO/Wireless 2011 LAN PC/PCI カード製品リファレンス・ガイド マニュアル内の表記 キー操作の表記 ENTER 1 個のキーを示します。 FUNC, CTRL, C FUNC、CTRL、C キーを押す順番を示します。順番に各キーを押して 離します。 Press A+B 複数のキーを同時に押すことを示します。 Hold A+B 別の機能が処理されているあいだ、または別の機能が実行されるまで、 複数のキーを押し下げたままにすることを示します。別のキー操作と 組み合わせて使います。 書体の使用規則 < 山括弧 > 構文に必須のパラメータを示します。 [ 角括弧 ] コマンド・ラインの場合は、利用可能なパラメータを示します。
Terminal 端末スクリーンに表示される文字列を示します。 URL Uniform Resource Locator を示します。URL をクリックするとブラウザが 起動します。 本マニュアルでは、次のような各種アイコンを使って、さまざまな条件や情報の種類を区 分しています。 ヒントや一定の必要条件を示します。 装置の損傷やデータの損失の発生しかねない条件を示します。 潜在的な危険性のある状態または作業を表します。修正または実行作業 は、Intel® PRO/Wireless 2011 LAN のトレーニングを受けたひとのみが行う ようにしてください。 iv Intel® PRO/Wireless 2011 アクセス・ポイント製品リファレンス・ガイド
目次 第1章 はじめに ........................................................................................1 1.1 アクセス・ポイント ................................................................................. 2 1.2 無線に関する基本事項 ............................................................................. 4 1.2.1 Intel® PRO/Wireless 2011 LAN のネットワーク・トポロジ ... 4 1.2.2 セルの範囲 .................................................................................... 9 1.2.3 設置場所のトポロジ ..........................................
2.2.3 UI へのダイアルアップの設定 ................................................. 51 2.2.4 Web ブラウザの使用による UI のナビゲーション ............... 52 2.3 アクセス・ポイントのインストール ................................................... 53 2.4 システム・パラメータの設定 ............................................................... 55 2.4.1 システム・パスワードの管理 .................................................. 59 2.5 無線パラメータの設定 ........................................................................... 61 2.5.1 無線動作パラメータ ...................................
2.11 AP からの MU の消去 ............................................................................ 93 2.12 ログ・オプションの設定 ....................................................................... 93 2.13 AP ファームウェアの手動更新 ............................................................. 95 2.13.1 TFTP の使用による更新 ............................................................ 96 2.13.2 Xmodem の使用による更新 ...................................................... 99 2.14 メッセージによるすべてのアクセス・ポイントの自動更新 ......... 102 2.15 ping の実行 .........
4.3.3 単一セル .................................................................................... 141 4.4 AP の設置 ............................................................................................... 141 4.5 電源オプション ..................................................................................... 141 4.6 アクセス・ポイントの取り付け ......................................................... 142 4.7 電源アダプタの接続 ............................................................................. 142 4.8 LED インジケータ .....
第1章 はじめに Intel® PRO/Wireless 2011 LAN は、 2.4 ∼ 2.5GHz( ギガヘルツ ) で動作するスペ クトラム拡散セルラ・ネットワークです。この技術により、どのような環 境でも複数のアクセス・ポイントを使用して大規模なネットワークを実現 できます。 Intel® PRO/Wireless 2011 LAN アクセス・ポイント (AP) は、Intel® PRO/ Wireless 2011 LAN ダイレクト・シーケンス (DS) 製品の 1 つです。Intel® PRO/Wireless 2011 LAN DS(DS) は、ダイレクト・シーケンス技術を使用 し、大容量で高いデータ転送レートを実現します。 Intel® PRO/Wireless 2011 LAN DS インフラストラクチャ製品は、以下の機 能を備えています。 • 複数の無線および有線ネットワーク・セグメント間の通信を実現する ブリッジング・アーキテクチャ • IEEE 802.
はじめに 1.
はじめに AP は、以下の機能を備えています。 • 内蔵型診断機能 ( 電源投入のセルフ・チェックを含む ) • 内蔵型デュアル・アンテナ装置 ( オプションとしてダイバーシチ方式 が使用可能 ) • 無線 MAC インターフェース • フィールドがアップグレード可能なファームウェア • 最高速度のフィルタリングが可能な 10baseT イーサネット・ポート・ インターフェース • 電源 IEC コネクタおよび国によって異なる AC 電源ケーブル • PC/AT シリアル・ポート・インターフェース • 最大 127 台の MU のサポート • データの暗号化 • MIB のサポートの強化 • SNMP のサポート • モバイル IP のサポート • DHCP のサポート • HTTP Web サーバのサポート • 短絡 RF プリアンブル • 無線 AP AP と通信を行う MU は、設定が正しければ、他のネットワーク装置に対 するピアとしてネットワーク上に存在します。AP は、有線インター フェースからデータを受信し、適切なインターフェースに
はじめに 1.
はじめに WLAP は、無線インターフェースを介してルート AP のみと通信を行いま す ( 詳細は、10 ページの「ルート AP と関連付けプロセス」を参照してく ださい )。 以下のトポロジから選択してください。 • 有線ネットワークを持たない 1 台の AP を使用し、ピア・ツー・ピア の MU に対して単一セルの無線ネットワークを提供します。 • 1 台の AP がイーサネットと無線ネットワーク間のブリッジとして機 能します。 Intel® PRO/Wireless 2011 アクセス・ポイント製品リファレンス・ガイド 5
はじめに 6 • 複数の AP を同じ場所に設置し、各 AP に異なる Net_ID を割り当てる ことにより、お互いに干渉しない、それぞれが独立したネットワーク を実現します。 • 複数の AP をケーブルでつなぎ、同じ Net_ID を使用することにより、 より広い通信範囲とより高いパフォーマンスを実現します。 Intel® PRO/Wireless 2011 アクセス・ポイント製品リファレンス・ガイド
はじめに WLAP モードの場合、無線によるアクセス・ポイント間接続は以下のよう になります。 • 2 つのイーサネット・ネットワークをつなぐブリッジとして Tri2.0WirelessNetwk.
はじめに 無線によるアクセス・ポイント間接続の場合、設置場所に最適なアンテナ の設定を行ってください。たとえば、専用無線ブリッジまたはリピータを 使用する場合、全方向性アンテナを使用してください。 • 無線 AP ネットワークを確立できるかどうかは、ネットワークの帯域 幅および設定によって決まります。各無線 AP には、最大 4 台の無線 AP を接続できます。 Tri2.0WirelessNetwk3.cdr 複数の WLAP を使用すると、どのようなトポロジでもネットワーク・パ フォーマンスが低下します。WLAP のパフォーマンスを向上させるには、 [Set System Configuration] 画面の [WNMP Functions] パラメータと [AP-AP State Xchg] パラメータを無効にしてください。 AP の無線動作を自動設定するには、[WLAP Mode] パラメータの [Enabled] オプションを選択してください。これらの値の設定方法は、61 ページの 「2.
はじめに 1.2.2 セルの範囲 AP は、複数の MU が含まれる、BSS(Basic Service Set) またはセルと呼ばれる 平均通信範囲を確立します。特定のセル内の MU は、そのセルの AP と関連 付けして通信を行います。各セルには、BSS_ID(Basic Service Set Identifier) が 割り当てられます。IEEE 802.
はじめに Net_ID(ESS) はユーザが設定できます。使用可能な Net_ID(ESS) は、大文 字と小文字が区別された、最大 32 文字の英数字です。同じ LAN 内で通信 を行うノードは、すべて同じ Net_ID(ESS) を持つ必要があります。AP に 異なる Net_ID(ESS) を割り当てれば、1 つの環境で複数の LAN を共存させ ることができます。 ルート AP と関連付けプロセス デフォルトでは、WLAP モードが有効で、お互いの通信範囲内にある複数 の AP は、電源投入時に自動的に関連付けされ、無線動作パラメータが設 定されます。この関連付けプロセスにより、無線接続が可能かどうかが決 まり、ルート AP とともに指定 WLAP が確立されます。 無線で関連付けして通信を行う AP には、Net_ID(ESS)、暗号モード、デー タ転送レート、短絡 RF プリアンブルの各値を同じように設定する必要が あります。 ルート AP は、ビーコンの送信や、指定 WLAP 間での設定 BPDU(Bridge Protocol Data Unit) パケットの送受信により、WLAP 間の
はじめに イーサネット Ether net I A B C D E Ether net II ll イーサネット Tri2.0p11routeap.cdr この構成では、WLAP の優先順位の値はデフォルト値の 8000(16 進数 ) で す。この値を MAC アドレスと結合すると、イーサネット l 上の AP A は、 最下位の WLAP ID 800000A0F800181A が割り当てられてルート AP となり ます。AP C は、AP A チャネル、DTIM および TIM 間隔を使用します。 イーサネット ll 上の AP D がイーサネット l 上のデバイスにデータを送信 するには、ブリッジまたはリピータが必要です。この構成では、AP C が リピータの役割を果たします。イーサネット l 上のデバイスへの送信を行 うには、AP D は AP A チャネル、DTIM および TIM 間隔を使用する必要 があります。 AP B をルート AP として手動で指定するには、AP B に最下位の WLAP 優 先順位の値を割り当てます。詳細は、61 ページの「2.
はじめに IEEE 802.1d スパニング・ツリーのサポート このプロトコルでは、各デバイスと LAN の間に厳密に 1 つのパスが使用 され、ループのないトポロジが確立されます。このパスは、ルート AP か ら各 WLAP および LAN への最短のパスです。WLAP と LAN の間の接続 が切断されると、新しいルートが計算され、ツリーに追加されます。転送 されるパケットはすべて、指定されたスパニング・ツリー・パスをたどり ます。ネットワーク内の AP は、1 つの AP をルート AP として選択する必 要があります。 1.2.
はじめに 1.3 アクセス・ポイントの機能理論 AP の管理能力とパフォーマンスを向上させるには、AP の基本的な機能お よび設定オプションを理解する必要があります。AP には、さまざまなイ ンターフェース接続やネットワーク管理用の機能があります。 AP は、インターフェース間に MAC レイヤ・ブリッジを提供します。AP は、インターフェースからのトラフィックを監視し、フレーム・アドレス に基づいてフレームを適切な宛先に転送します。AP は、MU のローミン グやネットワーク・トポロジの変更に応じてフレームの送信元および宛先 を追跡し、インテリジェントなブリッジングを行います。AP はまた、ブ ロードキャスト・メッセージおよびマルチキャスト・メッセージを制御 し、MU による関連付け要求に応答します。 1.3.
はじめに AP の内部スタック・インターフェースは、AP に宛てられたすべてのメッ セージを処理します。 各 AP には、転送を簡単に行うために、宛先およびインターフェースに関 する情報が保存されています。AP は、ARP(Address Resolution Protocol) 要 求パケットが送られてくると、このパケットの受信インターフェースでは なく、すべての有効なインターフェース ( イーサネット、PPP、無線、 WLAP) を介してこのパケットを転送します。AP データベースは、ARP 応 答パケットを受信すると、宛先アドレスとともに受信インターフェースを 記録します。AP はこの情報を使用して、あらゆる送信パケットを正しい 宛先に転送します。宛先が未知のパケットは、イーサネット・インター フェースに転送されます。 送信されてきた ARP 要求パケットは、他の MU にエコーバックされます。 指定時間内に使用されなかった宛先またはインターフェースは、データ ベースから削除されます。これらの宛先またはインターフェースに対する 送受信が行われると、データベースはリフレッシュされます。 フィルタリ
はじめに AP には、宛先の未許可アドレス・リストが用意されています。この機能 により、特定の宛先との通信を防止できます。このリストには、AP また は MU との通信を必要としないネットワーク・デバイスを入れることもで きます。 AP には、転送または廃棄対象のフレーム・タイプのリストを設定できま す。[Type Filtering] オプションを使用すると、特定のフレーム ([16-bit DIX Ethernet Type] フィールドに指定 ) を処理対象外とすることができます。こ のようなフレームには、無線 LAN 上では重要ではないが帯域幅を占有す るデバイスによる特定のブロードキャスト・フレームなどがあります。 フィルタリングによって不要なフレームを除去することにより、パフォー マンスも向上します。 1.3.
はじめに イアントは、AP が動作している限り、DHCP 要求を XX 時間 / 日 ( このパ ラメータは DHCP サーバにプログラムされています。たとえば、通常 Windows NT サーバには、3 日間と設定されています ) ごとに送信して、割 り当て IP アドレスを更新します。 AP にはオプションとして、ブートの開始時にファームウェア・ファイルと HTML ファイルの 2 つのファイルをダウンロードするよう設定できます。 これを行うには、DHCP 要求の送信時に DHCP サーバか BOOTP サーバが これら 2 つのファイルを転送するよう設定します。 AP は、ネットワーク構成の変更情報を受信したり、割り当て IP アドレス を更新できない場合は、SNMP トラップを送信します。 DHCP の使用時は、モバイル IP は使用できません。AP およびモバイル・ デバイスにモバイル IP を設定する場合は、DHCP のサポートを無効にし てください。 1.3.
はじめに 11Mbps です。ネットワークにセルを追加すると、通信範囲が広がり、シ ステムの総キャパシティが増えます。AP は、ユーザが介入しなくても、 PSP(Power Save Polling) または CAM(Continuously Aware Mode) モードで動 作する MU をサポートします。 DB-9、9 ピン、RS-232 のシリアル・ポートは、UI(User Interface) または PPP(Point to Point Protocol) 接続をサポートします。UI は、AP の基本管理 ツールです。PPP は、シリアル接続を使用して AP 間のリンクを提供しま す。このシリアル・リンクは、短距離接続 ( 直接シリアル ) または長距離 接続 ( 電話回線 ) をサポートします。AP は、RS-232 ポート用オス型ピン・ コネクタを持つ DTE(Data Terminal Equipment) デバイスです。AP を PC に 接続するにはヌルモデム・ケーブルが必要で、AP をモデムに接続するに はストレート・ケーブルが必要です。 Intel® PRO/Wireless 2
はじめに 1.3.
はじめに • AP とコンピュータ間の内部プロトコル・ブリッジング。AP とのイン ターネット・プロトコル・ブリッジングを確立するには、PPP および TCP/IP プロトコルを持つ適切な Telnet ソフトウェアがコンピュータに インストールされている必要があります。Telnet を使用すれば、デー タが IP パケットによって転送されている限り、リモート・コンピュー タはイーサネット・ネットワーク上の任意の AP に接続できます。 E ther n et イ | サ ネ ッ ト PPP PPP Lリンク in k (S er ial) ( シリアル ) モデム M odem モデム M odemPPP PPP リンク L ink モデム M odem PPP リンクには、直接シリアル・リンクまたはモデムを使用して有線イー サネット・トポロジを拡張するオプションがあります。 AP は PPP モードになると、DLB(Data-Link Bridging) プロトコルを使用し て他のデバイスとの通信を行おうとします。DLB を使用する AP は、 MAC レベルで通信を行い、イーサネット・
はじめに AP にインプリメントされた PPP は、LCP(Link Control Protocol) と NCP(Network Control Protocol) を使用します。詳細は、以下の RFC をご覧 ください。 • RFC 1171: The Point-to-Point Protocol、1990 年 7 月 • RFC 1220: PPP Extensions for Bridging、1991 年 4 月 • RFC 1332: The PPP Internet Protocol Control Protocol、1992 年 5 月 • RFC 1661: The Point-to-Point Protocol、1994 年 7 月 RFC は、インターネット環境で使用される Request For Comments を表しま す。 AP データベースは、PPP インターフェース上で MU と AP を動的に追跡 します。パケットは、宛先を AP によって決定された後に PPP リンクに転 送されます。 「RFC 1220: PPP Extensions for AP
はじめに PPP 接続 2 台の AP を直接シリアル・リンクを使用して接続するには、ヌルモデム・ シリアル・ケーブルが必要です。 AP(DTE) DB-9(Female) AP(DTE) DB-9(Female) 2 台の AP をモデム・デバイスを使用して接続するには、AP とモデムをス トレート・ケーブルで接続する必要があります。モデムを使用する場合、 このリンクがアクティブな間、電話回線が必要です。 AP(DTE) DB-9(Female) モデム (DCE) DB-25(Male) モデム接続を使用する場合、一方の AP が発信側の AP となり、もう一方 の AP が受信側の AP となります。PPP リンクを使用する場合は、シリア ル・ポートを使用して UI にアクセスしないでください。UI にアクセスす るには、AP との Telnet セッションを確立する必要があります。 Intel® PRO/Wireless 2011 アクセス・ポイント製品リファレンス・ガイド 21
はじめに 1.3.6 ダイレクト・シーケンス・スペクトラム拡散 スペクトラム拡散方式 ( 広帯域 ) では、狭帯域の信号を使用し、無線周波 数またはスペクトルのセグメントを拡散して送信を行います。ダイレク ト・シーケンス方式は、送信信号を特定の周波数範囲に拡散するスペクト ラム拡散技術です。Intel PRO/Wireless 2011 LAN AP は、ダイレクト・シー ケンス・スペクトラム拡散方式 (DSSS) を使用して無線通信を行います。 ダイレクト・シーケンス・システムは、チッピング・シーケンスと呼ばれ る冗長なビット・パターンを連続的に送信することによって通信を行いま す。送信データの各ビットは、チップにマッピングされ、擬似乱数の拡散 コードに再編成されてチッピング・シーケンスとなります。このチッピン グ・シーケンスが転送データ・ストリームと組み合わされると、AP の出 力信号が生成されます。 ダイレクト・シーケンス方式 2.4 GHz 帯域 チャネル 10011101011101 データ・ストリーム チッピング・シーケンス この 2.
はじめに コードを受信側の MU に関連付ける、事前に定義されたアルゴリズムが必 要です。このアルゴリズムは、AP と MU の設定時に構築されます。チッ ピング・シーケンス内のビットには冗長性があるため、チッピング・シー ケンス内のビットが通信障害によって破損していても、受信側の MU は元 のデータ・パターンを再生成できます。 1 ビット当たりのチップ数を拡散率といいます。拡散率が高くなれば、通 信障害に対する信号の強度が上がります。また、拡散率が低くなれば、 ユーザが使用可能な帯域幅が広くなります。AP は、2.4 GHz 帯域内の 3 つ のチャネル間で 1 ビット当たり 2 つのチップを一定のパターンで使用しま す。これにより、1 または 2Mbps の AP が同じ領域内で動作しないように しています。AP は 11Mbps のデータ送信能力がありますが、帯域幅が広 くなると通信範囲は狭くなるため、この場合、1 または 2Mbps の AP より も通信範囲が狭くなります。 1.3.
はじめに MU は、セルの変更やローミングが必要になるまで、この AP との通信を 続けます。 MU は、起動時にフルスキャンを行います。フルスキャンを行う際は、 チャネルのシーケンシャル・セットをスキャン範囲として使用します。こ の範囲内の各チャネルに対し、CCA(Clear Channel Assessment) をテストし ます。通信可能なチャネルが見つかると、MU は、Net_ID(ESS) およびブ ロードキャスト BSS_ID とともにプローブをブロードキャストします。AP からプローブ応答を受け取ると、MU ACK(Mobile Unit Acknowledgement) を送信し、近接度に応じて分類された AP テーブルに AP を追加します。 AP パケットの送信に失敗すると、同じチャネルに対してもう一度 MU プ ローブを送信します。制限時間内に応答を受け取ることができなかった場 合は、シーケンス内の次のチャネルにプローブを送信します。受信範囲内 のすべてのチャネルにプローブが送信されるまで、このプロセスが繰り返 されます。 MU は、予想されるビーコンが確認できなかったり、再送回数が限
はじめに • 使用可能な AP の RSSI(Received Signal Strength Indicator) が現在使用中 の AP の RSSI を越えた場合 • 試行転送パケットに対する良好送信パケットの比率がしきい値を下 回った場合 MU は、最適な AP を選択すると、その AP のダイレクト・シーケンス・ チャネルに合うように調整を行い、関連付けを開始します。いったん関連 付けが確立すると、AP は MU 宛てのすべてのフレームをその MU に転送 します。各フレームには、現在のダイレクト・シーケンス・チャネル用の フィールドが含まれています。MU はこれらのフィールドを使用して、AP に対する再同期化を行います。 1.3.
はじめに トンネルは、ネットワーク上のいずれかのアドレスに宛てられた 2 番目の パケットのペイロード部分にカプセル化された元のパケットによって使用 されるパスです。 ホーム・エージェントは、MU のホーム・ネットワーク上でルータとして 機能する AP です。ホーム・エージェントは、MU のホーム・アドレスに 送信されたパケットを受信し、MU の現在のロケーションに向けてトンネ ルを介してこのメッセージを送信します。ただしこの場合、外部リンク上 における MU の現在のロケーションをホーム・エージェントが把握してい ることが必要です。 外部エージェントは、外部リンク上の MU のロケーションでルータとして 機能する AP です。外部エージェントは、この外部リンクに接続された MU が送信するパケットに対するデフォルト・ルータとして機能します。 c/o アドレスは、外部リンク上の MU が使用する IP アドレスです。c/o ア ドレスは、MU が他の外部リンクに移動するたびに変わります。また、c/o アドレスは、MU のホーム・エージェントと MU 自体を結ぶトンネルの出 口とみなすこともできます。 In
はじめに 以下の図は、モバイル IP( ルータ間のローミング ) を表します。 Hホスト ost ルータ Router ルータ Router ホスト H ost インター Inter net ネット イーサネット E ther net AP 4 AP 3 モバイル・ノード M obile N ode イーサネット E ther net AP 1 AP 2 モバイル・ノード M obile N ode MU のモバイル IP の設定方法は、MU ユーザ文書をご覧ください。 モバイル・ユーザにとって、セキュリティは重要な問題です。[System Configuration] メニューの [Mobile-Home MD5 key] オプションを有効にする と、MD5 アルゴリズムを使用して 16 バイトのチェックサム・オーセン ティケータが生成されます。MU と AP は、鍵と呼ばれるこのチェックサ ムを共有して、双方間で送信されるメッセージを認証します。MU が外部 サブセット上にある場合、MU と AP はこの鍵を共有します。 MU と AP は同じ鍵を使用する必要があります。鍵が同
はじめに 1.3.
はじめに メッセージおよびマルチキャスト・メッセージをバッファリングすると、 DTIM 間隔値とともに次の DTIM を送信します。DTIM 通知によって PSP モードの MU がスリープ状態にならないようにするには、PSP モードの値 を DTIM の値以下にしてください。PSP モードの MU は、ビーコンを受信 してウェイクアップし、ブロードキャスト・メッセージおよびマルチキャ スト・メッセージの受信状態になります。 TIM は、圧縮されたバーチャル・ビットマップで、メッセージをバッファ リングしている PSP モードの AP に関連付けされた MU を識別します。 AP が TIM を送信すると、MU はポーリング要求を送信します。MU は、 ブロードキャスト・インジケータ・ビット・セットを持つビーコンから DTIM カウントのフィールド値を確認することにより、次の DTIM が送信 される前に残っているビーコン数を認識できます。これにより、MU は、 DTIM および後続の BC/MC パケット送信用のレシーバをオンにすることが できます。 1.3.
はじめに じて鍵とこのテキストを数学的に結み合わせることにより、暗号化または スクランブルを行います。この後、このデータをネットワークを介して送 信します。受信側のデバイスは、この暗号テキストを解読またはスクラン ブル解除し、元のメッセージを生成します。不正ユーザは、このアルゴリ ズムを知ることはできますが、適切な鍵がなければ暗号データを解読でき ません。鍵を持っているのは送信データの送信者と受信者だけです。 インテルは、IEEE 802.11 の第 8 項に規定されている WEP(Wired Equipment Privacy) アルゴリズムを使用して暗号化および解読を行います。WEP で は、プレーン・テキストの暗号化および解読の両方に対して同じ鍵を使用 します。通常は、外部の鍵管理サービスが鍵を配布します。この鍵は、セ キュリティを保つために、定期的に変更する必要があります。 IEEE 802.
はじめに Locator) とも呼ばれます。URL は、実際には Web ページの名前を表しま す。URL は、以下の 3 つの部分で構成されています。 • プロトコル ( スキーム ) • DNS(Domain Name Server)。Web ページが格納されているマシン • Web ページを識別するローカル名 ( 通常はファイル名 ) HTML 言語は、ドキュメントのフォーマットを設定する方法を記述したも のです。これは、位置、色、ヘッダのサイズ、テキストなど、使用する フォントを指定する編集者に似ています。 1.3.
はじめに ノードには、ホスト、ルータ、ブリッジとしての役割のほか、ステータス 情報をやり取りするデバイスとしての役割があります。SNMP エージェン トは、ネットワークの監視および管理を体系的に行うために SNMP 管理プ ロセスを実行するノードです。管理ステーションは、アプリケーション管 理ソフトウェアを実行して、ネットワークを管理します。 SNMP トラップは、ネットワーク上で発生した重要なイベントをネット ワーク内のすべての管理ステーションに通知する警告です。管理ステー ションは、各イベントの詳細 ( 発生したイベントの内容、時間、場所や ノード、またはネットワークの現在のステータスなど ) について、すべて のステーションに問い合わせます。SNMP トラップのフォーマットまたは 構造は、SNMP プロトコルに規定されています。MIB には、変数を監視す るものや人が記載されています。 SNMP の使用 AP には、HP Open View または Cabletron Spectrum MIB ブラウザなどの SNMP マネージャ・アプリケーションを使用してアクセス可能な SNMP エージェント・バ
はじめに UI の使用 UI(User Interface) は、AP に組み込まれている管理ツールです。UI には、統 計情報の表示、AP の設定オプション、ファームウェアのアップグレード などの機能があります。UI にアクセスするには、以下のいずれかが必要 です。 Telnet クライアント 任意のインターフェース ( リモート・イーサネット接 続を含む ) から AP の内蔵サーバにアクセスします。 35 ページの「2.1.1 Telnet の使用」をご覧ください。 直接シリアル 接続 AP は、ヌルモデム・シリアル・ケーブルを使用して 別の DTE デバイスに直接接続する DTE デバイスと して機能します。直接シリアル・アクセス方法を使 用するには、ANSI エミュレーション機能を持つ通信 プログラムが必要です。 37 ページの「2.1.
はじめに Web ブラウザ 34 任意の AP インターフェース ( イーサネット接続を含 む ) から AP に内蔵されている Web サーバにアクセス します。 39 ページの「2.1.
第2章 AP の設定 ソフトウェアを設定するには、AP への接続を設定し、UI(User Interface) へ のアクセスを確立する必要があります。 特定のパラメータ、機能、オプションの前にドット (.Antenna Selection Primary Only) がある場合、[Save ALL APs-[F2]] オプションを選択した際に、 同じ Net_ID(ESS) を持つすべての AP で、これらの項目が更新されます。こ のオプションを使用できるのは、同じハードウェア・プラットフォームと同 じファームウェア・バージョンが使用されている場合だけです。 2.1 UI へのアクセスの確立 UI へのアクセスを確立する方法は、使用している接続方法によって異なり ます。ネットワーク環境に最も適した設定方法を選択してください。 2.1.
AP の設定 3. Esc キーを押します。以下のように、[MAIN MENU] 画面が表示されま す。 Intel PRO/2011 Access Point MAIN MENU Show System Summary AP Installation Show Interface Statistics Special Functions Show Forwarding Counts Set System Configuration Show Mobile Units Set RF Configuration Show Known APs Set Serial Port Configuration Show Ethernet Statistics Set Access Control List Show RF Statistics Set Address Filtering Show Misc.
AP の設定 2.1.2 直接シリアル接続の使用 AP のシリアル・ポートは、DB-9、9 ピン Male コネクタです。シリアル・ ポートを使用して、他の AP への PPP 接続や、設定が行われている PC へ の UI 接続が可能です。9 ピンのシリアル・ポートを持つ PC に AP を直接 接続するには、以下の構成のヌルモデム・ケーブルが必要です。 工場出荷時に設定が行われている AP の場合、UI に直接シリアル接続を行 うことができます。AP の設定方法は、以下のとおりです。 • [serial port] を [Enable] に設定します。 • [Port Use] を [UI] に設定します。 • [modem connection] を [Disable] に設定します。 これらの設定は、UI の [Set Serial Port Configuration] 画面で行ってくださ い。詳細は、51 ページの「2.2.
AP の設定 AP の UI およびシリアル・ポートが使用可能である場合は、以下の手順に 従ってください。 1. ヌルモデム・シリアル・ケーブルを AP から端末または PC のシリア ル・ポートに接続します。 2. 端末から通信プログラム (HyperTerminal for Windows など ) を起動しま す。 3. 正しい COM ポートを選択し、パラメータを以下のように設定します。 emulation ANSI baud rate 19200 bps data bits 8 stop bits 1 parity none flow control none パスワードは必要ありません。 2.1.3 4. Esc キーを押して、表示内容をリフレッシュします。[MAIN MENU] 画 面が表示されます。 5.
AP の設定 これらの設定は、UI の [Set Serial Port Configuration] 画面で行ってくださ い。詳細は、51 ページの「2.2.3 UI へのダイアルアップの設定」をご覧く ださい。 2.1.4 Web ブラウザの使用 Web ブラウザは、Web ドキュメントやページを見るためのプログラムで す。ブラウザは、要求されたページを取得し、そのテキストを解釈し、 ページを正確な書式でコンピュータ画面上に表示します。 Web ブラウザを使用して UI にアクセスするには、ワークステーションが TCP/IP スタックを備え、Web ブラウザにアクセスできることが必要です。 リモート・ステーションは有線 LAN と無線 LAN のどちらにあってもかま いません。 Web ブラウザ (Internet Explorer 4.
AP の設定 1. ネットワーク Web サーバ上に AP Web サイト・ヘルプ・ファイル用の ディレクトリを作成します。 通常、このディレクトリは C:¥InetPub¥wwwRoot のサブディレクトリ です。 2. *.gif および *.htm ファイルをこのディレクトリ / フォルダにコピーし ます。 これらのファイルは、x:¥firmware¥AP¥AP Web Site¥Help File ディレク トリに収録されています。 この場合、x は CD-ROM ドライブのドライブ名を表します。 このインストール例は、Windows NT 4.0 が対象です。 3. Windows のタスク・バーの [ スタート ] を選択します。 4. ドロップダウン・メニューの [ プログラム ] を選択します。 5. このメニューの [Microsoft Internet Server(common)] を選択します。 6.
AP の設定 12. 手順 1 で作成したディレクトリのディレクトリ / フォルダのパス名を 入力します。 13. [Virtual Directory] ボタンを選択します。 14. フォルダの別名 (「WebHelp」など ) を入力し、[OK] を選択します。 15. [Enable Default Document] チェックボックスを選択します。 16. デフォルト・ドキュメントとして「WLAAPHLP.HTM」と入力し、 [Apply] を選択します。 17. [OK] を選択し、ウィンドウを閉じます。 18. Web ブラウザで http://xxx.xxx.xxx.xxx/WebHelp などの URL を使用して、 ヘルプ・ファイルへのアクセス状態をテストします。 xxx.xxx.xxx.
AP の設定 ヘルプ・ファイルへのアクセスを有効にするには、[Help URL] パラメータ を変更します。 1. [Special Functions] 画面を選択します。 2. Tab キーまたは上下矢印キーを使用して、[Alter Filename(s)/HELP URL/ TFTP Server/DHCP] を選択します。 3. Enter キーを押します。 4. Tab キーまたは上下矢印キーを使用して、[.HELP URL] フィールドを 選択します。 5. Web サーバの IP アドレス /URL(Uniform Request Locator) と、ヘルプ・ ファイルがある Web サーバ内のディレクトリ / フォルダ名を入力しま す。 http://xxx.xxx.xxx.xxx/WebHelp xxx.xxx.xxx.xxx はサーバの IP アドレスを表します。 6. Enter キーを押します。 7. Tab キーまたは上下矢印キーを使用して [OK-[CR]] を選択し、Enter キーを押します。 8.
AP の設定 1. NCPA プロパティ・ウィンドウでワークステーションの IP アドレスと サブネット・マスクを設定します。プロパティの変更内容を有効にす るために、再起動するよう求められます。 このケースでは、ワークステーションは、Web ブラウザを実行している ワークステーションまたはラップトップ・コンピュータを表します。 2. 接続状態を確認するには、AP に対して ping を送信します。これを行 うには、デフォルトの DOS プロンプトで、以下を入力します。 Ping -t xxx.xxx.xxx.xxx – 3. ping を送信しても応答がない場合は、ハードウェア接続、IP アド レス、ゲートウェイ・アドレス、サブネット・マスクが正しいか どうかを確認してください。これらが正しい場合は、システム管 理者に連絡してください。 Web ブラウザ (Internet Explorer 4.0 以上または Netscape 3.0 以上など ) を起動します。 Web ブラウザを使用し、AP の IP アドレスを入力して AP にアクセス します。 http://xxx.xxx.
AP の設定 4.
AP の設定 – [ 保存しているページの新しいバージョンの確認 :] で、[ ページを 表示するごとに確認する ] を選択します。 このプロパティ / オプションがオンになっていない場合、前回の表示が変 更されずに表示されます。Web ページの最新バージョンが表示されるよう にするには、ブラウザでこのオプションをオンにしてください。 • 「Intel® PRO/Wireless 2011 LAN Access Point Configuration Management System」Web ページからヘルプ・ファイルにアクセスするには、各 ページの右上にある [Help] ボタンを選択します。 • [Easy Setup] および [Configuration] ページにアクセスする場合、以下の ダイアログ・ボックスが表示されます。 1. AP の名前を入力します。 Intel PRO/2011 Access Point 2.
AP の設定 2.2 UI のナビゲーション UI にアクセスすると、[MAIN MENU] が表示されます。 Intel PRO/2011 Access Point MAIN MENU Show System Summary AP Installation Show Interface Statistics Special Functions Show Forwarding Counts Set System Configuration Show Mobile Units Set RF Configuration Show Known APs Set Serial Port Configuration Show Ethernet Statistics Set Access Control List Show RF Statistics Set Address Filtering Show Misc.
AP の設定 画面およびメニューのナビゲーションには、以下の規則も適用されます。 • メニュー項目を選択するには、項目のボールド文字に該当するキー ( 大 文字と小文字を区別するホット・キー ) を押します。Enter キーを押し て、項目を選択します。 • メニュー項目をスクロールするには、Tab キーを押します。 • メニュー項目を変更する場合、画面の一番下の設定オプションを確認 してください。複数の選択オプションを使用するには、ボールド文字 を選択します。値を変更するには、その値を入力し、Enter キーを押し ます。値が無効な場合は、ビープ音が鳴り、元の値に戻ります。次の メニュー項目にスクロールするには、Tab キーを押します。 • メニューの一番下の行を使用すると、メニュー / 画面の変更を有効に することができます。Tab キーを使用して選択する項目までスクロー ルし、Enter キーを押して選択します。 • [System Name] や [System Passwords] などの値を変更する場合は、次の フィールドまでスクロールするか、Enter キーを押して値を確定し
AP の設定 管理画面では、画面の一番下の行に表示されるデータを保存または削除す るオプションを使用できます。以下のような確認プロンプトがあります。 2.2.
AP の設定 パスワードは、大文字と小文字の区別がされます。 – パスワードが正しければ、[MAIN MENU] 画面の [Enter Admin Mode] メニュー項目が [Exit Admin Mode] に変わります。 – パスワードが正しくなければ、[MAIN MENU] 画面の [Enter Admin Mode] メニュー項目がそのまま表示されます。 [Set System Configuration] 画面で [System Passwords] を設定してください。 2.2.2 UI へのアクセス方法の変更 Telnet による不正アクセスを防ぐには、UI へのアクセス方法を変更してく ださい。これを行うには、Telnet ログインを有効 / 無効にしたり、システ ム・パスワードを変更したりします。 AP に対する Telnet アクセスを変更する手順は、以下のとおりです。 1. [MAIN MENU] の [Set System Configuration] を選択します。 2. [Telnet Logins] を選択します。 3.
AP の設定 3. [Change System Password] 画面が表示されます。 Intel PRO/2011 Access Point Change System Passwords User Password ******* Admin Password ******* Save-[F1] Cancel-[ESC] Password for user access(Monitor only) 4. 50 以下のパスワードを使用してパスワードを変更します。 User Password 画面の表示や確認のみが可能です。最大 13 文字の 英数字を大文字と小文字を区別して入力します。入 力文字はアスタリスク (*) で表示されます。デフォ ルトのパスワードは「Intel」です。 Admin Password 各画面のパラメータを確認および変更できます。最 大 13 文字の英数字を大文字と小文字を区別して入 力します。入力文字はアスタリスク (*) で表示され ます。デフォルトのパスワードは「Intel」です。 5.
AP の設定 2.2.3 UI へのダイアルアップの設定 ダイアルアップ接続を行うには、モデムと AP をストレート・ケーブルで接 続する必要があります。リモート PC の場合は、モデムと通信プログラム (Microsoft Windows Terminal プログラムなど ) が必要です。 AP がサポートしているモデムについては、付録 B の「対応モデム」をご 覧ください。 シリアル・ポートの設定 AP でシリアル・ポート接続を有効にする設定手順は、以下のとおりです。 1. [MAIN MENU] の [Set Serial Port Configuration] を選択します。 2. [Port Use] パラメータを [PPP] に設定します。 3.
AP の設定 ダイアルアップ・システムの設定 AP の PPP、シリアル・ポート、応答モードが有効であることを前提に、 以下の手順に従ってください。 1. AP とモデムをストレート・シリアル・ケーブルで接続します。 2. モデムが電話回線に接続され、電源が入っていることを確認します。 電源を確認する方法は、モデム文書をご覧ください。 3. リモート端末から通信プログラムを起動します。 4. 正しいシリアル・ポートを選択し、パラメータを以下のように設定します。 emulation ANSI baud rate 19200 bps data bits 8 stop bits 1 parity none flow control none 5. 正しい電話番号を使用して AP にダイアルします。 パスワードは必要ありません。 6. Esc キーを押して表示をリフレッシュします。AP に [MAIN MENU] が 表示されます。 切断 接続中に UI から切断する手順は、以下のとおりです。 2.2.4 1.
AP の設定 2.3 アクセス・ポイントのインストール AP の UI には、Intel® PRO/Wireless 2011 LAN ネットワークの基本パラメー タに関する追加設定を行う [AP Installation] 画面が用意されています。この 中には、有線ネットワーク上のルータを越えてメッセージを転送するため のゲートウェイ・アドレスを指定するパラメータも含まれています。 AP をインストールする手順は、以下のとおりです。 1. 管理者モードに変更します。 2. [MAIN MENU] で [AP Installation] を選択すると、以下が表示されます。 Intel PRO/2011 Access Point Access Point Installation Unit Name Intel PRO/2011 Access Point IP Address 157.235.101.152 .Additional Gateways 157.235.101.2 0.0.0.0 .Gateway IP Address 157.235.101.1 0.0.0.0 0.0.0.
AP の設定 54 Subnet Mask 先頭の 2 つの数字セットはネットワーク・ドメ インを表し、3 つ目のセットは上位ネットワー ク内のホストのサブセットを表します。最後の セットは個々のコンピュータを表します。これ らの値により、ネットワークをサブネットワー クに分け、ルーティングとデータ送信を簡単に することができます。サブネット・マスクは、 サブネットのサイズを規定します。 Net_ID(ESS) 大文字と小文字が区別された 32 文字の英数字か ら構成される、AP の固有のネットワーク識別子 Antenna Selection アンテナのダイバーシチ方式を選択できます。 Additional Gateways 追加のゲートウェイの IP アドレス。最大 7 つの ゲートウェイにアクセスできます。 DHCP この値を有効にすると、DHCP は AP が動作し ている限り、XX 時間 / 日ごとに DHCP 要求を自 動送信し、割り当て IP アドレスを更新します。 3.
AP の設定 7. 2.4 [Cancel-[ESC]] を選択すると、この画面で行った変更がすべて破棄さ れ、前のメニューに戻ります。 システム・パラメータの設定 AP には、セキュリティ・アクセスやインターフェース制御を含め、AP の 動作を制御する設定オプションが用意されています。一部のパラメータ は、修正する必要がありません。 1. [MAIN MENU] の [Set System Configuration] を選択すると、以下が表示 されます。 Intel PRO/2011 Access Point System Configuration Channel 3 .Ethernet Timeout .Telnet Logins Disabled .Type Filtering Disabled WNMP Functions Enabled .AP-AP State Xchg Enabled Ethernet Interface On PPP Interface Off RF Interface On 0 Enabled .
AP の設定 2. 3.
AP の設定 Telnet Logins Telnet ログインの有効 / 無効を指定します。 デフォルト値は [Enabled] です。 Encryption Admin 暗号鍵と暗号鍵インデックスを変更可能なインター フェースを指定します。管理者権限のないユーザ は、このパラメータを変更したり、暗号鍵を確認し たりできません。 [Any] の場合、管理者権限のあるユーザは、任意のイ ンターフェースを使用して暗号鍵を変更できます。 [Serial] の場合、管理者権限のあるユーザは、シリア ル・ポートのみを使用してこのパラメータおよび暗 号鍵を変更できます。 Agent Ad Interval 移動性エージェント通知の送信間隔を秒数で指定し ます。 PRO/2011 このパラメータが有効な場合、ルータ間の MU の Mobile IP ローミングが可能になります。 Mobile-Home MD5 key モバイル・ホームの登録および認証に使用される秘 密鍵を表します。 MU-MU Disallowed このパラメータが有効な場合、同じ AP に関連付け している MU がお互いに通信できなく
AP の設定 4.
AP の設定 2.4.1 7. [Save All APs-[F2]] を選択すると、同じ Net_ID(ESS) を持つすべての AP に対して [System Configuration] の設定内容が保存されます。 このオプションを使用すると、現在の AP に関する設定の変更内容が 保存され、[Known APs] テーブルにある他のすべての AP に対して 2 つ の WNMP メッセージが送信されます。これにより、これらの AP の設 定が更新されます。これらの設定は、修正されるとリセットされます。 このオプションを使用できるのは、同じハードウェア・プラット フォームと同じファームウェア・バージョンを使用している場合だけ です。 8.
AP の設定 Intel PRO/2011 Access Point Change System Passwords User Password ******* Admin Password ******* Save-[F1] Cancel-[ESC] Password for user access(Monitor only) 2.
AP の設定 2.5 無線パラメータの設定 AP では、ほとんどの無線パラメータは自動設定されます。AP の無線パラ メータの調整は、上級ユーザか、Intel® PRO/Wireless 2011 LAN のトレーニ ングを受けたユーザ、または Intel® PRO/Wireless 2011 LAN の担当者 (http://www.intel.com/network をご覧ください ) のみが行ってください。無 線機能および WLAP 機能を微調整するには、[RF Configuration] 画面のオ プションを使用します。 1. [MAIN MENU] の [Set RF Configuration] を選択すると、以下が表示され ます。 Intel PRO/2011 Access Point RF Configuration .DTIM Interval 10 .BC/MC Q Max 10 .Reassembly timeout WLAP Mode 9000 .Max Retries (d) 15 .
AP の設定 [RTS Threshold]、[CCA Mode]、[CCA Energy Threshold] は、ユーザ設定の パラメータではありません。 2. 62 必要に応じて以下のパラメータを設定します。 DTIM Interval DTIM パケット周波数をビーコン・パケットの倍数 として設定します。DTIM 間隔は、1 サイクル内の ビーコン数を示します。このパラメータは変更し ないでください。 BC/MC Q Max 一時的にブロードキャスト / マルチキャスト・ メッセージを保持するキューに割り当てるメモリ のサイズを指定します。計算単位はパケットで表 され、最大サイズのイーサネット・パケットに相 当します。デフォルト値は 10 です。 Reassembly timeout パケットの再組み立てのタイムアウトを 0.
AP の設定 Multicast Mask(d) ローカルの不揮発性ドライブを使用せずにネット ワーク上で新しいオペレーティング・イメージを 優先ダウンロードする必要がある任意の MU( 通常 は、POS 端末 ) に対し、ブロードキャスト・ダウ ンロード・プロトコルをサポートします。 マルチキャスト・マスクの先頭 32 ビットに一致す るマルチキャスト・ダウンストリーム・データ・ パケットはすべて、次の DTIM 間隔後の送信用 キューに入れられずに即座に転送されます。 Multicast Mask(v) ブロードキャスト、共同加入線、音声通信をサ ポートします。マルチキャスト・マスクの先頭 32 ビットに一致するマルチキャスト・ダウンスト リーム・データ・パケットはすべて、次の DTIM 間隔後の送信用キューに入れられずに即座に転送 されます。 Beacon Interval ビーコン間隔をキロ・マイクロ秒単位で表します。 デフォルト値は 100 です。PSP モードの端末のパ フォーマンスを悪化させる可能性があるため、こ のパラメータは変更しないでください。 Accept Broadcas
AP の設定 MU inactivity Timeout AP が MU に許可する非アクティブ時間を指定す ることにより、業界標準のデバイスによる相互運 用が可能になります。 PRO/2011 AP は、データ・パケットの送受信やス キャンによって MU の動作状況を確認します。 PRO/2011 MU は、アクティブなスキャンを行いま す。他の業界標準の MU は、パッシブなスキャン を行うことがあり、PRO/2011 AP はこれを非アク ティブとみなすことがあります。 Rate Control データ転送レートを指定します。デフォルト値は、 以下のとおりです。 11Mbps - オプション 5.5Mbps - オプション 2Mbps - 必須 1Mbps - 必須 デフォルトでは、AP は条件に応じて最適な転送 レートを自動選択できます。この設定では、同じ ネットワーク上で 1Mbps、2Mbps、5.
AP の設定 CCA Mode CCA(Clear Channel Assessment) モードは、AP 以外 のソースからの送信を検出するための方式です。 デフォルト値は [Carrier Sense] です。 CCA Energy Threshold エネルギーのスレッシュホールド、またはこの値 を超える電波をビジーとみなすレベルを表します。 デフォルト値は 60 です。 WEP(Privacy) WEP アルゴリズムを指定します。このパラメータ を変更するには、管理者権限が必要です。 デフォルト値は [Disabled] です。 WEP Algorithm ビット数と使用する WEP アルゴリズムのタイプ を表します。このパラメータを変更するには、管 理者権限が必要です。 デフォルト値は [40 bit shared key] です。 Encryption Key ID [Active Key] 番号の変更を許可します。このパラ メータを変更するには、管理者権限が必要です。 デフォルトの鍵 ID は 1 です。 新しい鍵の値を有効にするには、AP をリセットし ます。 Encry
AP の設定 Short RF Preamble ショート・プリアンブルとロング・プリアンブル のどちらを使用するかを指定します。プリアンブ ルは、AP によって生成される約 8 バイトのパケッ ト・ヘッダで、送信前にパケットに付加されます。 プリアンブルの長さは、送信データの転送レート によって異なります。ショート・プリアンブルは ロング・プリアンブルよりも 50% 短くなっていま す。 この機能を使用できるのは、バージョン 2.0 の無線 ハードウェアだけです。バージョン 2.0 が装備され ていない装置は、ショート・プリアンブル機能を使 用できず、ショート・プリアンブルが使用可能な バージョン 2.0 のハードウェアからのメッセージを 認識、受信、応答できません。ハードウェアが混在 するネットワークでは、この機能を無効にし、ロン グ・プリアンブルを使用してください。MU と AP が相互運用するには、同じショート RF プリアンブ ルが設定されている必要があります。デフォルト値 は [Enabled] です。 66 3.
AP の設定 6. 2.5.1 [Cancel-[ESC]] を選択すると、この画面で行った変更がすべて破棄さ れ、前のメニューに戻ります。 無線動作パラメータ AP は、最大 4 つの WLAP インターフェースをサポートします。高トラ フィックのネットワークでは 1 台の WLAP をインターフェースとして使 用し、低トラフィックのネットワークでは使用する WLAP を 2 台までと することをお勧めします。これは、過度のチャネルの競合が行われると、 以下の例のようなルート AP からのビーコンを WLAP が受信し損なってし まうからです。 イーサネット イーサネット 2 ホップ 1 ホップ 高トラフィックのネットワーク 低トラフィックのネットワーク AP のステータス表示については、143 ページの「4.8 LED インジケータ」 をご覧ください。3 台以上の WLAP が 1 リピータ構成で動作している場合 は、最下位の WLAP ID を持つ WLAP を有線ネットワークに接続すること をお勧めします。 ループを構成しないようにするには、1 つの IEEE 802.
AP の設定 2. AP B のデフォルト・インターフェースを [Ethernet] に設定します。 3. AP C のデフォルト・インターフェースを [WLAP] に設定します。 これにより、MU による AP B と AP C 間のローミングおよびデータ送 信が可能になります。 イーサネット Ether net A B C Tri2.0p66LowD1.cdr AP が有線 LAN 間のブリッジとして機能する場合は、1 つの LAN に下位 の WLAP ID をすべて接続することをお勧めします。 イーサネット Ether net I I A B D イーサネット Ether net IIII Tri2.0p66LowD2.cdr AP を無線動作用に設定する手順は、以下のとおりです。 1.
AP の設定 2.
AP の設定 WLAP Manual BSS_ID 特定の WLAP の BSS_ID を指定し、現在の AP がこの WLAP とだけ関連付けするようにしま す。 [WLAP Manual BSS_ID] を現在の BSS_ID に設定 すると、現在の AP は即座に動作可能状態にな り、他の WLAP からの関連付け要求を受信待機 します。詳細は、126 ページの「3.
AP の設定 WLAP Forward Delay AP の初期化中にデータ・パケットの送受信を中 断する時間を秒単位で指定します。WLAP 転送遅 延時間は、関連する WLAP や無線動作状態 ( 詳 細は、126 ページの「3.8 無線統計」をご覧くだ さい ) によって異なります。この遅延時間がある ために、すべての WLAP ノードから確実に受信 できるようになります。デフォルト値は無線動作 状態ごとに 5 秒です。 ルート AP の WLAP 転送遅延時間により、指定 AP の WLAP 転送遅延時間は上書きされます。 2.5.
AP の設定 40 ビットの暗号鍵は、128 ビットの暗号鍵のサブセットです。暗号鍵の先 頭の 40 ビットは、40 ビットと 128 ビットの暗号鍵でも同じです。40 ビッ トの暗号鍵が変更されると、128 ビットの鍵の先頭の 40 ビットも変更され ます。したがって、128 ビットの暗号鍵が変更されると、40 ビットの鍵の 先頭の 40 ビットも変更されます。また、SNMP トラップ・マネージャを 使用して暗号鍵を設定すると、SNMP トラップ・マネージャがアクセスす る AP の鍵の値が上書きされます。 インテルでは、合計 4 つの暗号鍵を用意しています。各鍵ごとに、同じ鍵 および鍵の値を使用して、AP とこれと関連付けする MU 間で暗号を使用 できます。 40 ビットの暗号と 128 ビットの暗号用に 2 つの画面が用意されています。 鍵を割り当てる際は、細心の注意を払ってください。鍵は、暗号を使用し て送信データを認証する AP と MU の鍵ごとに、同じ値が同じ順序で並ん でいる必要があります。 例 ある AP が 1011121314 という値を持つ Key 1 を使用する場合、関連付けす
AP の設定 40 ビットの暗号 選択した WEP アルゴリズムが 40 ビットの暗号である場合、以下の画面が 表示されます。 Intel PRO/2011 Access Point Encryption Key Maintenance .Key 1 * 10111 21314 .Key 2 20212 22324 .Key 3 30313 23334 .Key 4 40414 24344 * = Active Key OK-[CR] Save-[F1] Save All APs-[F2] Cancel-[ESC] 各鍵にはユーザが設定可能な 40 ビットが割り当てられており、2 つの 20 ビットのセグメントとして表示されます。残りの 24 IV(Initialization Vector) ビットは工場出荷時に設定され、ユーザは変更できません。 1. 必要な鍵を選択し、新しい値を入力して鍵の値を変更します。 2. ネットワーク環境に合うように、必要に応じて設定値を確認および変 更します。 3.
AP の設定 74 4. [Save All APs-[F2]] を選択すると、同じ Net_ID(ESS) を持つすべての AP に対して [Encryption Key Maintenance] 情報が保存されます。 このオプションを使用すると、現在の AP に関する設定の変更内容が 保存され、[Known APs] テーブルにある他のすべての AP に対して 2 つ の WNMP メッセージが送信されます。これにより、これらの AP の設 定が更新されます。これらの設定は、修正されるとリセットされます。 このオプションを使用できるのは、同じハードウェア・プラット フォームと同じファームウェア・バージョンを使用している場合だけ です。 5.
AP の設定 128 ビットの暗号 WEP アルゴリズムとして 128 ビットの暗号を選択した場合、以下の画面 が表示されます。 Intel PRO/2011 Access Point Encryption Key Maintenance .Key 1 * 10111 21314 1516 1718 191A 1B1C .Key 2 20212 22324 2526 2728 292A 2B2C .Key 3 30313 23334 3536 3738 393A 3B3C .Key 4 40414 24344 4546 4748 494A 4B4C * = Active Key OK-[CR] Save-[F1] Save All APs-[F2] Cancel-[ESC] 各鍵にはユーザが設定可能な 128 ビットが割り当てられており、2 つの 20 ビットのセグメントと 4 つの 16 ビットのセグメントとして表示されます。 残りの 24 IV(Initialization Vector) ビットは工場出荷時に設定されるため、 ユーザは変更できません。 1.
AP の設定 2.5.3 3. [OK] または [Save] を選択して設定を登録すると、変更内容が NVM に 書き込まれます。[Save] を選択すると、確認プロンプトが表示されま す。 4. [Save All APs-[F2]] を選択すると、同じ Net_ID(ESS) を持つすべての AP に対して [Encryption Key Maintenance] 情報が保存されます。 このオプションを使用すると、現在の AP に関する設定の変更内容が 保存され、[Known APs] テーブルにある他のすべての AP に対して 2 つ の WNMP メッセージが送信されます。これにより、これらの AP の設 定が更新されます。これらの設定は、修正されるとリセットされます。 このオプションを使用できるのは、同じハードウェア・プラット フォームと同じファームウェア・バージョンを使用している場合だけ です。 5.
AP の設定 1. 強力な暗号 (128 ビットの暗号 ) を使用するには、[RF Configuration] 画 面の [Enable Strong Encryption] を選択します。以下の画面が表示されま す。 Intel PRO/2011 Access Point Enable Strong Encryption US regulations restrict the export of products containing strong forms of encryption technology. Please see user's manual for information on obtaining an access code to unlock strong encryption. .Access Code OK-[CR] ____ - _______ - _______ Save All APs-[F2] Cancel-[ESC] 2. 入手したアクセス・コードを入力スペースに入力します。 3.
AP の設定 2.6 PPP の設定 PPP 接続を使用するには、[System Configuration] メニューでハードウェア 接続 ( 直接またはモデム ) を選択し、シリアル・ポートのステータスが有 効 ( デフォルト ) になっていることを確認します。 2.6.1 PPP 直接接続 2 台の AP 間の直接ヌルモデム・シリアル・ケーブル接続 UI で、以下の作業を行います。 1.
AP の設定 5. 2.6.2 もう 1 台の AP でも同様に設定を行います。ただし、もう 1 台の [Connect Mode] は [Originate] に設定します。 接続の確立 両方の AP で PPP 接続を確立する手順は、以下のとおりです。 2.6.3 1. [MAIN MENU] の [Set System Configuration] を選択します。 2. [PPP Interface] を [ON] に設定します。 3.
AP の設定 Smartmodem ATDT コマンドに続く文字列に相当します。使用可能な 文字は、ポーズ文字と英数字です。詳細は、モデム文書をご覧くださ い。 2.6.5 6. [Dialout Mode] を [Auto] に設定します。 7.
AP の設定 2.6.6 モデム接続の確立 発信側 AP から応答側 AP へのダイアルアウトを手動で行うには、以下の 作業を行ってください。 1. [MAIN MENU] の [Special Functions] メニューを選択します。 2. [Modem Dialout] を選択します。 AP は、[Serial Port Configuration] のパラメータ設定に応じてダイアルアウ トを行い、接続を確立しようとします。ダイアルアウトが失敗すると、手 動のダイアルアウトに切り替わります。 自動ダイアルアウトの手順は、以下のとおりです。 1. [MAIN MENU] の [Serial Port Configuration] を選択します。 2. [Dialout Mode] を [Auto] に設定します。 3. [Save-[F1]] を選択し、変更内容を NVM に保存します。 4. [MAIN MENU] の [Special Functions] メニューを選択します。 5.
AP の設定 2.7 SNMP エージェントの設定 AP の IP アドレスを持つ SNMP マネージャ・アプリケーションは、AP の SNMP エージェントにアクセスできます。AP に SNMP トラップ・マネー ジャを使用してアクセスし、パラメータの設定を行うこともできますが、 この方法はお勧めしません。 SNMP トラップ・マネージャを使用して暗号鍵を設定すると、SNMP ト ラップ・マネージャがアクセスする AP の鍵の値が上書きされます。 SNMP を使用する場合は、セキュリティを確保するために、SNMP エー ジェントを読み取り専用、読み取り / 書き込み、または無効のいずれかに 設定できます。AP は、条件が異なる特定のトラップを送信します。SNMP マネージャは、これらのトラップの管理方法を認識している必要がありま す。 特定のエントリについては、Intel® PRO/Wireless 2011 LAN インストレー ション・ディスクに収録されている Intel MIB をご覧ください。 AP は、SNMP バージョン 1、SNMP バージョン 2 の一部の機能、IEEE 802.
AP の設定 1. [MAIN MENU] の [Set SNMP Configuration] を選択すると、以下が表示 されます。 Intel PRO/2011 Access Point SNMP Configuration .SNMP Agent Mode Read/Write .Read-Only Community ******* .Read-Write Community ******* .All Traps Disabled .Trap Host1 IP Address 0.0.0.0 .Trap Host2 IP Address 0.0.0.0 Generic Traps: .Cold Boot Disabled .Authentication failure Disabled Enterprise-Specific Traps: .Radio Restart Disabled .Access Cntrl Violation Disabled .DHCP Change Disabled .
AP の設定 2.
AP の設定 Trap Host2 IP Address トラップ Host2 マネージャの IP アドレスです。 デフォルト値は 0.0.0.
AP の設定 2.8 3. これらの値がネットワーク環境と合っているかを確認し、必要に応じ て値を変更します。 4. [OK] または [Save] を選択して設定を登録すると、変更内容が NVM に 書き込まれます。[Save] を選択すると、確認プロンプトが表示されま す。 5. [Save All APs-[F2]] を選択すると、同じ Net_ID(ESS) を持つすべての AP に対して [SNMP Configuration] 情報が保存されます。 このオプションを使用すると、現在の AP に関する設定の変更内容が 保存され、[Known APs] テーブルにある他のすべての AP に対して 2 つ の WNMP メッセージが送信されます。これにより、これらの AP の設 定が更新されます。これらの設定は、修正されるとリセットされます。 このオプションを使用できるのは、同じハードウェア・プラット フォームと同じファームウェア・バージョンを使用している場合だけ です。 6.
AP の設定 2.8.1 モバイル・ユニットの範囲 MAC アドレスの範囲を選択する手順は、以下のとおりです。 1. 最小 MAC アドレスを最上位値として入力します。 00:0A:F8:F0:01:01 2. Enter キーを押して入力値を確定し、下矢印キーを使用して最大値を選 択します。 3. 最大 MAC アドレスを最下位値に入力します。 00:0A:F8:F0:02:FF 4. Enter キーを押して入力値を確定し、下矢印キーを使用して [OK] を選 択します。 5. Enter キーを押すと、以下が表示されます。 Intel PRO/2011 Access Point Ranges of Allowed Mobile Units Delete-[F1] Min Address Max Address 00:A0:F8:F0:01:01 00:A0:F8:F0:02:FF 00:A0:F8:29:10:02 00:A0:F8:29:11:00 Add-[F2] Save All APs-[F3] Exit-[ESC] 6.
AP の設定 更新されます。これらの設定は、修正されるとリセットされます。この オプションを使用できるのは、同じハードウェア・プラットフォームと 同じファームウェア・バージョンを使用している場合だけです。 10. [Exit-[ESC]] を選択すると、前のメニューに戻ります。 [Access Control] オプションを有効にすると、指定した範囲内の MU がすべ て AP と関連付け可能になります。この範囲を広げるには、追加の範囲を 指定するか、ACL に個々のアドレス・エントリを追加してください。 2.8.2 許可 MU の追加 [Access Control List] 画面には、MU を ACL に追加する機能が用意されてい ます。 1. [MAIN MENU] の [Set Access Control List] オプションを選択すると、以 下が表示されます。 Address Type? range individual 2. 上下矢印キーを使用して [range] と [individual] を切り替え、[individual] を選択します。 3.
AP の設定 2.8.3 許可 MU の削除 [Allowed Mobile Units] 画面には、ACL から MU を削除する機能が用意され ています。 2.8.4 1. 上下矢印キーを使用して、削除するエントリを強調表示します。 2. [Delete-[F1]] を押します。 ACL の有効化 / 無効化 ACL の有効と無効を切り替えるには、[System Configuration] 画面で ACL を選択します。 2.8.5 1. [MAIN MENU] の [Set System Configuration] を選択します。 2. Tab キーを使用して [Access Control] を選択します。 3. スペース・バーを使用して [Enable] を選択します。 4. [Save] を選択し、変更内容を保存します。 すべての許可 MU の削除 AP には、ACL からすべての MU を削除する機能が用意されています。 2.8.6 1. [MAIN MENU] の [Special Functions] を選択します。 2.
AP の設定 2.
AP の設定 2.9.1 未許可 MU の追加 [Disallowed Address] 画面には、MU をリストに追加する機能が用意されて います。 1. [Add-[F2]] を選択します。MAC アドレスを入力するよう求められま す。 00:00:00:00:00:00 2. MAC アドレスを入力します。 MAC アドレスを入力する際に、コロンを入力する必要はありません。 2.9.2 未許可 MU の削除 [Disallowed Address] 画面には、リストから MU を削除する機能が用意され ています。 2.10 1. 上下矢印キーを使用して MAC アドレスを強調表示します。 2. [Delete-[F1]] を選択し、MAC アドレスを削除します。 タイプ・フィルタリングの設定 タイプ・フィルタリング機能がサポートしているパケット・タイプには、 16 ビット DIX イーサネット・タイプが含まれています。このリストには、 最大 16 タイプを含めることができます。 2.10.
AP の設定 2.10.2 フィルタ・タイプの削除 [Type Filtering] 画面には、リストからパケット・タイプを削除する機能が 用意されています。 2.10.3 1. 上下矢印キーを使用してパケット・タイプを強調表示します。 2. [Delete] を選択します。 タイプ・フィルタリングの制御 タイプ・フィルタを設定し、リストに記載されているパケット・タイプを 転送または廃棄します。タイプ・フィルタリング・モードを制御する手順 は、以下のとおりです。 1. [MAIN MENU] の [Set System Configuration] を選択します。 2. [Type Filtering] を選択します。 3. スペース・バーを使用してタイプ・フィルタリングの [Forward]、 [Discard]、または [Disable] を変更し、Enter キーを押して確定します。 4.
AP の設定 2.11 AP からの MU の消去 MU 関連付けテーブルを消去して、アクティブな MU が関連付けしている かを診断します。AP に不要な MU が多く関連付けしている場合は、AP か ら MU を消去してください。このオプションを使用し、アクティブな MU だけが AP と関連付けするようにしてください。 AP と関連付けする MU を消去する手順は、以下のとおりです。 2.12 1. [MAIN MENU] の [Special Functions] を選択します。 2.
AP の設定 1. [MAIN MENU] の [Set Event Logging Configuration] を選択すると、以下 が表示されます。 Intel PRO/2011 Access Point Event Logging Configuration OK-[CR] 2. .Any Event Logging Enabled .Security Violations Enabled .MU State Changes Enabled .WNMP Events Disabled .Serial Port Events Enabled .AP-AP Msgs Enabled .Telnet Logins Enabled .System Events Enabled .
AP の設定 2.13 Telnet Logins 監視および管理用の Telnet セッションを記録しま す。 System Events 内部使用のみ Ethernet Events パケットの送信やエラーなどのイベントを記録しま す。 3. 設定値がネットワーク環境に合っているかを確認し、必要に応じて変 更します。 4. [OK] または [Save] を選択して設定を登録すると、変更内容が NVM に 書き込まれます。[Save] を選択すると、確認プロンプトが表示されま す。 5.
AP の設定 ファームウェアおよび HTML ファイルは、バージョン 2.00 より前のバー ジョンにダウングレードすることはできません。 2.13.1 TFTP の使用による更新 イーサネット TFTP を使用して更新を行うには、AP と PC が同じイーサ ネット・セグメント上で接続されている必要があります。PC 上で TFTP サーバが動作していることを確認してください。このサーバを使用するに は、FTP PC/TCP for DOS や OnNet™ for Windows などのサード・パーティ のソフトウェアが必要です。無線 TFTP を使用して更新を行うには、AP と TFTP サーバが接続されている必要があります。TFTP サーバは Intel® PRO/Wireless 2011 LAN デバイス上で動作可能です。 ファームウェアを更新するには、TFTP サーバがバックグラウンドで動作 している必要があります。 AP ファームウェアの更新手順は、以下のとおりです。 1. ファームウェア・ファイル DSAP_FW.BIN および INTEL_HTM.
AP の設定 6. [Download Filename] フィールドにファームウェアのファイル名を入力 します。 ファイル名の変更は、ユーザまたはシステム / ネットワーク管理者が新し いファイル名を必要とするときだけ行ってください。デフォルト値は、 DSAP_FW.BIN および INTEL_HTM.BIN です。 dsap_fw.bin または intel_htm.bin ユーザがファイル名を変更していない限り、ファイル名が DSAP_FW.BIN および INTEL_HTM.BIN になっていることを確認してください。 ファイルのパス名が正しいことを確認してください ( 手順 1 を参照 )。 7. [TFTP Server] フィールドに TFTP サーバの IP アドレスを入力します。 8. Enter キーを押します。 9.
AP の設定 12. "Are you sure (Y/N)?" というメッセージが表示されたら、"y" と入力し ます。 ここで "y" と入力すると、Telnet セッションは終了します。 AP の有線 LAN 動作状況インジケータは点滅しません。 ファイル転送ログを確認するには、TFTP アプリケーションに切り替えま す。 ファイル転送が完了して画面の点滅が止まると、AP はリセットされ ます。 13. AP の IP アドレスを使用して AP に Telnet します。 14. パスワードの入力を求められたら、以下を入力します。 Intel パスワードは、大文字と小文字が区別されます。 [MAIN MENU] が表示されます。 15. [System Summary] 画面でバージョン番号が正しいかどうかを確認しま す。 16. Ctrl+D を押し、Telnet セッションを終了します。 17.
AP の設定 2.13.2 Xmodem の使用による更新 Xmodem を使用して更新を行うには、ヌルモデム・シリアル・ケーブルと HyperTerminal for Windows 95 などのソフトウェアを使用して、AP と PC を直接接続する必要があります。Xmodem は、端末エミュレーション・プ ログラムと AP の UI 間のファイル転送をサポートしています。 Xmodem による転送時間は、TFTP 転送より長くかかります。 AP のファームウェアを更新する手順は、以下のとおりです。 1. 端末エミュレーション・プログラムを実行する PC のハードディスク にファームウェア・ファイル DSAP_FW.BIN および INTEL_HTM.BIN をコピーします。 2. ヌルモデム・シリアル・ケーブルを AP から PC のシリアル・ポートに 接続します。 3. PC 上で通信プログラムを起動します。 4. セッション [PRO/ 2011 AP] を指定し、[OK] を選択します。 以下の手順は、Windows 98 を対象としています。 5. 6.
AP の設定 7. Enter キーを押し、[MAIN MENU] を表示します。 8. [Enter Admin Mode] を選択し、パスワードを入力します。 Intel パスワードは、大文字と小文字が区別されます。 9. [Special Functions] 画面を表示します。 10. 機能ヘッダの [Use XMODEM to Update Access Point's] の下にある [Firmware]、[HTML]、または [Both] を選択します。 11. Enter キーを押します。 [Both] を選択すると、DSAP_FW.BIN および INTEL_HTM.BIN ファイルが 個別にダウンロードされます。ダウンロードを行う前に、この 2 つのファ イルが同じディレクトリにあることを確認してください。 12. 確認プロンプトに対して [Y] を選択すると、以下が表示されます。 Downloading firmware using XMODEM. Send firmware with XMODEM now ... DSAP_FW.BIN および INTEL_HTM.
AP の設定 15. [Browse] ボタンを選択し、DSAP_FW.BIN および INTEL_HTM.BIN ファイルを選択します。 16. ドロップ・ダウン・リストの [XModem] プロトコルを選択します。 17. [Send] をクリックします。 18. 端末または PC のプロセス・バーに転送プロセスが表示されます。 19. ファームウェアと HTML ファイルの両方のダウンロード中は画面が点 滅します。 Downloading HTML file using XMODEM. Send HTML file with XMODEM now ... 両ファイルをダウンロードする場合は、手順 13 からの作業をもう一度 行い、次のファイルをダウンロードして、転送タイムアウト・エラー が発生しないようにしてください。タイムアウト・エラーが発生しな ければ手順 20 にお進みください。 20.
AP の設定 2.
AP の設定 パスワードは、大文字と小文字が区別されます。[Set System Configuration] 画面で [System Passwords] を設定してください。 AP の [MAIN MENU] が表示されます。 4. [MAIN MENU] の [Special Functions] を選択します。 5. [Alter Filename(s)/HELP URL/TFTP Server] を選択し、Enter キーを押し ます。 6. [Download Filename] フィールドにファームウェアのファイル名を入力 します。 dsap_fw.bin または intel_htm.bin ファイル名の変更は、ユーザまたはシステム / ネットワーク管理者が 新しいファイル名を必要とするときだけ行ってください。デフォルト 値は DSAP_FW.BIN および INTEL_HTM.BIN です。 ユーザがファイル名を変更していない限り、このファイル名が DSAP_FW.BIN および INTEL_HTM.
AP の設定 "Are you sure (Y/N)?" というメッセージが表示されたら、"y" と入力し ます。 ここで "y" と入力すると、Telnet セッションは終了します。 ファイル転送ログを確認するには、TFTP アプリケーションに切り替えま す。 ファイル転送が完了して画面の点滅が止まると、AP はリセットされ ます。 12. AP の IP アドレスを使用して AP に Telnet します。 13. パスワードの入力を求められたら、以下を入力します。 Intel パスワードは、大文字と小文字が区別されます。 [MAIN MENU] が表示されます。 14. [System Summary] 画面でバージョン番号が正しいかどうかを確認しま す。 15. Ctrl+D を押し、Telnet セッションを終了します。 2.
AP の設定 送信した ping が返ってこなかったり、送信数より応答数の方が少ない場合 は、AP と他のステーションとの間に問題が発生している可能性がありま す。 他のステーションに ping を送信する手順は、以下のとおりです。 1.
AP の設定 Tab キーを押してステーションの MAC アドレスを強調表示し、[F1] キー を押して [Echo Test] 画面を表示します。 Echo Test Station Address 00:A0:F8:10:4A:13 Number of Requests 10 Packet Length 10 Packet Data 55 [Start-CR] [Cancel-ESC] Enter the MAC address of the station to echo 1. エコー要求パケット数 (1 ∼ 539)、パケットの長さ (1 ∼ 539 バイト )、 データ量 (0x00 ∼ OxFF:16 進数 ) を入力します。 2. [Start-[CR]] を選択し、処理を実行します。AP には、送受信されるパ ケットが動的に表示されます。 Echo Test in Progress...
AP の設定 2.16 MD5 の使用によるモバイル IP の認証 MD5 アルゴリズムと、AP および MU に設定されている共有鍵を使用するこ とにより、認証を行うことができます。MD5 はメッセージ・ダイジェス ト・アルゴリズムで、任意の長さのメッセージを使用し、元のメッセージ に対する固定長 (16 バイト =128 ビット ) のダイジェスト・バージョンを計 算します。このダイジェスト・メッセージは、元のメッセージの " 指紋 " と みなすことができます。ダイジェスト・メッセージは数学的な公式または アルゴリズムを使用して計算されるため、このダイジェスト・メッセージ を再生成できる確率は、同じ指紋を持つ人間が 2 人存在する確率と等しく なります。ダイジェスト・メッセージは、ホーム・エージェントの登録時 に、モバイル MU から AP へのメッセージの認証用チェックサムとして使用 されます。したがって、MD5 アルゴリズムを使用することにより、認証さ れていない MU が認証済みの MU になりすますことを防げます。 2.
AP の設定 1. [MAIN MENU] の [Special Functions] を選択すると、以下が表示されま す。 Intel PRO/2011 Access Point Special Functions Menu Clear All Statistics Clear MU Table Use TFTP to update Access Point's: Firmware HTML file BOTH Clear ACL Clear Address Filters Use XMODEM to update Access Point's: Firmware HTML file BOTH Load ACL from MU List Use TFTP to update ALL Access Points': Modem Dialout Firmware HTML file Modem Hangup Alter Filename(s)/HELP URL/TFTP Server/DHCP Reset AP .Firmware Filename dsap_fw.bin .
AP の設定 2.18 AP のリセット AP をリセットすると、統計情報が消去され、最後に保存した設定内容が 復元されます。変更を行ってもそれを保存しないと、リセット時にこの変 更内容は削除され、最後に保存した設定内容が復元されます。 • [MAIN MENU] の [Special Functions] を選択します。 • [Reset AP] を選択します。 AP の LED インジケータは電源投入時のように光り、点滅状態に戻りま す。 2.19 工場出荷時の設定の復元 設定が正しくないために AP が通信不可能の場合は、工場出荷時のデフォ ルト設定を復元してください。設定内容を復元すると、AP のすべての設 定および統計情報が消去されますが、DHCP の設定に応じて消去内容は異 なります。 DHCP Disabled [AP Installation] 画面の設定を除いて、すべての AP の設 定および統計情報がリセットされます。 DHCP Enabled すべての AP の設定および統計情報がリセットされます。 工場出荷時の設定を復元する手順は、以下のとおりです。 1.
AP の設定 110 Intel® PRO/Wireless 2011 アクセス・ポイント製品リファレンス・ガイド
第3章 監視統計情報 AP には、動作時のトランザクションの統計情報が記録されます。これに は、トラフィック、送信の成功、他のネットワーク・デバイスの存在など の情報が含まれます。統計情報は必要に応じて消去してください。 3.1 システム概要 [Show System Summary] 画面には、AP の設定情報が表示されます。 AP の設定情報を確認する手順は、以下のとおりです。 1. [MAIN MENU] の [Show System Summary] を選択すると、以下が表示さ れます。 Intel PRO/2011 Access Point System Summary Unit Name Intel PRO/2011 Access Point MAC Address (BSS) 00:A0:F8:00:C2:24 Access Control Disabled IP Address 157.235.92.
監視統計情報 2.
監視統計情報 WLAP Mode 無線 AP の動作ステータスが有効かどうかを表します。 有効の場合、AP は自動的に無線動作に設定されます。 デフォルト値は [Disabled] です。 Model Number モデル番号を表します。 Serial Number AP の一意の識別子を表します。 Hardware Revision ハードウェアのバージョンを表します。 AP Firmware Ver ファームウェアのバージョンを表します。 RF Firmware Ver 無線ファームウェアのバージョンを表します。 HTML File Ver HTML ファイルのバージョンを表します。 Start Flashing All LEDs LED 機能をチェックするテスト・ルーチンが開始さ れ、AP のロケーションを確認できます。 Reset AP AP の統計情報を消去し、最後に保存された設定情報 を復元します。 3.
監視統計情報 3.
監視統計情報 3.
監視統計情報 3.
監視統計情報 Tab キーまたは矢印キーを使用して、求める画面を強調表示します。Enter キーを押し、選択した画面を表示します。 • [Mobile Units] プロンプトの [Regular] を選択すると、以下が表示され ます。 Intel PRO/2011 Access Point Mobile Units 00:A0:F8:29:C9:E2: C:R11: 00:A0:F8:10:4A:13 Information-[CR] P:R11: Echo-[F1] Timed-[F2] Next-[F3] Exit-[ESC] 画面には、現在関連付けしている MU のリストが MAC アドレスごとに表 示されます。 リストは、以下の形式で表示されます。 addr [p:i:#:e:V] それぞれの意味は以下のとおりです。 addr xx:xx:xx:xx:xx:xx の形式で表された MU の MAC アドレス p MU の電源モード。"P" は PSP、"C" は CAM を表します。AP と関連付けしていない MU の場合、何も表示されません。 i AP インターフ
監視統計情報 • • [WNMP Packet Ping Function] 画面を表示するには、Tab キーを押して MU を強調表示し、[Ping] を選択します。これにより、AP から MU に ping を送信できるようになります。詳細は、104 ページの「2.
監視統計情報 各情報の意味は、以下のとおりです。 Interface AP と MU との接続には、以下のインターフェース があります。 RF、イーサネット、PPP、AP State AP と MU との接続には、以下の状態があります。 • [Host] は、MU が AP または PPP インター フェース上にあることを表します。 • [Associated] は、無線インターフェース上で現在 関連付けしていることを表します。 • [Away] は、MU が AP と関連付けしていないこ とを表します。 Power Mode MU の電源モードには、以下があります。 CAM、PSP、N/A Station ID IEEE 802.
監視統計情報 120 Packets Sent AP から MU に対して送信されたパケット数を表し ます。 Packets Rcvd AP が MU から受信したパケット数を表します。 Bytes Sent AP から MU に対して送信されたバイト数を表しま す。 Bytes Rcvd AP が MU から受信したバイト数を表します。 Discard Pkts/CRC データ・エラーのために廃棄されたパケット数を表 します。 Last Activity MU と最後に通信を行ってからの経過時間 ( 時間: 分:秒 ) を表します。 Last Data Activity 最後にデータ転送を行ってからの経過時間 ( 時間: 分:秒 ) を表します。 • ステータス表示の [Refresh] を選択すると、値を手動で更新できます。 • Esc キーを押すと、前の画面に戻ります。 Intel® PRO/Wireless 2011 アクセス・ポイント製品リファレンス・ガイド
監視統計情報 3.5 モバイル IP 以下の表は、MU からモバイル・エージェントへのマッピングを表しま す。詳細は、25 ページの「1.3.8 モバイル IP」をご覧ください。 • [Show Mobile Units] プロンプトの [Home Agent] を選択すると、以下が 表示されます。 Intel PRO/2011 Access Point Home Agent Table Mobile Unit Foreign Agent 157.235.95.184 157.235.96.141 157.235.95.111 157.235.97.157 157.235.95.125 157.235.96.141 157.235.95.34 157.235.93.
監視統計情報 3.
監視統計情報 既知の AP それぞれについて、以下が表示されます。 MAC Address デバイス・ステーション識別子と呼ばれる、ハードコー ディングされた 48 ビットの一意の MAC アドレスを表 します。 IP Address ネットワーク上で割り当てられた IP アドレスを表しま す。 DS Channel AP が使用するダイレクト・シーケンス・チャネルを表 します。 MUS AP と関連付けする MU の数を表します。 KBIOS AP が送受信するデータ・トラフィックをキロバイト単 位で表します。 FW_Ver 特定の AP が使用するファームウェアを表します。 Away AP がネットワークの一部として動作しているか切り離 されているかを表します。[Away] は、最後の送信が 12 秒以上前に行われたことを表します。 Intel® PRO/Wireless 2011 アクセス・ポイント製品リファレンス・ガイド 123
監視統計情報 3.
監視統計情報 Broadcast/Multicast 受信したブロードキャスト / マルチキャスト・パ ケット数 Individual Address 個別アドレスが指定された受信パケット数 Packets Sent 送信パケット数 Any Collision 少なくとも 1 回は衝突があったパケット数 1+Collisions 数回の衝突があったパケット数 Maximum Collisions 最大回数の衝突の影響を受けたパケット数 Late Collisions 最初の 64 バイト以降に発生した衝突回数 Defers 送信媒体がビジーであったために、イーサネット上 での要求送信を遅らせる必要があった回数 – ステータス表示の [Refresh] を選択すると、値を手動で更新できま す。 – [Timed] を選択すると、表示内容が 2 秒ごとに更新されます。 – Esc キーを押すと、前の画面に戻ります。 Intel® PRO/Wireless 2011 アクセス・ポイント製品リファレンス・ガイド 125
監視統計情報 3.
監視統計情報 無線パフォーマンス統計情報は、以下のとおりです。 Data Packets Sent 送信したデータ・パケット数 Data Bytes Sent 送信したデータ・パケットの合計バイト数 BC/MC Packets Sent 送信に成功したブロードキャスト / マルチキャス ト・ユーザ・データ・パケット数 BC/MC Bytes Sent 送信に成功したブロードキャスト / マルチキャス ト・ユーザ・データのバイト数 Sys Packets Sent 送信に成功したシステム・パケット数 SBC/MC Packets Sent 送信に成功したブロードキャスト / マルチキャス ト・システム・パケット数 Succ Frag Packets 送信に成功したフラグメント・パケット数 Unsucc Frag Packets 送信に失敗したフラグメント・パケット数 Fragments Sent 送信したパケット・フラグメント数 Packets w/o Retries リトライされなかったパケット数 Packets w/ Retries リトライされたパケット数 P
監視統計情報 128 Unsucc Reass Packets 再組み立てに失敗したパケット数 Fragments Rcvd 受信したパケット・フラグメント数 Rcv Duplicate Pkts AP が受信した重複パケット数。これは、AP は ACK を送信したが、MU がこれを受信しなかった ためにパケットを再送したことを表します。 Undecryptable Pkts 暗号化できなかったデータ・パケット数 Rcv CRC Errors CRC(Cyclic Redundancy Check) エラーを含む受信パ ケット。MU は破損データ・パケットを送信し、 CRC 検査結果を渡すことに失敗しました。デー タ・パケットの応答情報には正しい CRC 文字が含 まれている必要があります。CRC が正しくない と、AP はそのデータ・パケットを破棄してしま います。 Rcv ICV Errors ICV(Identify Check Value) エラーを含む受信パケッ ト。MU は破損データ・パケットを送信し、IRV 検査結果を渡すことに失敗しました。計算された ICV の値が、
監視統計情報 ・[WLAP RF Statistics] 画面を表示するには、[WLAP-[F3]] を選択します。 Intel PRO/2011 Access Point Current # WLAP Itf WLAP RF Statistics 1 Root Interface 1 Root Priority 1000 hex 00:A0:F8:8A:30:77 Current State Functional Root MAC Addr Priority 8000 hex Root Path Cost ------------- Wireless AP Interface Table Itf WLAP Itf Itf Path ID MAC Addr State Cost 8001 00:A0:F8:8A:30:77 FWD 8002 00:00:00:00:00:00 DIS 8003 00:00:00:00:00:00 8004 00:00:00:00:00:00 Refresh-[F1] 1 --------------- Desi
監視統計情報 Current State AP は初期化されると、以下のいずれかの無線動作 状態になります。 • • 初期化プロセスの開始 – Initializing – – Sending Probe Send Assoc Req( 関連付け要求 ) – Send Cfg BPDU( 設定 BPDU) – Wait for Probe – Send Probe Rsp( プローブ応答 ) – Send Assoc Rsp( 関連付け応答 ) – Send Cfg Req( 設定応答 ) – Received Root Rsp( ルート応答 ) 線モードで動作 – Root WLAP lost – Disabled – Functional ルート AP の詳細は、9 ページの「1.2.2 セルの範 囲」をご覧ください。 130 Priority 61 ページの「2.
監視統計情報 Itf State インターフェースの状態を表します。 • DIS - インターフェースは無効です。 • LIS - 情報の受信待機中です。 • LRN - 情報を確認しています。 • FWD - データを転送しています。 • BLK - 送信をブロックしています。 Path Cost このインターフェース上で受信された [Config BPDU] の [Root Path Cost] フィールドに追加された 抽象単位。この単位は、ルート AP へのパス上の ホップを表します。 Designated Root ID ルート AP が指定する ID。WLAP モードの AP は、 電源投入時にルート AP の位置を確認します。最下 位のルート ID、パス、および WLAP ID を持つ AP がルート AP になります。ルート ID と WLAP ID は 16 桁の数字です。先頭の 4 桁が優先順位の値を表 し、残りの 12 桁は AP の MAC アドレスを表しま す。 Designated Cost ルート AP が指定するパス・コスト Designate
監視統計情報 3.
監視統計情報 SNMP の統計情報には、以下のパラメータがあります。 Requests SNMP マネージャから受信した設定要求数 Traps SNMP マネージャに送信された AP メッセージ数 フィルタの統計情報には、以下のパラメータがあります。 ACL Violations ACL リストには記載されていない、MU が AP に関連付 けしようとした回数 Address アドレス・フィルタによって破棄されたパケット数 Type タイプ・フィルタによって破棄されたパケット数 シリアル・ポート用モデムの統計情報には、以下のパラメータがありま す。 Number of Dialouts AP によるダイアルアウトの試行回数 Dialout Failures AP によるダイアルアウトの失敗回数 Number of Answers AP による応答回数 Current Call Time 現在の接続セッションの長さ ( 秒単位 ) Last Call Time 最後の接続セッションの長さ ( 秒単位 ) モバイル IP の統計情報には、以下のパラメータがあります。 Ag
監視統計情報 3.9.1 チャネルの使用状況の分析 AP には、各チャネル ( 周波数 ) の統計情報が記録されます。この情報によ り、リトライのためにデータの送受信に問題があるチャネルを確認できま す。 各チャネルの統計情報を確認する手順は、以下のとおりです。 1. [MAIN MENU] の [Show Misc Statistics] を選択します。 2. [Per Channel Statistics] を選択すると、以下が表示されます。 Chnl. Sent Rcvd Retry ===== ==== ==== ===== 1: 0 0 0 2: 0 0 0 3: 88 89 3 4: 0 0 0 5: 0 0 0 6: 0 0 0 7: 0 0 0 8: 0 0 0 9: 0 0 0 10: 0 0 0 11: 0 0 0 この画面には、チャネルごとのパケットの送受信およびリトライのカ ウンタが表示されます。 3.
監視統計情報 3.9.2 リトライの分析 AP には、リトライが複数回行われたパケットの統計情報が記録されます。 この統計情報を使用して、リトライが過度に行われたパケットを確認して ください。リトライが行われるのは、送信元のステーションが送信パケッ トに対する応答を受信できなかった場合です。このように応答を受信でき ない場合、以下のような原因が考えられます。 • 複数のステーションが同時に送信を行ったため、パケットの衝突が発 生している。 • 受信側ステーションが通信範囲外にある。 • 受信側ステーションの電源がオフになっている。 以上のような原因により、両デバイスは送信を中止し、後にリトライしま す。リトライ数が多すぎる場合は、システムに問題がある可能性がありま す。 リトライの頻度を確認する手順は、以下のとおりです。 1. [MAIN MENU] の [Show Misc Statistics] を選択します。 2.
監視統計情報 この画面には、リトライ回数 ( 最大 15 回 ) ごとにパケット数が表示さ れます。 3. 3.
監視統計情報 3.11 統計情報の消去 統計情報を消去する手順は、以下のとおりです。 1. [MAIN MENU] の [Select Special Funcitions] を選択します。 2.
監視統計情報 138 Intel® PRO/Wireless 2011 アクセス・ポイント製品リファレンス・ガイド
第4章 ハードウェアのインストール AP のインストール作業には、有線ネットワークへの AP の接続、AP の設 置、電源投入などがあります。インストール作業は環境によって異なりま す。 4.1 注意事項 AP をインストールする前に、以下を確認してください。 4.2 • 湿気やほこりが多い場所にインストールする場合は、それらに対する 対策を講じてください。詳細は、Intel® PRO/Wireless 2011 LAN の担当 者 (http://www.intel.com/network) までご連絡ください。 • インストール環境の温度範囲は、-20 ℃ ∼ 55 ℃です。 • 有線イーサネットに接続する場合は、AP を同じサブネット上にイン ストールしてください。 パッケージの中身 パッケージに以下が含まれていることを確認してください。 • AP • 電源アダプタ 足りないものや、正常に動作しないものがある場合は、Intel® サポート・ センタ (http://support.intel.
ハードウェアのインストール 4.3 インストール条件 1 つのセル内のピア・ツー・ピア・ネットワークにおける最小限のインス トール条件は、以下のとおりです。 • 電源コンセント • AP アンテナ AP は、10Base-T UTP(Unshielded Twisted Pair) 規格をサポートしています。直 接シリアル接続用ヌルモデム・ケーブルの部品番号 61383-00-0 をお求めの場 合は、Intel® PRO/Wireless 2011 LAN の販売担当者 (http://www.intel.com/network) までご連絡ください。 MU を使用して無線ネットワークをテストして使用してください。 4.3.1 ネットワーク接続 コネクタをイーサネットに接続し、AP の背面の電源をオンにしてくださ い。 イーサネットの設定内容は、環境によって異なります。AP、10Base-T UTP、または単一セルを接続するイーサネットのケーブル配線を確認して ください。 インストールする AP の台数やその位置は、設置場所の調査によって決ま ります。 4.3.
ハードウェアのインストール 2. 4.3.3 データ・ケーブルのもう一方の端を LAN アクセス・ポート ( 通常は、 ハブまたは壁のコンセント ) に接続します。 単一セル 単一セル接続オプションを使用すると、有線ネットワークがなくとも、1 台の AP で複数の MU をブリッジ接続することができます。この場合、 MU はイーサネット環境の場合と同じように、ピアとして機能します。 4.
ハードウェアのインストール AP への単一ケーブル接続で低圧 DC とイーサネット・データを組み合わせ る場合は、Intel® PRO/Wireless 2011 LAN BIAS-T システムを使用すること もできます。BIAS-T システムの情報は、www.intel.com にアクセスし、 BIAS-T 低電力配電システムを検索してください。 4.6 アクセス・ポイントの取り付け AP は、水平な場所に置くか、壁、または堅い安定した平面上に取り付け てください。AP の取り付けには、付属の取り付けキットを使用してくだ さい。 利用環境に合わせて取り付けオプションを選択してください。 4.7 平面上に置く場合 AP の底面には、4 つのゴム・パッドが取り付けら れています。AP は、ほこりなどがなく、人の往 来の少ない場所に設置してください。 壁に取り付ける場合 ねじを使用してください。AP は下向きにし、LED インジケータが下を向くようにしてください。 電源アダプタの接続 電源アダプタは、AP の背面と電源コンセントに接続します。 1.
ハードウェアのインストール 4.8 LED インジケータ 上部パネルの LED インジケータには、送信やその他の動作状況を表すス テータスが表示されます。インジケータには以下の種類があります。 APTriology3DBar.
ハードウェアのインストール 4.8.1 WLAP モードの LED 表示 以下の表は、WLAP モードにおける AP の LED インジケータのステータ スを表します。ただし、IEEE 802.11 プロトコルと、ファームウェア・ バージョン 4.00-20 以上の AP のみが対象です。 1. 2. 3. 4.
ハードウェアのインストール 5.
ハードウェアのインストール 4.9 トラブルシューティング Intel® サポート・センタ (http://support.intel.com) に連絡する前に、以下の症 状とその原因を確認してください。 4.9.1 有線ネットワークが機能しているかどうかの確認 AP の動作を確認してください。 1. 2. AP の電源が入らない場合 – – AP の電源に問題がある。 AC 電源に問題がある。 – コンセントで EMS(Electrical Management System) が働いている。 AP がリセットされ、ハードディスクが初期化されると、SRAM テス トが行われます。テストにパスすると、LED が点灯します。テストに 失敗すると、すべての LED がオフになり、AP がリセットされます。 各テストにパスするたびに LED が順番にオンになります。 有線ネットワークの問題を明らかにしてください。 1. 2.
ハードウェアのインストール 4. 4.10 – 使用しているケーブルのピンの配列やコネクタを確認してくださ い。 – ルータとフィルタの設定を確認してください。 – ネットワークの使用帯域が帯域幅の 37% を超えていないかどうか を確認してください。 – MU の動作状況を確認してください。 – AP の動作状況を確認してください。 – AP および MU の Net_ID(ESS) を確認してください。 – 無線ドライバが正常にロードされているかどうかを確認してくだ さい。 – MU の PROTOCOL.INI または NET.
ハードウェアのインストール 148 Intel® PRO/Wireless 2011 アクセス・ポイント製品リファレンス・ガイド
付録 A 仕様 A.1 ハードウェア特性 外形寸法 1.75" H×6" L×8.5" W(4.45"cm H×15.24"cm L×21.59"cm W) 重量 ( 電源を含む ) 1 lbs.(0.
仕様 A.2 無線特性 周波数範囲 国によって異なる。2,400MHz ∼ 2,500MHz 周波数 使用可能チャネル範囲 国 2412 ∼ 2470 1 ∼ 11 米国 2430 ∼ 2447 5∼8 イスラエル 2457 ∼ 2463 10 ∼ 11 スペイン 2458 ∼ 2472 10 ∼ 13 フランス 2400 ∼ 2485 1 ∼ 14 日本 無線データ転送レート • 11Mbps - オプション • 5.5Mbps - オプション • 2Mbps - 必須 • 1Mbps - 必須 11Mbps 範囲 開放環境、100ft 以上 一般的なオフィス / 小売店環境、30 ∼ 50ft 最大送信輻射電力 EIRP 米国:FCC パート 15.247 ヨーロッパ:ETS 300 320 日本:RCR STD-33 変調 バイナリ GFSK 帯域外送信輻射電力 米国:FCC パート 15.247、15.205、15.
仕様 A.3 ネットワーク特性 ドライバ・サポート NDIS v4.0 および v5.0 イーサネット・ フレーム DIX、Ethernet_II および IEEE 802.3 パケット・フィル タリング・レート 毎秒 14,400 フレームのフィルタリングおよび転送 イーサネット接続 10Base-T(RJ-45) シリアル・ポート PC/AT シリアル・ポート - DTE 端末の使用による DB9MaleRS-232、19,200bps SNMP バージョン 1、バージョン 2 のサブセット、Intel® MIB、802.
仕様 A-4 Intel® PRO/Wireless 2011 アクセス・ポイント製品リファレンス・ガイド
付録 B 対応モデム AP は、Hayes コマンドを使用しており、19200 ボー以上の各種モデムに対 応しています。 Intel は、同社が認定していないモデムのサポートは行っておりません。 下記のモデムが Intel® PRO/Wireless 2011 LAN アクセス・ポイントの対応 機種です。 • US Robotics Faxmodem v.90.56K • US Robotics Faxmodem v.33.6K • US Robotics Faxmodem V.34 および v.32 bis Sportster 28.
対応モデム B-2 Intel® PRO/Wireless 2011 アクセス・ポイント製品リファレンス・ガイド
付録 C カスタマ・サポート C.1 インテル・ホットライン・カスタマ・サポート インテル・ホットライン・サービスは毎日 24 時間無料で利用できます。 同サービスでは、インテル製品の最新情報を提供しています。インストー ル手順、トラブルシューティング情報、一般的な製品情報が入手できま す。 製品 CD-ROM に収録されている追加資料 ドライバのインストール手順やその他の障害に対するトラブルシューティ ングの手順については、オンライン・マニュアルを参照してください。オ ンライン・マニュアルを見るときは、ドライブに Intel® PRO/Wireless 2011 LAN CD を挿入し、自動実行画面が表示されると、各種マニュアルの一覧 が表示されます。目的のリンクをクリックしてマニュアルを表示します。 PDF ファイルの閲覧には Adobe Acrobat が必要です。Adobe Acrobat はイン テル CD の Acrobat フォルダに収録されています。 Web とインターネット・サイト • サポート : http://support.intel.
カスタマ・サポート カスタマ・サポート技術者 米国およびカナダ : 1-916-377-7000 (7:00 ∼ 17:00、月∼金、太平洋標準時 ) インテルは世界各地に技術サポート・センターを持っています。同セン ターの多くには、現地の言葉を話せる技術者が配置されています。インテ ル・サポート・センター、電話番号、営業時間をすべて列挙した一覧をご 覧になりたいときは、http://www.intel.com/support/9089.
カスタマ・サポート 4. お客様は、本ソフトウェアの複数ユーザによる同時使用をサブライセ ンスまたは許可することはできません。 5. 本ソフトウェアには、サード・パーティ製のソフトウェアまたはその 他の資産が含まれている場合があります。そのいくつかは、同梱され た "license.
カスタマ・サポート 責任の制限。本ソフトウェアを使用または使用できないことから生じるす べての損害 ( 制限の範囲を越えた、利益の損失、事業の中断、あるいは情 報の損失を含む ) において、インテルまたはその提供者は、どのような場 合であっても、その責任を負いません。また、当社がかかる損害の可能性 につき事前通知を受けていたか否かも問わないものとします。地域によっ ては、黙示保証、間接的な損失、または偶発的な損失の責任を除外または 制限することを禁じているところがあります。したがって、上記の制限 は、お客様には適用されない場合があります。お客様には、地域ごとに異 なる他の法的な権利がある場合もあります。 契約の終了。お客様が契約条件に違反した場合には、インテルはこの契約 をいつでも終了することができます。終了の際、お客様は直ちに本ソフト ウェアを破棄するか、またはそのコピーのすべてをインテルに返却しなけ ればなりません。 準拠法。本合意書から生じる請求には、カリフォルニア州の法律を適用す るものとしますが、同法域における州際私法の原則、および物品売買契約 に関する国連条約は共に適用されません。適用される輸出
カスタマ・サポート C.
カスタマ・サポート す。本製品は、試験済みのリサイクル部品を使用していることがありま す。これらの部品も、新品と同じように保証の対象になります。保証につ いての詳細は、下記の連絡先までお問い合わせください。 故障した製品の返送 (RMA) 製品を返送する前に、インテル・カスタマ・サポート・グループに連絡し て、RMA 番号を取得してください。 北米地域のみ:(800) 228-4549 他の地域:製品を購入された会社に製品を返送してください。 カスタマ・サポート・グループは、製品の故障が確認された場合、RMA 部門に RMA 番号を発行させます。この番号を、製品の外装パッケージに 明記してください。パッケージに RMA 番号が明記されていない場合、イ ンテルは返品をお受けできません。 責任および救済の制限 インテルでは、この製品の使用または使用不能によって発生する、( 上記 の損害と、結果的、付随的、および特殊な損害を含む ) 一切の間接的また は理論的損害についての責任を負いかねます。この制限は、請負、不注 意、不法行為、または何らかの保証の下で発生した損害についても適用さ れます。また、この制限は、
カスタマ・サポート 重大な制御アプリケーション:インテルは、重大な制御アプリケーション ( 例えば、安全または医療用制御システム、原子力エネルギー制御システ ム、あるいは航空または地上交通制御システムなど ) における、ライセン ス取得者または 2 次ライセンス取得者による本ハードウェア製品の使用に ついては、特に責任を負いかねます。このようなアプリケーションでの使 用については、すべてユーザの責任となります。ライセンス取得者は、ラ イセンス取得者および 2 次ライセンス取得者がこのようなアプリケーショ ンに本ハードウェア製品を使用することから生じるすべてのクレームに対 して、インテルを免責することに同意するものとします。 ソフトウェア:本製品に付属のソフトウェアは、上記のハードウェア保証 の対象となりません。ソフトウェア保証についての詳細は、本製品に同梱 されているソフトウェア・ライセンス契約書を参照してください。 Intel® PRO/Wireless 2011 アクセス・ポイント製品リファレンス・ガイド C-7
カスタマ・サポート C-8 Intel® PRO/Wireless 2011 アクセス・ポイント製品リファレンス・ガイド
付録 D 規制の遵守 無線周波妨害に対する要件 本装置は、試験の結果、米国連邦通信委員会 (Federal Communications Commissions) 規則・規制パート 15 のクラス B デジタル機器に関する規制 値に準拠していることがわかっています。これらの規制値は、有害な干渉 から充分に本装置を保護し、商用環境でも稼動できるようにするためので す。本装置は、無線周波数エネルギーを生成、使用するだけでなく、放射 する能力も持っているため、取付作業を行うときや使用する場合は、付属 の説明書に従わないと、無線通信に有害な干渉を引き起こすおそれがあり ます。居住地域で本装置を稼動すると、有害な干渉を引き起こす可能性が あり、場合によっては、使用者自身の費用でその干渉を取り除く必要があ ります。 ただし、どのような状態で使用すれば干渉の発生が抑えられるかは、はっ きりとはわかりません。本装置の電源のオン / オフを行うと、干渉してい るかどうかがわかります。ラジオやテレビの受信に有害な干渉を引き起こ していることが確かな場合は、次に示した手段により、その干渉を取り除 いてみてください。 • 受信ア
規制の遵守 CE マークと欧州連合規格に適合 欧州連合内での販売を目的とした製品には、以下に述べるように、 適用される指令と欧州規格 (European Normes、EN) とに適合して いることを示す CE マークが付与されます。次のような指令や EN の修正が含まれています。 適用される指令 • 電磁界適合性指令 89/336/EEC • 低電圧指令 73/23/EEC 適用される規格 • EN 55 022 − 情報技術機器の電波干渉特性の測定方法と限度値 • EN 50 082-1 − 1997 電磁界適合性 − 共通イミュニティ規格パート 1: 居住、商業、軽工業 • EN61000-4-2 − 生産工程の計量・制御機器に関する電磁界適合性パー ト 2:静電気放電に対する要件 • EN61000-4-3 − 生産工程の計量・制御機器に関する電磁界適合性パー ト 3:放射電磁界に対する要件 • EN61000-4-4 − 生産工程の計量・制御機器に関する電磁界適合性パー ト 4:短時間電気過渡現象に対する要件 • EN61000-5, -6, -11 • EN
索引 数字 Net_ID 54 アンテナ選択 54 ゲートウェイ IP アドレス 53 追加ゲートウェイ 54 10Base-T unshielded twisted pair 140 10Base-T UTP 140 10Base-T 接続 140 A B Access Control List 14 ACL 86 MU リストからの ACL のロード 89 許可 MU の削除 89 許可 MU の追加 88 設定 86 フィルタリング 15 不正アクセス 14 未許可アドレス 15 有効化 / 無効化 89 ACL の設定 86 MU の範囲 87 許可 MU の削除 89 AP Bridge Protocol Data Unit 10 DTIM 10 IEEE 802.
はじめに 1 無線に関する基本事項 4 無線ネットワーク 1 IP 19 転送アドレス 25 ブリッジング 19 ルータを越えたローミング 26 IP アドレス 116 AP 116 MU 116 L LAN IEEE 802.
サポート 32 設定 32 トラップ 32 SNMP エージェントの設定 82 DHCP の変更 85 SNMP エージェント・モード 84 WLAP 接続の変更 85 アクセス制御違反 84 コールド・ブート 84 すべてのトラップ 84 トラップ Host1 の IP アドレス 84 認証の失敗 84 無線再開 84 読み取り / 書き込みコミュニティ 84 読み取り専用コミュニティ 84 T TIM 関連付けプロセス 10 ルート AP 10 Traffic Indication Message、TIM を参照 U UI 35 Telnet 33 Web ブラウザ 34 アクセス 35 アクセス方法の変更 49 使用法 33 設定 35 切断 52 ダイアルアップ・アクセス 33 ダイアルアップ接続 38 直接シリアル・アクセス 33 ナビゲーション 46 パスワード 35 W Web ブラウザ 39 WEP アルゴリズム 30 WEP プライバシ 65 WLAP 優先順位の値 11 WLAP 最大有効期間 設定 70 WLAP 手動 BSS ID 設定 70 WLAP 転送遅延 設定 71 WL
ARP 要求パケット 14 Basic Service Set 9 BSS_ID 9 CAM 28 Extended Service Set 9 HTML 30 HTTP 30 IEEE 802.
ネットワーク特性 A-3 ハードウェア・バージョン 113 ハードウェアのインストール 139 はじめに 1 ファームウェア・バージョン 113 ファームウェアの手動更新 95 フィルタリング 15 ブリッジ 18 ホーム・エージェント 121 未許可 MU の削除 91 未許可 MU の追加 91 未許可アドレス 15 無線統計 A-2 無線パフォーマンス統計 126 メディア・タイプ 16 モデル番号 113 モバイル IP 25 有線ネットワーク 146 リトライの分析 135 ローミング・アクセス・ルータ 26 アクセス制御 14, 15 MU 14 不正アクセス 14 未許可アドレス 15 アドレス・フィルタリング 90 MAC アドレス 90 MU の削除 91 設定 92 未許可アドレス 90 暗号化 29 128 ビット 75 40 ビット 73 強力な暗号の使用 76 アンテナ 141 AP の設置 141 アンテナ・オプション 141 設置場所の調査 140 イーサネット・インターフェース 16 イーサネット統計 124 イーサネット有線 LAN 2 拡張無線理論 13 MAC レイヤ・
統計 122 機能 3 10BaseT イーサネット・ポート接続 3 DHCP のサポート 3 HTTP Web サーバのサポート 3 MIB のサポートの強化 3 PC/AT シリアル・ポート・インター フェース 3 SNMP のサポート 3 アップグレード可能なファームウェア 3 最大 127 台の MU のサポート 3 短絡 RF プリアンブル 3 電源 IEC コネクタ 3 内蔵型診断機能 3 内蔵型デュアル・アンテナ装置 3 無線 AP 3 無線 MAC インターフェース 3 モバイル IP のサポート 3 強力な暗号 76 ギガヘルツ 1 国コード 56 システム・パスワード 45 システム・パラメータ 55 MD5 鍵 57 Telnet ログイン 57 Web サーバ 57 WNMP 機能 58 アクセス制御 58 暗号管理者 57 イーサネット・タイムアウト 56 管理者パスワード 60 システム・パスワード管理者 57 設定 56 タイプ・フィルタリング 58 ユーザ・パスワード 60 索引 - 6 システム概要 111 IP アドレス 112 MAC アドレス 112 Net_ID
BC/MC Q 62 DTIM パケット周波数 62 MU 64 PPP 78 PPP 直接接続 78 SNMP エージェント 82 TCP/IP 35 Telnet 35 UI 35 WLAP 最大有効期間 70 WLAP 手動 BSS ID 70 WLAP 転送遅延 71 WLAP ハロー・タイム 70 WLAP モード 69 WLAP 優先順位 69 アドレス・フィルタリング 90 暗号鍵の設定 71 強力な暗号 76 最大リトライ数 62 システム・パスワードの管理 59 システム・パラメータ 55 シリアル・ポート接続 51 ダイアルアップ・システム 52 ダイアルアップ接続 51 データ送信レート 64 特別な機能 108 ビーコン間隔 63 復元 109 ブロードキャスト ESSID 63 保存 107 マルチキャスト・マスク 63 無線動作パラメータ 67 無線パラメータ 8, 61 モバイル IP 121 リセット 109 ログ・オプションの設定 93 送信媒体 4 その他の統計 132 ダイアルアップ接続 設定 51 通信範囲 9 AP 9 Basic Service Set 9 BSS
場合 147 無線ネットワークの問題 146 有線ネットワーク動作状況 146 ネットワーク・トポロジ 4 ハードウェアのインストール 139 10Base-T 140 AP の取り付け 142 アンテナ 141 アンテナの通信範囲 141 設置場所の調査 140 単一セル接続 141 注意事項 139 デュアル・アンテナ装置 141 電源アダプタ 142 電源オプション 141 ネットワーク接続 140 パッケージの中身 139 搬送信号 4 ビーコン 28 CAM ステーション 28 PSP ステーション 28 TIM 29 ファームウェア 95 TFTP の使用による更新 96 Xmodem の使用による更新 99 手動更新 95 メッセージによるアクセス・ポイント の自動更新 102 ファームウェア・バージョン 113 フィルタリング ACL 14 説明 14 複数の AP 6 ブリッジ WLAP モード 7 ブリッジング 18 IP 19 索引 - 8 Link Control Protocol 20 Network Control Protocol 20 PPP 19 TCP/IP 19 Te
無線に関する基本事項 4 IEEE アドレス 4 MAC 4 イーサネット・デバイス 4 環境 4 受信アンテナ 4 無線ネットワーク 5 中心周波数 4 デジタル・データ 4 電磁波 4 搬送周波数 4 無線リンク 4 無線パフォーマンス統計 127 再組み立てパケット 127 受信パケット 127 送信パケット 127 リトライ 127 無線パラメータ 61 AP 8, 61 BC/MC Q の最大値 62 CCA モード 65 DTIM 間隔 62 RTS スレッシュホールド 64 WEP( プライバシ ) 65 暗号鍵 ID 65 暗号鍵の管理 65 強力な暗号の使用 65 構成 8 最大リトライ数 62 設定 61 短絡 RF プリアンブル 66 データ転送レート 64 ビーコン間隔 63 ブロードキャスト ESS 63 マルチキャスト・マスク 63 無線モードへの自動フォールバック 説明 15 有効化 15 モデル番号 113 モバイル IP 25 MD5 の使用による認証 107 外部エージェント 26, 121 設定 107 マッピング 121 ルータを越えたローミング 26 リトライの分析
索引 - 10 Intel® PRO/Wireless 2011 アクセス・ポイント製品リファレンス・ガイド