User's Manual
Evolution UC-33e
上級編マニュアル
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Evolution UC-33e
上級編マニュアル
コントローラのミュート
すべてのフェーダとロータリーコントローラをミュートするには、ファンクションキー
CTRL MUTE
を押します。
この機能を使用すると、ソフトウェアでの設定を変更することなく、フェーダやロータリーコントローラ
の設定値を変更することができます。コントローラをミュートしても、ボタンに対する影響はありません。
MIDI
アサイナブルボタンやファンクションキーを押すと、ミュートは解除されます。また、ファンクショ
ンキー
CTRL MUTE
を押しても、ミュートを解除することができます。
コントローラがミュートされているときは、
LCD
画面の表示は消えています。コントローラがミュートされ
ている状態でその設定を変更しようとしても、画面には
OFF
と表示され、
UC-33e
からデータを送出するこ
とができません。コントローラのミュートを解除するには、ファンクションキーまたは
MIDI
アサイナブル
なボタンを押します。
この機能は、コントローラの設定を変更した複数のプリセットを切り換えるのに便利です。コントローラが
ミュートされている間は、ソフトウェアでのコントローラ設定値に比例してコントローラを動かすことがで
きます。コントローラの操作によって、ソフトウェアの設定値が変わることはありません。
この機能を使用すると、
DJ
が行うようなクリエイティブなミキシングを行うことができます。例えば、
UC-33e
をミキサーのボリュームとして使用している場合、コントローラをミュートして、複数のチャンネ
ルのボリュームを上下させ、スナップショットボタンを押してみて下さい。このようなミキシングはとても
ダイナミックで、従来のミキサーで実現することはできません。
ドローバーモード
ファンクションキー
CHANNEL
と
RECALL
を同時に押すと、ドローバーモードが有効になります。ドロー
バーモードでは、フェーダの働きが逆になり、フェーダをもっとも上にスライドさせた位置が
0
、もっとも
下にスライドさせた位置が
127
となります。
ドローバーモードを有効にするには、ファンクションキー
CHANNEL
と
RECALL
を同時に押
して下さい。
ドローバーモードが有効になると、
LCD
画面に
FADER
のシンボルが表示されます。ドローバーモードを終
了するには、再度ファンクションキー
CHANNEL
と
RECALL
を同時に押します。ドローバーモードは、
ハモンドオルガンのようにドローバーを備えたシンセサイザとして使用することを意図して設計されていま
す。
Native Instruments B4
で、この機能を試してみて下さい(デモ版が
Evolution
インストーラ
CD-ROM
に
収録されています)。