Professional 推奨設定ガイド – オートキャプチャー編 – © 2023 Nikon Corporation
目次 オートキャプチャー撮影について. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5 オートキャプチャー撮影とは. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5 オートキャプチャー撮影の特徴. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5 オートキャプチャー撮影に向いているシーン. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
被写体の種類を設定する. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 32 被写体のサイズを設定する. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 32 ピント位置を設定する. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 34 [有効エリアの設定]. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
[距離]使用時の設定のコツ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 52 [被写体検出]使用時の設定のコツ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 53 こんなときは. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 54 画像が撮れすぎてしまう. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
オートキャプチャー撮影について オートキャプチャー撮影とは Z 9 ファームウェア C:4.
オートキャプチャー撮影の特徴 [オートキャプチャー撮影]には次のような特徴があります。 カメラが被写体を認識している間、連続撮影する:[低速連続撮 影]、[高速連続撮影]、[C30]または[C120]で撮影を行いま す。被写体によって適切な連続撮影速度を設定できます。 カメラが被写体を認識する条件を複数設定可能:被写体の動く方 向(q)や被写体を撮影する距離の範囲(w)、被写体の種類(e) を設定できます。条件を適切に設定すると、無駄な撮影を減らせ ます。設定はライブビュー画面を見ながら行えます。 被写体を認識するエリアを設定可能:AF エリアモードで[オー トエリア AF]を選んでいる場合に、被写体を判別するエリアの 有効/無効を切り換えられます。有効に設定したエリアに被写体 が現れた場合のみ撮影を行います。画角内にある障害物など、被 写体判別を行う必要がない部分を無効にしておくことでより正 確に被写体を捉えられます。 オートフォーカス撮影が可能:条件を満たした対象に自動でピン トを合わせて撮影を行います。大口径レンズでのボケ味を活かし た撮影も可能です。 6 オートキャプチャー撮影とは
サイレントモードでの撮影が可能:シャッター音を出さずに撮影 できます。スポーツ撮影時に競技の妨げとなることがありませ ん。動物撮影時には、被写体に気づかれることなく撮影できま す。 動画撮影も可能:静止画/動画セレクターを 1 に設定し、動画撮 影メニュー[オートキャプチャー]で設定を行うと動画の自動撮 影も可能です。設定は静止画と同じです。 7 オートキャプチャー撮影とは
オートキャプチャー撮影に向いているシーン 次のような場合に[オートキャプチャー撮影]は便利です。 カメラが固定され、被写体が決まっている場合の撮影:たとえば 短距離走のゴール前などにカメラを設置しておき、被写体が近づ いてきたら撮影する設定にしておけば、全てのレースのゴールシ ーンが自動的に撮影されています。フォトグラファーは手持ちの カメラでの撮影に集中できます。 人が入りにくい場所での撮影:狭い場所など、通常の撮影には向 かない場所でもカメラを設置して撮影できます。 いつ被写体が現れるかわからない撮影:野生動物など、被写体が いつ現れるかわからない場合にカメラ任せで撮影を行えます。 8 オートキャプチャー撮影とは
キャプチャー条件について オートキャプチャー撮影を行う条件は、大きく分けて 3 通りあります。 [モーション]:被写体の動く方向、速さ、サイズを認 識して撮影 被写体が動く方向を上下左右斜めの最大 8 方向まで設定できます。どのくらいの大きさの被写体がど れくらいの速さで移動すると被写体として認識するのかを設定できます。 9 キャプチャー条件について
[モーション]での撮影に向いている被写体・シーン例 被写体が画角を横切る場合に使用します。特に被写体の動く方向が決まっている場合に向いています。 陸上トラック競技(ゴール横での撮影) スキー競技(コース横での撮影) 野鳥撮影 鉄道(線路脇からの撮影) 10 キャプチャー条件について
[距離]:被写体までの距離を認識して撮影 設定した距離の範囲内に被写体が存在する間、自動で撮影します。被写体を認識する最短の距離と最 長の距離を設定できます。 11 キャプチャー条件について
[距離]での撮影に向いている被写体・シーン例 カメラに被写体が近づいてくるまたは遠ざかる場合に使用します。 陸上トラック競技(ゴール前での撮影) 走幅跳(正面) スピードスケート(トラック正面) 鉄道(正面) 12 キャプチャー条件について
[被写体検出]:被写体の種類とサイズで認識して撮影 カメラが検出する被写体を選び、被写体を認識している間、撮影を行います。カメラが被写体を認識 するサイズも設定できます。 13 キャプチャー条件について
[被写体検出]での撮影に向いている被写体・シーン例 撮影したい被写体が決まっていて、被写体の動きが予測しづらい場合に使用します。 飛行機 野生動物 14 キャプチャー条件について
複数の条件を設定する [モーション] [距離] [被写体検出]は複数の項目を組み合わせることが可能です。条件を複数選択す ると、全ての条件を満たした被写体のみ撮影します。 15 キャプチャー条件について
条件の組み合わせの例 [距離]+[被写体検出]:[距離]で特定の距離を設定し、[被写体検出]で[人物]を設定した場 合、特定の距離の範囲を近づいてくる人物を撮影します。設定した範囲内に車や動物がいたり、距 離の範囲外に人物がいてもカメラは被写体として認識しません。 [モーション]+[被写体検出]:[モーション]で右から左方向に、[被写体検出]で[動物]を設 定した場合、右から左に走る動物を認識した場合のみ撮影します。人物が右から左に走っていたり、 左から右に走る犬や猫がいてもカメラは被写体として認識しません。 [モーション]+[距離]:[モーション]で右上から左下方向に、[距離]で特定の距離を設定した 場合、画角の右上から左下に向かって近づいてくる被写体を認識した場合のみ撮影します。たとえ ばトラック競技のゴール斜め前に設置したカメラに設定しておけば、ゴールに近づいてくる競技者 を撮影できます。 16 キャプチャー条件について
オートキャプチャー撮影の手順 オートキャプチャー撮影の流れ オートキャプチャー撮影の主な流れは次のとおりです。 1 撮影前の準備をする(0 19) 電源の確保、メモリーカードや三脚の準備などを行います。 2 カメラの設置と各種設定を行う(0 20) 構図を決めてカメラを配置し、ピントやレリーズモード、露出などの設定を行います。 3 静止画撮影メニュー[オートキャプチャー]を開く(0 22) 4 [キャプチャー条件]を設定する(0 25) オートキャプチャー撮影を行う条件を[モーション]、 [距離]、 [被写体検出]から選べます。2 つまたは 3 つの条件を同時に設定することもできます。 [モーション]に設定した場合(0 26) [距離]に設定した場合(0 30) [被写体検出]に設定した場合(0 32) 5 有効エリアを設定する(0 35) 被写体を判別するエリアの有効/無効を切り換えられます。画角内にある障害物など、被写体判 別を行う必要がない部分を無効にしておくことでより正確に被写体を捉えられます。 17 オートキャプチャー撮影の流れ
6 撮影時間を設定する(0 36) カメラが被写体を認識したときに連続撮影し続ける時間と、次の撮影を始めるまでの最低待機 時間を設定できます。 7 設定した条件で被写体を検出できているか確認する(0 37) 8 オートキャプチャー撮影を開始する(0 38) 18 オートキャプチャー撮影の流れ
撮影前の準備 オートキャプチャー撮影を始める前に、次の準備を行います。 電源を確保する 充分に充電されたバッテリーを用意してください。 フル充電したリチャージャブルバッテリー EN-EL18d を使用した場合の撮影可能時間の目安は約 4 時間 30 分です。オートキャプチャーの設定内容や撮影環境により、撮影可能時間は大きく変わる場 合があります。 電源が確保できる場所であれば、付属の本体充電 AC アダプター EH-7P、または別売のパワーコネ クター EP-6a と AC アダプター EH-6d のご使用をおすすめします。 メモリーカードを準備する あらかじめ画像サイズや画質モード(JPEG/RAW/JPEG+RAW)、撮影時間、最低待機時間を決めて試し 撮りを行い、ファイルサイズを見積もった上で充分な容量のメモリーカードを用意してください。 カメラを固定する オートキャプチャー撮影を行う場合、カメラを三脚やカメラアームで固定することをおすすめします。 その場合、風で倒れたり、落下したりしないように確実に固定してください。 D セキュリティについて カメラを目の届かない場所に設置する場合、セキュ
カメラの設定について オートキャプチャーの設定を行う前に撮影する構図を決めて、レリーズモード、AF エリアモード、露 出の設定を行います。 必要に応じてホワイトバランスや測光モードなど、その他の設定も行ってください。 構図を決める 撮影する構図を決めてカメラを固定します。被写体の動きを予測しづらい場合は画角を広めに取り、 必要に応じて撮影後にトリミングすることをおすすめします。 D 撮像範囲について 撮像範囲は[FX(36×24)]に固定されます。DX レンズを装着している場合、オートキャプチャー撮 影はできません。 レリーズモードを設定する レリーズモードを[低速連続撮影]、[高速連続撮影]、[C30]また は[C120]に設定します。 1 コマ撮影およびセルフタイマー撮影に設定している場合、オートキャプチャー撮影を開始すると 一時的に高速連続撮影に切り替わります。 [C60]を選んでいる場合、オートキャプチャー撮影を開始すると一時的に[C120]に変更されま す。 レリーズモードを低速連続撮影または高速連続撮影に設定している場合は、連続撮影速度を設定し てください。 ヒント:プリキャプチャー機
AF エリアモードの設定を行う オートキャプチャーでは、設定した AF エリアモードのフォーカスポイント周辺で被写体の判別を行い ます。 不要な領域が入らないような AF エリアモードを選び、被写体が現れると想定される位置にフォー カスポイントを合わせてください。 AF エリアモードを[オートエリア AF]に設定すると、オートキャプチャーの設定で[有効エリア の設定](0 35)が使用できます。 D フォーカスモードについて オートフォーカスで撮影する場合、オートキャプチャー撮影時のフォーカスモードは一時的に AFC になります。 AF エリアモードを[オートエリア AF]に設定した場合、高速連続撮影時の連続撮影速度を 20 コ マ/秒を選んでいても、15 コマ/秒に低下します。 マニュアルフォーカスで撮影する場合、レンズのフォーカスモード切り換えスイッチを[M]に設 定し、手動でピント位置を調節してください。フォーカスモード切り換えスイッチがないレンズを 装着している場合、マニュアルフォーカス撮影できません。 露出の設定を行う 撮影する被写体に応じたシャッタースピードや絞り値などの設定を行います。
静止画撮影メニュー[オートキャプチャー] について 静止画撮影メニュー[オートキャプチャー]には、[開始]と[ユ ーザープリセットの選択]の 2 つの項目があります。 項目 内容 [開始] オートキャプチャー設定画面が表示され、オートキャプチャー撮影 を行う条件を設定できます。設定内容は自動的にプリセットデータ として登録されます。 [ユーザープリセットの選択] 登録されているプリセットデータについて、設定内容の確認、プリ セット名の編集、プリセットのコピーを行えます(0 40)。 22 静止画撮影メニュー[オートキャプチャー]につ いて
オートキャプチャー設定画面について [開始]を選ぶと表示されます。項目を選んで J ボタンを押すと、それぞれの項目の詳細設定画面が 表示されます。 1 2 3 4 5 6 1 [キャプチャー条件] 2 [詳細条件:モーション] 3 [詳細条件:被写体検出] 4 [詳細条件:距離] 5 [有効エリアの設定] 6 [撮影時間設定] 項目 [キャプチャー条件](0 25) 内容 オートキャプチャー撮影を行う条件を[モーション]、 [被 写体検出]、[距離]から選べます。2 つまたは 3 つの条件 を同時に設定することもできます。 条件を複数選択すると、全ての条件を満たした場合のみ撮 影します。 [キャプチャー条件]で[モーション]をオン M にしている [詳細条件:モーション](0 26) 場合に有効になります。撮影の対象となる被写体の移動方向 やサイズ、およびどのくらいの速さで移動したら撮影対象と するかを設定します。 [キャプチャー条件]で[被写体検出]をオン M にしている [詳細条件:被写体検出](0 32) 場合に有効になります。撮影の対象となる被写体の種類と、 被写体のサイ
項目 内容 [キャプチャー条件]で[距離]をオン M にしている場合に [詳細条件:距離](0 30) [有効エリアの設定](0 35) [撮影時間設定](0 36) 有効になります。撮影の対象となる被写体までの距離の範囲 を設定します。設定した範囲内に被写体が存在する間、撮影 を行います。 AF エリアモードが[オートエリア AF]の場合に、被写体を 判別するエリアの有効/無効を切り換えられます。有効に設定 したエリアに撮影条件を満たす被写体が存在する場合、撮影 を行います。 [撮影時間の指定]と[撮影後の待機時間]を設定できます。 24 静止画撮影メニュー[オートキャプチャー]につ いて
[キャプチャー条件] [キャプチャー条件]では、オートキャプチャー撮影を行う条件を 設定します。設定できる条件には[モーション]、[被写体検出]、 [距離]の 3 種類があります。条件を選んで J ボタンを押すとオン M とオフ U を切り換えられます。2 つまたは 3 つの条件を同時に設 定することもできます。条件を複数選択すると、全ての条件を満た した場合のみ撮影します。 項目 [モーション] [被写体検出] [距離] 内容 設定した方向に被写体が移動した場合に自動で撮影したい場合にオン M にします (0 26)。 設定した被写体を検出した場合に自動で撮影したい場合にオン M にします (0 32)。 設定した距離の範囲に被写体が存在している間、自動で撮影したい場合にオン M にします(0 30)。 X ボタンを押すと、設定を決定してオートキャプチャー設定画面に戻ります。 i ボタンを押すと、設定をキャンセルしてオートキャプチャー設定画面に戻ります。 D 条件設定についてのご注意 複数の条件を設定するほど撮影状況が限定されるため、意図したタイミングで撮影できない場合があ ります。初めてオー
[キャプチャー条件]:[モーション] オートキャプチャー設定画面で[詳細条件:モーション]を選んで J ボタンを押すと、モーション設 定画面が表示されます。モーション設定画面では、被写体の移動方向やどのくらいの速さで移動した ら撮影対象とするか、被写体のサイズを撮影条件として設定できます。 被写体の移動方向を設定する 被写体がどの方向に移動したら撮影対象とするかを設定します。W (Q)ボタンを押すと、方向設定画面が表示されます。被写体が動く 方向を選び、J ボタンを押してオン M とオフ U を切り換えます。 オフ U に設定した方向に被写体が動いた場合、撮影は行われませ ん。 X ボタンを押すと、設定を決定してモーション設定画面に戻ります。 i ボタンを押すと、設定をキャンセルしてモーション設定画面に戻ります。 26 [キャプチャー条件]:[モーション]
被写体の移動速度とサイズを設定する 撮影を行う対象となる被写体がどのくらいの速さで移動したら撮影対象とするか、および被写体のサ イズを設定します。 メインコマンドダイヤルを回して[Speed]を[1]~[5]の間 で設定します。値が小さいほど動きの遅い被写体でも撮影し、値 が大きいほど速い動きの被写体のみ撮影します。 - 被写体が画角内の左端から右端までを横断する速さに応じて値を設定してください。目安となる 秒数は次のとおりです。 -[1]:約 5 秒以下 -[2]:約 4 秒以下 -[3]:約 3 秒以下 -[4]:約 2 秒以下 -[5]:約 1 秒以下 サブコマンドダイヤルを回して[Subject Size]を[1]~[5] の間で設定します。値が小さいほどサイズの小さな被写体でも撮 影し、値が大きいほどサイズの大きな被写体のみ撮影します。 - 各設定値のサイズ(指標となるポイントの数)の目安は次のと おりです。 -[1]:4 個分以上 -[2]:8 個分以上 -[3]:14 個分以上 -[4]:24 個分以上 -[5]:34 個分以上 被写体に対して 14 個のポイン トが反応している例 i
ヒント:サイズと移動速度の設定値について モーション設定画面では、[Speed]および[Subject Size]の設定に合わせて、撮影対象と認識し た被写体に緑色の枠が表示されます。 [Speed]および[Subject Size]をそれぞれ[1]に設定すると、さまざまな大きさや動く速度の被 写体を撮影対象として認識しやすくなります。最初は小さい値に設定し、モーション設定画面に表 示される緑色の枠の確認や試し撮りを繰り返し行って、適切に被写体が認識されるように徐々に数 値を大きく調整していくことをおすすめします。 [Speed]および[Subject Size]は、同じ設定値でもカメラの設定によって被写体を認識する反応 が異なります。次の設定を変更した場合は、[Speed]および[Subject Size]も設定しなおすこと をおすすめします。 - 静止画モードと動画モードの切り換え - レリーズモード - 動画のフレームレート ヒント:[Subject Size]について [キャプチャー条件]で[モーション]と[被写体検出]の両方を選んでいる場合、モーション設定画 面で設定する[Subject Size]
ピント位置を設定する ピント位置は、被写体が入ってくると想定される位置であらかじめ 合わせておくことをおすすめします。ピント位置は、フォーカス指 標ポイントを被写体の位置に合わせて AF-ON ボタンを押すかシャ ッターボタンを半押しすると設定できます。オートキャプチャー撮 影開始後は設定したピント位置で撮影待機するため、被写体にピン トが合いやすくなります。 フォーカス指標ポイント 29 [キャプチャー条件]:[モーション]
[キャプチャー条件]:[距離] オートキャプチャー設定画面で[詳細条件:距離]を選んで J ボタンを押すと、距離設定画面が表示 されます。 D [詳細条件:距離]について [詳細条件:距離]は、NIKKOR Z レンズを装着時に使用できる機能です。NIKKOR Z レンズ以外のレン ズを装着している場合、動作しない場合があります。 距離設定画面にフォーカス指標ポイントが表示されます。 フォーカス指標ポイント 距離設定画面では、カメラが被写体を認識する最も近い距離と最も遠い距離を設定します。設定し た範囲内に被写体が存在する間、オートキャプチャー撮影を行います。 - カメラが被写体を認識する最も手前の距離を設定します。カメ ラが被写体を認識する範囲の最も近い位置にある被写体 にフ ォーカス指標ポイントを合わせて AF-ON ボタンを押すと、距離 が設定されて[Near]に値が表示されます。メインコマンドダ イヤルを回すと値を微調整できます。 30 [キャプチャー条件]:[距離]
- カメラが被写体を認識する最も奥の距離を設定します。カメラ が被写体を認識する範囲の最も遠い位置にある被写体にフォー カス指標ポイントを合わせてシャッターボタンを半押しする と、距離が設定されて[Far]に値が表示されます。サブコマン ドダイヤルを回すと値を微調整できます。 i ボタンを押すと、設定を決定してオートキャプチャー設定画面に戻ります。 ヒント:[Near]および[Far]の値の微調整について NIKKOR Z 58mm f/0.
[キャプチャー条件]:[被写体検出] オートキャプチャー設定画面で[詳細条件:被写体検出]を選んで J ボタンを押すと、被写体検出設 定画面が表示されます。被写体検出設定画面では、撮影の対象となる被写体の種類とサイズを設定で きます。 被写体の種類を設定する W(Q)ボタンを押すと、対象設定画面が表示されます。撮影対象 となる被写体の種類をオート、人物、動物、乗り物から選びます。 J ボタンまたは i ボタンを押すと、設定を決定して被写体検出設定画面に戻ります。 D 被写体検出についてのご注意 オートまたは人物を検出対象に選んでいる場合、被写体がカメラの方を向いていなくても、カメラが 人物を認識した場合は自動でオートキャプチャー撮影を行います。 32 [キャプチャー条件]:[被写体検出]
被写体のサイズを設定する メインコマンドダイヤルを回して[Subject Size]を[1]~[5] の間で設定します。値が小さいほどサイズの小さな被写体でも撮影 し、値が大きいほどサイズの大きな被写体のみ撮影します。 各設定値のサイズ(画角に対する割合)の目安は次のとおりです。 -[1] :2.
ピント位置を設定する ピント位置は、被写体が入ってくると想定される位置であらかじめ 合わせておくことをおすすめします。ピント位置は、フォーカス指 標ポイントを被写体の位置に合わせて AF-ON ボタンを押すかシャ ッターボタンを半押しすると設定できます。オートキャプチャー撮 影開始後は設定したピント位置で撮影待機するため、被写体にピン トが合いやすくなります。 フォーカス指標ポイント 34 [キャプチャー条件]:[被写体検出]
[有効エリアの設定] AF エリアモードが[オートエリア AF]の場合に、判別するエリアの有効/無効を切り換えられます。 他の AF エリアモードを選んでいる場合は設定できません。 オートキャプチャー設定画面で[有効エリアの設定]を選んで J ボタンを押すと、有効エリアの設 定画面が表示されます。 J ボタンを押すとポイントが赤色(無効)になり、被写体を判別 する範囲の対象外になります。もう一度 J ボタンを押すと透明 (有効)に戻ります。 画角内にある障害物など、被写体判別を行う必要がない部分を無 効にしておくことでより正確に被写体を捉えられます。 X ボタンを押すと全てのポイントを有効にします。 W(Q)ボタンを押すと全てのポイントを無効にします。 画像モニターをタッチすると、3×3 のグリッドごとに有効/無効を切り換えられます。 i ボタンを押すと、設定を決定してオートキャプチャー設定画面に戻ります。 D 無効に設定したエリアについて [キャプチャー条件]は有効にしたエリアの周辺でのみ判別されます。たとえば[モーション]をオン M にしている場合、無効に設定したエリアで動きがあってもカメラは
[撮影時間設定] [撮影時間設定]では、撮影し続ける時間と次の撮影を始めるまで の最低待機時間を設定できます。 撮影し続ける時間を設定する 1 回の撮影時間を 1 秒~30 分および[OFF](制限なし)から選べ ます。 [OFF]以外に設定すると、撮影開始後に被写体が認識されな くなっても、設定した時間分の撮影を行います。カメラの設定によ っては、設定した時間分の撮影ができない場合があります。 次の撮影を始めるまでの最低待機時間を設定する 1 回の撮影後の最低待機時間を 0 秒~30 分から選べます。前回の撮 影終了後、設定した時間内に被写体が認識されても、設定した時間 が経過するまでは撮影を開始しません。 36 [撮影時間設定]
[設定確認]画面について 設定確認画面では、オートキャプチャー撮影を開始する前にカメラが想定したとおりに被写体を認識 するかどうかを確認できます。 設定した条件を満たす被写体をカメラが認識すると、被写体に合 わせて設定確認画面に緑色の枠が表示されます。 AF エリアモードの設定が[オートエリア AF]以外の場合、フォーカスポイントを移動できます。 AF エリアモードの設定が[ワイドエリア AF(C1)]または[ワイドエリア AF(C2)]の場合、フ ォーカスモードボタンを押しながらマルチセレクターの 4213 を押すと AF エリアのサイズを変 更できます。 設定確認画面でフォーカスモードボタンを押しながらサブコマンドダイヤルを回すと、AF エリアモ ードを変更できます。 想定したとおりに緑色の枠が表示されない場合は、i ボタンを押してオートキャプチャー設定画面 に戻り、設定を変更してください。 ヒント:[設定確認]画面の点灯時間について [設定確認]画面はカスタムメニュー c3[パワーオフ時間]>[半押しタイマー]で設定している時間 が経過すると消灯します。必要に応じて長めに設定してください。 37
オートキャプチャー撮影を開始する 設定確認画面で動画撮影ボタンを押すと、オートキャプチャー撮影 が開始します。 設定した条件を満たす被写体をカメラが認識している間、自動で撮影を行います。 [キャプチャー条件]で複数の項目を選択している場合、すべての条件を満たした被写体を認識した 場合のみ撮影を行います。 カメラの操作をしないまま約 3 分間経過すると省電力のため撮影画面が消灯しますが、オートキャ プチャー撮影は継続しています。DISP ボタンを押すか、シャッターボタンを半押しすると撮影画面 が点灯します。 D オートキャプチャー撮影の待機状態について 撮影画面に X アイコンが点滅し、表示パネルに A-CAP が点滅します。 撮影画面 表示パネル 38 オートキャプチャー撮影を開始する
D オートキャプチャー撮影についてのご注意 撮影待機中のピント位置は次のとおりです。 -[キャプチャー条件]で[距離]をオン M にしている場合:[Far]に設定した位置 -[キャプチャー条件]で[距離]をオフ U にしている場合:オートキャプチャー撮影開始時の位 置 画角内に複数の被写体が存在する場合、 [有効エリアの設定]で設定した有効範囲内の被写体を認識 しないことがあります。 降雪および降雨時は、被写体を認識する機能が低下する場合があります。降雪や陽炎などの気象現 象により自動撮影されることがあります。 D オートキャプチャー撮影中の操作について オートキャプチャー撮影中はシャッターボタンの半押し、DISP ボタン、動画撮影ボタンおよび O(Q) ボタン以外の操作が無効になります。設定を変更したい場合は、一度オートキャプチャー撮影を終了 してください。 オートキャプチャー撮影を一時停止/終了するには 動画撮影ボタンを押すとオートキャプチャー撮影を一時停止して設定確認画面に戻ります。再度動 画撮影ボタンを押すとオートキャプチャー撮影を再開します。 O(Q)ボタンを押すとオートキャプチャー撮影
ユーザープリセットについて オートキャプチャー設定画面で設定した内容は、[ユーザープリセ ットの選択]で選択中のプリセットデータ(P-1~P-5)内に自動で 保存されます。[ユーザープリセットの選択]で別のプリセットデ ータを選択すると、選択したプリセットデータ内の設定が自動で呼 び出されます。 任意のプリセットデータを選んでマルチセレクターの 2 を押す と、設定内容の確認、プリセット名の編集、プリセットのコピー を行えます。 -[設定確認]:プリセットの内容を一覧で確認できます。 -[名前編集]:プリセット名を編集できます。19 文字まで入力 できます。 -[コピー]:コピー先を選んで J ボタンを押すと、現在のプリ セットの内容をコピーできます。 プリセットの内容を確認する [設定確認]を選ぶと図のような画面が表示され、選択したプリセ ットデータの登録内容を一覧で確認できます。 D [ユーザープリセットの選択]についてのご注意 オートキャプチャーの設定を変更すると、プリセットデータは自動 で更新されます。静止画撮影メニュー[オートキャプチャー]で [開始]を選ぶ前に、必ず[ユーザープリセットの選
撮影ターゲット別推奨設定 陸上競技 100m 走(正面) カメラをゴール前に設置し、ゴールシーンを撮影します。 カメラの設定 フォーカスモード AF エリアモード AF-C [ワイドエリア AF(C1)] オートキャプチャー設定 [キャプチャー条件] [詳細条件:距離] [距離] [Near]:(カメラの位置による) [Far]:(カメラの位置による) [Near]および[Far]の位置を設定する場合、対象となる位置にバッグなどを置いて大まかな位置 を設定し、コマンドダイヤルで微調整してください。 AF エリアはトラックを横切るようにサイズを設定します。地面よ りも少し上に配置すると、地面に反応して誤写することを防ぐこ とができます。 41 陸上競技
100m 走(ゴール斜め横) カメラをゴールの斜め前に設置し、ゴールシーンを撮影します。カ メラの画角を横切る動きのため、[モーション]で撮影します。 カメラの設定 フォーカスモード AF エリアモード AF-C [オートエリア AF] オートキャプチャー設定 [キャプチャー条件] [詳細条件:モーション] [モーション] [方向]:右下、右、右上 [Speed]:[3] [Subject Size]:[3] [方向]は被写体が左方向から右方向に動く場合の設定です。方向を設定することで、背景で逆方向 に動く人物がいても撮影は行われません。 [Speed]および[Subject Size]は[3]を基準に、画角に対する被写体の大きさや移動速度に応じ て設定を変更してください。特に広角レンズを使用して被写体が小さく見える場合は値を小さく設 定してください。 広角レンズを使用する場合、フォーカスモードを MF にして置きピンでの撮影もおすすめします。 42 陸上競技
走幅跳(真横) カメラを砂場の横に設置し、ジャンプシーンを撮影します。 カメラの設定 フォーカスモード AF エリアモード AF-C [オートエリア AF] オートキャプチャー設定 [キャプチャー条件] [詳細条件:モーション] [モーション] [方向]:左下、左、左上 [Speed]:[3] [Subject Size]:[2] [方向]は被写体が右方向から左方向に動く場合の設定です。方向を設定することで、画角内に逆方 向に動く人物がいても撮影は行われません。 [Speed]および[Subject Size]は[3]を基準に、画角に対する被写体の大きさや移動速度に応じ て設定を変更してください。特に広角レンズを使用して被写体が小さく見える場合は値を小さく設 定してください。 ジャンプの頂点到達時や着地時に被写体の動きがないとカメラが判断して撮影が止まることがあり ます。その場合は[撮影時間設定]>[撮影時間の指定]で撮影時間を設定してください。 43 陸上競技
野鳥 バードフィーダー/鳥の巣 バードフィーダーまたは鳥の巣にカメラを向けて野鳥を待ち、何か 動きがあればシャッターをきります。 カメラの設定 フォーカスモード AF-C レリーズモード [C120] AF エリアモード [ワイドエリア AF(C1)] オートキャプチャー設定 [キャプチャー条件] [モーション] [方向]:全方向 [Speed]:[2] [Subject Size]:[1] [詳細条件:モーション] 鳥がどこを向くかは予想できないため、[被写体検出]は設定していません。 フォーカスポイントは鳥が好む木の洞の周辺に合わせています。 背景の木や葉が風で揺れてカメラが反応する場合、[Speed]および[Subject Size]の設定を変更 するか、AF エリアモードを[オートエリア AF]に変更して[有効エリアの設定]でバードフィー ダーまたは鳥の巣周辺のみを有効エリアに設定してください。 44 野鳥
止まり木 [C120]で高速撮影します。プリキャプチャー機能も使用して、撮 り逃しを防ぎます。 カメラの設定 MF フォーカスモード レリーズモード [C120] カスタムメニュー d4[プリキャプチャー記録設定] [プリ記録時間]:[1.
野生動物 犬または猫に似た動物を待って撮影します。 カメラの設定 フォーカスモード AF エリアモード [サイレントモード] AF-C [オートエリア AF] [ON] オートキャプチャー設定 [キャプチャー条件] [被写体検出] [対象]:動物 [Subject Size]:[1] [詳細条件:被写体検出] [撮影時間設定] [撮影時間の指定]:[10s] 野生動物の水場や餌場、通り道での設置に適しています。 [モーション]を設定していないため、風で木々が揺れても反応しません。 動物が検出しづらい状況になってもある程度撮り続けるように、一度被写体を検出したら 10 秒間撮 り続ける設定にしています。 動物を警戒させないよう、サイレントモードで撮影します。 D 野生動物撮影時のご注意 野生の生物を撮影する場合は、生態に影響を与えないように細心の注意を払ってください。 46 野生動物
飛行機 離着陸(正面) 飛行機を正面から撮影します。 カメラの設定 フォーカスモード AF エリアモード AF-C [オートエリア AF] オートキャプチャー設定 [キャプチャー条件] [詳細条件:モーション] [モーション] [方向]:左下、左、左上 [Speed]:[3] [Subject Size]:[3] [方向]は被写体が右方向から左方向に動く場合の設定です。方向を設定することで、逆方向に飛ぶ 飛行機では撮影を行いません。 [Speed]および[Subject Size]は[3]を基準に、画角に対する被写体の大きさや移動速度に応じ て設定を変更してください。特に広角レンズを使用して被写体が小さく見える場合は値を小さく設 定してください。 47 飛行機
離陸(下から) 飛行機が離陸するところを下から見上げて撮影します。 カメラの設定 AF-C フォーカスモード AF エリアモード [オートエリア AF] オートキャプチャー設定 [キャプチャー条件] [モーション] [方向]:全方向 [Speed]:[2] [Subject Size]:[2] [詳細条件:モーション] カメラを空に向けている場合、対象となる被写体以外で誤写をすることが少なくなります。このため、 カメラが想定どおりに条件を認識しやすい[モーション]に設定し、撮り逃しが少ないよう意図的に [Subject Size]を小さい値に設定しています。 48 飛行機
鉄道 横側/線路脇 横方向に走る列車を撮影します。 カメラの設定 フォーカスモード AF エリアモード AF-C [ワイドエリア AF(C1)] オートキャプチャー設定 [キャプチャー条件] [モーション] [詳細条件:モーション] [方向] :左下、左、左上 [Speed]:[3] [Subject Size]:[2] [撮影時間設定] [撮影時間の指定]:[2s] [撮影後の待機時間]:[10s] [方向]は被写体が右方向から左方向に動く場合の設定です。方向を設定することで、逆方向の列車 では撮影を行いません。 [Speed]および[Subject Size]は[3]を基準に、画角に対する被写体の大きさや移動速度に応じ て設定を変更してください。特に広角レンズを使用して被写体が小さく見える場合は値を小さく設 定してください。 編成の長い列車の場合は先頭車両が通過した後にも撮影を続けてしまうため、撮影時間を設定する ことをおすすめします。 49 鉄道
誤写を防ぐため、AF エリアの縦の高さは列車の大きさによって設 定を変更してください。この例ではフォーカスポイントの右端を 画角の右端に置くことで、列車が画角内に入ってきたら撮影を開 始するようにしています。もし被写体認識に時間がかかっても、 列車が中央にくるまでには撮影が開始しています。 50 鉄道
正面 列車を正面から撮影します。 カメラの設定 フォーカスモード AF エリアモード AF-C [オートエリア AF] オートキャプチャー設定 [キャプチャー条件] [詳細条件:距離] [距離] [Near]:(カメラの位置による) [Far]:(カメラの位置による) [Near]および[Far]の位置を設定する場合、電柱などや鉄塔を使用して大まかな位置を設定し、 コマンドダイヤルで微調整してください。 [有効エリアの設定]でレール上のみを有効に設定すると、列車以外の被写体を撮影することが少な くなります。 51 鉄道
うまくいかないときは オートキャプチャー撮影のコツ フォーカスモードについて オートフォーカスの場合、フォーカスモードは AF-C に固定されます。AF-S、AF-F は使用できませ ん。 AF エリアモードを[ワイドエリア AF(C1)][ワイドエリア AF(C2) ]に設定すると、AF エリア のサイズを変更できるため、狙っている被写体の位置やサイズに合わせやすくなります。 AF エリアモードを[3D-トラッキング]に設定すると、フォーカスポイントの位置で被写体を認識 して被写体を追尾を開始し、被写体を追尾している間は撮影をします。被写体が入ってくる場所が 限定されており、画角内を任意に動く被写体を撮る場合に効果的です。 AF エリアモードを[オートエリア AF]に設定すると、画面全面で被写体を待ち受けることができ ます。どこから被写体が入ってくるか定まらない時に便利です。また、 [有効エリアの設定]を設定 すると、任意の画面内領域を無効できます。 [キャプチャー条件]について 複数の条件を設定するほど撮影状況が限定されるため、意図したタイミングで撮影できない場合があ ります。初めてオートキャプチャー撮
[距離]使用時の設定のコツ カメラが被写体を認識する最も近い距離と最も遠い距離を設定する場合、設定したい距離の位置に誰 かに立ってもらったり、物を置いたりすると設定しやすくなります。どちらも難しい場合は[距離] 以外のキャプチャー条件で設定を行ってください。 [被写体検出]使用時の設定のコツ 被写体の動きが一定ではない場合は、画角を広く設定しておくことをおすすめします。 動物や乗り物を検出する設定の場合、被写体の向きなどによって撮影の途中で検出されなくなり撮 影が中断されることがあります。 ピント位置は、被写体が入ってくると想定される位置であらかじめ合わせておくことをおすすめし ます。事前にピント位置を設定しておくことで、被写体にピントが合うまでの時間が短くなります。 53 オートキャプチャー撮影のコツ
こんなときは オートキャプチャー撮影は、設定した条件にカメラが完全に反応するかどうかは保証できません。可 能であれば事前に複数回のテスト撮影を行い、動作を確認することをおすすめします。次のような場 合は、こちらの対処方法をお試しください。 画像が撮れすぎてしまう [キャプチャー条件]を[モーション]に設定している場合: -[Speed]と[Subject Size]の設定を大きい値に変更してください。 - 屋外で長時間オートキャプチャー撮影を行う場合、設定時と日照条件が変わり、影を被写体とし てカメラが認識することがあります。必要に応じてカメラの位置を移動したり、[キャプチャー 条件]の[距離]および[被写体検出]と組み合わせて設定してください。 - 強風などでカメラが揺れた場合に、カメラが反応してしまう事があります。その場合、 [Speed] の値を大きくすると反応しづらくなります。また、静止画撮影メニュー[手ブレ補正]を[ノー マル]または[スポーツ]に設定すると改善する場合もあります。 [キャプチャー条件]を[被写体検出]に設定している場合、 [Subject Size]の設定を大きい値に 変更してく
AF エリアのサイズを大きく設定し、撮影開始したい瞬間よりも少し前から被写体を認識させるよう に設定するとピントが合いやすくなることがあります。 [キャプチャー条件]を[モーション]または[被写体検出]に設定している場合、レンズのフォー カス位置を被写体が現れると想定される位置にあらかじめ合わせてください。 [キャプチャー条件]の[距離]をオン M に設定すると、設定した範囲内の被写体にのみ反応する ため、ピントが合いやすくなります。 レンズのフォーカスモード切り換えスイッチが正しい位置に設定されていることを確認してくださ い。マニュアルフォーカスで撮影したい場合、レンズのフォーカスモード切り換えスイッチを[M] に設定してください。 [A]に設定している場合、カメラでフォーカスモードを MF に設定していて も自動的に AF-C で撮影を行います。 撮り逃し/撮り遅れがある レリーズモードを[C30]または[C120]に設定し、カスタムメニュー d4[プリキャプチャー記録 設定]でプリキャプチャー機能を使用すると、カメラが被写体を認識する直前からの撮影が可能に なります。 撮影の途中で被写体を認識しなくな