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第 13 章
LDAP サーバーの設定
はじめに
製品へのログイン認証およびユーザーの権限設定に外部プログラムを使うことも可能です。本章
では、Active Directory を使った製品へのログイン認証およびユーザー権限設定の方法について
説明します。
ユーザーの認証や権限設定を LDAP または LDAPS で行う場合は、製品の外部属性名
「iKVM4140-userProfile」を person クラスのオプション属性として追加して、Active Directory の
LDAP スキーマを拡張する必要があります。
注意:
「authentication」は、ログインするユーザーが正しいユーザーであるかどうかを検証す
ることを、また、「authorization」はデバイスの各種機能の操作権限を割り当てることを
それぞれ指します。
LDAP サーバーを設定するためには、以下の手順で操作をする必要があります。
1) Windows サーバーサポートツールをインストールする。
2) Active Directory スキーマスナップインをインストールする。
3) Active Directory スキーマを拡張し、アップデートする。
以下のセクションでは、Windows 2003 Server での LDAP の設定を例に挙げて説明します。
Windows 2003 サポートツールのインストール
Windows 2003 Support Tool をインストールする場合は、以下の手順で操作してください。
1. Windows Server の CD に収録されている、「Support」→「Tools」フォルダーを開きます。
2. 表示されたダイアログの右パネルで、「SupTools.msi」をダブルクリックします。
3. インストールウィザードの指示に従って、インストールを行ってください。