使用説明書
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Jp-13
(:本書ではと記載する場合があります)
SB-600はニコンクリエイティブライティングシステムを搭載しています。クリ
エイティブライティングシステムは、ニコンのスピードライトとカメラのデータ通
信方式を、デジタルカメラにマッチさせたシステムで、スピードライト撮影に新
たな可能性を開く、様々な機能を提供します。クリエイティブライティングシス
テムは、対応するニコンカメラでのみ利用できます。主な機能は、次の通りです。
・i-TTLモード
クリエイティブライティングシステム用のTTLモードです。必ずモニタ発光を行い、周
辺光の影響を受けにくい特長を持っています(kP. 38)。
・アドバンストワイヤレスライティング
アドバンストワイヤレスライティングにより、デジタル一眼レフカメラでのワイヤレス
増灯撮影時、TTLモード(i-TTLモード)が使用可能になりました。また、ワイヤレス補助
灯を3つのグループに分けて発光制御を行うことで、よりクリエイティブな増灯撮影が可
能になりました。SB-600はワイヤレス補助灯としてのみ使用可能です。(kP. 68)
・FVロック撮影
FVとはFlash Valueの略で、フラッシュによる被写体の露光量を意味します。対応カメ
ラでFVロックを行うと、構図を変えてもフラッシュ露光量をロックした撮影が可能です。
また、ロック中にズーミングしたり、絞り値を変更しても、発光量は自動追随するので
被写体へのフラッシュ露光量は変わりません。(kP. 56)
・発光色温度情報伝達
対応デジタル一眼レフカメラ使用時、フラッシュ光の色温度を自動的にカメラに伝達し
ます。対応カメラでは、この情報をもとにスピードライト撮影時のホワイトバランスが
適切に制御されます。
・オートFPハイスピードシンクロ
スピードライト撮影時のシャッタースピードを使用カメラの最高速度まで可能にします。
開放側の絞りが使用できるので、被写界深度をより浅くしたスピードライト撮影が可能で
す。(kP. 54)
・マルチエリアアクティブ補助光
AF撮影時、SB-600はCLS対応カメラのマルチエリアAFに対応したアクティブ補助光
を照射します。対応カメラでは、フォーカスエリアを変更してもアクティブ補助光によ
るAF撮影が可能です。(kP. 57)
クリエイティブライティングシステムの詳細については、対応カメラの使用説明書も併
せてご覧ください。










