使用説明書

7
ニコンクリエイティブライティングシステム(CLS)について
ニコンクリエイティブライティングシステム(CLS)は、ニコンのスピードライ
トとカメラのデータ通信方式を改良したシステムで、スピードライト撮影に新
たな可能性を開く、さまざまな機能を提供します。その主な機能は、下記の通
りです。
ニコンクリエイティブライティングシステム用のTTL調光モードです。必ずモニター発
光を行い、被写体からの反射光を測光して発光制御します。そのため、周辺光の影響を
受けにくい特長を持っています。(kP. 116)
CLS対応カメラでのワイヤレス増灯撮影時、TTLモード(i-TTLモード)を使用できます。
また、スピードライトを3つのグループに分けて発光制御を行うことで、よりクリエイテ
ィブな増灯撮影が可能です。(kP. 26)
FVとはFlash Valueの略で、フラッシュによる被写体の露光量を意味します。対応カメ
ラでFVロックを行うと、構図を変えてもフラッシュ露光量をロックした撮影が可能です。
また、ロック中にズーミングしたり、絞り値を変更しても、発光量は自動追随するので
被写体へのフラッシュ露光量は変わりません。(kP. 98)
スピードライト撮影時のシャッタースピードを使用カメラの最高速度まで可能にします。
開放側の絞りが使用できるので、被写界深度をより浅くしたスピードライト撮影が可能
です。(kP. 96)
CLSの詳細は、CLS対応カメラの使用説明書もあわせてご覧ください。