使用説明書

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M(マニュアル)モード
任意の絞り値と発光量の組み合わせで露出や撮影距離をコントロールできます。
自動調光モードでは難しいスピードライト撮影にも対応できます。
設定できる発光量
クローズアップ撮影時:M1/1∼M1/64
コマンダー撮影時:M1/1∼M1/128
リピーティング発光撮影時:M1/8∼M1/128
M(マニュアル)モード時の絞り値、発光量の求め方
M(マニュアル)モードでの撮影時は、下記のガイドナンバーと計算式によって、
適正な露出が得られる絞り値や発光量、撮影距離を計算できます。
・ガイドナンバー(GN)はスピードライトの発光量を示し、ISO100・mで表示されます。
数値が大きくなるほど、光量が大きくなります。

絞り値は下記の式で算出します。
絞り値=ガイドナンバー(ISO 100・m)×ISO感度係数÷撮影距離(m)
・得られた絞り値をSU-800とカメラ(またはレンズ)に設定します。
 
ISO感度係数
ISO感度に応じて上のガイドナンバーに下の係数を乗じてください。
ISO 25 50 100 200 400 800 1600 3200 6400
係数 0.5 0.71 1 1.4 2 2.8 4 5.6 8
1
発光モードの種類 つづき
v
レンズの絞り値と有効F値
マイクロレンズのように近接撮影可能なレンズは、レンズを繰り出して撮影倍率を増大す
ると結像面(フィルム面)上の像の明るさは減少し、有効F値(実質的なレンズの明るさ)
が変化します。撮影倍率と有効F値の関係は、以下の通りです。

 有効F値(実質的なレンズの明るさ)
レンズに設定する絞り値
撮影倍率
マイクロニッコールレンズ使用時のTTLモード撮影では、カメラファインダー内表示また
は外部表示パネルを使って絞り値を設定する場合は、表示された絞り値が有効F値です。