使用説明書
170
l
内蔵フラッシュについて
このカメラは
18mm
レンズの画角をカバーする、ガイドナンバー約
17
(
ISO200
・
m
、
20
℃)のフラッシュを内蔵しています。モニター発光
を行う専用
TTL
モード(
i-TTL
モード)によって制御され、
i-TTL-BL
調
光やスタンダード
i-TTL
調光によるフラッシュ撮影ができます。暗いと
ころではもちろん、逆光時や被写体の陰影を弱めたいとき、人物の目
にキャッチライトを入れたいときなどに、補助光としても使用できま
す。
i-TTL
モードでは次のような内蔵フラッシュ撮影ができます。
D
i-TTL
モード時の
ISO
感度連動範囲について
i-TTL
モード時の
ISO
感度連動範囲は、
200
∼
3200
です。
ISO
感度を
200
よりも
低感度に設定したり、
3200
よりも高感度に設定した場合には、距離や絞り値
によっては適正な発光量にならないことがあります。
i-TTL-BL
調光
マルチパターンによる測光情報をもとに被写体と背景光のバラ
ンスを考慮した
BL
(バランス)調光を行います。シャッターボ
タンを押すと、シャッターの開く直前に内蔵フラッシュがモニ
ター発光を行い、画面内の各部から戻ってくる反射光をカメラ
内の
1005
分割
RGB
センサーが瞬時にモニターし、被写体と背景
光のバランスを考慮した最適な発光量を決定します。
•
G
または
D
タイプレンズ装着時は、レンズから得られた被写体
までの距離情報も加味した最適な発光量を決定します。
• 非
CPU
レンズ装着時は、レンズ情報(開放絞り値、焦点距離)
を設定することにより、より精度が向上します(
P.196
)。
• 測光モードがスポット測光に設定されている場合、自動的に
スタンダード
i-TTL
調光になります。
スタンダード
i-TTL
調光
背景の明るさは考慮されず、撮影画面が基準露光量となるよう
に調光します。主要被写体のみを強調する場合や、フラッシュ
撮影で露出補正する場合に適しています。
• 測光モードがスポット測光に設定されている場合、自動的に
スタンダード
i-TTL
調光になります。