User's Manual Part 4
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付録/索引
携帯電話機の比吸収率(SAR)について
この機種DIGNOSの携帯電話機は、国が定めた電波の人体吸収に
関する技術基準および電波防護の国際ガイドラインに適合していま
す。この携帯電話機は、国が定めた電波の人体吸収に関する技術基準
(※1)ならびに、これと同等な国際ガイドラインが推奨する電波防護
の許容値を遵守するよう設計されています。
この国際ガイドラインは世界保健機関(WHO)と協力関係にある国
際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)が定めたものであり、その許容値
は使用者の年齢や健康状況に関係なく十分な安全率を含んでいます。
国の技術基準および国際ガイドラインは電波防護の許容値を人体頭部
に吸収される電波の平均エネルギー量を表す比吸収率(SAR:Specific
AbsorptionRate)で定めており、携帯電話機に対するSARの許容値
は2.0W/kgです。この携帯電話機の側頭部におけるSARの最大値は
0.762W/kgです。個々の製品によってSARに多少の差異が生じるこ
ともありますが、いずれも許容値を満足しています。携帯電話機は、携帯
電話基地局との通信に必要な最低限の送信電力になるよう設計されて
いるため、実際に通話している状態では、通常SARはより小さい値とな
ります。一般的には、基地局からの距離が近いほど、携帯電話機の出力
は小さくなります。この携帯電話機は、側頭部以外の位置でも使用可能
です。KDDI推奨のauキャリングケースFブラック(0105FCA)(別売)
を用いて携帯電話機を身体に装着して使用することで、この携帯電話
機は電波防護の国際ガイドラインを満足します(※2)。KDDI推奨のau
キャリングケースFブラック(0105FCA)(別売)をご使用にならない
場合には、身体から1.5cm以上の距離に携帯電話機を固定でき、金属部
分の含まれていない製品をご使用ください。世界保健機関は、『携帯電話
が潜在的な健康リスクをもたらすかどうかを評価するために、これま
で20年以上にわたって多数の研究が行われてきました。今日まで、携
帯電話使用によって生じるとされる、いかなる健康影響も確立されて
いません。』と表明しています。さらに詳しい情報をお知りになりたい場
合には世界保健機関のホームページをご参照ください。(http://www.
who.int/docstore/peh-emf/publications/factspress/fact
japanese.htm)SARについて、さらに詳しい情報をお知りになりたい
方は、以降に記載の各ホームページをご参照ください。
○総務省のホームページ:
http://www.tele.soumu.go.jp/j/sys/ele/index.htm
○一般社団法人電波産業会のホームページ:
http://www.arib-emf.org/index02.html
○auのホームページ:
http://www.au.kddi.com/
※1技術基準については、電波法関連省令(無線設備規則第14条の2)で規定されています。
※2携帯電話機本体を側頭部以外でご使用になる場合のSARの測定法については、2010年3月に
国際規格(IEC62209-2)が制定されました。国の技術基準については、2011年10月に、諮問
第118号に関して情報通信審議会情報通信技術分科会より一部答申されています。