DJ Equipment User Manual
Torq MixLab
ユーザーガイド
» Chapter 1
16
Torq MixLab
ユーザーガイド
» Chapter 3
16
» Manual Tempo
(手動テンポ)
前述の通り、
Torq LE
は一般的なダンス・ミュージックのテンポを判断することができますが、テンポが余りにも複雑であ
る場合や同じテンポを充分に反復しない場合、
Torq LE
は正確にテンポを検知することができません。幸いな事に、
Torq
LE
が様々な方法で適正なテンポを決定できるように手動のコントロールが装備されています。実行するテンポ修正のタイプ
に基づいて適切な方法を判断します。
» Tap Tempo
(タップテンポ)
稀なことですが、
Torq LE
が実際のテンポとは直接関係のない不正確なテンポ(半分の速度または倍速)を検知することが
あります。このような場合、タップテンポ機能を使用して演奏中にビートをマーキングすることができます。
1.
ソングの演奏中にビートに合わせて
BPM
ディスプレイをビート毎にクリックします。
2. BPM
ディスプレイにはクリックしたビートのタイミングを反映した
BPM
が新たに表示されます。
3.
タッピングする数が多いほどビートは正確になります。
注意:
自動的に決定されたテンポに戻す場合は、
Shift
キーを押しながら
BPM
ディスプレイをクリックします。
» BPM
入力
ソングのテンポが予め分かっている場合は、
BPM
ディスプレイに手動でテンポを入力することができ、
Torq LE
が検知した
テンポを無効にすることができます。
1. Shift
キーを押したまま
BPM
ディスプレイをダブルクリックします。
2.
コンピュータのキーボードから新たに
BPM
値を入力し
Enter
キーを押します。
3.
入力した
BPM
値がソングのテンポとして設定されます。
注意:自動的に決定されたテンポに戻す場合は、
Shift
キーを押しながら
BPM
ディスプレイをクリックします。
Key
(キー)
Key Adjust
(キー調整)は、テンポを変更せずにキーの高さを調節するために使用します。ミックス中に両方のデッキのソングのメロディ
をマッチさせる(キー・マッチングと呼ばれています)場合に便利な機能です。
Key Adjust
(キー調整)ボタンでソングのキーを変更する
ことも、すぐ下の
Key Display
(キー・ディスプレイ)を上下にドラッグしてソングのキーを変更することもできます。
<
Fine Tuning
(ファイン・チューニング)
1. Key Display
(キー画面)の数字の上でマウスをクリックしてホールドします。
2.
マウスを上下にドラッグさせると
1
セント単位で調整ができます。
注意:キーのトランスポーズを
0
に戻すには、コンピュータのキーボードで
Shift
キーを押したまま
Key Adjust
(キー調整)ボタン
または
Key Display
(キー・ディスプレイ)のいずれかをクリックするとキーは
0
にリセットされますが小数点以下はそのまま残
ります。例えば、キーが
4.23
の場合リセット後の値は
0.23
になります。
<
Key/Tempo Lock
(キー
/
テンポ・ロック)
Torq LE
のデッキには、ソングのピッチを変更することなくソングの再生スピードを変更する特別機能が装備されています(タイ
ム・コンプレッションまたはタイム・エクスパンションと呼ばれます)。つまりビートマッチする時にソングのピッチが変わっ
てしまうことを心配する必要がありません。一方、この機能を無効にしてソングのキーとスピードを本質的にロックする場合、
Key/Tempo
(キー
/
テンポ・ロック)ボタンを押すと音楽は普通のヴァイナルと同様の動作をします(ソングのスピードを遅くす
ると、ピッチがそれに連れて下がります)。










