使用説明書
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D
作業中のシャッター幕の破損を防ぐために
カメラのシャッター幕は非常に破損しやすい部品です。シャッター幕はカメラに電
源の供給がなくなると、自動的に閉じる構造になっています。作業中に不意に
シャッター幕が閉じて破損することを防ぐために、次の点にご注意ください。
• 作業中に電源を
OFF
にしないでください。
• 作業中にバッテリーや
AC
アダプターを取り外さないでください。
• ミラーアップ中にバッテリー残量が少なくなった場合、電子音が鳴り、セルフタ
イマーランプが点滅してお知らせします。約
2
分経過するとシャッター幕が閉じ
てミラーがダウンするので、ただちに作業を終了してください。
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ローパスフィルター上のゴミ付着について
ニコンデジタルカメラは撮像素子上のローパスフィルターに付着するゴミについ
て、当社の品質基準に基づいて製造しています。しかし、このカメラはレンズ交換
方式のため、レンズ交換の際にカメラ内にゴミが入り込むことがあり、撮影条件に
よっては、撮像素子上のローパスフィルターに付着したゴミが写り込む場合があり
ます。カメラ内へのゴミの侵入を防止するため、ほこりの多い場所でのレンズ交換
は避け、レンズを外してカメラを保管するときは、必ず付属のボディーキャップを
装着してください。その際、ボディーキャップのゴミも必ず除去してください。
ローパスフィルターに付着したゴミを、イメージセンサークリーニング(
P.373
)
で取り除ききれないときは、上記の手順でクリーニングしていただくか、ニコン
サービス機関にクリーニングをお申し付けください。なお、ゴミの写り込みは、別
売の
Capture NX
(
ver.1.3.5
以降)、
Capture NX 2
(
ver.2.1.0
以降:
P.368
)や画像
加工アプリケーションなどで修正できます。
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定期点検、オーバーホールのおすすめ
カメラは精密機械ですので、
1
∼
2
年に
1
度は定期点検を、
3
∼
5
年に
1
度はオーバー
ホールすることをおすすめします(有料)。
• とくに業務用にお使いの場合は、早めに点検整備を受けてください。
• より安心してご愛用いただけるよう、お使いのレンズやスピードライトなども併
せて点検依頼されることをおすすめします。