使用説明書
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Jp-13
露出補正とは、適正露出値を意図的に変えることを言い、撮影画面内に極端に
反射率が高いものや低いものがある場合、あるいは意図的に露出をコントロー
ルしたい場合に行います。
・主要被写体に対して背景が明るく反射率が高い場合は+側に補正し、背景が暗くて反射
率が低い場合は−側に補正するのが一般的です。
・スピードライト撮影時には、撮影状況に応じて主要被写体と背景光の両方、主要被写体
のみ、または背景光のみに露出補正をすることができます。
露出補正が可能な発光モードとカメラは、次の通りです。
すべての発光モード 制限なし
TTLモード CLS対応、CLS非対応デジ
タル一眼レフ、A、B、C、
i-TTL対応クールピクスの各
グループ
マニュアルモード 制限なし
低速シャッタースピード 制限なし
による撮影
カメラの露出補正ボタンやダイヤルの操作で露出補正を行うことにより、本機の光
量と背景の露出の両方を補正します。詳細はカメラの使用説明書をご覧ください。
・カメラ側でセットした補正値は、本機の表示パネルには表示されません。
・ISO感度連動範囲を超えた補正は行えません。例えば、ISO感度100の時に+3段の補正
をするとISO感度12相当になり、ISO感度連動範囲(ISO25∼1000)を超えます。この
場合、補正範囲は+2段(ISO感度25相当)までです。
絞りを意図的にずらすことで露出補正します。
・ガイドナンバーと撮影距離から適正な絞り値を求め(kP. 41)、その値を参考にカメラ
側の絞りを意図的に変えて露出補正します。
・補正の目安として、主要被写体を明るくしたい場合はカメラまたはレンズで開放側(小さ
い数値)の絞り値に、暗くしたい場合は最小絞り側(大きい数値)の絞り値にセットしてく
ださい。










