User's Manual
15 16
1.
OSC、FILTER、EGのMODEボタンを押して、エディットするモードを選びます。
2.
T Y P E 、A 、B ノ ブ を 回 す 、ま た は M O D E ボ タ ン を 押 し な が ら A 、B ノ ブ を 回 し て 、各 設 定 を し ま す 。
MODE
ボタン
T Y PEノブ Aノブ Bノブ
MODEボタン +
Aノブ Bノブ
OSC
ノコギリ波 ( ),三角波( ),矩形
波(
sqr
), パ ルス波 (
UPN
),UserOSC*
波形を選択する。
Shape
(
SHpE
)
オシレーターの 波 形 成 形 の量
Alternate
(
ALt
)
オシレ ーターごとに割り当てら
れた パラメーターを調 節 する。
LFOrate:F0.0–F30.0
LFO周波 数のスピードを
調節する。
Pitch/shapeLFOdepth:
P100–P001,--,S001–
S100
PitchまたはShapeにか
ける モ ジュレ ーション の
深さを調節する。
<
UserOSC*選択時>
OS Cボタン+T Y P E ノブでエ デ ィット・パ
ラ メ ー タ ー を 選 択 す る 。( パラメーター
は、オシレ ーターごとに異 なる)
<UserOSC*選択時>
エ デ ィ ット・パ ラ メ ー タ ー 値 を
設定する。
FILTER
Lowpass-2pole
(
Lp 2
),
Lowpass-
4pole
(
Lp 4
),
Bandpass-2pole
(
bp 2
),
Bandpass-4pole
(
bp 4
),
Highpass-2pole
(
Hp 2
),
Highpass-4
pole
(
Hp 4
),
OFF
(
off
)
フィル ターを選択する。
Cuto
(
CutF
)
カ ットオ フ 周 波 数 を調節する。
オシレーターの周波 数 成 分を
削ったり強 調したりして、音 の
明暗を調節する。
Resonance
(
rEso
)
カットオフ周波数付近の倍音
成 分 を 強 調 し て 、音 に く せ を 付
ける。
Sweeprate:F0.0–F30.0
カ ット オ フ・ス イ ープ を調
節する。
Cutosweepdepth:
u100–u001,--,d000–
d100
カ ット オ フ・ス イ ープ の 深
さ(Up/Down)を 調 節 す
る。
EG ADSR
(
A dsr
),AHR(
AHr
),AR
(
Ar
),ARloop(
Ar Loop
),
Open
(
o PEn
)
アンプEGを選択する。
Attack
(
)
ノ ー ト ・ オ ン( 鍵 盤 を 押 す )か ら
エ ン ベ ロ ープ の 最 大 値 に 到 達
するまでの時間を調節する。
Release
(
rELs
)
ノ ー ト ・ オ フ( 鍵 盤 を 離 す )か ら
レベルが0になるまでの時間
を調節する。
Tremolorate:F0.0–F60.0
トレ モロ のスピードを調
節する。
Tremolodepth:d000–
d100
トレ モロ の 深 さ
(Depth)を 調 節 す る 。
*
UserOSC:工場出荷時はwaves
(
)。UserOSCについては、Nu:Tektウェブサイト(www.nutekt.org)をご覧ください。
はじめに
このたびは、Nu:Tektプログラマブル・シンセサイザー・キットNTS-1 digital
k i tをお買い上げ いただきまして、まことにありがとうございます。
NTS-1digitalkitは、簡単に組み立てられるコンパクトなDIYシンセサイザー・キットで
す。“prologue”、“miniloguexd”から継承されたデジタル・オシレーターに加え、アナ
ログ・モデリングのフィルター、エンベロープ・ジェネレーター、デジタル・エフェクト(モ
ジュレーション、リバーブ、ディレイ)を搭載しています。logueSDKと互換性があり、自作
またはサード・パーティ製のオシレーターやエフェクトをロードすることができます。
接続と電源の入れ方
コンピューター USB端子
USBケーブル
NTS-1digitalkit
USBACアダプター(USB2.0対応品)(市販)
付属のUSBケーブルで、NTS-1digitalkitとコンピューターのUSB端子、または
市販のUSB規格準拠のACアダプター(DC5V550mA以上)を 接 続 し ま す 。
電 源 が入り、プレイ・モードに入ります。
必ず付属のUSBケーブルを使用してください。
必ず USB2.0 規格に準拠したAC アダプターを 使 用してください。ただ
し、使用するUSBACアダプターによっては規格に準拠したものでも、正
常に 動 作し ない 場 合 があります。
電源の切り方
NTS-1digitalkitkからUSBケーブルを外します。
NTS-1digitalkitの電源が切れます。
スリープ機能
ノブやリボン鍵盤を操作せずに約15分経過すると、スリープ状態に入りま
す。スリープ 状 態 から復 帰するときは O S C ボタン を押します。
グローバル・パラメーター
1.
REVERBボタンを押しながら電源を入れます。
2.
T Y PEノブ で 変更するグローバ ル・パラメーターを選 択し、Bノブ で 値を
変 更します。
デ ィ ス プ レ イ の 右 側 に 現 在 の 値 を 表 示 し ま す 。キ ャ ン セ ル す る
場合はREVERBボタンを押します。
3.
設 定 が 終了したらA R P ボタンを 押します。
設定が保存され、NTS-1digital
kitが再起動します。
T Y PEノブ Bノブ
Inputroute( )
オ ー デ ィ オ・イ ン の ル ー ティン グ
0*:modの前,1:delayの前,2:reverbの
前,3:masterの前,4:masterの後
Inputtrim( )
イ ン プ ッ ト・ト リ ム
0:0dB,1:-1dB,2:-2dB,3:-3dB,4:-4dB,
5:-5dB,6*:-6dB,7:-7dB,8:-8dB,9:-9dB,
A:-10dB,B:-12dB,C:-16dB,D:-24dB,
E:-48dB,F:-64dB
SyncOutの極性(
SYo
) 0*:立ち上がり,1:立ち下がり
SyncInの極性( ) 0*:立ち上がり,1:立ち下がり
Te m p oレンジ ( ) 0*:narrow,1:wide
MIDIクロック・ソース( ) 0:内部クロック,1*:外部入力の有無に
よって、外 部クロックまたは 内 部クロック
が切り替わる。
MIDIRX/shortmessage(
SHr
) 0:o,1*:on
M I D I ル ート ( ) 0*:USB+MIDI,1:USB
MIDIチャンネル(
CHn
) 0*–F:1–16
Sync入出力単位(
StP
) 0*:2ステップに1回,1:1ステップに1回
E Gレガ ート
(
LGt
)
0:o,1*:on
スリープ 機 能 (
SLP
) 0:o,1*:on
リボ ン 鍵 盤 の キャリブ レ ーション
(
CAL
)
N u : T e k t ウェブ サイト を 参 照
*:工場出荷時の設定です。
Ja
安全上のご注意
ご使用になる前に必ずお読みください
ここに記載した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、あなたや他の方々への危害や
損害を未然に防ぐためのものです。
注意事項は誤った取り扱いで生じる危害や損害の大きさ、または切迫の程度によって、内容を「警
告」、「注意」の2つに分けています。これらは、あなたや他の方々の安全や機器の保全に関わる重要
な内容ですので、よく理解した上で必ずお守りください。
火災・感電・人身障害の危険を防止するには
図記号の例
記号は、注意(危険、警告を含む)を示しています。記号の中には、具体的な注意内容が
描かれています。左の図は「一般的な注意、警告、危険」を表しています。
記号は、禁止(してはいけないこと)を示しています。記号の中には、具体的な注意内容
が描かれることがあります。左の図は「分解禁止」を表しています。
記号は、強制(必ず行うこと)を示しています。記号の中には、具体的な注意内容が描か
れることがあります。左の図は「電源プラグをコンセントから抜くこと」を表しています。
以下の指示を守ってください
警告
この注意事項を無視した取り扱いをすると、死亡や重傷を負う可能性があります。
・ ACアダプターのプラグは、必ずAC100Vの電源コンセントに差し込む。
・ ACアダプターのプラグにほこりが付着している場合は、ほこりを拭き取る。
感電やショートの恐れがあります。
・ 本製品はコンセントの近くに設 置し、A Cアダプターのプラグへ容 易に手が 届くように
する。
・ 次 のような場 合には、直ちに使 用を中 止 する。
○ ACアダプターが破損したとき ○ 異物が内部に入ったとき
○ 製品に異常や故障が生じたとき
修理が必要なときは、お客様相談窓口へ依頼してください。
・ 修理、部品の交換などで、取扱説明書に書かれてること以外は絶対にしない。
・ ACアダプターのコードを無理に曲げたり、発熱する機器に近づけない。また、ACア
ダプターのコードの上に重いものをのせない。
コードが破損し、感電や火災の原因になります。
・ 大音量や不快な程度の音量で長時間使用しない。
大音量で長時間使用すると、難聴になる可能性があります。万一、聴力低下や耳鳴りを感じ
た ら 、専 門 の 医 師 に 相 談 し て く だ さ い 。
・ 本 製 品に異 物(燃えやすいもの、硬貨、針 金 など)を入れ ない。
・
温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場所、暖房機器の近く、発熱する機器の
上など)で使用や保管をしない。
・ 振動の多い場所で使用や保管をしない。
・ ホコリの多い場所で使用や保管をしない。
・ 風呂場、シャワー室で使用や保管をしない。
・ 雨天時の野外のように、湿気の多い場所や水滴のかかる場所で、使用や保管をし
ない。
・ 本製品の上に、花瓶のような液体が入ったものを置かない。
・ 本 製 品 に 液 体 を こ ぼ さ な い 。
・ 濡れた手で本製品を使用しない。
注意
この注意事項を無視した取り扱いをすると、傷害を負う可能性または物理的損害が発生する可能性があります。
・ 正常な通気が妨げられない所に設置して使用する。
・ テレビ、電子機器などから十分に離して使用する。
本製品をテレビ等の横に設置すると、本製品の磁場によってテレビ等の故障の原因に
なること が ありま す。
・ 外装のお手入れは、乾いた柔らかい布を使って軽く拭く。
・ ACアダプターをコンセントから抜き差しするときは、必ずプラグを持つ。
・ 使 用 時 に 突 起 な ど で ケ ガ をし な い よう 注 意 す る 。
組み立て工程時に突起が生じることがあります。
・ 長時間使用しないときは、ACアダプターをコンセントから抜く。
・ 付属のACアダプターは、他の電気機器で使用しない。
付属のACアダプターは本製品専用です。他の機器では使用できません。
・ 指定のACアダプター以外は使用しない。
・ 他の電気機器の電源コードと一緒にタコ足配線をしない。
本製品の定格消費電力に合ったコンセントに接続してください。
・ ス イッチ や ツ マ ミ など に 必 要 以 上 の 力 を 加 え な い 。
故障の原因になります。
・ 外装のお手入れに、ベンジンやシンナー系の液体、コンパウンド質、強燃性のポリッ
シャーを 使 用しな い 。
・ 不安定な場所に置かない。
本製品が落下してお客様がけがをしたり、本製品が破損したりする恐れがあります。
・ 本 製品 の 上に 乗ったり、重 いもの を の せ たりしな い 。
本製品が落下または損傷してお客様がけがをしたり、本製品が破損したりする恐れがあ
ります。
・ 本製品の隙間に指などを入れない。
お客様がけがをしたり、本製品が破損する恐れがあります。
・ 本製品に前後方向から無理な力を加えない。
本製品が落下してお客様がけがをしたり、本製品が破損する恐れがあります。
・ 基 板を触った手で目をこすったり、その手を舐めない。
* すべての製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です。
リボン 鍵 盤:指 で 押 すと発 音しま す。
各部の名称と機能
(ヘッドホン)端子:ヘ ッ ド ホ ン( ス テ レ オ ・ミ ニ・プ ラ グ )を 接 続 し ま す 。
接続すると、内蔵スピーカーから音が出ません。
VOLUME:スピーカー、および (ヘッドホン)端子の出力音量を調節します。
AUDIO IN端子:
CD、またはMP3プレーヤーなどを接 続します。音量は接 続した機 器で調節
してください。ゲインの設定とルーティングは、グローバル・パラメーターで設定できます。
IN-SYNC-OUT(SYNC IN、SYNC OUT)端子: シンク・ケーブルでNTS-1 digital k itと
volcaシリーズまたはmonotribeなどの機器を接続し、両方の機器を同期させます。極
性 は グ ロ ー バ ル・パ ラメ ー タ ーで 設 定 で き ま す。
SYNC OUT端子
:ステップのはじめに15msのパルスを5Vで出力します。
SYNC IN端子:
接続した外部機器のシーケンサーを開始してからNTS-1digitalkitのア
ルペジエーターを開始すると、アルペジエーターは外部のシーケンサーに同期します。
MIDI IN端子:
外 部 M I DI 機 器と接 続してN T S -1
digitalkit
の 音 源 をコントロ ールし ま す
(Nu :Te k tウェブサイトを 参 照 )。M ID Iインプリメンテーション・チャートはN u:Te k tウェブ
サイトからダウンロードしてください。
USB端子:付属のUSBケーブルでコンピューター、または
市販のUSB規格準拠のAC
アダプター
と接 続しま す。
A R P ボ タ ン を 押 し て 、ア ル ペ ジ エ ー タ ー の オ ン( L E D : 点 灯 )、
オフ(LED:消灯)を切り替えます。
オンにすると、リボン鍵盤を押している間アルペジエーター
が 機 能します。
AR Pボタンを長押しすると、アルペジエーターをラッチ(LED
が点 滅)します。ラッチを解除するときは、もう一度ARPボタ
ンを長 押しします。
ARPボタンを押しながら、T Y PEノブやA 、Bノブを操作して、ア
ル ペジ オを 変 化 させ ます。
ARPボタン + アル ペジエーターの設定
OS C ボタン Octave
(
oCt
)
FILTERボタン MajorTriad(
)
EGボタン MajorSuspended(
sus
)
MO Dボタン MajorAugmented(
AuG
)
DEL AYボタン MinorTriad(
)
REVERBボタン MinorDiminished(
)
TYPEノブ Up(
up
)
,Down(
)
,Up-Down(
u-D
)
,
Down-Up
(
d-u
)
,Converge(
ConU
)
,
Diverge(
)
,Conv.-Div.(
C-D
)
,
Div.-Conv.(
d-C
),
Random(
rAnd
)
,
Stochastic(
StoC
)
パ ターン を 選 択 する 。
Aノブ
ARPpatternlength:1–24
Bノブ Tempo/divider:56.0–240.0/16th–64th
テンポを設定する。外部機器との同期時は
クロック・ディバイダーとして機 能 する。
1.
M O D 、D E L A Y 、R E V E R B の F X ボ タ ン を 押 し て 、エ デ ィ ッ ト す る エ フ ェ ク ト を 選 び ま す 。
2.
T Y PE 、A 、Bノブ を回 す、またはF X ボタンを押しながらBノブ を回して、各 設 定 をします。
FX
ボタン
T Y PEノブ Aノブ Bノブ FXボタン + Bノブ
MOD
OFF
(
off
)
,
Chorus
(
CHorus
),
Ensemble
(
E nsENbLE
),
Phaser
(
PHAsEr
),Flanger
(
F LAnGEr
)
モ ジ ュ レ ー シ ョン・エ フ ェ クト を
選択する。
Time( )
モジュレ ー ション・
スピードを調節す
る。
Depth(
dptH
)
エ フェクト 効 果 の
深さを調節する。
-
DELAY
OFF
(
off
)
,Stereo
(
s tErEo
)
,
Mono
(
Nono
)
,PingPong
(
)
,HighPass
(
)
,Tape
(
tApE
)
デ ィ レ イ・エ フ ェ ク ト を選択する。
Time( )
デ ィ レ イ・ タ イ ム を
調節する。
Dry/wetmix:
d100–d001,--,
w001–w100
エ フェクト のド ラ イ/
ウ ェット・バ ラ ン ス
を調節する。
REVERB
OFF
(
off
)
,
Hall(
H ALL
)
,Plate
(
p LAtE
)
,Space(
S pACE
)
,
Riser(
)
,Submarine
(
)
リ バ ーブ・エ フ ェ クト を 選 択 す る 。
Time( )
リバ ーブ・タ イム を
調節する。
ユーザー・エフェクトについては、Nu:Tektウェブサイト(www.nutekt.org)をご覧ください。
金属に接触すると、ショートして故障することがありますので、注意してください。
ディスプ レ イ: ノブやボタンを操 作 すると、パラメーター名や値が表 示
されます。