User's Manual
Evolution UC-33e
上級編マニュアル
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不揮発性メモリ
UC-33e
では、不揮発性メモリを使用しています。このため、電源を一度オフにして、再起動した場合でも、
先回作業を中断したところから継続して作業を行うことができます。現在のコントローラとチャンネルのア
サイン設定は、セットアップをメモリロケーションに保存したかどうかに関わらず、保存されています。ま
た、ドローバーモード(オン/オフ)や
DATA LSB/MSB
データ、グローバルチャンネル、前回使用したメモ
リプリセットについても、設定情報が保存されています。
メモリダンプ
ファンクションキー
MEMORY DUMP
を押すと、システムエクスクルーシブメッセージのパケット(
UC-33e
で設定した
33
個のメモリ情報)を送信します。この機能は、メモリプリセットの内容を外部記憶媒体にバッ
クアップする場合などに便利です。
メモリダンプ全体をシーケンサに記憶させることができます。メモリダンプを呼び出す場合は、メモリダン
プが保存された
MIDI
トラックを再生します。このとき、
UC-33e
のドライバが
MIDI
トラックの出力先とな
るように設定して下さい。
現在のコントローラへのアサイン設定は、メモリダンプの影響を受けることはありません。また、外部から
のメモリダンプの呼び出しにも影響されることはありません。メモリダンプを
UC-33e
に送出したら、プリ
セットを呼び出して新規メモリセッティングにアクセスします。
デバイス
ID
のアサイン
ファンクションキー
DEV.ID
を押すと、
UC-33e
にデバイス
ID
をアサインすることができます。この値の
初期設定は
127
です。メモリダンプが実行されると、デバイス
ID
の設定状態に関わらず、ダンプした内容
はすべての
UC-33e
で受信することができます。
デバイス
ID
が
127
以外の値に設定されている場合は、同じデバイス
ID
の特定の
UC-33e
で受信することが
できます。
UC-33e
のデバイス
ID
が、メモリダンプを行った
UC-33e
のデバイス
ID
と異なる場合は、ダンプ
のデータは受信することができません。
デバイス
ID
は、複数の
UC-33e
を区別するのに便利な機能ですが、特に必要のない場合は、初期設定
127
のままにしておいて下さい。
ファンクションキー
DEVICE ID
を押すと、
LCD
画面に小さく
id
の文字が表示されます。
3
桁の数字は、
アサインされているデバイス
ID
を表しています。デバイス
ID
を変更するには、数値キーまたは
+/-
キー
を使用して、任意のデバイス
ID
を入力します。
システムエクスクルーシブ(
SysEx
)メッセージとデバイス
ID
についての詳細は、
P.18
の「システムエクス
クルーシブ(
SysEx
)について」の項を参照して下さい。
工場出荷状態の復元
UC-33e
は、
33
個の便利なプリセットがメモリに保存された状態で出荷されています(プリセットの全リス
トについては、「付録
H
」を参照して下さい)。
UC-33e
を工場出荷時の設定に戻すには、
+/-
キーを押しながら電源スイッチをオンにします。
注:
工場出荷時のプリセットを復元すると、メモリに保存されていたすべての設定状態は消去されます。